あたし、新井素子。19歳のSF作家志望の女の子。新人賞のために『絶句』ってタイトルの原稿を書いている。読者が絶句するほどおもしろい話になるはずが、なぜか突然、小説のキャラクターたちが実体化してしまった!?滅法強いヒーローやマッド・サイエンティスト、超能力者の美少女風男子や素子に瓜二つの人猫が、それぞれ現実世界で生活を始めて…23年ぶりの書き下ろし番外篇「秋野信拓の屈託」と新あとがきを収録。/掲出の書影は底本のものです
Posted by ブクログ 2013年07月22日
もう「・・・絶句」を読むのも何回目かわからない。かつての文庫版も持ってるけど、新装版ということでまた読みました。
カバーイラストがcocoに変わりましたが、やっぱり吾妻 ひでおのイメージが強くて、読んでいる最中のビジュアルイメージは吾妻 ひでお版のイラストでした。
書き下ろしの番外編は本文を読んでか...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年10月04日
きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ、きゃあ「…絶句」だ。
単行本のこれで新井素子さんにはまりました。今読んでも十二分に面白い。
小説には“これこれこんな風に面白いから読んで”と勧めるものと、“なにも言わない、とにかく読め”というものがありますが、紛れも無く後者。まずは読んで見ましょう。
あと...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年09月13日
実は、ハードカバーで読んで、文庫を所持しております。
星新一さんも絶賛したという、新井素子さんという作家、
ハッキリ言って、もの凄い力量の持ち主です。
「…絶句」は、彼女が脂の乗り切った時期に書かれたSF小説で、
文体はライトノベルそのものですが
(当時ラノベという概念やジャンルはなかったんですけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年08月19日
再読です。27年ぶりの……。私が絶句。自分のことを棚にあげて(素子さんと同い年です)素子さんが50歳になるなんて信じられない。(因みに宮部みゆきさんも同い年。宮部さんと素子さんと(私が)同い年ってどうしても信じられない)いや、素子さんについえは20代の頃から「同世代の代表作家」と思ってましたから、い...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年09月20日
本屋で表紙買いしたけど、新刊っていう訳じゃなくて83年頃に出版されたものの新装版だったみたい。それにしては文体が軽い。
著者を調べたら、ライトノベルの先駆けのような方らしい。なるほど、同意できる。
話の展開は、けっこうしっちゃかめっちゃか。1つ1つのエピソードは、非常にきれいにまとめてあるけれど、話...続きを読む
※予約作品はカートに入りません