あらすじ
瞬時に移動できる超人的運動能力、普通の人には聞こえない小さな音まで聞き分ける鋭敏な聴覚、決して忘却しない驚異的な視覚記憶力――常人とはかけ離れた特殊能力を持つ4人は仲間の亘を人質に取られ、老獪な政治家・渡瀬浩一郎のために裏の仕事をしている。そんな彼らに、世間を賑わしている残虐な殺人集団〈アゲハ〉の追跡が命じられる。〈アゲハ〉とは何者なのか。今、壮絶な戦いが幕を開ける――。
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Posted by ブクログ
【映画】
極秘実験で超能力を与えられた子供たちが主人公。
両親にストレスを与えて、極限まで脳を発達させた超能力者。
裏稼業的な仕事を請け生きていたところに、仲間の一人が「破綻」を迎え...
面白い。
邦画だからハリウッド的なものに比べれば見劣りするけれど好き。
遺伝操作により生み出された超能力者が立ちふさがる。
仲間意識が芽生えると思ったら、旧世代と新世代の仲違い。
新世代の割には短命に絶望しているけれど。
脳異常発達超能力者vs遺伝子超能力者の簡単な構図になるかと思ったら、そこらへんは昔からある超能力者vs人間になる。
超能力の代償が破綻だったり、短命で生殖機能がなかったり、それぞれの悩みを抱えながら生きていく姿がなんとも切ない。
タイトルのまんまストレイヤー。
俳優陣が見事マッチしていて面白かった。
Posted by ブクログ
映画化してから読むことになってしまったのがちょっとアレですが…
こういった「特殊能力持ち」系のSFは読んだことがなかったのですが、特に違和感なく、最後までワクワクしながら楽しく読むことができました。
本作は3部構成になっており、その導入部であるACT-1は、昴達とアゲハの邂逅がメイン。
主要キャラももちろん味わい深く、思うところは色々とあったのですが、一番好きなのは三井さんと伸吾の件。(笑)
「人に説明できる理由など、だいたいは嘘です。」
「衝動」=「欲求」=「思い」って考えると、非常に大事なことなのではないかな、と。
Posted by ブクログ
ナイトヘッドとか、その系統。
厨二設定!(でも好きですよ。
映画化のせいか、早めに文庫化されて嬉しいのでした。
映画は多分、見ないかな~。
Posted by ブクログ
特殊能力を持っていて社会の裏側で活躍する少年・少女の話。
まだ1作目なので明らかになっていない部分も多く焦らされている感があります。
チャプター1でちっちゃな事件を1個解決するので
チャプター2以降もそんな感じで行くのかと思いきや
チャプター2からほぼ最後まで1個の話となってしまっています。
もう少し小さな事件を何個か解決して物語にスピードをつけてもよかったのではないかと思いました。
何となくチャプター2に出てくる「三井」と「伸吾」に
嫌悪感を感じてしまったのでこの人達が最後まで登場することに
少し嫌気を感じてしまったというのもあります。
また本多孝好ワールドではクールで思慮深い男がよく登場しますが
今回の主人公もそんな感じです。
さらにあまり分かりやすくない特殊能力まで備えていて
今後どうなっていくのか楽しみは感じさせてくれます。