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Posted by ブクログ 2019年07月31日
9条をめぐる国内の憲法学説が、いかに国際法と噛み合わないガラパゴス学説であるかを論じています。あくまで9条は不戦条約や国連憲章の焼き直しであることを強調しています。また、憲法学者ひとりひとりを章立てて批判しており、問題点を理解しやすい論じ方だと思いました。
本書にあえて疑問を投げかけてみます。
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Posted by ブクログ 2023年03月30日
国際的にみて、かなり異様な第9条がなければ、こうした憲法論議もなかった、というか不要だったわけで、そういう意味で極めてローカルな話題であり、いくら議論に熱が入っても、どこか空しさが漂う。普遍性を持った未来志向の議論に感じられない。多くの国において解決済、というか問題にもならない論点。解釈をめぐる憲法...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年05月29日
この本は憲法解釈を題材に、通説的かつ固定的な解釈に対して幅広い視点で素直に解釈することの大切さを教えてくれる。
焦点は主に日本国憲法の前文と9条の解釈である。
現在の日本国憲法に対する解釈は19世紀ドイツ国法学に基づいたものであり、さらには憲法学者内で独自に決めた通説が反映されている。
一方、著者...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月19日
法学部法律学科で憲法を専攻する学生の視点から感想を述べる。
ゼミの夏合宿にて、総勢30名が本書の言説を多角的視点から分析したが、主に私が担当した憲法9条の解釈論(おそらく本書でいう1〜4章あたり)について、篠田氏の思考方法と、本書の内容について触れる。
⑴篠田氏の思考方法について
彼は主に国際法...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月15日
国際法学の観点から日本国憲法の特に9条の成立過程を読み解く。その論理は、緻密で説得力がある。しかし、一方的すぎる。
憲法学が東大の学者中心のヒエラルキーで成り立っていることや、宮沢、長谷部、(今をときめく)木村などの見解に論旨不整合ないし不充分な点があることも事実だろう。国際法的視点から現在の憲...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年12月05日
九条を中心とする我が国の憲法解釈が何故、どのように歪んでいったかを明確に解析してくれる。
学者がイデオロギーを持ってはいけないとは思わないが、イデオロギーを正当化するために学説をいじるのは禁じ手だろう。
とはいえ、憲法学者以外にも歴史学者、社会学者など、他国にもそういう似非研究者はあまたいそうだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年11月14日
国際法の立場から見た、日本国憲法。
いかに国内の、んで、憲法畑の先生たちの論が、ガラパゴスなのかと。
利権構造、権威構造がここまで酷いのかと驚いた。
元々日本国憲法は英文で書かれたものを和訳したもの。原文に当たれば、不戦条約とか、国連憲章のコピペであることは一目瞭然で、であれば、それに沿った解釈をす...続きを読む
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