あらすじ
瞬時に移動できる超人的運動能力、普通の人には聞こえない小さな音まで聞き分ける鋭敏な聴覚、決して忘却しない驚異的な視覚記憶力――常人とはかけ離れた特殊能力を持つ4人は仲間の亘を人質に取られ、老獪な政治家・渡瀬浩一郎のために裏の仕事をしている。そんな彼らに、世間を賑わしている残虐な殺人集団〈アゲハ〉の追跡が命じられる。〈アゲハ〉とは何者なのか。今、壮絶な戦いが幕を開ける――。
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Posted by ブクログ
超能力(超人)を持つ4人兄弟が新進気鋭の野党政治家の小間使いとなっている。
一人は高速移動
一人は耳が良すぎる
一人は瞬間記憶
一人は・・・
政治家は表は善良だが将来の権力奪取に異様なまでの情念を燃やす?
そんな彼らに謎の殺人集団アゲハの探索と?
併せて大物議員の娘が行方不明で捜索願い!?
二つの捜し物が微妙に絡まってくる時!!!
設定が多少ぶっ飛んでる感は あるものの読んでしまえば一気読み!!!
次巻が気になる!
Posted by ブクログ
昴、沙耶、隆二、良介の四人は同じ施設で育った仲間で、4人はそれぞれ特殊な身体能力や感覚能力を持っています。
彼らは、どうやら意図的に実験によって産み出されたもののようで、今はやむを得ぬ事情から、その実験に関わっていた一人の政治家の、表沙汰にできない仕事を引き受けています。
彼らがチームで仕事をするときの圧倒的な威力、仕事を離れたときの友情とも家族愛とも言えるような絆、動と静、ONとOFF、その対照的な描写の妙と各キャラクターの造形がとても魅力的です。
その中でも、リーダー格の昴は、優しげな風貌の奥に強い意志と凄みを感じさせ、かつ彼自身の能力の全貌が明らかになっていないことと合わせて、謎めいたヒーロー(アンチヒーロー!?)オーラを醸し出してますね。
クライマックスでは、彼らと同等もしくはそれ以上の能力を持つ者たちの「アゲハ」と呼ばれる集団も出てきて、どうやら味方ではなさそうで、これが「ACT-2」以降で大きく関わってきそうです。
これまで映画やテレビドラマで、似たようなストーリーはあったかも知れませんが、小説(それも日本の)ではなかなかお目に描かれなかった物語、続巻が楽しみです。
Posted by ブクログ
サイボーグ009みたいに、それぞれ別の特殊能力を持った人造人間?達が政治家の背後で暗躍する物語かな。
スピード感と緊張感かある展開ながらどこか惚けた緩い雰囲気もあり、映画を見ているような楽しい作品です。
Posted by ブクログ
人とは違う、超人的な能力を持つ少年達が、政治家のもとで、政治家のために仕事をする。ときには、危険なミッションもある。政治家の娘が家出、しかも政治生命に関わる機密を持ち出した。確保に動く少年達の前にアゲハと名乗る超人が現れる。別ラインであると明かすことで、同じ超人的な能力を持つものであることがわかる。
無事に娘を確保したが、アゲハは誰なのか、そしてなぜ命を狙ってくるのか、産み出された秘密とともに、次作に続いていく。
Posted by ブクログ
面白かった。それぞれの人物描写がよく、すぐに引き込まれ一気読みでした。昴のたんたんと語る口調がここちよかったですね。本多さんのハッと気づかせる語り口すきですね。act2も期待大です。
Posted by ブクログ
厨二っぽい
ファンタジーだけど本多さん要素はたっぷりかな
主人公チーム対アゲハとよばれる組織との闘い
三部作の始めとしては○かな
1冊目ではなんとなくしか話が見えてこなくて、あーだこーだと想像できるのが良い
主人公チームに名字がない事もそういう事かとかね
いろんな伏線がまだまだ隠されてそうで2作、3作目に期待
アゲハもキャラが濃さそうで
祈る事すら許されないなら、僕はやっぱり誓うしかない。
ずっと側にいるよ、と。
Posted by ブクログ
【映画】
極秘実験で超能力を与えられた子供たちが主人公。
両親にストレスを与えて、極限まで脳を発達させた超能力者。
裏稼業的な仕事を請け生きていたところに、仲間の一人が「破綻」を迎え...
面白い。
邦画だからハリウッド的なものに比べれば見劣りするけれど好き。
遺伝操作により生み出された超能力者が立ちふさがる。
仲間意識が芽生えると思ったら、旧世代と新世代の仲違い。
新世代の割には短命に絶望しているけれど。
脳異常発達超能力者vs遺伝子超能力者の簡単な構図になるかと思ったら、そこらへんは昔からある超能力者vs人間になる。
超能力の代償が破綻だったり、短命で生殖機能がなかったり、それぞれの悩みを抱えながら生きていく姿がなんとも切ない。
タイトルのまんまストレイヤー。
俳優陣が見事マッチしていて面白かった。
Posted by ブクログ
映画化してから読むことになってしまったのがちょっとアレですが…
こういった「特殊能力持ち」系のSFは読んだことがなかったのですが、特に違和感なく、最後までワクワクしながら楽しく読むことができました。
本作は3部構成になっており、その導入部であるACT-1は、昴達とアゲハの邂逅がメイン。
主要キャラももちろん味わい深く、思うところは色々とあったのですが、一番好きなのは三井さんと伸吾の件。(笑)
「人に説明できる理由など、だいたいは嘘です。」
「衝動」=「欲求」=「思い」って考えると、非常に大事なことなのではないかな、と。
Posted by ブクログ
まだまだ謎なところはあるけれど、徐々に明かされていくストーリーに夢中になれた。
先も楽しみ。
細かい謎も気になる。
三井のキャラいいなぁ……もう出てこないのかなぁ。
Posted by ブクログ
隠すところは隠して進んでいく本多さんの、作品がだいすきだし、
今回はアクションものなのでまた違った感じに面白い!
べつに映画になるから読み始めた訳じゃない(´・ω・`)
Posted by ブクログ
ナイトヘッドとか、その系統。
厨二設定!(でも好きですよ。
映画化のせいか、早めに文庫化されて嬉しいのでした。
映画は多分、見ないかな~。
Posted by ブクログ
MOMENTに続き、何故かこちらを手に取ってしまいました。
少し気分を変えたかったのかもしれません。
映画化という事で文庫化された様なので。
SFでしょうね。X-MENを彷彿とさせる内容なのですが、まだまだ1巻なのでそこまで深くは話が進んでいない感じです。
漫画を読んでいる様な感じでサクサク読めます。
ちょっとアングラな雰囲気でこういうのは嫌いではないので続きが楽しみです。
Posted by ブクログ
待ちに待った、わけではないが、本多さんものということで、あっという間に。
今度映画化ですか。本多作品での映像化が続きますね。
さて、世の中にはいろんな人がいるんですね。もちろん小説の中だけでしょうが。
ドラマや小説などに対する評価が厳しくなる昨今、あーだこーだではなく、自分が楽しめればそれでいいのではないかと思うし、自分はすごく楽しく読んだ。
Posted by ブクログ
認めるのが恥ずかしいけど,こういうサイキックものが好き.飯田譲治さんの「NIGHT HEAD」,宮部みゆきさんの「龍は眠る」など,もしも自分もなどと想像する.中二病かな.本作,まだエピローグの段階だが,期待感MAX.早く次巻が読みたくなりました.
以下あらすじ(裏表紙より)
瞬時に移動できる超人的運動能力、普通の人には聞こえない小さな音まで聞き分ける鋭敏な聴覚、決して忘却しない驚異的な視覚記憶力──常人とはかけ離れた特殊能力を持つ4人は仲間の亘を人質に取られ、老獪な政治家・渡瀬浩一郎のために裏の仕事をしている。そんな彼らに、世間を賑わしている残虐な殺人集団〈アゲハ〉の追跡が命じられる。〈アゲハ〉とは何者なのか。今、壮絶な戦いが幕を開ける──。
Posted by ブクログ
この作家さんの初「SF物」でした。 特殊能力を活かしてミッションクリアを積み重ね、異常殺人集団を追い詰めて行く物語と思いつつ読み進めるも…自身以外の能力者が…敵組織がおぼろ気に出て来て終わる処が好評価! 次が読みたくなる謎(興味津々) がいい感じ。
Posted by ブクログ
人間離れした膂力や超聴力など、それぞれ特殊能力を持つ少年たちが、若手政治家の手足となって裏の仕事に手を染める。
そこに現れる、同じような超人的能力をもつ殺人集団。
ターゲットを狙って三つ巴の戦いが繰り広げられる。
ライトノベルっぽいノリで軽く読める。
主人公たちとその相手が人間離れしすぎて、その他の人間がものの数に入らず、三つ巴の形がイマイチ上手く機していないような…
Posted by ブクログ
「stray」には(道に)迷う、(仲間・群れから)はぐれるといった意味がある。
特殊な能力を持つ彼らが与えられた仕事をこなしていく物語である。
もちろんそれだけではない。
何故彼らは能力を持っているのか。
何故彼らは大物政治家の言いなりになり手先を務めているのか。
昴のキャラクターがいい。
彼らのまとめ役であり、もっともバランスのとれた能力を持つ昴。
戦闘には向かない沙耶や隆二をかばい、冷静に状況を見極め計画を成功に導く。
殺人現場に自らを誇示するシールを残し、人を殺し続ける「アゲハ」。
彼らの目的が復讐なのだとしたら、すべてが終わった先にあるものは何なのだろう。
昴たちにはそれなりの理由がある。
守るための闘い。
昴には絶対に守りたい仲間がいる。
それはある意味足かせともなるだろう。
ふたつのグループがぶつかったとき、どんな闘いが起こるのか。
なぜ昴は渡瀬の命令に従っているのか。
きっと次の物語では明らかになるだろう。
Posted by ブクログ
特殊能力を持った者たちが戦う物語は好きなので、評価が甘くなる傾向ではある。
まだ登場人物のキャラが印象に残らなかったり、隠されていることが多いところはあるが、今後に期待はできる。
Posted by ブクログ
特殊能力を持っていて社会の裏側で活躍する少年・少女の話。
まだ1作目なので明らかになっていない部分も多く焦らされている感があります。
チャプター1でちっちゃな事件を1個解決するので
チャプター2以降もそんな感じで行くのかと思いきや
チャプター2からほぼ最後まで1個の話となってしまっています。
もう少し小さな事件を何個か解決して物語にスピードをつけてもよかったのではないかと思いました。
何となくチャプター2に出てくる「三井」と「伸吾」に
嫌悪感を感じてしまったのでこの人達が最後まで登場することに
少し嫌気を感じてしまったというのもあります。
また本多孝好ワールドではクールで思慮深い男がよく登場しますが
今回の主人公もそんな感じです。
さらにあまり分かりやすくない特殊能力まで備えていて
今後どうなっていくのか楽しみは感じさせてくれます。
Posted by ブクログ
続き物。
現代SFファンタジー、ダークヒーロー系でしょうか。
特化した運動能力や記憶能力などの異能を持つチームが、ある政治家の元で飼われて裏の仕事で働いている。
色々な人との思惑と謎。
一巻なのでまだ謎ばかりで消化不良気味です。
主人公の昴が、陰があって、頭が良くて、チート属性で…とこれでもかと夢を詰め込んだような青年で凄い。
訳のわからないうちに一巻は終わりましたが、続刊以降、展開に乗れれば面白いのかな?
一巻だけでは微妙だけれども面白くなくもないような、保留案件です。