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自民党政権はなぜ集団的自衛権の行使容認に踏み切ったのか。日本外交は本当に「対米追従」なのか。外交・安保論議を一貫してリードしてきた自民党の重鎮が舞台裏を明かす。日米同盟と憲法9条に引き裂かれた戦後日本の安全保障論議に「不健全なもの」を感知する国際政治学者が、平和安全法制の「騒動」に見たものとは──。外交・安保の「現場」と「理論」が正面からぶつかり合った異色の対談。
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Posted by ブクログ
平和安全法制の文言がどうしてあのようになったのかについて、自民党内において27回、そして公明党の北側氏と直接25回協議した高村副総裁の貴重な証言を中心とした、「安全保障の矛盾」だけでも充分すぎる貴重な対談である。 どうしてあのようなややこしい文言が必要となったのかについて、まともに報道されていない気...続きを読むがするのだが、『砂川判決』の法理に基づいている法律だから、『砂川判決』の文言をなぞっている。ただそれだけだというのがとても良くわかる。(というか、ようやく文言について腑に落ちた) そして、『外交の矛盾』『政治の矛盾』においても、高村氏の経験に基づく常識論が良く伝わる。三浦氏が大きく叩いているからこそ、高村氏の回答が良く響いている様に感じる。 それにしても、高村氏の安倍総理評はとても興味深い。 理念先行型のロマンチストでは無く、理念は理念として切り離せるリアリストタイプ 『自分は国民に対して自分の新城を率直に訴えさせて貰います。そして、しかるべき地位を得た時には、現実をよく見て国益を考えて行動します』という安倍総理が新人議員当時の発言を紹介しているが、それに対する高村氏の『こいつ凄いこと言うな。単なる国会議員じゃしかるべき地位じゃ無いと思ってるんだ』には吹いた(^^;
安倍政権がものすごく抑制的な政権だってことがよく分かった。 高村「安倍政権は後方支援にも参加しない方針をとっています。」 三浦「実際に派遣される陸上自衛隊のほうが、性急な派遣に慎重な姿勢を見せた一方で、民主党の中では自衛隊員のリスクを問題にしない方が結構おられた印象があります。彼らは軍事問題を...続きを読むリアルに考えていないので、軍人の安全性という常にグレーである部分を「どれだけ白に近づけるか]という発想がないんですね。」 三浦「軍隊の派遣についても、「民主主義の実現のため」とか「アメリカ、もしくは自分たちが協力しようとしている国の政権がリベラルだから」といった判断に基づくと、縛りがなくなってしまう。自分たちはアプリオリ(=先天的)に抑制的だと思っているから、いざ自分が軍隊の派遣を決定しても、「これは抑制的な派遣である]と思い込んでしまうわけです。 高村「もともと限定容認派だった安倍総理」
大臣を歴任した高村正彦と三浦瑠璃の対談本。 高村のちょくちょく入る自慢は鼻に付くが、彼がリアリストで、同じくリアリストの政治評論家の三浦瑠璃との対談は噛み合ってた。
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