猫に教わる

猫に教わる

1,500円 (税込)

7pt

3.7

からだを手入れし、歩く。ごくふつうの生活を、大切に生きる
猫の母子から教わったこと。山菜を採り、うどんを作る春の行事。同窓会嫌いの弁。本を棄てる話。滋味ふかい最新エッセイ集。

...続きを読む

猫に教わる のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年02月19日

    お医者さんだけど、芥川賞を受賞した作家でもある。医者として患者の死に真摯に向き合われていたのだと思う。パニック障害やうつ病も克服して、今。素敵な奥さんや家族、同僚との交流も素敵だなと思う。
    いきるということは、いつも一生懸命生きることを親子の猫の姿から学んだ。自分ができることをできる範囲で一生懸命、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月16日

    新聞の随筆欄に寄稿した文章を再推敲してまとめられたエッセイ本。

    身の回りの出来事や思い出が淡々と、鮮明に綴られている。信州の田舎で非常勤医として暮らす筆者の生活が目に浮かぶようだった。

    0

    Posted by ブクログ 2022年11月22日

    滋味深く、人間味にあふれた本
    地味でも不器用でも良いんだと、否定することなく背をそっと押してくれる。モスグリーンの一冊。

    □治る病気で死ぬのは喜劇ですよ
    □小説には全体をおおう色がある
    □騙りへの傾斜

    0

    Posted by ブクログ 2022年04月13日

    ネコに引かれて手にしたが、ネコは2篇だけ。それでも懐かしい信州の山の暮らし楽しめたから、マッいいか。「未来は明日ですら完璧に隠されていると了解し、夢など抱かず、とりあえずいまを生きる」NHK郵便屋さん姿の中島みゆき見たけど先崎さんの涙は気が付かなかった。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2023年04月18日

     芥川賞の作品は寝て書いても完成させられるが、直木賞の小説はトラック数台分の資料を集めて読み込まないと書けない。一家統合の要の存在として15年生きたトラの命日は4月26日。南木佳士「猫に教わる」、2022.3発行、36編のエッセイ集。①脳の血流を良くするべく歩くには、ある程度の速度が必要だが、無理を...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年05月07日

    ぽつぽつと寡作で地味な作家さんですが、新しい本を見つけると気になって読んでしまう。
    今もお元気で非常勤の勤務医をされているようで、そんな日常の一コマや、医者と作家という二足の草鞋時代の体調を崩した苦しい思いの綴りだったり、もっとさかのぼって幼い頃に母親を亡くし、思春期時代の新しい家族との葛藤や進学に...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年07月11日

     著者作品、お初。芥川賞作家さんだったのね、知らなかった。

     新聞に連載していたエッセイをまとめたもの。2020年から2021年の秋ごろまでの連載なので、読む前にコロナ禍の当時の世相を活写した高村薫の『作家は時代の神経である』や、真山仁の『タイムズ』、あるいは庶民目線の山田詠美の『吉祥寺ドリーミン...続きを読む

    0

猫に教わる の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

文春e-book の最新刊

無料で読める エッセイ・紀行

エッセイ・紀行 ランキング

南木佳士 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す