矢樹純のレビュー一覧

  • ●●にいたる病

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    あの“殺戮にいたる病”をモチーフにした豪華執筆陣によるアンソロジー。
    本家の我孫子先生による「切断にいたる病」を始め、各作家の特徴を活かしたバラエティ豊かな作品を楽しめた。背筋先生も参加されていてビックリ。
    神永先生の「欲動にいたる病」が好きだなぁ。

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    2026年08月16日
  • 怖い客

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    誰にでも遭遇しえる、人の怖さがひしひしと伝わった。それぞれが隠し持った恨みや怒りが根源となり表に現れると、何も知らない人には恐怖の対象へと変わっていくのだと感じた。
    もう少し展開に深みがあるとよりの怖さが際立つと感じだが短編集でそれぞれに違う展開があり楽しむことができて良かった。

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    2026年08月14日
  • 怖い客

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    ネタバレ

    思っていたよりも全然ホラーとか怖い感じがない。闇バイト、詐欺、SNSでの誹謗中傷、炎上マーケティングとかの現代の社会問題が話の中核になった短編カスタマーハラスメントミステリー。
    「恨人様」では、葬式とか死人の話は、少し苦手だなと思って読んでいた。
    「ノゾキさん」の結末がよく分からなかった(多分わたしの頭が足りていない)。横領のために、なぜ高藤が声を変えて野崎として電話する必要があったのか分からない。それと、最後に真智が、今後横領を企むような感じで終わったことがもやもやする。
    「三日月さん」の最後、千景が「ここで一度、人生を見つめ直してみてはどうでしょうか」と言ったのが、急にスケール大きいなと感

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    2026年08月14日
  • 彼女たちの牙と舌

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    中学受験を目前に控えた子どものママ友4人が特殊詐欺に巻き込まれる。被害者ではなく、闇バイトの実行者として。
    それぞれの秘密や家庭での苦悩、闇バイトに加担することとなった経緯を語る各章はリズム良く読めたんだけど、終盤が中弛みになってしまい理解が追いつかなかった...

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    2026年08月12日
  • 或る集落の●

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    青森県にあるPという集落にまつわる不気味な話をまとめた連作短編集。
    怪しげなムラの因習話、大好きです!各話に「川辺」という亀の入れ墨の男がキーマンとして登場してくることに気付いて、徐々に物語のつながりが見えてくるところにゾクゾクした。残りページ数少ないけどどうやって終わるんだろ…?ってドキドキしながら最後まで読んだ。私の読解力が足りないせいかすべてが繋がった!というようなスッキリ感は得られなかったけど、気持ち悪さや不気味さを十分堪能できました。考察し甲斐のある作品だと思います。

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    2026年08月16日
  • 怖い客

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    面白かったです!ホラー寄りなのかなと思いきや、普通にヒトコワミステリーでした!!読むと心がどんよりとしちゃう、けどそれがいい!短編全て読みやすくて良かったです!!

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    2026年08月10日
  • 怖い客

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    一見、怖い客、嫌な客、面倒な客でも、その行動の裏にある意図、真相がわかった時、その客の印象がガラリと変わる。
    物事、ことさら人物については、一面的ではなく多面的な視座が肝要。
    そんな印象を持った作品でした。

    よくこんなに何個も奇妙な、でも筋が通ったお話を作れるなぁ。小説家ってやっぱり凄いなと思わされました。

    客がテーマですから、色々な接客業が出てくるのですが、それぞれのお仕事の解像度が高くて、丁寧な取材をされたんだろうなぁと感心しました。

    なにより、この装丁、たまらないですよね。
    かなり私の好みです。
    怖いですよね。

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    2026年08月07日
  • 怖い客

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    嫌な終わり方するなあ!恐らく日常のあるあるから発展させたんじゃないかと思えるような、店の嫌な客にホラーやミステリーを絡めて、嫌な感じの裏側を上手く描いている。意外と毒気がない感じもしたけど、その分サクサク読めるのは良い。個人的にはもうちょい長く重くなってる方が好みかな。意外と良い感じに終わるものもあれば、なんかドロドロ溜まったまま終わるものもあり、話に幅があって楽しめた。

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    2026年08月04日
  • 新しい法律ができた

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    超短編集。
    こういったいろんな作家さんが書いている短編集を読んで、新しい作家さんとの出会いを見つけることができるのも良いところだと思います。
    ロマンスもミステリも理論も、いろいろな味付けの作品がありました。
    自分的に赤川次郎さんの超短編なんて読んだことなかったのですが、さすが面白かったです。

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    2026年08月03日
  • 刑事総務課は眠らない

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    不眠に悩まされるって苦しそう。なのに、短時間の睡眠の後に事件解決につながる何かを見つけられるってすごい能力。失うものも多いが、得られるものも多いのか。

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    2026年08月03日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    家族をテーマにしたホラーミステリの短編集。
    どの話にも怪異が登場するけど、家族関係のしがらみや厭さの方が勝ってた。
    地獄に堕ちた者の骨は黒くなるという「骨煤」が特に好きだった。弟に父の介護を押し付けてた身勝手な兄夫婦の行く末を思うと ほくそ笑んでしまうな。

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    2026年08月01日
  • 撮ってはいけない家

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    怖さはほぼない。
    伏線はわかりやすいので衝撃も少なめ。

    まぁまぁ読みやすかった。
    気軽に読みたい時におすすめ。
    あえて言うと、台詞やら情景描写が、
    重複して少し冗長的だなと思う箇所があった。

    少しリアルで少し物語感あり。
    結構終盤なのにまだこう言う感じ?
    最後話完結する?!と不安だったが見事。
    最後の終わり方いいわぁ、、

    旧家の風習とか修験道とか好きだわぁ、、
    でもホラー展開でよくある、物理的に何かを探すみたいな掘るみたいな展開一気に冷めちゃうのだけど、
    その描写はコンパクトで良かった。

    最初の写真はなんなんだ??
    総じて読むべき本でしたb

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    2026年07月31日
  • 怖い客

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    怖い客(不可解な行動をする客)がどうして怖いのか、どうしてそんな行動に出たのかというミステリ
    カスハラミステリと言う割に言うほどカスハラか?という話も混ざってた気がする
    途中で話が読めてしまうものもあった
    サトリ夫人が好き

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    2026年07月31日
  • 怖い客

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    カスタマーハラスメント、最近よく聞く単語、同業種を経験した身からすると、もっと他の怖さもあるなあと感じたり。ミステリーなので捻りがあるカスハラで予想した内容とは異なっていた。表紙の女性は1話目の一品さん?これが一番怖い。

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    2026年07月30日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    夏に読むのが最適。

    モキュメンタリーより、普通のホラーがやっぱり怖い。そしてヒトコワより、意味不明の恐怖がたまらない!

    印象深い話は「爪穢し」

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    2026年07月27日
  • 或る集落の●

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    ある集落の社で祀られている「べら様」に取り憑かれ、人の死の預言を撒き散らす女の話から始まり、アルコール依存症の男が出会う「病気を治す猿」とのグロテスクな邂逅、など時代を前後しながら描かれる因習村の連作短編集。
    テイストの違う7つの短編集が繋がるのが面白い

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    2026年07月26日
  • 血腐れ(新潮文庫)

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    家族が絡むホラーの短編集。
    怪異も登場しますが、それよりも人と人の間に生まれる感情が悪いものに変わっていくさまが怖いと感じました。
    また、家族に対する感情って良くも悪くも特別なんだなーとも思いました。

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    2026年07月23日
  • ●●にいたる病

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    『殺戮にいたる病』に捧げられた、珠玉のアンソロジー。豪華な作家陣が名を連ねる。
    各作家さんの個性がそれぞれ輝いた作品達でした。様々な病が描かれてます。どれも面白かったが、特に我孫子先生と歌野先生の作品が良かった。

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    2026年07月17日
  • 或る集落の●

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    矢樹純さんの『或る集落の⚫️』を読んだ。ホラーの要素を求めていたのだけれど、どちらかというと気持ち悪さやグロテスクな表記が勝っている作品だった。今日は人間ドックで待ち時間にとこの一冊を持って行ったのだけれど、病院の方々が表紙を見て何度もギョッとされていた。インパクトあるよね!

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    2026年07月12日
  • 撮ってはいけない家

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    矢樹純さんの『撮ってはいけない家』を読んだ。先日読んだ『或る集落の⚫️』より個人的には好みで、最後まで怖さを楽しんだ。日本ならではの湿気感というかジメジメした気味の悪さを、ストーリーや雰囲気に活かすのがとても上手な方だと思う。よく怖いもの見たさというけれど次の作品も早く読めたい!

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    2026年07月12日