阿弥陀堂だより

阿弥陀堂だより

作者名 :
通常価格 550円 (500円+税)
紙の本 [参考] 704円 (税込)
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作品内容

ようやく新人賞はもらったものの、執筆に行き詰まっている作家の孝夫は、医者である妻・美智子が心の病を得たのを機に、故郷の信州へ戻ることにした。山里の美しい村でふたりが出会ったのは、村人の霊を祀る「阿弥陀堂」に暮らすおうめ婆さん、そして難病とたたかっている明るい娘・小百合ちゃん。静かな時間と豊かな自然のなかで、ゆっくりと自分を回復してゆく二人が見つけたものとは……。極上の日本語で語られる、大人のためのおとぎ話。2002年秋、映画化原作!

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
SF・ファンタジー / ファンタジー(国内)
出版社
文藝春秋
掲載誌・レーベル
文春文庫
ページ数
240ページ
電子版発売日
2011年11月04日
紙の本の発売
2002年08月
コンテンツ形式
EPUB
サイズ(目安)
1MB

阿弥陀堂だより のユーザーレビュー

    Posted by ブクログ 2016年01月31日

    新人賞だけは取れたがそれ以降鳴かず飛ばずの作家。将来を嘱望される女医。2人はいろいろありながらも寄り添い夫婦として生きて来た。40歳を超え、妻が心を病んだ事をきっかけに生まれ故郷の長野の寒村に移住を決めた。

    自分ではどうしようも出来ない心の病と対峙するのではなく、心休まる風景や人々の中で自分を取り...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年04月20日

    読後感がとてもさわやかだった。
    救いのあるストーリーで、物語が見事にまとまっている。
    間違いなく名作、誰にでもお勧めできる。
    この作品に出会えたことに感謝。

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    Posted by ブクログ 2011年10月15日

    南木さんはダイヤモンドダストで芥川賞を受賞していますが、私は今回初めて彼の小説を読みました。 現役のお医者さんのようです。(10年前の古本なのでその時点で・・) 古本屋さんでこの本を手に取ったのは、この小説を原作とした映画 同名の”阿弥陀堂だより”の紹介を小冊子で読んだばかりだったからです。ロケ地は...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年12月14日

    本を開いた時、なんだか堅い感じがしたので読むのを躊躇した。
    でも、読み進むうちにいい感じに。

    淡々とした日常生活を描く作品はやはり良い。
    無理なく作中に入っていけるので。

    病人って、病気に罹っている人ではなく、心を病んでいる人のことって納得です。

    著者は医者でもあるので、医者としての死の見つめ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2010年11月20日

    現代文の演習で一部分を読んで「おうめ婆さん」の人柄に惹かれたので。

    ワークの解説に載ってた、
    孝夫と美智子の過去が気になります...

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    Posted by ブクログ 2016年08月05日

    私が南木さんを読み始めるきっかけとなった作品。SNS「やっぱり本を読む人々」の100冊文庫企画に推薦するために再読しました。

    特筆すべきは96歳の老婆・おうめが小百合に答える言葉の数々でしょう。それを語らせるために、この物語は書かれたのではないかと思います。
    『目先のことにとらわれるなと世間では言...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年11月09日

    小さな山奥の村、その山里の山の方の阿弥陀堂に暮らす老婆。祖先の霊を守ってくれる老婆にお礼として、老婆には食糧が運ばれる。
    40年、50年この閉ざされた風景から一歩も外に出ないで暮らしてきた老婆。
    都会で精神的に病んだ妻と売れない作家の自分。口の聞けない若い女性。圧倒的な大自然のなかで、生きるとは何か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年09月24日

    地に足がつく….というか、土地に根付いて身も心も健全に生きたくなるな。

    『器に合った分の、それもなるたけいい話を聞いていたい』
    このSNS時代にグッと来る言葉だ。

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    Posted by ブクログ 2020年05月25日

    六川集落出身の孝夫が結婚し妻を連れて移住してくる。そこで暮らしながら出会う人との触れ合いが描かれている。
    タイトルでもある阿弥陀堂は、山の中腹にあるお堂で、選ばれたお婆さんが守っていくしきたりになっている。
    96歳のおうめ婆さんはそこに住み、祖先の霊を守っていてくれるのでそのお布施として村人は食料や...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年08月26日

    医者という人の生死に関わる仕事につき、自らも精神を病んでしまう妻。新人賞を受賞したものの次が思うように書けない夫。山の人となり前時代的な生活を続けているおうめ婆さん。病の再発から再起した小百合ちゃん。暗くなりがちな登場人物の設定だがそうならないのは、自然が圧倒的だからなのかもしれないですね。

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