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瞬時に移動できる超人的運動能力、普通の人には聞こえない小さな音まで聞き分ける鋭敏な聴覚、決して忘却しない驚異的な視覚記憶力――常人とはかけ離れた特殊能力を持つ4人は仲間の亘を人質に取られ、老獪な政治家・渡瀬浩一郎のために裏の仕事をしている。そんな彼らに、世間を賑わしている残虐な殺人集団〈アゲハ〉の追跡が命じられる。〈アゲハ〉とは何者なのか。今、壮絶な戦いが幕を開ける――。
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Posted by ブクログ
昴、沙耶、隆二、良介の四人は同じ施設で育った仲間で、4人はそれぞれ特殊な身体能力や感覚能力を持っています。
彼らは、どうやら意図的に実験によって産み出されたもののようで、今はやむを得ぬ事情から、その実験に関わっていた一人の政治家の、表沙汰にできない仕事を引き受けています。
彼らがチームで仕事をするときの圧倒的な威力、仕事を離れたときの友情とも家族愛とも言えるような絆、動と静、ONとOFF、その対照的な描写の妙と各キャラクターの造形がとても魅力的です。
その中でも、リーダー格の昴は、優しげな風貌の奥に強い意志と凄みを感じさせ、かつ彼自身の能力の全貌が明らかになっていないことと合わせて、謎めいたヒーロー(アンチヒーロー!?)オーラを醸し出してますね。
クライマックスでは、彼らと同等もしくはそれ以上の能力を持つ者たちの「アゲハ」と呼ばれる集団も出てきて、どうやら味方ではなさそうで、これが「ACT-2」以降で大きく関わってきそうです。
これまで映画やテレビドラマで、似たようなストーリーはあったかも知れませんが、小説(それも日本の)ではなかなかお目に描かれなかった物語、続巻が楽しみです。
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