国際政治学者作品一覧

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  • 戦火の欧州・中東関係史―収奪と報復の200年
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    欧州視点でとらえた新しい中東史。 気鋭の国際政治学者による渾身の意欲作! 中東・北アフリカでの民主化運動「アラブの春」から7年。シリアでは内戦による死者数が47万人を超え、難民は480万人以上に達している。IS(イスラム国)によるテロは、エジプト、チュニジア、リビア、マリなど北アフリカ全域に拡散し、欧州でも、パリ、ブリュッセル、ロンドン、バルセロナと多大な犠牲者が出ている。 なぜ中東は世界の「火薬庫」となってしまったのか。なぜ中東でこれほどまでに戦争が続くのか。中東発の混迷は欧州にどこまで負の連鎖をもたらすことになるのか。本書は、欧州と中東の関係をオスマン帝国崩壊以前の源流からたどり、主に英仏の思惑など欧州視点で捉えた新しい「中東200年史」である。
  • 不倫と正義(新潮新書)
    3.8
    世に不倫は数多い。2020年のある調査によれば、恋人や結婚相手以外の人とセックスをしている性交経験者の割合は男性が4割強、女性が3割強。とりわけ「働く既婚女性」の不倫が増加中だ。ではなぜ有名人の不倫ばかりがバッシングされるのか。「愛のある」不倫も許されないのか。そもそも結婚制度とは、人間の本能とは――。脳科学者と国際政治学者、異分野の知性が語り尽くす男と女、メディア、国家、結婚の真実。
  • 戦後70年 漂流する日本 「国際主義の欠落」という病理
    -
    戦後70年を迎え、大きな政治的争点となっている「歴史認識」と「安保法制」。この二つの問題は、実は根っこの部分でつながっている。すなわち、日本人が国際社会の潮流を正しく認識できず、国内でしか通用しない独善的な正義を振りかざし、国家の針路を決めてしまう傾向があるということだ。そして、それはまた、無謀な軍国主義に走った戦前の日本人の姿とも重なるものである――。気鋭の国際政治学者による刺激的な論考。
  • 不倫と正義(新潮新書) 無料お試し版
    無料あり
    3.0
    世に不倫は数多い。2020年のある調査によれば、恋人や結婚相手以外の人とセックスをしている性交経験者の割合は男性が4割強、女性が3割強。とりわけ「働く既婚女性」の不倫が増加中だ。ではなぜ有名人の不倫ばかりがバッシングされるのか。「愛のある」不倫も許されないのか。そもそも結婚制度とは、人間の本能とは――。脳科学者と国際政治学者、異分野の知性が語り尽くす男と女、メディア、国家、結婚の真実。「はじめに」から冒頭20ページ超の分量を収録した無料お試し特別版!

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  • 愛国少女ウヨ子ちゃん
    5.0
    国際政治学者藤井厳喜氏推薦!! 天才愛国少女ウヨ子、反日サヨクを斬りまくれ! 私は根戸ウヨ子、日本大好きな小学3 年生! 反日売国奴と戦いたいです!! 第1章 ジャパニズム掲載漫画 愛国少女ウヨ子ちゃん 第2章 ツイッター公開漫画 愛国少女ウヨ子ちゃん 第3章 エッセイ ウヨ子はお花畑覚醒装置 ・意を決して始めたツイッター、私にしかできない「漫画」で表現 ・日本はすべて天皇陛下のもの ・日本人全員が清廉潔白だったとはいえないけれど…… ・私は意外とリベラル? ・移民問題は避けて通れない ・現代の保守と武士道 ・神道と自由奔放、天真爛漫、天衣無縫な日本人 ・お天道様がありがたい ・内と外の区別がなかった日本の家屋 ・一番の問題は偏向報道するメディア ・隣国は、生かさず殺さずが基本 ・清廉潔白を政治家に求めない? ・憲法改正、必ずしも自衛隊=正規軍にすることではない ・スパイ工作において惨敗した歴史を繰り返さない ・英霊の方々には感謝しかない ・拉致問題、解決までの道のりは厳しくても ・ウヨ子は「お花畑覚醒装置」

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  • 「新しい戦争」と日本の貢献(小学館文庫)
    -
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 2001年9月11日のアメリカ同時多発テロを境に、「新しい戦争」が始まり、世界の枠組みが変わった。日本政府はそのことを理解し、変化に対応できるのか。中東情勢に精通する国際政治学者・桝添要一がイスラム原理主義の源泉を遡り、テロリズムとの関係を探求しながらバランス・オブ・パワーを読み解く。
  • あなたに伝えたい政治の話
    4.1
    安倍一強、日本外交の行方、野党崩壊、憲法改正、アベノミクスの成否、官僚の不祥事──政治にいま何が起きているのか? さまざまなメディアで大活躍の気鋭の国際政治学者が、この国の疑問にリアルに答えます! ・「ライバル不在」だけではない 安倍政権が長期化した理由 ・9条改正 なぜ憲法学者の議論はズレているのか? ・破綻するまで変われない? アベノミクスをめぐって ・加計問題の本質は不公平で非効率な「官僚支配」 ・人材が欠乏しているのか? メディアが悪いのか? ・米中二強時代に耐える日本外交の姿勢とは などなど、日本政治の今と明日を見定める上で必読です。
  • イスラム潮流と日本
    4.0
    「イスラム国」に世界中の若者たちが向かうのはなぜか? 中東イスラム問題の専門家、国際政治学者として「報道ステーション」出演でも知られる著者が、長年にわたる中東イスラム研究から描く、アメリカのイスラム政策の挫折、ガザ問題に見られるイスラエル国家の本質、混迷する中東イスラム世界と日本の関わり、国際政治の舞台裏を歴史的考察をふまえて描く!
  • イランvsトランプ
    5.0
    トランプ大統領がイランを目の敵にする理由とは―― 2019年に入り、イランとアメリカの関係はますます緊迫し、これに伴い6月に行われた安倍首相のイラン訪問も成功とはいえない結果となりました。 本書は、背景にあるエネルギーをめぐる争い、陰で蠢くイスラエル、サウジアラビア、中国の存在など、日本のメディアではほとんど報道されていない国際情勢を解説します。 世界の政治状況を読み解き、日本の立ち位置を考えるきっかけとなる一冊です。 【目次】 第1章 トランプの中東政策の合理性 第2章 福音派とイスラエルの「記録男」 第3章 イランとアメリカの因縁 第4章 蜃気楼上の王国──サウジアラビア 第5章 アメリカ政治の新しい潮流 【著者プロフィール】 高橋和夫(たかはし かずお) 国際政治学者。福岡県北九州市生まれ。大阪外国語大学ペルシア語科卒業。コロンビア大学国際関係論修士。クウェート大学客員研究員等を経て、現在、放送大学名誉教授。 『中東から世界が崩れる』(NHK出版)ほか著書多数。
  • ウクライナ発・世界経済とアジアの危機
    3.0
    現実化する世界恐慌と 国防の危機…… 日本はどうすれば、 生き残れるのか!? 【食料・エネルギー不足】【インフレ】【超円安】 岸田総理をはじめバイデン米大統領、 ユン韓国新大統領、モディ印首相など 世界の指導者たちの守護霊霊言から、 ウクライナ戦争が引き起こす、 世界的危機の本質が見えてくる。 ◆岸田総理の「新しい資本主義」は  国民と企業の資産を狙う「国家社会主義」? ◇軍事産業から景気回復をめざす!?  バイデン政権は経済政策の失敗で崩壊? ◆クアッドは失敗し、機能しなくなる!?  米国に失望するインド、豪は親中に ◇ロシア、中国、北朝鮮――  日本が直面する軍事的三正面作戦 ■■ 岸田文雄の人物紹介 ■■ 1957年~。自由民主党の政治家。東京都生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、日本長期信用銀行に勤務。1987年に自民党代議士の父・文武の秘書となる。父の死去に伴い、地盤であった広島から衆議院議員選挙に出馬し、初当選。内閣府特命担当大臣、党国会対策委員長等を歴任。安倍内閣では長期にわたり外務大臣を務めた。2021年、内閣総理大臣に就任。党内では穏健派を自認し、現・宏池会会長。 ■■ ジョセフ・ロビネット ・バイデン・ジュニアの人物紹介 ■■ 1942年~。アメリカの政治家。民主党所属。第46代アメリカ合衆国大統領。ペンシルベニア州生まれ。デラウェア大学卒、シラキュース大学ロースクール卒。1972年、29歳で上院議員に初当選後、6期務める。88年の大統領予備選では、英議員の演説を盗用したことが発覚して辞退。2008年、再び大統領選に出馬して敗れるも、オバマ氏の指名で副大統領に就任。その後、2020年の大統領選挙に再度出馬し当選。2021年1月20日、第46代アメリカ合衆国大統領に就任した。通称「ジョー・バイデン」。 ■■ スティーブン・バノンの人物紹介 ■■ 1953年~。アメリカ合衆国バージニア州生まれ。海軍将校を経て、ハーバード大学でMBAを取得。投資銀行や映画製作に携わり、2012年に保守系のインターネットニュースサイト「ブライトバート・ニュース」会長に就任。2016年の米大統領選では、トランプ陣営の選挙対策最高責任者を務める。2017年1月にドナルド・トランプ前大統領の首席戦略官に任命されるも、同年8月に更迭。しかし、今もトランプ氏と頻繁に連絡を取り合う関係にあるとされる。 ■■ 尹錫悦の人物紹介 ■■ 1960年~。韓国第20代大統領、元検事総長。ソウル大学法学部卒業。司法試験に9回挑戦し、91年に合格。94年に検事となる。朴槿惠政権の疑惑を徹底的に捜査した。2019年、文在寅政権で検事総長に抜擢される。2021年、政権との対立により検事総長を辞職し、次期大統領選への出馬を宣言。「国民の力」に入党し、公認候補に指名される。保守層を中心に支持を広げ、2022年3月、大統領選で与党「共に民主党」の李在明を僅差で破り、当選した。 ■■ ナレンドラ・モディの人物紹介 ■■ 1950年~。インドの政治家。グジャラート州出身。グジャラート大学で政治学を学ぶ。1974年、ヒンズー至上主義を掲げる民族奉仕団(RSS)に入団。87年にインド人民党(BJP)に入党し、書記、幹事長等を経て、2001年にグジャラート州首相となり、同州の急速な経済成長等に貢献。2014年の総選挙でBJPが勝利し、インド首相に就任。2019年の総選挙でも圧勝し、首相に再任される。 ■■ 藤原帰一の人物紹介 ■■ 1956年~。国際政治学者、元・東京大学大学院法学政治学研究科教授。東京都出身。幼少期をニューヨーク近郊で過ごす。麻布高校、東京大学法学部(坂本義和ゼミに所属)、同大学大学院に学び(博士課程単位取得退学)、その間、イェール大学大学院にも留学した。千葉大学法経学部助教授、東京大学社会科学研究所助教授などを経て、1999年、東京大学法学部教授等に就任した。2022年3月に定年退職。現在は、東京大学未来ビジョン研究センター客員教授。映画マニアでもある。 ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • 英語で聴く 未来に語り継ぎたいインタビュー&スピーチ ベストセレクション[音声DL付]
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【800本から厳選】  「声の月刊誌」として創刊以来50年間、数多くの“生の音声素材”を提供してきた『ENGLISH JOURNAL』。本書では21世紀に入ってから収録した約800本のうち、今も傾聴に値するインタビューやスピーチを11本厳選してお届けします。 【多様な視点の賢人の生の声】  内容はバラエティに富んでいます。<理想を掲げるスピーチ>ではオバマ夫妻による人類の理想を掲げるスピーチ、<アメリカと世界の現在と未来>では国際政治学者による世界情勢のシビアな予見、その他<科学者が見る世界>、<人として、女性として>、<ニッポンを語る>など、多様な視点から成る賢人たちの肉声は、先の見えない現代を生き抜く糧ともなってくれそうです。 各素材の導入部にはインタビューやスピーチが収録された当時の背景事情が述べられ、最後にはその素材と今とをつなげる識者や本人によるフォローアップ記事も掲載されています。 【リスニング教材としても最適】  また、『ENGLISH JOURNAL』掲載時の英文、訳文、注釈がブラッシュアップされたで収載されています。加えて、語彙・表現や話し方の特徴、聞きどころなどリスニングガイドも充実。インタビューなど、ナチュラルな生の英語を聞き取るのはなかなか歯ごたえがありますが、リスニング教材として本書を十分に活用し、ワンランク上の英語力を自分のものにしてください。 ※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また文字列のハイライトや、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本書の音声(MP3)は、全てアルクのウェブサイトよりダウンロード可能です。無料でPCやスマホの音声プレーヤーアプリでご利用いただけます(本電子書籍のビューワー上で音声再生はできません)。なお、スマホアプリ「英語学習booco」(無料)を使えば、音声を直接ダウンロードして聞くことができます。商品ご購入前に、App Store/Google Playストア等でご利用の端末への「英語学習 booco」インストール可否をご確認ください。
  • 漢書に学ぶ「正しい戦争」
    4.0
    「普通の国」=「軍国主義への道」か? 「対北朝鮮柔軟政策」=「国賊」か? 保守論壇でデビューした国際政治学者が、古代中国の知恵を借りながら、情念の支配する安全保障論議に独自の視点で切り込む。戦乱に明け暮れた2000年前の中国の知恵は、現代日本人に何を教えるのか。「タカ派」でもない「ハト派」でもない第三の道=「フクロウ派」を目指すユニークな戦争論。

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  • 感染症の国家戦略 日本の安全保障と危機管理
    -
    1巻2,640円 (税込)
    「これまで、感染症危機管理について包括的に論じ、理論化した書物は、世界的に存在しなかった。したがって、本書は、感染症危機管理という理論について体系的に記した、世界で初めての試みである」(「はじめに」より) 日本の「失敗の本質」に新たに光を当て、軍事的概念を援用しながら平時と有事の備えのありようを手ほどきした力作。民間臨調報告書と同じく、長期化するコロナ危機における政府対応の是非への中間総括ともなっている。 ――船橋洋一氏(ジャーナリスト、アジア・パシフィック・イニシアティブ理事長) 筆者は日本政府とWHOで感染症危機管理オペレーションの立ち上げと実行を経験した唯一の日本人。他の誰にも書けない待望の教範(テキスト)だ。 ――國井 修氏(医師、世界エイズ・結核・マラリア対策基金[グローバルファンド]戦略・投資・効果局長) 「感染症危機管理」の重要性を説き、感染症、公衆衛生、公共政策の知識と経験を総合する本書は、危機克服へ向けた必読書だ。 ――細谷雄一氏(国際政治学者、慶應義塾大学法学部教授) 日本の「感染症危機政策」に欠けている視点とは何か。 「感染症危機管理」が国家の安全保障を左右する理由とは何か。 WHOと日本で「新型コロナ」対策などの政策立案とオペレーションに従事した 感染症危機管理の若き第一人者による救国の提言。 感染症危機管理とは、地球上全体に広がる戦域の情勢と自国への波及を常に見極めつつ(国際的能力)、病原体の性状と動態を把握した上で現時点において利用可能な武器で対抗しつつ新兵器の開発を同時に行いながら(科学的知識)、危機管理組織の機動を操縦し(統治構造の知識・法律知識)、統率のとれた事態対処行動を行う(軍事的思考)ことである。 このように、科学的知識・法律知識・国際的能力・統治機構の知識・軍事的思考の5要素は、感染症危機管理組織で責任ある立場を占める者に必要な最低限の素養である。 本書では、国家戦略の視点から、その必要性と実際を解説する。
  • 「外圧」の日本史 白村江の戦い・蒙古襲来・黒船から現代まで
    4.0
    遣唐使からモンゴル来襲、ペリーの黒船来航から連合国軍による占領まで、日本が岐路に立たされる時、そこにはつねに「外圧」があった――。メディアでも人気の歴史学者と気鋭の国際政治学者が、対外関係の歴史から日本の今後を展望する。
  • 拒否戦略 中国覇権阻止への米国の防衛戦略
    4.0
    ■中国の著しい軍備増強により、もはや過去のものとなった北東アジアにおける米国の軍事的優位。もし、西太平洋を中心とするアジアで戦うことになったら、戦争に勝利するのは米国とその同盟国なのか、あるいは中国なのか。深刻な疑問が投げかけられている。 ■力と野心を押し出す中国に対して米国は、日本はどう動くべきなのか。中国に対抗する反覇権連合とはどのようなものか。なぜ、どのような台湾防衛が必要なのか。日本は反覇権連合の戦略において、どのような位置を占めるのか。中国に勝利するための条件は何か。 ■米国の国防戦略をこの一世代で最も大幅に改定したと評価される「2018年国家防衛戦略」の主導的立役者エルブリッジ・A・コルビーが、中国の覇権奪取の動きに対抗するための「拒否戦略」(strategy of denial)を明快な論理構成で描き出す。 ■ここ数十年で最も情報に富み、米国の防衛戦略を詳細に再評価した本書は、厳密でありながら実践的なアプローチを説き、米国が中国との戦争に勝つためにどのような準備をすべきか、また、適切な戦略の構築が結局は戦争の回避、適切な平和につながることを説く。 ■戦略の大家E・ルトワック、「100年マラソン」説で知られるM・ピルズベリー、国際政治学者J・ミアシャイマーらが絶賛する骨太の戦略書。
  • 近代史の教訓 幕末・明治のリーダーと「日本のこころ」
    3.0
    われわれが歴史を読むとき、一番大切な着眼点は、「歴史を動かすもの」は、物質なのか、それとも人間の精神なのか、という問題意識だと私は思います。そして日本の近代史とくに「明治」を考えるとき、これこそ最も重要な視点ではないかと思うのです。(「最終章」より) 著者は、日本近代史において明治という時代が「輝かしい」のは、いち早く西洋の合理主義、技術をわがものにし、日清、日露という大戦争に勝ち抜いて列強に肩を並べたからでなく、西洋文明の奔流にさらされる中で、本来の「日本のこころ」のあり方をつねに見つめ、「誠」を貫くことこそ、自らの持てる力を十分に発揮しうる道であり、それこそが己の生きる道だと信じた人間がリーダーたちだけでなく、庶民の間でも、次から次へと多数現われた時代だったところにあるという。本書にはそうした国際政治学者だからこそ見えてくる、日本の歴史を読み直す視点が、幕末・明治期を代表するリーダーを取り上げるなかで随所に提示されている。
  • 近代日本の国際関係認識 朝永三十郎と「カントの平和論」
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 この世界とは何か、を説明しようとする時、意識するとしないとにかかわらず、思い浮かべ、考えざるを得ない問いがある。それは、「人間とは何か」「国家とは何か」「国際関係とは何か」という3つの問いである。これらの問いが織りなす「世界のできあがり方」の構造を、本書は<自我・国家・国際関係>と呼ぶ。現在も世界の人々を拘束し続ける、この認識論的機制の近代日本における形成過程を、明治末から昭和前半期に活躍した哲学史家、朝永三十郎の「文脈設定者」としての思想的苦闘から描き出す。「国際関係とは何か」という、国際関係研究の根源への問いを問うには、世界国家の可能性を封じ込めた瞬間を把捉しなければならない。カントの『永遠平和のために』の単なる解説書とされてきた朝永の『カントの平和論』における、「国際」と「国家」の矛盾、という議論に、その瞬間は埋蔵されていたのである。学問領域を横断し、理論と歴史、思想と実証を交錯させて根源への問いへ挑み、21世紀の世界の見方、考え方を広く問いかける。 【目次より】 はじめに 第一部 背景と枠組 第一章 国際関係認識とはなにか 第二章 国際関係認識の研究枠組 第三章 カントと近代国際関係認識 第二部 朝永三十郎と『カントの平和論』 第一章 近代日本と朝永三十郎 第二章 『カントの平和論』の成立過程 第三章 自己申告上の契機 第四章 初期の朝氷 一九〇二~〇九年 第五章 留学とその後一九〇九~一六年 第六章「カントの平和論』前後及び晩年 一九一七~五一年 第三部 近代国際関係認識の原的形成 第一章 朝永三十郎の意味 第二章 カント解釈の系譜学 朝永以後 第三章 自我・国家・国際関係 あとがき 注 参考文献 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 芝崎 厚士 1970年生まれ。国際関係研究者、国際政治学者。駒澤大学グローバル・メディア・スタディーズ学部教授。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学院総合文化研究科国際社会科学専攻、学術博士。専門は、国際文化論、国際関係思想。 著書に、『近代日本と国際文化交流 国際文化振興会の創設と展開 1934-45年』『近代日本の国際関係認識』『国際関係の思想史』などがある。
  • 逆転の創造力
    -
    1巻829円 (税込)
    日本の「逆転」に向けて、元「ゴールドマン・サックス」執行役員・岡本三成が各界の論客と激論を交わす! ! 【対談】 三浦瑠麗(国際政治学者) デービッド・アトキンソン(日本政府観光局特別顧問) 渋澤 健(実業家、渋沢栄一氏玄孫) ◆岡本三成の地元紹介マップ付き。 2001年9月11日―― 崩壊した世界貿易センタービルが粉塵となってマンハッタンの空を覆い、快晴だった爽やかな朝は、一瞬にして不気味な闇に包まれました。 サイレンが鳴り響く中、粉塵まみれになって歩く現場周辺からの避難者の列は、日本でも連日報道されたと思います。実は私も、その列に連なる1人だったのです。 (中略) 人々が憎しみ合う世の中を変えたい。これまで世界各国で働き、国際金融の最前線で積み重ねてきた経験と培ってきた力は、平和構築のために経済政策や外交分野で必ず生かせるはずだ。 そんな思いを胸に、私は政治の道に進むことを決意しました。(「はじめに」より)
  • 経済安全保障と半導体サプライチェーン
    -
    米国による対中半導体輸出管理の強化、各国による巨額の半導体産業支援、ロシアのウクライナ侵攻を経た国際秩序の激変等を受けて、今、改めて経済安全保障と半導体サプライチェーンの関係が注目されている。国内外で起きていることをどう理解したらよいか、第一線の実務家、法律家、国際経済学者、国際政治学者が、最新の知見のもとに分析する。
  • 憲法学の病(新潮新書)
    4.0
    日本は憲法で戦争を放棄した世界唯一の国だ――。日本人の多くは漠然とそう信じているが、これは戦後の憲法学者たちが日本国憲法を捻じ曲げて解釈した「虚構」に過ぎない。憲法が制定された文脈と、国際法の常識に照らし合わせた時、本当は「国際主義的」な日本国憲法の真の姿が明らかとなる。東大法学部を頂点とする「ガラパゴス憲法学」の病理を、平和構築を専門とする国際政治学者が徹底解剖する。
  • 現代史を知れば世界がわかる
    -
    ・イスラエルとパレスチナが対立している理由は? ・ロシアはなぜ、ウクライナを侵略したのか? ・第三次世界大戦は起きるのか? ・台湾有事、その時日本は? すべての「答え」は歴史にある。 国際政治学者、舛添要一が教える、学校では教えてくれない、「世界を読み解く」現代史! ※カバー画像が異なる場合があります。
  • 国民国家のリアリズム
    5.0
    国家の将来のビジョンを描いた上での国防や国益の議論がなされていない昨今。注目を集める国際政治学者とナショナリズムをテーマにした作品を世に送り出してきた作家が、トランプ時代の日本の針路を考える。
  • 国家の矛盾
    4.7
    自民党政権はなぜ集団的自衛権の行使容認に踏み切ったのか。日本外交は本当に「対米追従」なのか。外交・安保論議を一貫してリードしてきた自民党の重鎮が舞台裏を明かす。日米同盟と憲法9条に引き裂かれた戦後日本の安全保障論議に「不健全なもの」を感知する国際政治学者が、平和安全法制の「騒動」に見たものとは──。外交・安保の「現場」と「理論」が正面からぶつかり合った異色の対談。
  • 孤闘 三浦瑠麗裁判1345日
    4.1
    彼女の一つのツイートが私の人生を変えた…… この裁判は私の存在証明だった。 深い孤独と幸福への諦観を抱え、 強大な影響力を持つ相手に独りのサラリーマンが立ち向かった、闘争の日々 国際政治学者としてメディアで活躍し、強大な影響力を持つ三浦瑠麗。 彼女がある日、ネットの海に放った一言が、一人の男の人生を変えた。 男の名は西脇亨輔。テレビ朝日で法務部員として働くサラリーマンだ。 彼女のツイートは、西脇が大切にしていた私生活を侵し、深い絶望に突き落とした。 テレ朝の看板番組「朝生!」の準レギュラーともいうべき存在と闘うべきか。それとも静かに耐えるべきか……。 葛藤の末にいばらの道を選んだ西脇は、自ら法廷に立ち、自分を弁護した。心は擦り切れ、現世での幸せは諦めた。それでも自らの存在証明のために闘い続けた。ワンルームの自室で綴った裁判資料は1000枚以上。孤独な闘いは1345日に及んだ。 勝利を掴むまでの闘争の日々を綴った、魂の裁判記録。
  • 孤独の意味も、女であることの味わいも(新潮文庫)
    3.3
    人に絶望しても、性暴力に遭っても。愛する子を喪って、すべての「いま」に正解がないように思えても。人生には必ず意味がある。救えない人間などどこにもいないのだから――。母親の後ろに隠れていた少女が、異性の欲望に晒されて呆然とした青春時代を経て、自由を渇望し、自らの言葉だけで生きるに至るまで。気鋭の国際政治学者が、端正な文章で紡ぐようにして綴った等身大のメモワール。(解説・茂木健一郎)
  • これは映画だ!
    3.7
    国際政治学者で東大教授の藤原さんは「映画を見る合間に国際政治を勉強しています」という映画通。AERAに好評連載中の作品評225本を収録し、さらに「映画とは何か」の書き下ろしエッセイを追加。観賞ガイドにも最適。

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  • コロナの衝撃 感染爆発で世界はどうなる?
    -
    2019年12月、中国武漢市で起こった謎の新型肺炎は、瞬く間に世界中を恐怖に陥れた。 新型コロナウイルスによって起こった複合危機によって、世界はどう変わっていっているのか。 そして、今後の世界はどうなるのか。私たちは何をすればよいのか。 国際政治学者が読み解くパンデミックの世界。 <目次> 序章 感染症との闘い—新型コロナウイルスがもたらす複合危機 第1章 武漢戦疫 第2章 政治への審判 第3章 世界の不況と分断 終 章 私たちは何をすべきか?
  • コロナ・文明・日本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※『中央公論』2020年7月号特集の電子化です。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページがございます。 新型コロナウイルス感染症に関する緊急事態宣言が解除された。経済活動の緩やかな再開に安堵しつつも、第二波の発生に警戒が必要となる。人類の歴史は、感染症との闘いの歴史だった。21世紀に襲来したこの新型コロナは、世界の文明を、そして日本をどう変えるのか?(電子版通巻101号) (目次より) ●21世紀の感染症と文明 近代を襲う見えない災禍と、日本人が養ってきた公徳心 山崎正和 ●近代科学と日本の課題 コロナ後をどう見通し、つけをどう払うか 村上陽一郎 ●「やった感」はもういらない! ICT、9月入学……教育格差を是正するには? 松岡亮二 ●台湾の国際政治学者に訊く ポストコロナ 米中台トライアングルのゆくえ 何思慎×〔聞き手〕本田善彦 《コロナに想う》 ●不安への答え 多和田葉子 ●聖火引継式とギリシャ難民キャンプの間で 井本直歩子 ●不安あふれる世界にクラシック音楽がもたらすもの パーヴォ・ヤルヴィ ●介護崩壊を防ぐために 鎌田 實 ●医療体制を整備し、COVID-19を克服せよ 集団免疫とワクチン・治療薬の最前線 平野俊夫 《第一波の教訓》……聞き手:川端裕人 ●〔1〕韓国、台湾から周回遅れのFAX行政 医師の心を折る〝診療以前〞の問題群 堀 成美 ●〔2〕「8割おじさん」のクラスター対策班戦記 次の大規模流行に備え、どうしても伝えたいこと 西浦 博 ●LINE調査、オンライン診療で見えてきた ビッグデータが拓く未来の医療 宮田裕章
  • 最終決戦 トランプvs民主党 - アメリカ大統領選撤退後も鍵を握るサンダース -
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    2020年秋に予定されているアメリカ大統領選挙。 当初は現職のトランプ大統領の再選が既定路線とされてきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、予想しづらい展開になってきました。 本書は国際政治学者で中東情勢解説の第一人者である著者が、現職のトランプ大統領、民主党候補のバイデン氏、そして民主党予備選から撤退を決めたサンダース氏のこれまでの功績から、中東政策を中心に国際社会の展望を予測、解説します。 なぜ、撤退したサンダース氏もあえて取り上げるのか。 2019年に著者自ら敢行したアメリカ現地取材で見えた、日本ではあまり報道されないアメリカと中東政策の現状がわかる一冊です。 【著者プロフィール】 高橋和夫 (たかはし かずお) 国際政治学者。福岡県北九州市生まれ。 大阪外国語大学ペルシア語科卒業。コロンビア大学国際関係論修士。 クウェート大学客員研究員等を経て、現在、放送大学名誉教授。 著書に、『中東から世界が崩れる』(NHK出版)、『イランvsトランプ』(小社刊)など多数。
  • 昭和の宿命を見つめた眼 父・高坂正顕と兄・高坂正堯
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    いま日本はアメリカに追いついた後、未来展望を見いだせず深刻な閉塞状況に陥っている。まさに五大国入りしたのち追い詰められ大東亜戦争に突入した「あの時代」と似ているのではないか。開戦直前、高坂正顕を含む西田幾多郎門下生(京都学派)の面々は「世界史的立場と日本」座談会で、近代機械文明の行き詰まりからくる近代人の精神的煩悶、傷ついた心について言及し、「東洋の思想で精神の自立を成し遂げられないか」と真剣に議論した。一方、戦後を代表する国際政治学者・高坂正堯は現実主義外交で日本の繁栄を演出しながらも、湾岸戦争後は父の残した「日本の自立」という課題に取り組み答えを見出そうと苦悩した。本書では、近代日本の宿命に対峙した父と子の高貴なる精神のドラマを近親者である著者の眼を通して描き出す。アメリカの呪縛から脱し、自らの文化・伝統に基づく価値で物申すための姿勢と方向性を考える渾身の力作。

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  • 新装完全版 大国政治の悲劇
    4.5
    今、最も注目すべき国際政治学者ミアシャイマーの主著。 原著オリジナル版に書き下ろし「日本語版に寄せて」を加え、 2014年改訂版ヴァージョンの最終章「中国は平和的に台頭できるか?」も収載。 訳者奥山真司による解説も充実。 米中の衝突を確実視し、世界各国の外交戦略を揺るがす、“攻撃的現実主義(オフェンシヴ・リアリズム)”とは!? 過去200年間の世界史的事実の検証から、きわめて明晰、冷徹、論理的に国際システムの構造を分析、北東アジアの危機と日本の運命も的確に予測する。 ミアシャイマーによる北東アジアの将来の見通しはあまり華やかなものではなく、むしろ彼自身が認めているように「悲劇的」なのだ。そしてこの「悲劇」は、モーゲンソーの言うような「人間の愚かさ」にあるのではなく、国際社会(国際システム)の構造による、人間の意志ではコントロールできないところで引き起こされるものだ。......本書のタイトルが『大国政治の“悲劇”』である理由は、まさにここにある。(「訳者解説」より)
  • 情報を読む技術
    値引きあり
    4.0
    21世紀という時代は、情報というものが、けっして大げさではなく、私たちの生死を分けるほど重要な意味を持つ時代だといわれています。 そんな世の中に氾濫する情報のウラに隠された意図まで読み解かなければ、本当の意味で情報を活かすことになりません。 日本が誇る国際政治学者が、本質に迫るための実践的情報活用術を初めて明かします。

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  • 政治と音楽――国際関係を動かす“ソフトパワー”
    -
    1巻3,080円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ほとんどの政治的な変動の背後には、“音楽”が鳴り響いている。政治学やグローバル・ヒストリーの立場から、音楽ジャンルを横断し、「政治と音楽」を国際関係の中でトータルに捉える。気鋭の国際政治学者たちによる待望の研究書。
  • 政治を選ぶ力
    3.7
    国民には政治家を選ぶ権利がある。では、政治家を選ぶ基準とは? 大阪府知事、大阪市長を歴任、政党「維新の会」の創設者として現場の政治経験を重ねた論客と、明快に平成政治を論じる気鋭の国際政治学者が、経済、税金、教育、外交、安全保障、社会保障など、「政治を評価するポイント」を具体的に提示。 国民のニーズを吸い上げる「マーケティング力」、政治課題を設定する「問題提起力」、さまざまな選択肢から最後に決められる「決定力」、政策実現のための「組織力」――。どういった指標をみれば、政治家の「実力」はわかるのか? 選挙の前に一読すれば、政治家、政党の真価がわかる! 主な論点 ・「保守かリベラルか」の図式はもう役に立たない ・マーケティング政治のすすめ ・「国民投票」はなぜ間違えるのか ・消費増税か資産課税か ・官僚による「需給調整」こそ諸悪の根源 ・外交・安全保障 日本の選択肢は限られている ・憲法9条改正の前にやるべきこと ・女性問題こそ現状打開の突破口
  • 世界地図の中で考える
    4.0
    「悪」を取りこみ、人間社会は強くなる――タスマニア人の悲劇から得た洞察の真意とは。なぜイギリスは広大なインドを容易に征服でき、しかしその統治には失敗したのか。なぜ二度の大戦で勝利を収めたアメリカが、ベトナムでは敗北したのか。稀代の国際政治学者が、若き日に世界各地で綴った珠玉の文明論。【没後二十年記念復刊】。
  • 世界はなぜ仲良くできないの? : 暴力の連鎖を解くために
    4.1
    1巻880円 (税込)
    「暴力の連鎖」を解くために、みんなが知るべきこと、考えるべきこと。国際政治学者のちはる先生が、やさしく解説。
  • 世界を変えた31人の人生の講義
    4.0
    ★全米ベストセラー! ★世界のビジネスエリートが見ている経済メディア、ブルームバーグBloombergの対談番組の書籍化・日本上陸! ここでしか明かされない!あの成功者は、貧困・差別・逆境をどう乗りこえたのか? あなたの勇気を引きだす本 ★各界より絶賛の嵐! 「現代のような激動の時代にあっては、賢明かつ効果的なリーダーシップが不可欠だ。デイヴィッド・ルーベンシュタインによる本書には、尊敬に値する著名なリーダーがどのように作られていくのか、誰もが納得する明確な見解が示される。本書は自分の能力をさらに高めたいと考えるリーダーや、同じ分野で活躍したいと願う未来のリーダーにとって、必読の書となるだろう。」 ――シェリル・サンドバーグ(フェイスブックCOO、非営利団体LeanInならびにOptionB設立者) 「デイヴィッド・ルーベンシュタインは、リーダーシップの専門家だ。現代の偉大なリーダーたちの貴重なアドバイスが詰まった、宝箱のような本書を読んでいると、彼ら巨匠たちがその秘密を語るのを、あたかも肘掛け椅子に腰をおろし、耳を傾けているような気分になる。」 ――ウォルター・アイザックソン(ニューヨーク・タイムズ ベストセラー第1位、『レオナルド・ダ・ヴィンチ』、『スティーブ・ジョブズ』著者) 「読者は間違いなく、手元にペンを置いて読みたくなるはずだ。「私たちはたいてい、なぜ行動しなかったのかと悔やむ」(ジェフ・ベゾス) 「あなたの生きた証は、あなたが関わるすべての人の人生にある」(オプラ・ウィンフリー) 「データは明らかに性差別を示している」(メリンダ・ゲイツ) 「折り合いがつけられれば、すべてを掌中に収めることができるかもしれない」(インドラ・ヌーイ) 人生を導く箴言である。」 ――『ブックリスト』誌、星つきレビュー ★日本語版解説:浜田敬子(ジャーナリスト、元ビジネスインサイダージャパン統括編集長) 「重要な決断は、常に本能や直感、感覚、あるいは感情をもとに下している」 アマゾン創業者 ジェフ・ベゾス  「70年代の初めまで、裁判所に、女性も同じように市民権を持つ存在なのだと認識させるのは、ほぼ不可能でした」 米連邦最高裁判所判事 ルース・ベイダー・ギンズバーグ 「世界を見渡すと、問題の多くは、平等でないことが原因で生じると分かります」 アップルCEO ティム・クック 「やりがいのある仕事を探すことだ。情熱が持てるようなものをね」 投資家 ウォーレン・バフェット 「偏見を持っている人たちのせいで、あなたらしさが損なわれてはなりません」 アフリカ系アメリカ人女性初の米国務長官、国際政治学者 コンドリーザ・ライス 「心から望むのは、感染症が撲滅され、世の中の問題がひとつ消えてなくなること」 マイクロソフト共同創業者 ビル・ゲイツ 「生きた証というのは、私たちが毎日積み重ねていく小さなことでできています」 アメリカの国民的司会者 オプラ・ウィンフリー 「ハリウッド映画に出てくるリーダーは、たいてい背が高くてハンサムで、意志の強い人物に描かれます。 しかし本当に優れたリーダーは、必ずしもそうではありません」 ナイキ創業者 フィル・ナイト 「記録は破られるためにある」 ゴルフ界チャンピオン ジャック・ニクラウス 「大切なのは最高の人を雇い、彼らにあなたのビジョンが何であるかを示し、彼らの邪魔をしないことです」 感染症の世界的権威 アンソニー・S・ファウチ博士 「どんな場面でも学ぶ機会はあるーー私は常にそう考えてきました」 女性初のIBM会長 ジニー・ロメッティ 「初めから儲けようと思って取り組んだことはありません」 ヴァージングループ創業者 リチャード・ブランソン 「ファイナンスにおける歴史を振り返ると、人はマーケットを侮ったときに間違いを犯すんです」 シタデル創業者 ケン・グリフィン 1章 ビジョンを持つ : ジェフ・ベゾス(Amazon創設者) 、ビル・ゲイツ(マイクロソフト創設者)、リチャード・ブランソン(ヴァージングループ創設者)、オプラ・ウィンフリー(国民的司会者)、ウォーレン・バフェット(投資家) 2章 構築する: フィル・ナイト(ナイキ創設者)、ケン・グリフィン(シタデル創業者)、ロバート・F・スミス(投資会社ヴィスタ・エクイティ・パートナーズ創設者) 、ジェイミー・ダイモン(JPモルガン取締役会長兼CEO)、 マリリン・ヒューソン(米最大軍需企業ロッキード・マーティン・コーポレーションの女性初のCEO) 3章 変革する: メリンダ・ゲイツ(ビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同議長)、エリック・シュミット(Google元CEO)、ティム・クック(appleCEO)、ジニー・ロメッティ(女性初のIBM元会長)、インドラ・ヌーイ(ペプシコの元会長兼CEO、女性初) 4章 統括する: ジョージ・W・ブッシュ(アメリカ合衆国第43代大統領)とビル・クリントン(アメリカ合衆国第42代大統領)、コリン・パウエル(陸軍退役、元第65代国務長官)、デイヴィッド・ペトレイアス(陸軍退役、9・11以降の最も著名な軍事指導者)、コンドリーザ・ライス(元第66代国務長官) 、ジェイムズ・A・ベイーカー3世(元米国大統領主席補佐官、弁護士) 5章 決定する: ナンシー・ペロシ(第52代 アメリカ合衆国下院議長、女性初)、アダム・シルバー(NBAコミッショナー )、クリスティーヌ・ラガルド(欧州中央銀行総裁) 、アンソニー・S・ファウチ(アメリカ国立衛生研究所の国立アレルギー感染症研究所の所長、感染症の専門家)、ルース・ベイダー・キンズバーグ(連邦最高裁判事) 6章 道を究める: ジャック・ニクラウス(ゴルフ界最大のチャンピオン)、コーチKことマイク・シャシェフスキー(デューク大学男子バスケットボールのヘッドコーチ )、ルネ・フレミング(オペラ歌手)、ヨーヨー・マ(チェリスト)、ローン・マイケルズ( 『サタデーナイトライブ』のクリエーター兼プロデューサー )
  • 戦争をしないための 新・軍事学
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平成の日本は戦争の主体にならなかったが、令和のいま、米中が軍事技術の開発を争い、東アジアの地政学的リスクが高まっている。イラン情勢などの新たな難問を抱えた日本は、国際協力や平和構築をどのように進めるべきか? (『中央公論』2019年9月号特集の電子化) (目次より) ●鼎談 「日米安保破棄」・「有志連合」発言で揺れる日本  徴兵制を議論せずに、これからの平和は語れない  苅部 直×三浦瑠麗×渡辺 靖 ●ロシア、中国、イランが仕掛ける「探り」行為とは?  新たな地政学的競争を米同盟国は直視せよ  ヤクブ・グリギエル [聞き手・翻訳]奥山真司 ●二人の経済評論家の異なる「合理性」  高橋亀吉と石橋湛山からから戦争回避の方法を探る  牧野邦昭 ●技術革新、リーダーシップ、社会の変化……  軍事史から見た戦争の決定要因  石津朋之 《テクノロジー最前線》 【宇宙】新たな戦略空間に不可欠な、新たな三つの能力  鈴木一人 【サイバー】リアルと融合した「ハイブリッド戦争」への対応を  土屋大洋 【AI兵器】自律型兵器開発をリードする米国、逆転狙う中国  小林雅一 ●対談  元国連事務次長と国際政治学者が語る  国際連合と日本国憲法──  日本はいかにして国際協調の担い手となるか  明石 康×細谷雄一
  • Z世代のアメリカ
    3.8
    「弱いアメリカ」しか知らない世代の、社会変革の想像力とは? 機能不全に陥る民主主義、「保守」化する社会、脆弱な社会保障、拡大する経済格差―― 戦後国際秩序の盟主としてのアメリカが今多くの難題を抱え、転換期を迎える中で、 人口の2割を占める米国のZ世代は、社会変革の主体として注目を集めている。 テロとの闘いの泥沼化や金融危機など、自国の「弱さ」を感じながら育った彼らにとっては、 機能不全に陥る民主主義、拡大する経済格差、脆弱な社会保障こそがアメリカの「現実」だ。 長期的には政治・外交にも影響を及ぼすと見られる彼らは今、 どのような価値観や対外政策への志向を持ち、アクションを起こしているのだろうか? 米中対立、反リベラリズムからジェンダー平等、レイシズムまで。 気鋭の国際政治学者が、アメリカの今と未来をさまざまな角度から描き出し、 私たちの社会や政治の想像力を広げる渾身の書。
  • 孫文 ──その指導者の資質
    3.5
    国際政治学者でもある著者が、混乱を極める時代にあるべきリーダーの姿を解説。度重なる失敗にひるむことなく、遂に中華民国を作り上げたその思想と人脈術を、現役の政治家の立場から解説。
  • 大戦略の思想家たち
    -
    ウクライナ危機によって安全保障が身近なものとなってしまった世界。安全保障を理解する上で、その枠組みといえる大戦略(グランドストラテジー)の理解が不可欠だ。大戦略とは戦場の勝ち負けを超え、国家の命運を左右するもっとも次元が高い戦略。地政学から外交、核抑止戦略まで国際政治を理解する上で欠かせないフレームワークだ。  本書は、そのエッセンスを大戦略の枠組みを構築した6人の巨人たちから学ぶガイド『大戦略(グランドストラテジー)の哲人たち』(2013年、日本経済新聞出版社刊)を『大戦略の思想家』と改題してビジネス人文庫として刊行するもの。  本書が取り上げる大戦略の思想家は以下の6名。多くの著作が翻訳されている。 (1)ハルフォード・マッキンダー イギリスの地理学者で「地政学の父」と呼ばれる (2)マイケル・ハワード イギリスの歴史家で今日の戦争学・戦略学を主導 (3)バーナード・ブロディ アメリカの国際政治学者で、各時代の抑止の概念を確立 (4)ヘンリー・キッシンジャー アメリカの歴史家で対中外交やソ連とのデタント(緊張緩和)の実務家としても活躍 (5)エドワード・ルトワック アメリカの国際学者で多くの著作で知られる (6)マーチン・フォン・クレフェルト イスラエルの歴史家で、クラウゼヴィッツの『戦争論』に真っ向から挑戦
  • 『中央公論』時評2017
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 雑誌『中央公論』で2017年1月号から12月号まで掲載された、国際政治学者の遠藤乾北海道大学教授と渡辺博史・国際通貨研究所理事長の時評を収録。テーマはトランプ、ポピュリズム、AI、北朝鮮、石油市場、格差是正など多岐にわたっており、2017年を振り返るのに絶好の一冊。
  • 中東 危機の震源を読む(新潮選書)
    5.0
    1巻1,760円 (税込)
    オバマはイスラームと西洋近代の衝突を避けられるか? ジハード思想とテロの関係は? ドバイ経済は崩壊するか? パレスチナ、イラク、イラン……次々と火を噴く「危機」の深層を、最新情勢から歴史的背景まで掘り下げて解説する。注目の国際政治学者による、イスラーム世界と中東政治の行方を見通すための必読書。
  • 妻が怖くて仕方ない DV、借金、教育方針、現代夫婦の沼に迫る
    3.0
    「あんたのことは人として認めない」……僕にそう宣言する妻の借金800万円が発覚したのはふとしたきっかけだった。金銭感覚や子どもの教育方針のすれ違い、そして圧倒的なコミュニケーション不全。惹かれ合って結婚したふたりの溝はどのように修復できるのか。結婚技術は向上するのか。専門家への丹念な取材を通して、現代夫婦の在り方に迫る。国際政治学者・三浦瑠麗さんとの対談を収録!
  • 徹底予測2021
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 No.1経済誌「日経ビジネス」が2021年を徹底予測! アフターコロナの世界はどうなるのか? 2021年の展望を200ページ以上にわたって徹底予測する! 激変する世界の動きを米国、欧州、中国、日本の4賢人が先読み。 2021年の数々のイベントや企業の動きに関する詳細なスケジュールと注目の10大トピックスも紹介する。混迷の時代だからこそ、多様なシナリオを知っておくことが助けになる。 ビジネスパーソンの様々な疑問に答える2021年予測の決定版! 《主な内容》 ◆コロナ後の世界を読み解く 世界の4賢人 特別インタビュー 《米国》 イアン・ブレマー氏 [国際政治学者] 《欧州》 ビル・エモット氏 [国際ジャーナリスト] 《中国》 チョウ イーリン氏 [伊藤忠総研 主任研究員] 《日本》 榊原英資氏 [元財務官] ◆Part1 2021年は何がある? 2021年10大トピックス&スケジュール (1) 東京五輪・パラリンピックは開催できるか? (2) バイデン大統領就任で米国はどう変わるか (3) 新型コロナウイルスの感染拡大は止まるか (4) 中国共産党設立100周年 ほか ◆Part2 専門記者が総力取材!主要30業種予測 自動車 /電機 /自動車部品 /機械/精密機械 ほか ◆Part3 コロナ危機を乗り越える! 新時代テクノロジー ◆Part4 アフターコロナの世界をどう生きる? ・所得崩壊 年収2割減も現実に ・変われるか? 日本型雇用 働き方ニューノーマル ◆Part5 日本への提言 ・柳井 正氏 変わらねば日本は潰れる ・出口治明氏 学ばない大人が衰退招
  • 統合の終焉 EUの実像と論理
    4.0
    1巻4,400円 (税込)
    連邦国家を目標とする「統合」の物語は終わった.けれども,どっこいEUは生きている.このことをどう考えたらよいのだろうか.EUの形成過程やその内的なダイナミズムの分析,統合の思想的検討などを通じて,ヨーロッパ統合のもつ豊かな含意を引き出していく.気鋭の国際政治学者がEUの実像と論理に迫る意欲作.

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  • 「トランプ時代」の新世界秩序
    3.8
    トランプ米大統領誕生は「歴史の必然」か!? 米国史上、もっともアウトサイダーな大統領のビジョンと日本の行く末を、気鋭の女性国際政治学者が読み解く。

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  • 読解!「ドラえもん」講座
    3.5
    国民的マンガ『ドラえもん』。この有名すぎるマンガの裏には、現代社会を予見したかのようなテーマが隠されている。 藤子・F・不二雄が描いた人間ドラマは、世の中の縮図だ! なぜ、「クラスでいちばんかわいい女の子」しずかちゃんは、凡庸なのび太の妻となるのか? なぜ、ジャイアンとスネ夫は、必ずタッグを組んでのび太をいじめるのか? なぜ、のび太は、いじめっ子と絶縁する道を選べないのか? なぜ、ドラえもんは、のび太を助けに学校には行けないのか? なぜ、『ドラえもん』世界の住人は、ドラえもんが歩いていても驚かないのか? 世代論、女性学、政治学、教育論、郊外論……。『ドラえもん』を多角的に読み解けば、現代社会が見えてくる。 もしドラえもんが大学のテキストになったら? 楽しく読める「ドラえもん」講座! ※『源静香は野比のび太と結婚するしかなかったのか』(PHP新書)を加筆のうえで、文庫化。 ―――――――――――――――――――― 本書では、『ドラえもん』をいくつかの角度から論じていく。 『ドラえもん』が描くもの、とくに「ひみつ道具」については、現実世界には存在しないものであり、たとえ二十二世紀になっても実用化不可能と思われるものが多い。とくに、タイムマシン系、多元宇宙系、空間ワープ系のものがそうで、まさに、奇妙奇天烈・摩訶不思議、奇想天外・四捨五入なものだ。 ところが、『ドラえもん』で描かれる人間関係は、現実世界の縮図でもあり、デフォルメでもあり、さらには、何かを隠蔽することで主張しているとも思われる、奥の深い、とても出前迅速・落書無用なものではない。 本書は、『ドラえもん』のホンワカパッパな社会学的考察である。     (「はじめに」より) 【目次】 はじめに─現実社会の縮図としての『ドラえもん』 本書で論じる『ドラえもん』について 講座1 ドラえもん世代学 ─「ドラえもん世代」は存在するのか  『ドラえもん』は時代の象徴ではない?  時代の空気とは無縁の誕生  アニメ史における『オバケのQ太郎』の位置  『ドラえもん』までの紆余曲折  失敗続きのSF設定なのに  他 講座2 ドラえもん書誌学 ─「六つのドラえもん」作品研究序説  大全集でパラレルワールドの全貌が明らかに  いくつもの第一回と最終回が存在した  ドラえもんとセワシの登場順の微妙な違い  ドラえもんは六回、登場していた  なぜCIAはドラえもんを捕獲に来ないのか?  他 講座3 ドラえもん女性学 ─源静香と「紅一点」のフェミニズム批判  のび太は義経、ドラえもんは弁慶だった  紅一点の戦闘美少女・源静香  男から見て「女はよくわからない」の象徴  「かわいい女の子」以外の役割がない  フェミニズム批判は正しいか?  他 講座4 ドラえもん政治学 ─ジャイアンとスネ夫にみる日米関係  名前もまた様式である  民主主義の呪縛  国際政治学者が認めるジャイアン=アメリカ論  スネ夫・のび太同盟は必ず破綻する運命にある  日本政治におけるジャイアン的なるものとスネ夫的なるもの  他 講座5 ドラえもん教育学 ─のび太は日本最初のスクールカースト被害者なのか  見えないドラえもんから可視化されたドラえもんへ  のび太を助けに学校には行かないドラえもん  災厄の原因としての学校  「いじめ」そのものを笑いものにする  『ドラえもん』はいじめのルーツ?  他 講座6 ドラえもん郊外学 ─なぜ野比家は郊外に住んでいなければならないのか  のび太はどこに住んでいるのか?  無国籍でもある『ドラえもん』  練馬区における現実はマンガを模倣する  野比家は借家である  団地ではないが「団地化された郊外」  他 おわりに─『ドラえもん』とは何か あとがきに代えての感想文 おもな参考文献
  • 内閣総理大臣 増補版――その力量と資質の見極め方
    4.0
    この危機の時代の日本に必要なリーダーの条件を、国際政治学者であり、厚生労働大臣としても力をふるった筆者が、近代政治史や古今の歴史なども踏まえながら解説する。
  • NATOの教訓 世界最強の軍事同盟と日本が手を結んだら
    4.6
    陰謀論より現実の敵、中国とロシアを直視せよ! NATO(北大西洋条約機構)には、世界で他に例のない実績がある。加盟国の本土が70年間、武力攻撃を受けたことがないという点だ。世界史において、複数の国が加盟する同盟の全構成国が70年も平和でいられた、というのは奇跡に近い。本書は冷戦から現代まで「世界最強の軍事同盟」をめぐる実例を紹介し、日本が学ぶべき国防の努力について考察する。現在、アメリカが率いる自由・民主主義陣営と、中国・ロシアが率いる独裁主義陣営の「新冷戦」が鮮明になりつつある。著者の祖国ウクライナは2014年、掛け替えのない領土クリミアをプーチンによって奪われてしまった。ロシアと同様、中国の習近平もいま尖閣諸島という日本の領土を狙っている。独裁主義国家による侵略を防ぐには、軍事力の強化と併せて堅固な同盟関係を構築しなければならない。日本を愛するウクライナ人の国際政治学者が記す覚醒のメッセージ。
  • 2020年、世界の覇権争い ~世界はどう動き、日本はどうすべきかを読み解く~
    -
    世界の覇権争いという視点から世界の状態、日本の状態を解説。 大きく変わりゆく世界の動きを受けて、 日本はこれからどうしていくべきか、 日本人は何を学んでいくべきかなど、 これから訪れる本当のグローバル社会の一員としてのあり方がわかる本。 ★ケント・ギルバート氏、絶賛! 日本は今、大きな危機に直面している。 統制された情報にだまされず、自分の目で真実を見るべきだ。 アメリカv.s.中国だけではない! インド、ロシア、北朝鮮、アフリカ、そして日本で、今、何が起きているのか 国際政治学者ペマ・ギャルポが、混乱の時代を読み解く1冊。 ★時代が人を作るのか、人が時代を作るのか。 ★野望を隠さなくなった中国 ★宗教観・倫理観等から二〇二〇年を覇権争いを読む 2018年秋以降、私は中間選挙直前のアメリカに何度か渡り、 政府高官や経済界の要人と会ってきました。 選挙の結果は大方予想通り、下院で民主党が勝利する結果となりましたが、 その裏側にはトランプ政権を巡る政財界の思惑が錯綜していたようです。 その辺りの裏話も後ほど紹介しましょう。 (はじめにから) ■目次 第1章 世の中の動きを決めているものは何か ・覇権争いの「歴史」 ・覇権争いの「現状」~アメリカ VS 中国 第2章 注目すべき第一の国 中国の「野心」を読み解く! ・覇権を狙う中国の最新動向 ・中国が覇権主義貫く思想的背景 ・中国はどこに向かうのか 第3章 注目すべき第二の国 アメリカの「真意」を読み解く! ・アメリカの覇権を巡る最新の動向 ・なぜアメリカは分断されるのか ・アメリカの都合で翻弄されてきた近代日本 第4章 注目すべき第三の国 インドの「底力」を読み解く! ・インドがアジアの覇権を握る日は近い ・多様化を包摂するインドの魅力 ・インドと共に前に進めるのは日本だけ ・日印のパートナーシップで中国を挟撃せよ 第5章 目が離せないロシア&ヨーロッパの「深謀」を読み解く! ・ロシアはどこに向かっているのか ・ヨーロッパはこの先どうなっていくのか 第6章 覇権争いが激化する今、注目すべきその他の国々 ・未来の覇権はアフリカが握る ・中国の覇権主義に飲み込まれつつある台湾 ・幸せの国ブータンから学べること ・中華思想の犠牲となったチベット 第7章 日本人としてこれから何をすべきか ■著者 ペマ・ギャルポ 国際政治学者 拓殖大学国際日本文化研究所教授 桐蔭横浜大学法学部・大学院法律研究科客員教授。
  • 2020年・米朝核戦争
    3.8
    核問題の権威の国際政治学者による、戦慄のシミュレーション。東アジア最大の危機はいかにして現実化しうるのか。 2020年、米朝間で核戦争勃発。北朝鮮による韓国旅客機撃墜に始まる悪夢のシナリオ。各国政権中枢の動きを実名で描く。 著者ジェフリー・ルイスは核拡散と地政学についての世界的権威。中国・北朝鮮・イランなどの核兵器計画を知悉し、国際政治学者として核問題に関する研究・提言を行っている。その知見を総動員し、北朝鮮の核の脅威がいかにして現実となるかをシミュレーションした初のフィクションが本書。 2020年に起こった核戦争をアメリカ議会の委員会が調査・報告したレポートという体裁で、各国政府内部の意思決定プロセスや危機管理の危うさを詳細に記述、核攻撃が現代都市に及ぼす惨事も描き出している。
  • 日米艦隊出撃(1) 東京同時多発テロ勃発
    完結
    -
    今、日本に起こりうる危機! これはテロか? 戦争か? 日本に中国の脅威が迫りくる!未曽有の危機に日米同盟は戦いを挑む 20XX年5月、東京では空港や駅などを狙った大規模な同時多発テロが発生した。現場の痕跡から中国軍関係者の関与が濃厚となるが、日本政府の発表に対して中国側は激しく反発し、日中の対立は一気に高まる。 危機感を募らせる稲盛首相は安全保障政策の新機軸を打ち出すべく、首相補佐官として国際政治学者の松方宗一郎を任命した。日米同盟を強化し、抑止力の切り札として共同軍事作戦を担う同盟艦隊の創設へと動き始める松方だが、世論は艦隊創設の是非で二分され、戦争回避を叫ぶ反対派が急速に勢力を拡大していく。 そんな矢先、南シナ海には黄劉生将軍の率いる中国東海艦隊が現れ、直接対決の時が迫り来る……。 危機の時代に生きる現代人必読。戦慄の近未来シミュレーションノベルス。
  • 日本人として知っておきたい外交の授業
    -
    戦後の日本は「国家観」「歴史観」について語ることを、ずっとタブー視してきた。そして冷戦の終結を経て、現代を生きる日本人の多くが「グローバル化する世界で“国家の役割”は大きく減退するはず」と、世界の潮流から外れる全く誤った見方をしていた。その最も大きな帰結は、日本人が内向きの平和志向となり、国際情勢の大きな視野を完全に失ってしまったことだ。日本人の歴史、命、財産をいかに守るべきか――。本書は、日本を代表する国際政治学者である著者が、次代の政治家としてこの国を継ぐ者たちへ、戦後に失われた「国家観」「歴史観」を学ぶことで、正しいリーダー論と世界を見る目を説いた“白熱授業”を完全収録。「『空気』と『密教』の日本政治」「日本は本当に『三等国』なのか」「保守のリーダーは融通無碍」「日本文明の本質は『連続』にあり」など、透徹したリアリズムに基づく講義を展開していく。世界を見よ、今こそ日本は目覚めるとき。

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  • 日本の戦略力 ──同盟の流儀とは何か
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    日本はなぜ没落したのか。敗戦後の日本が再生を目指したところから説き起こし、プラザ合意以降の日米同盟のありように、日本没落の原因を見て、日本の政治・経済・官界における「戦略の不在」と「戦略的思考」の欠落をえぐり出す。中国による一帯一路構想の展開が、クワッド(米日豪印)戦略とせめぎ合う現実に対し、日本はどう立ち向かうべきか。リベラル派国際政治学者が新たな「同盟と戦略力の流儀」のあり方を検討し、ポストコロナ、ウクライナ戦争以後の世界で日本が生き残る戦略を明らかにする。
  • 日本の「水」が危ない
    4.0
    国際政治学者。1972年生まれ。96年横浜市立大学文理学部卒業。 2001年日本大学大学院国際関係研究科博士後期過程単位取得満期退学。 国際政治、アフリカ研究を中心に、学問領域横断的な研究を展開。 横浜市立大学、明治学院大学、拓殖大学などで教鞭をとる。 著書に『イスラム 敵の論理 味方の理由』(さくら舎)、 『世界の独裁者-現代最凶の20人』(幻冬舎)、 『対立からわかる!最新世界情勢』(成美堂)、 共著に『21世紀の中東・アフリカ世界』(芦書房)。他に論文多数。
  • 覇権なき時代の世界地図(新潮選書)
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    米中の拮抗、G7主導体制の後退、権威主義や独裁国家の台頭、ウクライナやパレスチナの戦争、影響力を増すグローバルサウス――「自由・民主主義・法の支配」が脅かされる危機の時代に、日本が採るべき道と果たすべき役割は何か? 国連・JICAでの経験を通じて世界の現実を見た国際政治学者が提唱する地政学的思考!
  • はじめての憲法
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    日本国憲法の制定過程を、ポツダム宣言受諾後の「ポツダム・プロセス」として見ることで憲法のほんとうの姿がわかる! 気鋭の国際政治学者による、世界水準の憲法入門講義。
  • 紛争解決ってなんだろう
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    世界の紛争はどのように解決されているのか? 争いに対して、なぜこういうものの見方をするのかという基本から説き起こす。気鋭の国際政治学者による、紛争解決論入門。
  • プーチンの復讐と第三次世界大戦序曲(インターナショナル新書)
    4.7
    ロシアのウクライナ侵攻により、核兵器使用の脅威が高まっている。果たして、第三次世界大戦は起こってしまうのか。「プーチン伝」「ロシア・ソ連史」「プーチン体制の光と影」「ウクライナ戦争の展開と今後の展望」「核のエスカレーション(過激化)」など、いま最も知りたい世界情勢の“これから”を、国際政治学者の舛添要一が分析。プーチンの行動原理と、世界のゆくえを論じる。
  • 本質を見抜く「考え方」
    値引きあり
    3.6
    一見もっともらしく見える他人の判断や見解に惑わされることなく、「自分の頭で考える」ためにはどうしたらいいか。国際政治学者として、また歴代内閣ブレーンとして、つねに新しい情報を集め、検証し、自分なりの見解を導き出さねばならない立場の著者が初めて明かした、世の中の真実に迫るための53の実践的思考法。

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  • ポスト・コロナ 業界の未来
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コロナ危機の今こそ、業種を超えた変革の好機。 各界の識者が、14業界の活路を示す! 巻頭対談は、柳川範之氏(東京大学経済学部教授)。 そのほか、翁百合氏(日本総合研究所理事長)、平野正雄氏(早稲田大学ビジネススクール教授)、岩下直行氏(京都大学公共政策大学院教授)、三浦瑠麗氏(国際政治学者)、石川温氏(ジャーナリスト)など第一線で活躍する識者や、TDK、ヤフー、UBS証券、T&Dホールディングス、オリックス自動車、ローソン、経済産業省、関西電力といった業界のキープレーヤーが多数登場! 新型コロナウイルスの感染拡大によって、世界経済が危機に瀕しています。どのように危機から脱け出し、立て直していけばよいのか。 日本経済を14の業界に分けて網羅。業界ごとにアクセンチュアの専門家がコロナ危機を踏まえた現状の課題と展望を明らかにした上で、キーパーソンと対談。解説と対談を合わせて展開し、各業界が向かうべき道を浮き彫りにします。
  • 舛添要一のスピリチュアル「現代政治分析」入門 ―守護霊インタビュー―
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    転換期を迎える、いま。 日本に必要な政治とは何か。 国際政治学者としての見識と政治家としての実践力―――。 ふたつの視点から分析する現代日本の課題と国際潮流の行方。 舛添要一氏の守護霊が分析する現代政治の問題点と打開策。 国会議員時代を「自己分析」する。 オリンピックと「東京改造計画」 中韓との摩擦をどう見るか。 「宗教と政治」の深い関係について。
  • 無法者が塗り替える中東地図
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    1巻1,500円 (税込)
    米国トランプ大統領の独善的な外交政策の変更、安保理決議に基づく国際合意の破棄は、新たな火種を中東イスラム世界にもたらしている。衝撃的な国際ニュースになった、トランプ政権による2015年締結の「イラン核合意からの離脱」および「在イスラエル大使館のテルアビブからエルサレムへの移転」は、2018年秋の米国中間選挙における福音派の支持拡大を狙った思惑が見え隠れする。しかし、アメリカによる中東国家の体制転換は、イスラエルによる入植地拡大による故地を奪われたパレスチナ人の反発と数多くの軍事衝突によってイスラム世界の一般市民に血の犠牲を強いた。さらに、欧米、とくにヨーロッパ諸国にはテロや難民など深刻な混乱をもたらしてきた。中東地図を書き換えるトランプ政権によるイスラム国家のさらなる大変動は、石油価格を上昇させ、株価の下落を招くなど日本経済にも重大な影響を及ぼすことは必至である。 本書では、強硬で、矛盾に満ちたトランプの米国・イスラエル・サウジアラビアの枢軸国とイラン・ロシア・中国・ヨーロッパという対立軸から現在の世界の地戦略(=地政学+地形学)の構図を考え、世界の平和や安定構築のためのあるべき方途とその対立軸における日本の役割、および国際社会・世界経済への重大な影響をイスラム研究の第一人者である国際政治学者の宮田律氏が徹底解析する。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 歴史としての二十世紀(新潮選書)
    4.5
    「〈いい人〉の政治家が戦争を起こすことがある」「ロシアに大国をやめろと強制することはできない」――戦争の時代に逆戻りした今、現実主義の視点から「二度の世界大戦」と「冷戦」を振り返る必要がある。世界恐慌、共産主義、大衆の台頭、文明の衝突……国際政治学者の「幻の名講演」を初の書籍化【解題・細谷雄一】。
  • ロシアと中国 反米の戦略
    -
    内には独裁的体制を強化し、外には米国一極支配に対抗するという共通目標をもつロシアと中国。ロシアの豊富な資源と軍事技術を求める中国、中国の経済成長によって国際的な孤立からの脱却をはかるロシア。両国の蜜月関係は強固に見える。だが、じっさいの思惑は一致していない。その舞台裏では、熾烈な主導権争いが闘わされている。ユーラシア連合と一帯一路、AIIB、BRICS、上海協力機構、北極圏に関連する利権や勢力圏をめぐる駆け引き……。世界のリバランスが進むなか、両大国に接する日本はどうするべきか。気鋭の国際政治学者が最新情報から、激動の国際情勢を読み解く。
  • ロシアのウクライナ侵略で問われる日本の覚悟
    4.0
    なぜウクライナは降伏せずロシアと戦うのか? ◎苛烈な旧ソ連支配の暗黒史 ◎プーチンの野望と侵略のシナリオ ◎国民を覚醒させたクリミア侵攻 ◎祖国を守るために戦う国民の覚悟 気鋭のウクライナ人国際政治学者が説く! ロシアの西の隣国ウクライナの覚悟と東の隣国・日本への警告! ※本書は2019年6月に発行した『ウクライナ人だから気づいた日本の危機』(育鵬社)を改題し、2022年2月に起こったロシアによるウクライナへの全面侵略を踏まえて大幅に加筆・再編集したものです。 【目次】 第1章 ロシアのクリミア半島・ウクライナ東部占領の真実(2014~15) 1 ロシアの最大の被害国・ウクライナの悲劇 2 クリミア半島は誰のものか 3 ウクライナとロシアの戦争はどのようにして起こったのか 第2章 ウクライナはこうして共産主義を排除した(2013~22) 1 レーニン記念碑撤去運動 2 共産主義プロパガンダ禁止法 3 ロシアからの宗教的独立にも成功 4 ゼレンスキー大統領の登場 第3章 ロシアのウクライナへの全面侵略(2021~) 1 ロシア軍のウクライナ国境付近への集結 2 ロシアのウクライナへの全面侵略 3 ロシアの目的はウクライナ国土の完全併合 4 ウクライナと西側諸国はロシアを止められるか 5 西側諸国の「甘やかし」がロシアの暴走を招いた 第4章 ロシアの侵略を招いたウクライナの「政治的な病」 1 ウクライナの14の政治的な病 2 [歴史認識]ウクライナで行われたソ連式歴史教育 3 [反国家勢力]沖縄はクリミアの二の舞になりかねない 4 [国防1]自分の国を自分で守る気概が国際社会を動かす 5 [国防2]NATOに加盟できなかったウクライナを襲った悲劇 6 [プロパガンダ]明らかなウソになぜダマされてしまうのか 7[政治・外交]侵略国家は歯向かう気のない弱い国を狙う 第5章 日本も「ロシア幻想」から目覚めよ 1 ロシアの「結婚サギ」にダマされてきた日本 2 中国抑止にロシアが協力することはない 3 ロシアによる反日プロパガンダを警戒せよ 4 北方領土はどうすれば取り戻せるか 第6章 独裁国家に囲まれた日本が侵略されないために おわりに――狂暴な独裁国家の隣国の民主主義国家の宿命

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