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-あの西郷隆盛が生きていた!? それもフィリピンで革命に加わっていた!? 「日本SF界の父」押川春浪(1876‐1914年)による「海底軍艦シリーズ」第二作! ロシアの陰謀によって、新造軍艦〈日の出〉がまさかの沈没。その知らせは帝国全土に衝撃をもたらした。フィリピンに逃げ延びた〈電光艇〉の一行は、そこでフィリピン独立の勇士アギナルド将軍と出会い、「老将」西郷隆盛がアメリカの陰謀によってロシアに捕らわれてることを告げられる……。 明治・大正期の少年たちを虜にし、東宝特撮映画『海底軍艦』の原案ともなった伝説の冒険小説の続編が現代語訳&注釈付きで登場! 荒波逆巻く東アジアの大波乱! ご期待ください! 本作品は、『英雄小説〈武侠の日本〉』分冊版の第一巻~第五巻に「あとがき」まで含めた完全版です。
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-あの西郷隆盛が生きていた!? それもフィリピンで革命に加わっていた!? 「日本SF界の父」押川春浪(1876‐1914年)による「海底軍艦シリーズ」第二作! ロシアの陰謀によって、新造軍艦〈日の出〉がまさかの沈没。その知らせは帝国全土に衝撃をもたらした。フィリピンに逃げ延びた〈電光艇〉の一行は、そこでフィリピン独立の勇士アギナルド将軍と出会い、「老将」西郷隆盛がアメリカの陰謀によってロシアに捕らわれてることを告げられる……。明治・大正期の少年たちを虜にし、東宝特撮映画『海底軍艦』の原案ともなった伝説の冒険小説の続編が現代語訳&注釈付きで登場! 荒波逆巻く東アジアの大波乱! ご期待ください! 全五巻。第一巻は「序文」と「はしがき」、及び「第一回 新造軍艦の沈没」から「第十回 露国の猛将」までを収録しております。
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3.6SF作家と人工知能学会がコラボレーション! この一冊で、「人工知能の現在と未来」が丸わかり。 日本を代表するSF作家たちが、人工知能をテーマにショートショートを競作。それをテーマ別に編集し、それぞれのテーマについて第一線の研究者たちがわかりやすい解説エッセイを書き下ろしました。 名古屋大学・佐藤理史先生プロデュースの〈AI作家の小説〉も掲載! 研究者の最新の知見と作家のイマジネーションが火花を散らす画期的コラボ企画が、文庫オリジナルで登場です。 【テーマ一覧】 ◎対話システム ◎自動運転 ◎環境知能 ◎ゲームA I◎神経科学 ◎人工知能と法律 ◎人工知能と哲学 ◎人工知能と創作 【執筆者一覧】 《作家》若木未生、忍澤勉、宮内悠介、森深紅、渡邊利道、森岡浩之、図子慧、矢崎存美、江坂遊、田中啓文、林譲治、山口優、井上雅彦、橋元淳一郎、堀晃、山之口洋、高井信、新井素子、高野史緒、三島浩司、神坂一、かんべむさし、森下一仁、樺山三英 《研究者》大澤博隆、稲葉通将、加藤真平、小林亮太、伊藤毅志、原田悦子、赤坂亮太、佐藤理史、久木田水生、松山諒平
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3.3〈クラッシャージョウ・シリーズ6〉暗殺結社からの警護を依頼してきた要人が殺害された。契約不履行の汚名に、ジョウは? その標的になって生きながらえた者はいないといわれる暗殺結社《クリムゾン・ナイツ》。彼らに命を狙われているという連邦首相から護衛を依頼されたジョウだったが、契約を終えた直後に首相は殺されてしまう。任務に失敗した彼に与えられた失地回復の猶予は240時間。残された凶器のニードルガンを手懸りに、必死の捜査の末、結社の本部を突きとめたジョウたちを待ち受けていたのは、究極の殺人兵器、人面魔獣だった! /掲出の書影は底本のものです
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-私が幻想文学に求めるほとんどが、ここに姿をあらわした。 懐かしい作り物の世界、虹色の踊り子、言葉と霧と雨。それら世界を語る文章の美しさ。 もっと読ませてください。 ──菅浩江 たいへん美しい文章で硬質な世界を築き上げた幻想的な短編。 ──大森望(「解題」より) からくり仕掛けの骨格に、パルプ鉱でできた肉をまとった人びとが暮らす街。 ある雨夜、からだの修復を行う「人体師」のわたしは、 体内に「強い言葉」を持つ踊り子に出逢う──。 <ゲンロン 大森望 SF創作講座>で第5回ゲンロンSF新人賞(選考委員:大森望、菅浩江、伊藤靖、東浩紀)に輝いた受賞作が、大幅な改稿のうえ電子書籍化。 書評家・翻訳家の大森望による解題を付す。
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3.8どうした? みんな、どうした? 何故、飛ばない? どうして、ここへ来ない? ブーメランは、飛んでいるぞ。(本文より)──綺麗に飛ぼう。空、地上、海。「彼ら」は「スカイ・クロラ」の世界で生き続ける――大人気シリーズ、最初で最後の短編集! 物語の謎を解く鍵が、ここにある。
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3.9人の顔は簡単に殴れるのに、自分の顔は殴れない。 自分のものになった瞬間に、手が出せなくなる。 自分のものは、何も壊せなくなる。 僕は、自分を壊せない。 人を壊すことはできても、 自分は、壊せない。(本文より)
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-巨大小惑星の地球衝突の危機……そしてさらなる厄災へ。人類は破滅を回避できるか!? 西暦2048年、巨大な強磁性の小惑星プシュケが地球に接近していた。衝突すれば地球壊滅は必至――世界の国々はプシュケの軌道をそらすべく、爆破計画に着手する。 一方、衝突を回避したとしても、プシュケの強力な磁場の影響で地球全土に大規模な地殻変動が発生することが発覚。日本は国土の全てが海底に沈む試算となった。空前絶後の危機の下、人類存続のため、各国の政財界や科学者たちが立ち上がる――。緻密な構成で徹底的にリアルを追求した近未来SF群像劇、開幕! 〈著者紹介〉 鶴石悠紀(つるいし・ゆうき) 1945年、岡山県生まれ。1967年、東京大学電気工学科卒。セイコーエプソン(株)、(株)リコーに勤務後、2005年経営コンサルタント事務所開業。中小企業診断士、社会保険労務士。著書に『天意を汲めるか』(2018年、幻冬舎メディアコンサルティング刊)、『霊性進化』(2018年、幻冬舎メディアコンサルティング刊)、『こんにちは、民生委員です。』(2018年、幻冬舎メディアコンサルティング刊)、『ブ・デ・チ』(2020年、幻冬舎メディアコンサルティング刊)。長野県茅野市民生児童委員(2022年2月現在)。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 漢字には、フォースの奥義のように深い意味と成り立ちの歴史があった―。本書は「宙」「星」「義」「真」「愛」「怖」「解」「堕」「夢」「生」「戦」など「STAR WARS」を象徴する漢字43文字を取り上げ、その成り立ちと変遷の歴史、そこから見える人間の知恵と文化を、「STAR WARS」の名場面、名セリフとともに紹介する本である。執筆者に講談社文庫「スター・ウォーズ」シリーズの翻訳家である稲村広香氏を迎え、古代中国より時空を超えて現代の日本人に語りかける漢字の奥義を紐解く。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-エピソード1から200年前、ジェダイ黄金期を描く新シリーズ、待望の翻訳刊行! 新たなジェダイの登場、 それぞれが放つフォース、 平和を脅かす邪悪な陰謀―― ジェダイ黄金期の知られざる側面が詳細に描かれた スター・ウォーズファン必読の書! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ サーガから遡ること200年。 ジェダイ騎士たちの守護のもと、繁栄を謳歌していた共和国は、 新たな宇宙ステーションをアウター・リムに送ろうとしていた。 だが、ある脅威がこの繁栄に暗い影を落とす。 ハイパースペースで起きたレガシー・ラン号の謎の事故。 アウター・リムに未曽有の危機が訪れ、 アヴァー・クリスらジェダイ騎士団が力を集結する。 だが、邪悪な存在によって更なる緊急事態が引き起こされ――。
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-彼女の受けたショックは筆舌に尽くしがたかった。つい先ほどまで、彼とは熱烈に愛し合っていたのだ。それなのに、彼女が意識を失っているうちに、彼が血まみれになって死んでいる。……いったい誰に、このような事態が想像できようか。ふと自分のからだに視線を落とす。やはり彼女のからだも血に染まっていた。(「スプラッタ・ラブ」より) 奇想天外なアイデアが満載、SFドタバタ・コメディ短篇集。 *進行性ボカシ症候群 *日替わり息子 *コタツの異常な愛情 *呪われた血 *よけいなお世話 *スプラッタ・ラブ *放蕩息子 *続・放蕩息子 ●高井 信(たかい・しん) 1957年、名古屋生まれ。東京理科大学理学部卒業。1979年、大学在学中にSF専門誌「奇想天外」にて作家デビュー。以後、ショートショートやSFアイデアストーリーを中心に活躍。1990年代にはRPGに材をとった小説やシナリオも執筆。2000年ごろからショートショートの研究に着手。著作多数。
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-冒険にはITを友とせよ! ? 近未来の世界を体感できるITアドベンチャー小説! 未来のエリート育成を目的としたイベント「ノア・グランゼコール」参加のため、全国から集まった100人の中学生たち。 参加者の一人である内藤一樹は、 現地で仲良くなった篠田沙也加、杉田千成、丸山太郎らとともにさまざまなミッションに挑むなかで、最先端のITに触れ、仲間との絆を深めていく。 一方、イベントの裏では国家のある“重大機密”を巡った駆け引きが行われていた――。 『シンギュラリティ』『A/Identify』に続く、シリーズ第3弾! 今回は、高度にIT化された島を舞台に中学生たちのひと夏の奮闘と成長を描きます。 物語には、AIロボット、ドローン、パーソナルモビリティなど私たちの生活に身近になりつつあるITが数多く登場します。 それらの技術によりさまざまなモノが自動化・無人化されたとき、 私たちの生活は、人間の役割は、どのように変化していくのか―― 登場人物たちとともに、一足早く体感してみてください。
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4.2関東湾人工島の自治区に男女別で隔離されている人間たちは、人工妖精(フィギュア)と共に暮らしていた。その一体の揚羽(あげは)は、亡くなった後輩が葬式で“動く死体”(リビング・デッド)になってしまった事件の謎を追う。一方、自警団(イエロー)の曽田陽平は人工妖精の“顔剥ぎ”(フェイス・オフ)事件の痕跡を捜査していた。どちらも当初は単発的な事件だと思われたが、突如自治区を襲ったテロをきっかけに、これらの異変が自治区の深い闇のほんの一端であることを二人は思い知る……。人間に仕える人工妖精の愛と苦悩を描くアンドロイド成長SF第二弾!
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4.0「聞いたことがあるか――告死鳥の啼く声を」 戦場に響き渡る、甲高い声。それを耳にした者が帰還することはなく、必ず息絶える――そんな伝説を持つ四人の死者。FDXチームは、とある兵器メーカーの資本を背景に、記録上は戦死扱いされた兵士たちが集められた実験部隊だ。彼らは、いつか再び“生者”としての生活を取り戻すため、生還困難な戦場で、いつ終わるともしれない戦いを続けていく。L5戦役後を舞台に、オフィシャルスタッフが手掛ける『スーパーロボット大戦OG』初の公式スピンオフ小説。
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4.6※収録作品(単行本に収録したインタビューや文庫解説等は含みません) レイテ海戦の大戦果はソ連軍の北海道侵攻を招き、日本は南北分断国家となった……。激動の時代を戦艦〈大和〉そして超大型護衛艦〈やまと〉として戦った一隻の艦と、歴史に翻弄されながらも未来へと歩み続ける軍人一族・藤堂家を軸に、日本の戦争と戦後を描く戦記巨篇。 急逝した著者の初期代表作三巻を合本、初期短篇「晴れた日はイーグルにのって」を併録。 ※収録作品(単行本に収録したインタビューや文庫解説等は含みません) 征途 I 衰亡の国 II アイアン・フィスト作戦 III ヴィクトリー・ロード 晴れた日はイーグルにのって
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-ヨギはただひとり、“遺跡の星”にいた。彼は惑星ヴァルカに残された廃墟・紅谷(くれないだに)……紅と紫色の岸壁に作られた古代の都市のガイドとして、静かな時を過ごしていたのだ。そこに突然あらわれた訪問者。失われた文明が残した“物語”を求めていた彼が見つけたのは、他でもないヨギの中に封じこめられた秘密だった……!? 滅びゆく文明と人々の想いを描いた中篇小説を2本収録。著者初のSF作品集。 *ヴァルカ *母星 ●篠田真由美(しのだ・まゆみ) 1953年、東京生まれ。1977年、早稲田大学第二文学部卒業。1992年、第2回鮎川哲也賞の最終候補に残った『琥珀の城の殺人』(東京創元社)でデビュー。1994年に『ドラキュラ公 ヴラド・ツェペシュの肖像』『未明の家 建築探偵桜井京介の事件簿』(講談社)を発表。以後、ミステリ、幻想、伝奇ジャンルで執筆。
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-幼い頃から戦闘のプロとして育てられた「ぼく」の戦いと“お母さん”の謎を描く 村を焼かれ、ジャングルにとり残された少年たち。彼らの前に現れたのは、一人の女性兵士だった。その女は、自分を“お母さん”と呼ばせ、戦闘技術を教えこむ。彼らの前に待ちうけるものとは? 映画化された『後宮小説』『墨攻』でファンタジーに新境地を拓いた著者が、SFマインドを存分に発揮した短篇集。単行本刊行時の装丁画(生瀬範義)を纏い待望の電子化。 ・地下街 ・ハルマゲドン・サマー ・聖母の部隊 ・追跡した猫と家族の写真 ●酒見賢一(さけみ・けんいち) 福岡県生まれ。愛知大学卒業。1989年『後宮小説』で第1回日本ファンタジーノベル大賞を受賞(「雲のように風のように」の題でアニメ化)しデビュー。1992年『墨攻』他で中島敦記念賞を、2000年『周公旦』で、新田次郎文学賞を受賞。その他、『陋巷に在り』『泣き虫弱虫諸葛孔明』など著書多数。
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5.02586年、高は《彼女》にはじめて出会った。それはスペースマンたちの伝説として語られた魔女セイレーン。そして1979年、《セーラ》は歌謡界に彗星のようにデビューを飾った。彼女はそれまでのありとあらゆる記録を書きかえつつ、まさに異常としかいえぬ人気を集めていったが……。しかし、同時に発生する狂気に駆られた人々の起こす事件は何をあんじするのか!? 表題作ほか、人類のあり方をSF的なシチュエーションにとらえ直して描いた「Run with the Wolf」を併録、江戸川乱歩賞受賞でミステリ界に衝撃的な登場をした著者のSF第1作品集。
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4.0「長安牡丹花異聞」で第3回松本清張賞を受賞した著者が初めて挑む“コージー・ホラー”(居心地の良いホラー)小説。バイオ世界という不可視領域を舞台に描かれる戦慄の傑作ホラー。なんの取り得もない学生・梅原司は、クレーの名画セネシオの名を持つ謎の美少女から自らがサイコキネシス(念動力)を持つことを知らされる。クレヤボンス(透視力)を備え、微細な物質を念動力によって動かせるサイコキネシストだというのだ。細胞の改造はおろか強力な病原菌を作ることも思うがまま。人類を滅亡に追い込むことさえ可能な恐るべき超能力者となった青年を中心に展開する近未来バイオホラー小説。
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4.1ヒューゴー賞受賞作「折りたたみ北京」の郝景芳が描く〈中国×1984年〉。 一九八四年、春。天津市の工場でエンジニアとして働く沈智は、半年後に第一子の誕生を控えていた。ある日、友人の王老西から起業の計画を持ちかけられ、一度は断るが、自分が間もなく三十歳になること、毎日同じことを繰り返す日々を過ごしていることにふと気がつき愕然とする―― 二〇〇六年、春。〈私〉は父・沈智の暮らすプラハに来ていた。大学卒業を控え、十年以上会っていなかった父に留学の相談をしに来たのであった。父は優しく背を押すが、結局〈私〉は覚悟を固められない。友人たちが目標に向かって邁進していくなか、〈私〉は留学申請に失敗、祖父のコネで地元の統計局に職を得る。ところが、毎日同じことを繰り返す日々を過ごすうち、鬱を発症してしまう…… 時代の大転換に翻弄され、ついには家族を置いて国を出る決断をした父・沈智。現代中国で自分の生き方を見失う〈私〉。選択しなかったもう一つの人生への憧憬。二つの時代の中国で、人生の分岐をさまよい続けた父娘の物語が描く円環の先に、衝撃の結末を迎える!
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-登校拒否気味で引きこもりのクラスメイトと関わることになった、14歳、あめり。彼は夢に腕がたくさんある観音様が出てきたとある日、呟いていた。 その頃、地球は、約20年前に突然世界各地に飛来したピリオド星人と、人類との共生の道が模索されていた。銀色のオーラを放っている以外、殆ど人間と変わらない、アトランティスやムー大陸等の地球の古代文明さえ知るピリオド星人達。一方、ピリオド星人が何者なのか科学的に証明され、人類は驚愕する。それを契機に彼らの暗黙の支配のようなものがはじまりつつあった。友好・平和と競い・争うことの狭間でもがく人類。 学園の文化祭実行委員となったあめりは、ピリオド星人達にささやかながら一矢報いる出し物を企画する。その中で、何故クラスメイトが登校拒否をしていたのか、町の先人、おじいちゃん、おばあちゃん達が何を継承してくれていたのか気づき、子供達は立ち上がる。人類は本当に無力なのか。子供は本当に無力なのか。本当にそうなのか……? 静かに問いかける書……。 ■著者コメント■ 活気を失いかけている現在の日本社会。元気を失いかけている大人たち。未来の象徴である子供の性格や行動、子供達の世界にも、深く影響を与えています。しかし、学校生活、特に文化祭の企画を通じての子供達の何気ない気づきと、クラスメイトへの思いやりと行動等によって、まず身近な親が、そして町の大人たちの意識が次第に変化してゆきます。一個人、一教室での変化の兆しと流れが、故郷を、日本を、世界を変えてゆくパワーがある、そんな大きな影響力があるんだ、という希望や再生の可能性をSFテイストの本作品にこめました。
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-源氏物語成立の謎に迫る表題作ほか二編を収めたSF短編集 社会主義国「ソビエト日本」が世界に誇る古典女流作家・紫式部……その否定は国家に対する裏切りと反逆を意味した。二〇七三の京都。粛清された国文学者を父にもつウチダは、密かに「源氏物語」の研究を進め、紫式部は作者でないとの確信をもった。そんな折、「源氏」誕生の一〇〇八年に時間旅行をする機会を得たウチダは、藤原道長の土御門邸に忍び込んだ。(「一〇〇八年源氏物語の謎」より) 源氏物語成立の真相を探りに時間旅行する「一〇〇八年源氏物語の謎」、超インフレの未来社会を描いた「紙幣は吹雪のごとく」、ある日突然もう1本の左腕が生えてしまった大学教授の苦悩を描いた中編「後天性多肢症」の3本を収録。 *一〇〇八年源氏物語の謎 *紙幣は吹雪のごとく *後天性多肢症 ●藤本泉(ふじもと・せん) 1923年、東京生まれ。日本大学国文科卒業。1966年に「媼繁盛記」で第6回小説現代新人賞を受賞し文壇にデビュー。部落問題を扱った第17回江戸川乱歩賞最終候補「藤太夫谷の毒」(のちに『地図にない谷』と改題して刊行)、第75回直木賞候補『呪いの聖域』、第30回日本推理作家協会賞長編賞候補『ガラスの迷路』など話題作を立て続けに発表したのち、1977年に『時をきざむ潮』で第23回江戸川乱歩賞を受賞。その他、伝奇ミステリ「えぞ共和国」シリーズなど著書多数。1989年2月、旅行先のフランスから子息に手紙を出したのを最後に消息を絶ち、行方不明のまま現在に至っている。
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-印刷会社に勤めるソラは、恋人のリンと適当につきあいながら、無気力な日々を過ごしていた。そんな彼が非凡な才能を見せたのが、夢の中で夢だと気がつく明晰夢を見ることだった。 ある日ソラは、明晰夢でゼロと名乗る美少女と出会う。そして彼女が地球と二千万光年離れたエリュシオンという惑星から、夢の世界を通じて地球にやってきたことを知る。その目的は、予言された救世主を地球で探すことだった。 エリュシオンでは、恐るべき陰謀が進行していた。超能力者の犯行だと思われるおぞましい未解決の事件が続出していた。それは闇の超能力者集団が、能力を持たない人々を惑星から排除して隷属させるためであった。 だがエリュシオンの創成期から地底世界を築いていた民族が、五千二百年前になされた予言書の封印を解くことで、その陰謀を阻止しようとしていた。残る一つの封印を解くためには、五千二百年前に鍛えられた7本の剣と、その守り手を見つける必要があった。最後の封印が解除されることで、救世主となる地球の人物の名前が明らかにされる。 そんな地底民族と関わりを持つ、ティーグレと祖父のキャッスル、そしてゼロたちが地上で立ち上がった。7本の剣とその守り手を見つけ出し、さらに地球の救世主との仲介役となる人物を探すことにした。そこで夢の侵入に関する特殊能力を持つゼロが、明晰夢でソラに接触することになった。 仲介役となることを決意したソラは、エリュシオンを訪問する。だが未知の惑星の美しさと、進んだ科学技術に感動したのは束の間だった。やがて想像を絶する恐るべき事態に巻き込まれていく。 7本の剣の守り手は見つかるのか? ガイアの救世主とは誰なのか? 闇の超能力者集団を操る謎の少年の正体は? ティーグレとソラに関わる驚くべき秘密とは? これらの謎が3部作を通して語られていく。この第1部は、そんな彼らの出会いを描いた物語である。
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5.0舞台は「北の街」にある古い大学。語り手の女子アトリと同じ生物学研究室に通う、幼馴染みの男子学生イカルが、一心不乱に奇妙な実験をはじめた。イカルはそれを、「亡くなった心の師を追悼する実験だ」と言い張るのだが……。少しだけ浮世離れした、しかしあくまでも日常的な空間――夏休みの閑散とした大学で、人知れずおこなわなわれた秘密の実験と、予想だにしなかったその顛末とは? 理科系のセンスに満ちた、期待のアイデア派新人が登場! 応募総数612作から大森望・日下三蔵・山田正紀が選出した、第1回創元SF短編賞受賞作。選評付き。(本電子書籍は、『年刊日本SF傑作選 量子回廊』(創元SF文庫版 2010年7月初版発行)に掲載の、受賞作短編である「あがり」を電子書籍化したものです。同名の書籍(『あがり』 創元日本SF叢書版 2011年9月初版発行、創元SF文庫版 2013年10月初版発行)及び、『量子回廊』全ての電子書籍版ではございませんので、ご注意ください。)
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-2035年。滅亡した異星文明からのメッセージを解読することで、あらゆる生物を自由に印刷する技術が普及した時代。〈拡張ワシントン条約事務局〉査察官のザーフィラは相棒のミランダとともに生体密造の取締に従事していたが、ある日の現場で耳にした〈竜の女王〉という名前が、竜騎手となるべく育てられた彼女の過去をよみがえらせる。捜査のためザーフィラたちが足を踏み入れたのは、内戦と〈事務局〉の介入によって荒廃しきった故国だった。※本電子書籍は、『紙魚の手帖Vol.12』(東京創元社 2022年8月10日初版発行)に掲載の「竜と沈黙する銀河」のみを電子書籍化したものです。『紙魚の手帖Vol.12』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-病気や障害や、その他さまざまな事情で生身の肉体で生きることに不都合を抱えた人々が、〈情報人格〉となって仮想世界で暮らすことが可能になった時代。十三年前にある事情から情報人格となった楢山小春(ならやまこはる)は、大学時代の同級生が集うパーティーに生身の体で出席するために、「情報人格のために体を貸してくれるサービス」を利用する。体を提供してくれたのは21歳の女性で、楢山の半分の年齢だった。ひとつの体にふたつの意識をのせて、ふたりは一日限りの稀有な体験をする。第13回創元SF短編賞受賞作。※本電子書籍は、『Genesis この光が落ちないように』(東京創元社 2022年9月30日初版発行)に掲載の「風になるにはまだ」のみを電子書籍化したものです。『Genesis この光が落ちないように』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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4.1舞台はどことも知れぬ惑星。数百メートルの巨大な鉄柱に支えられた小さな甲板。そこに“会社”が建っている。語り手は日々、そこで異様な有機生命体を素材に商品を手作りする。雇用主である社長は“人間”と呼ばれる不定形の大型生物だ。甲板上と、それを取り巻く泥土の海だけが語り手の世界であり、そして日々の勤めは平穏ではない。はるか泥土の海を渡って襲い来る“外回り営業”との戦い、脳裏にフラッシュバックする、自分のものかどうか分からぬ記憶……。そしてこの惑星自体が、最終的に何かを生み出すために存在したのだった。奇怪な造語に構築された、誰も見たことのない世界を構築するSFセンス! 応募総数594作から大森望・日下三蔵・堀晃が選出した大型新人。作者自筆のイラストを付す。第2回創元SF短編賞受賞作。選評・電子書籍版特典画像をダウンロードできるID・パスワード付き。(本電子書籍は、『年刊日本SF傑作選 結晶銀河』(創元SF文庫版 2011年7月初版発行)に掲載の、受賞作短編である「皆勤の徒」を電子書籍化したものです。同名の書籍(『皆勤の徒』 創元日本SF叢書版 2013年8月初版発行)及び、『結晶銀河』全ての電子書籍版ではございませんので、ご注意ください。)
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3.01963年9月に創刊した日本最古の現存する文庫SFレーベル、創元SF文庫。そこから現在まで連なる創元SFの60周年を記念した、史上初の公式ガイドブック。フレドリック・ブラウン『未来世界から来た男』に始まり、E.R.バローズ『火星のプリンセス』、ネヴィル・シュート『渚にて』、J.P.ホーガン『星を継ぐもの』など800冊近い刊行物の書誌情報&レビューのほか、草創期の秘話や装幀をめぐる対談、創元SF文庫史概説、創元SF文庫以外の東京創元社のSF作品にまつわるエッセイを収める。口絵には創元SF文庫の歴史を彩ってきた全作品の初版カバーをフルカラーで掲載。SFファン必携の一冊。/【目次】はじめに/創元SF文庫総解説 海外編/創元SF文庫総解説 国内編/対談「草創期の創元SF」高橋良平×戸川安宣/対談「創元SF文庫の装幀」加藤直之×岩郷重力/大森 望「創元SF文庫史概説」/牧 眞司「SF文庫以外のSF作品」/索引
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-第9回創元SF短編賞受賞作「天駆せよ法勝寺」。長編化される同作品の序章部分を先行発表。佛理学の成果たる六勝寺計画が進められていた。完成の暁には、これら星寺は巨大な飛塔となって天を駆ける。瀬戸内の島で建造中の尊勝寺では、大勢の見学者を招いて駆動実験が開始された。二千の寺から集められた祈念は、しかし佛理爆発を引き起こす。これを封印するため命を賭して志願したのは、のちに法勝寺の管長となる巌真ら三人の僧であった。話題をさらった創元SF短編賞受賞作「天駆せよ法勝寺」の前日譚となる、驚天動地の仏教SF。※本電子書籍は、『Genesis この光が落ちないように』(東京創元社 2022年9月30日初版発行)に掲載の「天駆せよ法勝寺[長編版]序章 応信せよ尊勝寺」のみを電子書籍化したものです。『Genesis この光が落ちないように』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-深宇宙から地球へ飛来した、錯乱した意識生命体。彼らが憑依した人間は怪物的な能力を授かり、人類を殺戮しはじめた。殲滅を託されたのは、身体を機械化した合衆国陸軍のウォーボーグ部隊。応戦に苦慮するなか、やはり意識生命体が憑依した8歳の少女が現れ、驚くべき戦闘能力を発揮した。最初の敵を倒し、部隊に合流した少女だったが、ある日姿を消した。新たな敵が現れたのだ――岩手県に。第6回創元SF短編賞受賞後第一作。※本電子書籍は、『Genesis 一万年の午後』(東京創元社 2018年12月21日初版発行)に収録の「草原のサンタ・ムエルテ」のみを電子書籍化したものです。『Genesis 一万年の午後』全ての電子書籍版ではございませんのでご注意ください。
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-【電子版特別収録】天神英貴が描く、イラスト2点(カバー原画とキリコ・キュービィ)を高精細画像で収録! アストラギウス銀河を二分する、ギルガメスとバララントの百年戦争末期。幾多の死線を常に生存して乗り越える、異能のボトムズ乗りがいた。キリコ・キュービィー。吸血部隊と恐れられた、特殊任務班レッドショルダー部隊最後の兵士。愛も、憎しみも、全てはレッドショルダーとの出会いから始まった…。アニメ史上に燦然と輝く不朽の名作『装甲騎兵ボトムズ』の核心に迫るふたつの物語、「野望のルーツ」と「ザ・ラストレッドショルダー」を小説化、一挙に収録した伝説の愛蔵版がついに電子化!
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-金星を舞台に、SFと神秘主義の境界で語られる壮大な物語 宇宙開発部隊の記録員ルー・風(フー)は補充要員として金星の衛星基地に着任した。しかし、そこで彼を待っていたのは、まさに混沌だった。荒んだ基地。狂った制御脳。えたいの知れぬ人々。錬金術に没頭する科学者。そして金星上での不可解なできごと。さらには人間がやってくる以前から金星にあったという謎の女人像。それらの作り出す状況に翻弄されながらルー・風は金星に降りたち、そこで世界創生の秘密を解く鍵を得るのだったが…。惑星探査を始めた人類につきつけられた謎を発端に、人智を越えた世界創生の物語が明らかにされようとしていた。 ●川又千秋(かわまた・ちあき) 1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『火星の白蛇伝説』(中央公論新社)、『翼に日の丸』(角川書店)など著書多数。
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3.5
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-温暖化が進んだ世界では、人々は“国”という概念を捨て一族単位で人々を支配していた。ヤマウチ家に属するオリオは、ヤマウチの人々を守る「操翼士」という仕事を担っていた。そのオリオを慕っているのが、ヤマウチ家の頭首の娘であるリツカだった。二人とも操翼士として、人々を大空から守っていた。ところが、ある日ヤマウチ領が敵に攻め込まれ、二人はヤマウチ家の一族とばらばらに引き離されてしまう。命を狙われるリツカ、それを守るオリオ。大きな嵐に巻き込まれた二人の運命は、どうなってしまうのか―――。荒廃した世界で繰り広げられる、壮大なエンターテイメント小説。
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-【エブリスタ小説大賞2015-2016 徳間文庫冒険エンターテインメント小説賞大賞受賞作!】 最強の美少女ハッカー《ゴースト》を追い詰めた。しかし逮捕まであと一歩のところで轟音が鳴り響き、気を失って……。目が覚めると「俺」が眼前にいた。ガラスに映った俺の姿はゴーストになっている。──なんと、魂が入れ替わってしまった! 早く原因を突き止めなければ。特別認定犯罪者対策機関「特対」のレドは、魂交換者(ソウルトランサー)のゴーストと共に犯罪者の巣くう「迷宮街」へと乗り込む! 投稿小説賞総なめの期待の俊英が放つ爆笑SFアクション!
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-これは我々が住む世界から見て遥か遠く昔に分岐したパラレルワールドの物語になる。この世界には、我々の世界とは違い、人間の意志に反応して作用する力が存在し、この力のことを、この世界に住む人々は魔法と呼んで使用していた。しかし、実際にはこの魔法と呼ばれる力の正体は、かつてこの世界に存在していた超文明が科学の力を結集させて作り出したものであった。しかし、この世界に住む人々はそうした事実を過去に起こった最終戦争によって完全に忘れ去っていた。ところで、この世界には魔法ーーー人間の意志に反応して作用する力の副産物して、魔物と呼ばれる、人間を襲う非常に獰猛な生物が存在した。そして人々はこれらの生物に対抗するための機関として、魔法騎士と呼ばれる、魔法に特化した兵士を作り出したのであったがーーー。 こちらはKindleから既に出版されている『その世界と彼等が創られた理由』の1巻〜2巻までを一冊にまとめ、少しお求めやすくしたものになっています。
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4.0幻魔大戦のスペシャル番外編! 『地球樹の女神』のヒロイン・後藤由紀子と邂逅した作者・平井和正は、主人公・四騎忍へと変身し、自らが少年期を過ごした横須賀市の想い出の地“砲台山”を訪れる。そこに現れた東三千子から、失踪して不在となった『幻魔大戦』の主人公・東丈の代わりを務めることを要請されるのだった。 『幻魔大戦』の作中世界を訪れた四騎忍は、作品ストーリーに介入し、東丈の秘書・杉村由紀を携えて、東丈を探すべく、今度は『ボヘミアンガラス・ストリート』の作中世界へと迷い込む! 東丈不在の中、他作品へと拡大する“幻魔”の侵蝕を、四騎忍は止められるのか? 鍵を握る東丈の行方は? 電子書籍のみで発表される平井和正渾身のメタ小説!
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3.7
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3.0【東京創元社文庫創刊60周年記念刊行】創元SF短編賞正賞・優秀賞受賞者、佳作入選者が競演。〈宇宙編〉には高山羽根子(第1回佳作)、酉島伝法(第2回正賞)、理山貞二(第3回正賞)、オキシタケヒコ(第3回優秀賞)、宮西建礼(第4回正賞)、宮澤伊織(第6回正賞)の6名の傑作を収録。ソロバンを携え銀河を旅する交易船、海に覆われた惑星に棲息する音をあやつる生き物たちの旅路、航行中の宇宙船で起こった前代未聞の連続殺人──2020年代のSF界を牽引する“東京創元社生まれ”の気鋭作家陣が贈る、書き下ろしテーマ・アンソロジー。【収録作】はじめに 東京創元社編集部/「平林君と魚(いお)の裔(すえ)」オキシタケヒコ/「もしもぼくらが生まれていたら」宮西建礼/「黙唱」酉島伝法/「ときときチャンネル#1【宇宙飲んでみた】」宮澤伊織/「蜂蜜いりのハーブ茶」高山羽根子/「ディセロス」理山貞二/ちいさなあとがき
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-宮崎県の山頂に何かが落下した。当初は隕石が落下したのだと考えられていたが、実際にその山頂を捜索した自衛隊員が発見したものは、隕石ではなく、地球起源のものではないと思われる、銀色の円盤形をした乗り物の残骸であった。そして更に、その残骸のなかから、意識は失ってしまっているものの、まだ生きている生命体が発見された。その生命体の容姿は、日本人が西洋人と聞いてすぐに思い浮かべる容姿をしていた。金髪碧眼で、性別は男性だと思われた。やがて意識を取り戻した異星人と思われる人物とコンタクトを取るために、言語学者である佐藤正弘は、政府から依頼を受けて、その異星人と思われる人物が収容されている宮崎県にある自衛隊基地を訪れるのだったが……。そして異星人らしき人物とコンタクトを重ねるうちに、徐々に明らかにされていくことになる驚愕の真実とは!?……。果たして、彼はどこからやってきたのか。また彼の目的はなんなのか? こちらはKindleから既に出版している『それは遥か遠く、とても近い場所から』の1巻から6巻までを一冊にまとめたものになっています。一冊ずつ購入していくよりもかなりお得になっています。『それは遥か遠く、とても近い場所から』をできるだけ安く購入したいという方や、一気にまとめて読みたいという方はぜひ!!
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-神Aは全文を、それこそ目を皿のようにして眺めるが、適切な文字列を見つけることができない。一点、気になったのは〈荒ららげた〉である。いまやほとんどの人間が〈荒ららげた〉ではなく〈荒らげた〉と言っているから、〈ら〉をひとつ取って〈投げれない〉に挿入してもよさそうな気もする。いやしかし、やはり神としては誤用を認めるのはまずいだろう。〈れ〉の挿入先については、皆目見当もつかなかった。キューを握ったまま動けずにいると、神Bが言った。「どうした。ギブアップか。なら、私が先に撞くぞ」(「続・神々のビリヤード」より) 奇想天外なアイデアが満載、珠玉のショート・ショート作品集。 ●高井 信(たかい・しん) 1957年、名古屋生まれ。東京理科大学理学部卒業。1979年、大学在学中にSF専門誌「奇想天外」にて作家デビュー。以後、ショートショートやSFアイデアストーリーを中心に活躍。1990年代にはRPGに材をとった小説やシナリオも執筆。2000年ごろからショートショートの研究に着手。著作多数。