SF・ファンタジー作品一覧
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4.0人間の英知を集めて完成した、人工の理想の海上楽園都市の島「アフロディーテ」に夢を託して移住した青年・蒔田雄一。彼をを待つ試練とは何か? 美少女アニタをめぐる若者たちの熱い思い、権力者たちとの熾烈な闘い、雄大な陸海に展開するニュー・メカ群……。青年の夢とロマンを縦横に描く、傑作長編SF冒険譚。青春て何だ? ハイテク都市に愛と理想を追う青年の物語。
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3.0『キングコング・セオリー』著者による、シスター・バディ小説。パリの調査会社に勤めるルーシーは、30代半ばになってもぱっとしない自分の生活に嫌気がさしていた。ある日、素行調査をしていた15歳の少女、ヴァランティーヌが行方不明になる。途方に暮れたルーシーは、裏社会で名をはせる凄腕の女性私立探偵、ハイエナに助けを求める。ヴァランティーヌの家族や友人に聞き込みを重ねるうち、少女がバルセロナに向かったことを知る。ルーシーとハイエナの凸凹コンビは一路、車で同地へ。ヴァランティーヌを見つけ出し、任務は完了したかのよに思えた。あの日、あの事件を知らされるまでは……。
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3.3
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4.1ようやく新人賞はもらったものの、執筆に行き詰まっている作家の孝夫は、医者である妻・美智子が心の病を得たのを機に、故郷の信州へ戻ることにした。山里の美しい村でふたりが出会ったのは、村人の霊を祀る「阿弥陀堂」に暮らすおうめ婆さん、そして難病とたたかっている明るい娘・小百合ちゃん。静かな時間と豊かな自然のなかで、ゆっくりと自分を回復してゆく二人が見つけたものとは……。極上の日本語で語られる、大人のためのおとぎ話。2002年秋、映画化原作!
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4.3椎名誠のSF短編小説9作品を収録。海岸で拾った小箱を開けると、木彫りの山羊人形と小さなプリズム、1冊のノートが出てきた(「雨がやんだら」)。急行電車の中で販売員の女性に執拗なセールスをかけられる男が、謎の風習に翻弄されていく(「急行のりと3号」)。 本作用に表紙イラストを椎名誠が描き下ろし。巻末には、「対談 椎名誠×目黒考二」「電子書籍版あとがき」「椎名誠の人生年表」を掲載。 <目次> いそしぎ うふ。うふうふ。 巣走屋本店 雨がやんだら 生還 歩く人 シークがきた 急行のりと3号 栽培講座 対談 椎名誠×目黒考二 電子書籍版あとがき 椎名誠の人生年表
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-中つ国に暮らす少女ナチは、姉の婚姻に反対だった。けれど、遠い異国の地である高天原へ嫁ぐという姉には、ナチの知らない秘密があった。姉の想いを知り、婚姻の儀へと向かう決意をしたナチの前に、やがて、一頭の白い牡鹿が現れる――。 姉を慕う少女がたどる和風ファンタジー。
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2.0アメリカにトランプ大統領が誕生して以来、「いま読むべき作品」「現実がSFに近づいた」と改めて注目を浴びている作品。 ときは冷戦時代。ベトナム戦争以降のアメリカは国外問題への関心を急速に失いつつあった。「輝けるアメリカ」「美しいアメリカ」というスローガンを掲げて当選した大統領は、国内問題には熱心だが、対外政策はどこか投げやり。 そんなとき、アメリカは突然、出現した「壁」に囲まれ、外部との交通、通信が一切、遮断されてしまう。 しかし、なぜか大規模なパニックは発生せず、「アメリカは生きつづけるだろう」と語る大統領のもと、アメリカ国民は意外に落ち着いていた。 「どう考えたって・・・・・・これはおかしい」 アメリカ国内に閉じ込められた日本人ライターは、そんな状況を不審に感じて調査を始める。 「アメリカは、“外”の世界に、ひどくいやな形で傷つき、萎縮(シュリンク)しはじめた。そいつは認めるだろ? 今の大統領は、その方向をさらに強め、妙な具合にカーブさせた。彼は“幸福な新天地時代”のアメリカのノスタルジイに訴え、そこからの再出発を考えているみたいだった」 「たしかにアメリカにとっては、“すてきな孤立”だ」 そして男がたどりついた真相とは・・・・・・。 1982年に文春文庫から発売された短編集『アメリカの壁』から、表題作「アメリカの壁」だけを取り出し、電子書籍オリジナルとして発売!
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4.0齢六十を超えて『百鬼夜行図』を描いた伝説の絵師・鳥山石燕には秘密があった。満月の夜、屋敷を訪れる客は人ではなく妖怪。彼らと酒を酌み交わしながら数十年の昔に思いをはせる。それは若かりし日に鳥山の家に転がり込んだ小さな妖怪――白稚児とのはちゃめちゃでも笑顔の絶えない懐かしき日々。描いたものが実態となる能力を持った絵師の、妖怪交遊録!
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3.6刑事の桜は人間の兄弟に生まれ変わった猫又と妖狐に出会った。あやかしも動物も人間も思わずかしずくほどの美貌と食欲を持つ彼ら。桜が料理作りに通い詰める一方、焼き肉を見返りにあやかし兄弟が殺人事件に挑む!
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-黒塗りの車にぶつかり、無理やり組に連行された葛野華が出会ったのは、麗しい美形の妖怪――鬼夜叉の漆季と、九尾の狐の狛夜。 なんとここはあやかし極道「鬼灯組」だった。 祖母の形見・翠晶が妖怪の宝物らしく、その力で彼らの本性を暴いてしまった華は、対の宝物・玉璽を捜し出さないと命はないと脅される。 さらに、華が逃げないよう「次期組長の花嫁にする」と宣言されてしまった。 最強の漆季と若頭の狛夜、対立が激化する次期候補の二人に迫られながら、キケンで刺激的な極道暮らしをすることになり……!?
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-お人好しそうな青年が「白羽一座」という幟を立てた大八車を引いて村の峠に向かう。かたわらを歩くのは着流し浪人姿の若い女。大八車の上には、鳥追い姿の色香あふれる女と居眠中の おかっぱ髪の女の子。一見、旅芸人一座風だが、その奇妙ないでたちはいかにも怪しげ。それもそのはず、彼らは心と体に人間と妖怪を併せもち、人間と妖怪が幸せに暮らすために戦う〈妖 かし守り〉――妖怪と人が共存していた時は過ぎ、不可侵を守る両者の暮らしで時に起こる両者の諍いを解決するた組織されたのが「千槍組」だ。 海比呂藩で跋扈する天人修羅畜生餓鬼地獄、〈六道〉妖怪たち、悪を懲ら しめる戦いが、今始まる!
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4.3肝試しを境に居なくなってしまった弟を捜すため、速水莉莉は不思議な事件を解くという噂を頼ってある雑居ビルへやって来た。彼女を迎えたのは双子の兄弟。不機嫌な兄の桜木晴と、弟の嵐は陽気だけれど幽霊で……!?
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-御一新より時は下った花街で。下働きの千早は突然売られることを知り、行く宛もなく逃げ出した。たどり着いたのは、江戸の御世もかくやと思わせる絢爛な遊郭。戸惑う千早を、綺麗な楼主の朔は迎え入れ、追手はのっぺらぼうが蹴散らす。そこは人の世の外、あやかしの遊郭・月虹楼だった。 あやかしが忘れ去られようという時分、飛び込んできた千早こそ人の世との絆を繋ぐと朔は言う。流されて生きてきた千早だが、恩返しのため月虹楼の手助けをすることに。一方人の世でも、千早を捜し求める者たちがいて……?
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4.5■□■『あやかし双子のお医者さん』『九十九さん家のあやかし事情』に続く、椎名蓮月の新シリーズ、発売決定!!■□■ 一人暮らしをはじめたしっかり者の大学生・結維(ゆい)。彼女が秘密を抱えた青年・小太郎(こたろう)と出会うことで、心あたたまる現代ご縁結びお伽草子のはじまりはじまり――。
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3.0人妖不問! お悩み、おいしく解決します。霊や妖怪が見えてしまう霊感体質の鈴は、生霊にされてしまった叔父の斎が開いたあやかし向けレストランを手伝うことに。そればかりか、おせっかいな斎にたきつけられ、あやかしと人間のお困りごとに手を貸す羽目になり……!? 今宵、あなたのお悩みを、おいしい料理で優しくほぐします…不器用な人間達とおかしなあやかし達が織りなす、ハートフル妖怪コメディ!
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4.1公務員を志す若者・宵原秀也が赴任してきたのは、綾志別町という北海道の端の小さな町。そこで秀也を待ち受けていたのは、奇妙な妖怪たちとの奮闘の日々だった。青春妖怪エンターテインメント!
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3.0【呪師とは呪禁師とも呼ばれ、常人にはない異能を持って、古来、人ならざる魔と戦ってきた者たちである――。】 今宵も館の奥から大犬の遠吠えが聞こえる。平安中期の常陸国。凶悪な大豪族・源護邸では犬が吠えると下人下女が消えると噂され、不安に堪えかねた彼らはついに騒動を起こす。そのとき、下女の少女あらごとに物を動かし浮かす謎の力が目覚めた! 脱走した彼らを保護したのは、近国の豪族・平将門であった。 同じころ、都では、あらごとと瓜二つの娘わごとが女流歌人・右近に仕えていた。ある夜、右近邸に呪われし怪異が発生。退魔のため呼ばれたのが、後に天台座主にまで上り詰める僧・良源であった。彼から、わごとは己が不思議な力を持つ呪師だと知らされる――。 恐怖の魔犬の驚愕の正体、わごとを狙う魔軍、天下激震へと向かう巨篇、開幕!
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3.0世紀を超えて語りつがれ、人々の胸を躍らせてきた、夢とロマンスと冒険の絢爛豪華なファンタジー。最も親しまれてきた「アラジン」「アリ・ババ」の物語を含む拾遺集。長大な本篇への入門書としても最適!
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4.0さっと読めるミニ書籍です(文章量15,000文字以上 20,000文字未満(20分で読めるシリーズ)=紙の書籍の30ページ程度) 【書籍説明】 美人で仕事もできる『完璧OL』の難波美桜《なにわみお》。 大企業で頼れるベテランOLとして働いているが、彼女は月に一度、異世界へ派遣されている。 そこでの彼女の肩書きは『王室付き家庭教師』、任務は国の再建!? ミオの異世界奮闘記、開幕! 【目次】 :プロローグ: :異世界への扉: :いざ、異世界!: :とんでもない王族: :大改革に着手: :大胆な改革: :会場くらい、おさえましょう: :エピローグ: 【著者紹介】 日南れん(ヒナレン) 電子書籍作家。TL/ライトノベルなどを執筆。常時お仕事募集中です!
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-ギリシャ神話の神々・英雄たちが登場する名作コミックの小説版 おまえは間もなく旅に出る。そして、想像もできないほどの苦難に打ち克ち、私のところにやってくるのを、“予め知る者”である私は、待ち続ける……。夢をみた翌朝、羊を追って草原に出たアリオンは、巨馬にまたがった騎士に会い、“受け継ぐ者”に栄光をもたらすゼロスの剣を与えられる。神話世界にはばたく少年の愛と冒険。 劇場アニメ化された大ヒット漫画『アリオン』のノベライズ。原作とも映画とも大幅に異なる“異伝”が、ついに電子で復刊! 文庫本の挿絵・解説、単行本の表紙・口絵・あとがきを全収録した完全版。●川又千秋(かわまた・ちあき)1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『火星の白蛇伝説』(中央公論新社)、『翼に日の丸』(角川書店)など著書多数。
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-少女アリス・リデルの生まれたままの姿を撮影していたルイス・キャロルは、その合間に不思議な未来の話をはじめる…。暗黒の検閲社会を描く表題作をはじめ、低IQ化スパイラルが進行する日本社会の暴走を描く「リトルガールふたたび」、夢と現実の中間にある“亜夢界”を舞台に、人間と登場人物との幸福な共存を力強く謳う中篇「夢幻潜航艇」など、SF的想像力で社会通念やカルト思想の妥当性を問い直す傑作中短篇7本収録。・アリスへの決別・リトルガールふたたび・七歩跳んだ男・地獄はここに・地球から来た男・オルダーセンの世界・夢幻潜航艇●山本弘(やまもと・ひろし)作家。元「と学会」会長。日本SF作家クラブ会員。1956年京都府生まれ。1978年『スタンピード!』で第1回奇想天外SF新人賞佳作に入選。1987年ゲーム創作集団「グループSNE」に参加。作家、ゲームデザイナーとしてデビュー。2003年『神は沈黙せず』が第25回日本SF大賞の、また2007年発表の『MM9』が第29回日本SF大賞の候補作となり、2006年の『アイの物語』は第28回吉川英治文学新人賞ほか複数の賞の候補に挙がる。2011年『去年はいい年になるだろう』で第42回星雲賞を受賞。
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3.8
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-K団地の13号館で、どうにも説明のできない奇妙な事件が起こった。5歳の子供が階段の途中から転げおち、おちたとたんに消えていなくなった。消えた瞬間を、母親も団地の誰も見ていない。だが、耳を澄ましていると、5階と4階のあいだ、階段の裏側あたりから、子供の泣き声がかすかに聞こえてくる! どこがどうなっているのか、誰も知らない秘密のどんでん返しがこの建物にはあるのだろうか……? 変わり映えのしない日常生活の中で起きた不思議な事件を描く表題作の他、SFでアジアの世界観に挑んだ初期の意欲作全5編を収録。詳細な解説を付した決定版!
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4.0
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3.5若き女流作家・空野の担当になった編集者の田中。だが“書いたことが現実になる”と空野から聞かされ、原稿は取れないまま。半信半疑のある日、田中は空野が描いた物語をなぞるような不思議な事件に巻き込まれ……
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3.3
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4.2〈英国パラソル奇譚〉完結篇!子育てに忙しいアレクシアのもとに、世界最高齢の吸血鬼女王からエジプトへの招待が!人類と異界族が共存する19世紀英国。伯爵夫人アレクシアは社交界に、〈陰の議会〉に、特殊能力をもつ2歳の娘プルーデンスの子育てにと多忙な日々を送っていた。そこへ世界最高齢の吸血鬼マタカラ女王からエジプトへの招待が届く。かつて〈神殺し病〉で異界族が消えたその地で、一行は古代より続く恐るべき秘密にふれることに――歴史情緒とユーモアに、人狼殺害事件の謎を絡めた大人気冒険譚、惜しまれつつも堂々完結!
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3.9異界族の存在を受け入れた19世紀のロンドン。この地で突然人狼や吸血鬼が牙を失って死すべき人間となり、幽霊たちが消滅する現象がおきた。原因は科学兵器か疫病か、あるいは反異界族の陰謀か。疑われたアレクシア・マコン伯爵夫人は謎を解くため、海軍帰還兵で賑わう霧の都から、未開の地スコットランドへと飛ぶ??ヴィクトリア朝の格式とスチームパンクのガジェットに囲まれて、個性豊かな面々が織りなす懐古冒険譚。〈英国パラソル奇譚〉第2弾
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3.8異界族と共存する19世紀の英国。人狼団の長マコン卿は、妊娠が発覚した妻アレクシアを放逐した。人狼に繁殖能力はないからだ。不貞行為の濡れ衣をかけられたアレクシアは、男装の発明家ルフォーと旅に出た。だがイタリアを目指す一行を吸血鬼が襲う! 一方、ロンドンではアケルダマ卿が姿を消し、マコン卿の副官ライオールが謎を追って奮闘していた--歴史情緒とユーモアで贅沢に飾られた懐古冒険スチームパンク第3弾
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3.9〔英国パラソル奇譚〕さる舞踏会の夜、アレクシア・タラボッティ嬢は偶然にも吸血鬼を刺殺してしまう。その特殊能力ゆえ、彼女は異界管理局の人狼捜査官マコン卿の取り調べを受けるが、事件は思わぬ広がりをみせ──ヴィクトリア朝の歴史情緒とユーモアにみちた、新世紀のスチームパンク・ブームを導く冒険譚!
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4.5発進から六世代かけ、直交星群の反物質を扱う技術をも発展させた〈孤絶〉の科学者たち。ようやく故郷の惑星を救う目処がつき、帰還の途につくことに。だが、「時の矢」の反転で航宙に危険が増すくらいなら、母星が破滅してもかまわないと主張する帰還反対派もあらわれていた。対立が激化する〈孤絶〉で、未来からのメッセージを受けとるシステムの建設計画が発表される。稼働すれば、未来の事象のすべて、〈孤絶〉と故郷の運命もわかるというが……。わたしたちとは異なる時空の法則から構築された奇妙な宇宙で、奔放にアイデアをかけめぐらせた〈直交〉三部作、堂々の完結篇!
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-車ごと崖の下へ突き落とされたり、コンクリート塊を抱かされて海中へ放り込まれても、次の日にはさっぱりした顔でコーヒーを飲んでいる…不死身の男、通称“死なずの醍醐”が、犯罪都市・東京の揉め事処理に今日も走り回る!新感覚の超伝奇バイオレンス!!
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2.5壮烈な核戦争の結果、絶滅にひんした地球も千年後には緑をとりもどし、人類は銀河系に進出していた。だが、そこに展開されていたのは、ティラン大汗国の専制に抗する諸惑星の姿だった。ティランに反旗をひるがえすバイロン・ファリルの行く手には、限りない策謀と落とし穴が…アシモフならではの卓越したプロットとスリルで一気に読ませるスペース・オペラの代表作。
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-人間にとり憑いて最高の幸運をもたらすが、その身体は自由に支配する、という妖魔が現れた。区役所の〈妖物課〉にも登録されていない新種だ。待茶也子の親友も、その妖物に殺されてしまった。このままでは〈区外〉はこいつらに占領されてしまう。〈新宿〉の住人、待茶也子とドマは〈魔界都市〉の威信をかけて、闘いを始めた。超伝奇バイオレンス「魔界創生記」シリーズ第3弾!
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4.0時は25世紀。辺境星域に突如襲来した異星種族の巨大戦闘艦に対し、敢然と立ち向かう駆逐艦〈ブルー・ジャケット〉の壮絶な戦い!
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5.0本拠惑星ヘイヴンを失いながらも、人類の存亡をかけ、名艦長ウルフは〈カール・セーガン〉の協力のもと、強大な異星種族に挑む!
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-あの激烈な戦闘から4年後、「ファージ」と名づけられた有機生命体に対し、ついに戦力を整えた人類は、猛然と反撃を開始するが!?
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4.0
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5.0主人公スコットは、仕事も家庭も失い絶体絶命…。そんな彼にオファーされた最後にして唯一の"仕事"は、身長わずか1.5cmになれる驚異の"スーツ"を着用し、神出鬼没のヒーロー"アントマン"となることだった。スーツを発明した天才科学者ハンク・ピム博士と博士の娘ホープの指導の下、猛特訓が始まる。彼は、本当のヒーローとなり、人生のセカンド・チャンスをつかむことができるのか!?
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4.1
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3.8正体不明の「病原体」アンドロメダ因子による人類絶滅の危機に、招集された4人の科学者たちが立ち向かった「第一次アンドロメダ事件」から50年――。アメリカ、フェアチャイルド空軍基地にて〈永遠の不寝番〉計画は、アンドロメダ「病原体」が再び現れるのを監視し続けていた。計画が打ち切りになる直前、地形マッピングドローンが、ブラジルのジャングルにて奇妙な物質を検出、それはあの「病原体」と同じ科学的特徴を持っていた! この衝撃的な発見により、世界中から集まった多様な専門家による調査チームが、アマゾン密林へ派遣された……。人類は再び未曾有の脅威に立ち向かう! マイクル・クライトンの出世作にして革新的なテクノスリラーを、気鋭の著者が発展昇華した遺族公認の公式続篇。
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-【書籍説明】 時計塔がシンボルの街、アンデールで出会った少年レスターとゴーストのアダム。 2人はひょんなことから相次いで起こる行方不明者の事件の真相究明に乗り出す。 霧のかかる橋で少年が見たものは一体何なのか? 無鉄砲で姉想いの少年と記憶をなくしたゴーストが繰り広げるファンタジックなミステリー。 【目次】 1 時計塔と霧の町で 2 アンデール警察署にて 3 その少年、レスター・ブラフォード 4 路地裏の探偵 5 デール川のゴースト 6 そしてゴーストと少年は 7 喪服のレディ 8 なぜ、彼女は嘆くのか? 9 ゴーストとゴーストのタンゴ 10 Unknown ~アンノウン~ 【著者紹介】 銀河忍(ギンガシノブ) 児童書作家。 子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。 「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
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-【書籍説明】 記憶をなくしたゴーストが繰り広げるファンタジックなミステリーの第5巻。 山岳地帯周辺で起こっている事件解決のため、アンノウンに加わったケイトとともにつむじ風の里に向かう一行。そこで起こる切なさと哀しみが入り混じる出来事とは?そして大教会やその傘下であるエクソシストの実態も徐々に明らかになっていく。 【著者紹介】 銀河忍(ギンガシノブ) 児童書作家。子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
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-【書籍説明】 記憶をなくしたゴーストが繰り広げるファンタジックなミステリーの第3巻。 ホワイトチャペルから戻ったアダムとグレーテル。 しかし休息も束の間、アンノウンの元に新たな事件が迷い込む。 そして時を同じくして、闇の生き物の宿敵とも言えるエクソシストもまたこの事件の調査に乗り出しているというが…? 【目次】 1 銀の十字架、銀の鐘 2 ハーミット邸にて 3 ジャック・ザ・キラー 4 情報の海に生きる男 5 古城の佇む町 6 グレンモリス城の怪人 7 外套と短剣 8 黒が緋色に染まる時 9 ひとかけらの勇気 10 そして怪人はいなくなった 【著者紹介】 銀河忍(ギンガシノブ) 児童書作家。 子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。 「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
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-【書籍説明】 記憶をなくしたゴーストが繰り広げるファンタジックなミステリーの第4巻。 今回の事件は街そのもの!? 古都ハーメンを脅かすものはアンノウンの《怪物達》にとっても摩訶不思議な怪現象。 血相を変え調査に飛び出したレン、動き出したエクソシスト達。 そしてすれ違っていた歯車同士がついに噛み合いだす……! 【目次】 1 ハーミット邸の怪物達 2 迷宮入りの怪物 3 運命の線路は交差して 4 悪夢に魅入られた町 5 悪夢の時間 6 覚めぬ現実 7 ケイト・ブラフォードの憂鬱 8 背徳の下水道 9 ハーメンの赤い月 10 夜明け 【著者紹介】 銀河忍(ギンガシノブ) 児童書作家。子どもの頃からファンタジーが大好きで、少年少女に向けた物語を中心に小説やその小説にちなんだ挿絵を描いている。 「大人も子供も楽しめる作品を広めていきたい」という想いから、主にファンタジーを手がける児童書作家として活動中。
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4.2
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-『二人の記念日である七月七日から一週間、一つの<概念>を<反転>させる』セキュリティ会社に勤める高萩甲大が受け取った差出人不明の奇妙なメール。その日から甲大、妹の乙葉が暮らす街、「鶴黄市」では不可思議な現象が起こり始める。市内一帯を覆い、何人も通さない”透明の壁”。電子セキュリティ、アナログの錠前、あらゆる「鍵」の効かなくなった街。そして、隔絶された世界で迫る、野性的な狂気……。一通のメールをヒントに現象の謎を追う甲大。出口のない学校で窮地に陥った乙葉。絶望の鍵は開くのか……。
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3.0――欲しいのは、娘の力と血だ 毒の海に蝕まれた世界で 浄化のカを持つ水の一族(アヴェント)は尊い存在として水の国アクアテラで手厚く保護されていた。そんな中、一族の長の娘でありながら最も力が弱く隠されるように育てられたシェルタは、満足に役目を果たせずにいる自分に忸怩たる思いを抱えていた。しかしある日、部屋を抜け出したシェルタの前に現れた二人の男との出会いが彼女の運命を変えていく。 褐色の肌に冷淡な赤い瞳を持つカビール国の王子カルフと柔和な笑みを絶やさないメガロス皇国の軍人ソティラス。シェルタの事情を知らず、しかし浄化のカが欲しい彼らは、アヴェントの娘であるシェルタを自国に引き入れようと強引に迫ってくるのだが…… 【目次】 プロローグ 一章 二章 三章 四章 五章 エピローグ あとがき
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4.0大好評ファンタスティックサーガ第4巻! 無事アクアテラに帰国したシェルタは、 自分に備わっている強大な力の意味を知るために、 父であり一族の長であるシンティリーオと向き合う決意をする。 しかし、父に告げられた真実はシェルタの想像を超える衝撃的なものだった。 一方、カルフとソティラスは《水の一族》の力と寿命の関係を知り、シェルタのもとに向かう。 秘されて育てられた意味、強大な力の理由、そして、シェルタという名に込められた思い。 様々な思いが交錯する中、物語は核心へと突き進んでいく……。 【目次】 プロローグ 一章 二章 三章 四章 五章 エピローグ あとがき
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4.5大好評ファンタスティックサーガ、ついに完結! 残された時間はあと僅か――。 シェルタが強大な力を持ち、秘されて育てられた理由 ――それは、命と引き換えに世界を滅亡から救うためだった……! その残酷な運命を知ったカルフとソティラスは、 やり場のない怒りを抱えつつ、シェルタを生かす道を必死に探し回る。 だがそんな中、世界各地に滅びの予兆が現れて……。 シェルタを救うか、世界を救うか。 正解のない問いに、悩み、苦しみ、それでもやがて、それぞれの答えにたどり着く。 秘された姫と二人の貴人、命がけの愛と選択。 果たして最後に残るのは――? 【目次】 プロローグ 一章 二章 三章 四章 五章 エピローグ あとがき
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3.5いじめられっ子の兄弟アールとグレイは、事故で亡くなった父親の書斎で妙な絵本を見つけ、異世界「アークノア」に迷い込んでしまった。そこは、戦争も飢饉もない、天井や壁に囲まれた箱庭のような絵本の中の世界。そして、アークノアを破壊すべく現れたおそろしい怪物を倒さなくては、二人はもとの世界に帰れないことを知る……。鬼才・乙一が描くファンタジー長編第一弾!
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5.0警察公認の《賞金稼ぎ》が走る! 最高級ノンストップ近未来アクション! 時は21世紀中庸。東京湾に浮かぶ未来的人工都市《TOKYO I.E.C.》に、犯罪者を狩る《賞金稼ぎ》と、かつてその手に囚われ復讐の鬼と化したテロリストの、意地と命をかけたゲームが始まった! 街に仕掛けられた爆弾は4つ、立ちふさがる壁は無数。限界まで体を痛めつけながらも、《賞金稼ぎ》九条隼人はなお走る! 大作アクション映画のスピード感を、そのまま文字で繰り広げた近未来サスペンス・アクション。全面的な改稿を経て、電子書籍で復刊! ●久保田弥代(くぼた・やしろ) 1970年生まれ。2000年に、第3回ソノラマ文庫大賞佳作受賞作である本作によりデビュー。その後ソノラマ文庫より長編二本を出版、またホラー小説アンソロジー『異形コレクション20 玩具館』(光文社刊)にも短編一本を寄稿。以後は活動を停止するが、今回の電子版復刊にあたり十数年ぶりに改稿の筆を執った。
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-都落ちして郷里に戻ってきた怪奇物作家の井之は、ある日、地元のさびれた神社に面白いものがあるという噂を耳にする。それはなんと、陰部に歯のはえた女の木乃伊だった…。そこに添えられた古い手記には、木乃伊となった女の悲しくも驚きの運命が綴られていた。やがて、その木乃伊に魅了された井之は…。
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-先輩作家に紹介されたアメリカ帰りの美女は、酒も下ネタもいける口。ふたりきりで酌み交わす安焼酎が気分をハイにし、豪快なH体験談が甘く下心を誘う。すっかり機嫌良く次の肴を頼もうとしたとき、突然「やめてください」! いったい何が悪かった? 鰻の肝で精力つけて、という下心が見透かされたのか?「駄目なんです、わたし、鰻が。三年前――」。鰻嫌いの陰に隠された、驚くべきトラウマ体験。果たして現実か妄想か? 異常な告白は、留まるところを知らずに大暴走する。いったい何なんだ、この女!? 身も心も引きずり回されたその果てに、作家が辿り着いた場所とは? 悪酔い必至の酒の夜語り、妄想から妄想へ今夜はハシゴ!
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-小説家である私の実家の裏には、人が住まなくなって久しいぼろ長屋があった。ある日その大家である私の両親のもとに、ぜひ長屋を貸してほしいと申し出る男が現れたという。風雨にさらされ、とても人が住める状態ではないと念押ししたにも関わらず、強引に引越してきた老人とその妻…。そんなある日、私のもとに不気味な手紙が送られてきて、その老夫婦の元を訪ねることになるのだが、彼らが語り始めたのは驚くべきことで…。
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-これから私が話すのは、全編蟻の話なんですよ。ちょいとばかり長くなるかも知れませんが。飲んだくれの父に施設から引き取られ、郊外の山中に建てられた団地に引っ越してきた少年。新築でありながら荒れ果てた、廃墟のような建物は人間の屑の吹き溜まり。内部の探索を始めた少年の前に、やがて悪夢のようにおぞましい光景が! 人形のように美しく、しかし奇妙な少女が語る祠の祟りとは? かつてこの地に、いったい何が封じ込められていたというのか!?
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-東京から甲府へ帰る電車の中で遭遇した奇妙な男。酒と金と女をエサに、彼に懇願され途中下車した私は、人里離れた山奥の彼の家にたどり着く。そこで私を快く迎え入れてくれた男と、その娘。しかし美しい娘の頬には髭が、そしてお尻には尻尾が!? 狸に化かされていると知りつつも、気づかぬふりをして一夜を過ごした私に、狸親子はあるお願いをするのだが…。狸に化かされる話といえば、どこか滑稽でほのぼのしている…と思われたなら大間違い。鬼才・飯野文彦が、そんな風に物語を終わらせるわけがない! 奇想天外、毒にまみれた展開に思わず中毒となるか!?
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-池袋の安アパートに、その老婆は死してなお住んで、いや棲んでいた。外に出ることも出来ず、ただ壁と一体となって佇む日々。だが、ひとりの女が新たな入居者として引っ越してきたとき、外界のすべてに無関心だった老婆の心に小さな灯がともった。「さみしかったでしょ。ずっと独りで」。古いアパートの一室で、孤独なふたつの魂が触れ合い、一体となる。そして――開かれる新たな目眩く世界! 女神か聖女か淫乱天使か!?
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-友人に無理矢理連れて行かれた、寂れたスナック。女たちとの弾まぬ会話に耐えきれず、半ば自棄になって怪談話をせがんだところ、雰囲気は一変。「なんで、そんな話するわけ」。いたたまれない空気の中で、ふと見上げた柱の上には、一枚のお札が貼られていた。「だいじょうぶよ。御札が貼ってあるから」それから一年、自身を襲った生々しい悪夢に衝き動かされて、ホステスのひとりにメールしたところ、戻ってきたのは奇怪な返信…。
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-初体験の話をしよう。私の場合、それはダブルの初体験だったのである。女性との性体験と同時に、もうひとつ別の初体験をしてしまった――。街ですれ違った美女との、熱く濃厚な一夜。しかし彼女はそれきり姿を消した。「聞こえたら、答えてください。会いたい。会いたい……」必死の祈りが天に通じたか。ついに彼女の応える声が! 「私も会いたいわ。でも、すぐには無理。これから私が言うことを実行できる?」。かくして、涙ぐましい修行の日々が始まった!
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-落語好きの著者がどうしても聴きたい落語会のために出向いた大阪。いつものごとく、居酒屋で軽く一杯ひっかけよう…としたのがいけなかったのか!? 落語の書き下ろしも手掛ける著者ならではのひねりの利いた一席、とくとご堪能ください!! しかし、ここまでいってもやっぱり井之妖彦は、酒をやめられないんですね~。
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-両親の死以来10年、兄妹は爛れた背徳的な「性」活を送ってきた。兄のどんな歪んだ要求にも、白痴の妹は笑顔で応える。外界との接触を断ち、ありとあらゆる欲望を追求する日々。しかしある日、彼らの許をひとりの紳士が訪れた。「妹さんの噂を耳にしまして。どうか、妹さんを見せてほしいんですが。怪しい者ではありません。わたしはただ妹さんと……。お金なら払いますから」。求めに応じて妹を貸し出したときから、ふたりの間の危ういバランスは崩れ始め…。
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-「エロの極限を描いた、めちゃくちゃしてるやつが見てえって言ってるだろうが」――酔った勢いで買ってきたアダルトDVD。そのあまりのエグさに、男の魂は凍りついた。魂にぽっかり空いてしまった黒い穴。闇に食い尽くされた太陽。その中から、コロナのように吹き上がるのは、記憶の奥底に封印されていた三十三年前の奇怪な出来事だった――。病的な虫嫌いの少年が、あの日河原の石の下に見出したものは、白くてつるつるした――。
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5.0「それは…」「女郎蜘蛛ですわ」「それじゃあ、そこにいるのを知っていてわざと」「こんなにしっかりと脚を立てられていて、気づかないわけがありませんわ」「取ってあげましょう」「取ってもらえるのなら」。深夜の列車に乗り合わせた、艶めかしい喪服の美女。その白い首筋には一匹の大きな女郎蜘蛛が! 柔肌を思うがままに蹂躙する七本の脚。淫らに漏れる吐息、高まる官能。誘われるまま、その胸元に手を差し入れた男に女が語った忌まわしい身の上とは?
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-近所のラーメン屋で昼食を済ませ、自宅に帰ったらリビングに見知らぬ老人が居た。「昨日、訪ねてきてくれたでしょう。そのとき、この人だと思ったんですよ」と言う老人は、私の願い事を2つかなえてくれる代わりに、自分の願いも1つ聞いてほしいと言う。この老人、実は私が昨日ふと訪れた神社の樹齢千年を超えるという神木――神代桜だったのだ。彼が持ちかけてきた取引とは? そして、老人と話すうちに明らかになった驚愕の事実!!
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-贔屓にしている落語家の独演会を聴きに、山梨から名古屋まで長距離バスで出かけた私。ところが、バスを降りた途端、見知らぬ美女に声をかけられた。彼女は私の事を知っている様子だが、こちらには何の覚えもない…。そんな事はお構いなしの彼女に、強引に手を引かれ私が連れて行かれた先には!?
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-サークルの先輩が、連日のように泊まりに来る。私のアパートに来ない日も、他の友人宅を泊まり歩いて、自分の部屋にはほとんど帰っていないらしい。とうとうある日、たまりかねて問い詰めた私の前で、先輩は泣き崩れた「だめだ。もう限界だ」「どうしたんですか?」「出るんだ」――。いったい部屋に何が出る?
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-妻と訪れた「風林火山博」で、退屈した私は、今は寂れたこの会場がデパートだった頃のことを思い出す。やがて、とりとめのない追憶の中から浮上してくるひとつの記憶。「誰だ、この子は……」。地下フロアーの片隅に、ひっそりと閉じられた不思議な扉。鬱屈した受験生の日常は、常に鍵をかけられた扉の向こうへの好奇心を爆発寸前にまで高める。そして、ついに我慢の限界を超えた少年の前で、扉はあまりにもあっさりと開かれた。そこに待っていたのは…。
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-愛する美しい妻に優しくされればされるほど、わたしは冷たい態度を取ってしまう。寂しさと後悔の念が、わたしを苛む。だが、拭えないのだ。妻に対する違和感を、そして恐怖を。結婚して15年、2人の子供をもうけてなお、美しく若々しい妻。誇りであり、自慢の種だったそんな妻に対して、一冊の本が疑念をもたらした。――いつまでも若く美しい妻は、かつて雪山で出会った雪女だった――有名な民話が、自身の生活に重なる。わたしの妻も…。
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5.0実の甥に性的虐待をした挙句、怪我を負わせ逃げてきた男。酒に溺れてホームレス状態となった彼がたどり着いた先は…。【作者の言葉】ひたすら下品で汚らわしくて、目茶苦茶な話です。決してどこからも出版してくれないでしょう。こっそりと読んで、嫌な気分になってください。
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-「昔、SM雑誌でライターをしていたときに経験した不思議な出来事を、一編の小説にまとめてみました。くわしいことは差し障りがあるので、ここには書けません。それは本編の中で……。ご愛読のほど、なにとぞよろしくお願いいたします」(著者:飯野文彦)取材先の肛門科で聞いた、世にも不思議なお話し!