国内文学作品一覧

  • 断言 読むべき本・ダメな本 新教養主義書評集成 経済社会編(ele-king books)
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    1巻2,393円 (税込)
    宣伝でも素朴な感想文でもない、“読者の役にたつ書評” とはこれだ! 宣伝でも素朴な感想文でもない、本当に “読者の役にたつ書評” とはこれだ! 長年にわたり価値を失わない良書をしっかり紹介し、ベストセラーであろうとダメな本は徹底的に批判する── 辛口書評家が30年ちかくにわたり書き綴った膨大な書評より、経済、ビジネス、経営、政治、歴史、社会などの分野をここに集成! 【目次】 はじめに:書評について 第1章 経済 第2章 ピケティ/格差 第3章 ケインズ 第4章 クルーグマン 第5章 ファイナンス 第6章 経営 第7章 ビジネス 第8章 政治 第9章 歴史 第10章 思想・ノンフィクション おわりに 【著者】 山形浩生 1964年、東京生まれ。東京大学大学院工学系研究科都市工学科およびマサチューセッツ工科大学大学院修士課程修了。 大手シンクタンクに勤務の頃から、幅広い分野で執筆、翻訳を行う。 著書に『新教養主義宣言』『たかがバロウズ本。』ほか。訳書にクルーグマン『クルーグマン教授の経済入門』、ピケティ『21世紀の資本』、スノーデン『スノーデン 独白:消せない記録』、ディック『ヴァリス』ほか。
  • 男性作家が選ぶ太宰治
    4.0
    「この作品が自分は一番嫌いだ」(奥泉光選「道化の華」)、「不思議な明るさに包まれた怯えの百面相」(堀江敏幸選「富嶽百景」)、「『男性というものの秘密』を知っている作家」(松浦寿輝選「彼は昔の彼ならず」)――七人の男性作家がそれぞれの視点で選ぶ、他に類を見ない太宰短篇選集。
  • チェンバレン『日本語口語入門』第2版 翻訳 付索引
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    1巻20,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 明治時代に日本初の帝国大学博言学(言語学)教授となったチェンバレンによる、当時の口語日本語を扱った文法書の理論篇(文法)の日本語訳と、原本の影印版および理論篇日本語語句索引を併載する。
  • 近くて近い台湾と日本-日台交流川柳句集
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    台湾川柳会の創立20周年を記念して編まれた、日本語と川柳を愛する台湾の人々と、日本の第一線で活躍する川柳作家との心温まる初の川柳交流句集。 第一章「台湾川柳会20年の軌跡」は台北俳句会会長・黄霊芝による同会設立にまつわる挿話からはじまり、さらに初代会長・頼天河、第二代・李琢玉、第三代・頼柏絃の在任時代を主軸として日台交流の設立と発展に尽力したキーパーソンの文を掲載。 第二章「日台交流川柳122人集」では、ひとり15句の読み応えある日台の代表作家の川柳作品が華やかに揃う。 第三章「台湾川柳会の嚆矢-『川柳國姓爺』について」では義守大学應日系専任講師・花城可裕による解説に続き、塚越正光撰「國姓爺」内の添削講座挙要を一部を除きほぼ全34回分を掲載。第三章「川柳作品から解読する ここが知りたい台湾あれこれ」は台湾川柳会の会員作品を通じて台湾の基礎知識が興味深く読める。ビジュアルで辿る交流史となるグラビア頁、日台作家の100字エッセイ「ぱすぽぉと」もあり充実の1冊。 《台湾に来て日本語を正される (江畑哲男)》 《白蟻がじっくり読んだ万葉集 (高 薫)》 《何故だろう冷たくすると追ってくる (下岡友加)》 《羅針盤幸せひとつ探せない (月波与生)》 《始まりは簡単そうな五七五 (杜青春)》 《再会のふたり互いに孫自慢 (遊人)》 《贅沢は敵と今でも思ってゐる (廖 運藩)》 《嫁がせて父は屋台の祝い酒 (加島由一)》 《消えかかる虹に向かって突っ走る (伊藤のぶよし)》 《日本語が上手といわれ苦笑い (吉岡桃太郎)》

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  • 近松世話浄瑠璃の研究
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    1巻13,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 成立論、上演形式、世界と方法、雑考・資料、の4部構成で近松の世話浄瑠璃を問う。
  • 筑後川渡船転覆: 駿介と副田先生
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    1巻500円 (税込)
    昭和17(1942)年の春、駿介は国民学校の5年生になった。4年生の時の担任は転任し、新しい先生が校長から新5年生の松組の皆に紹介された。新しい先生は、副田美代次といった——主人公と新任担任の出会いと別れを描いた心温まるストーリー。
  • 筑紫文学圏論 大伴旅人 筑紫文学圏
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    1巻12,281円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 筑紫の中でとりわけ太宰府は、万葉集など文学とどのような関わりを持っているか。大伴旅人の人生やその歌から筑紫とのつながりを探る。また、多くの人々の交流の場でもあった筑紫文学圏について考察
  • 筑紫文学圏論 山上憶良
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 奈良時代の太宰府、そこは大伴旅人や山上憶良ら第一級の文人たちが宮廷の拘束をはなれて、真に自由な文学活動を展開した地であった。主に憶良の和歌や漢詩などを取り上げつつ、「筑紫文学圏」について考察する。
  • ちくま日本文学全集 泉 鏡花
    4.0
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。独特の繊細優雅な文体により、浪漫溢れる世界を築いた泉鏡花。本巻では、代表的な作品を小説・戯曲と双方から鑑賞することができる。
  • ちくま日本文学全集芥川龍之介
    4.0
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、近代短篇小説の可能性を広げた著者による歴史的題材を基にした主要な作品をはじめ、遺稿として死後に発表されたもの、詩、発句までを収録。全篇を通して大正時代の文豪の芸術的・精神的変遷を辿ることができる。
  • ちくま日本文学全集石川啄木
    5.0
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、早くより詩才を発揮し、三行書きの表記法や、困窮した状態の中での生活詩人として、近代短歌に新領域を開きながらも、惜しくも夭折した若き文学者の表現、思想を堪能することができる。
  • ちくま日本文学全集岡本綺堂
    4.3
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、新歌舞伎の劇作家として活躍し、江戸に関する豊かな知識にもとづいた作品で広く読者に愛された著者の作品を余すところなく堪能出来る。
  • ちくま日本文学全集梶井基次郎
    4.3
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。若くして肺結核を患った著者が織り成す、病への不安と生への憧れからアンバランスで危うい魅力を放つ作品群。それらを通して、独自の美意識をもつ詩的散文世界を創りあげた繊細な感性に触れることが出来る。
  • ちくま日本文学全集寺田寅彦
    3.3
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では物理学者として優れた業績をあげるかたわら、夏目漱石に師事し、独自の視点で科学と文学を見事に融合させた著者の随筆作品を堪能できる。
  • ちくま日本文学全集夏目漱石
    -
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、代表作をはじめ、短篇、近代個人主義を論じた評論等、明治期最大の文豪であり、近代日本を代表する知識人の多彩な作品群を味わうことができる。
  • ちくま日本文学全集樋口一葉
    3.5
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では近代文学の草創期に彗星のごとく現れ、名声をほしいままにしながら夭折した女流文学者の作品が一望できる。
  • ちくま日本文学全集正岡子規
    3.0
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、赤貧のうちに脊椎カリエスに冒され、死ぬまでほとんど床についたきりの身でありながらも、近代俳句の提唱と短歌革新を主導。旺盛な精神活動に裏付けられた写生文による文章革新運動で後世に決定的な影響を与えた文学者の全貌が見て取れる。
  • ちくま日本文学全集宮沢賢治
    4.0
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。本巻では、童話作家・詩人・農村指導者・宗教思想家として多彩な面をもつ著者の代表作から、独自のユーモア、ファンタジー、そして普遍性をも兼ね備えた、唯一無二の世界を感じることができる。
  • ちくま日本文学全集森鴎外
    -
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。軍医として陸軍の最高位を極める一方で、文学においては批評、翻訳、歴史研究、小説、詩と多くの業績をもつ万能の天才・森鴎外。本巻では、明治を、ひいては日本を代表する文豪の比類なき名篇の数々を見渡すことができる。
  • ちくま日本文学全集夢野久作
    4.6
    日本の近代文学史を彩るキラ星たち。そんな作家の代表作を短篇中心にコンパクトな一冊に収める文学全集。各巻に詳細な年譜を附す。怪奇幻想作家として知られる夢野久作。他にも、軍人、農園経営者、僧侶、謡曲教授、新聞記者と多くの顔をもっていた。本巻では、代表的な短篇を始め、詩、実父・杉山茂丸の評伝、能楽に関するエッセイと、特異な才能を発揮した著者の、多彩な作品群を見ることができる。
  • 父の勲章 (室生犀星文学賞)
    -
    1巻110円 (税込)
    好きだった白菊で埋め尽くされた父の棺に、私は一冊の手帳を納めた――堅実なサラリーマンだった父は「犯罪をした者及び非行のある少年の改善更生を助ける」ことを使命とする保護司の顔も持っていた。主を失った書斎で、ふと目にしたある「遺品」。かつて、父を訪ねてくる少年たちを苦々しく思っていた「私」の脳裏に一人の男の記憶が立ち上がる……。雪の北陸を舞台に「私」が辿った、父を送る旅路の記録。電子書籍オリジナル作品。 【第四回室生犀星文学賞受賞作】
  • 父 水上勉
    3.5
    1巻2,530円 (税込)
    日本の近代文学史上、稀代の私小説作家として知られ、数々のベストセラーを生み出した水上勉の生涯を、実子である無言館館主が書き下ろす、注目の力作。戦前、小説家になることを志し、福井から上京した水上は、食うや食わずの状態で転職を重ねながら、やがてある女性と同棲、彼女は一子を設ける。いろいろな事情で父母は幼な子を他家に養子に出すことになるのだが、その子が著者だったことは、これまで水上の『冬の光景』などに詳しい。一方戦後三十余年を経て、著者は「父」と奇跡の再会を果たす。二十年もかけて実父を捜し歩いた記録はNHKの連続テレビドラマで放映されたこともあり、感動的な物語としてよく知られるところとなっている。早い話、父母から捨てられた形ではあったが、その後著者は「父」を許すどころか、敬意をもって接することとなる。本書は〈わたしは父親の真実を知りたいという欲求におそわれる。その「人」に惹かれる。何とかして、その「人」を知りたいと思う〉という著者の強い意欲がもたらしたもので、丹念な資料収集や作品の精読はもとより、何よりも「父」との対話を通じて、評伝を超えた評伝としての姿を見せている。
  • 知と奇でめぐる近世地誌
    4.0
    地域への関心が多様な地誌、名所図会や諸国奇談を生み出した近世後期、各地の今と歴史に向かう視線は妖異や奇譚をどう扱ったか。その仕方に知のありかとその変容を読みとる。
  • チャンス
    -
    1巻110円 (税込)
    太宰治が男女の出会いについて繰り広げた恋愛論。なるほどと、思わずうなずいてしまう人も多いはず。 太宰治らしい作品を原文のまま読みやすく改編しました。

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  • 中華若木詩抄
    -
    1巻2,530円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 室町時代語の研究に欠かせない抄物の基礎資料「中華若木詩抄」を最善本の寛永板を底本に、ハイライト版にて精密な影印本を提供。巻末「解説」では、書名、研究、濁音表記、寛永板の言語、音韻表記、語法四題他、各々通説を覆す新見を披瀝。演習教材としても好適
  • 中世王朝物語『白露』詳注
    1.0
    1巻9,350円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 天下の孤本である早稲田大学蔵本を底本に、翻刻本文・語釈・評より構成。一字一句を丁寧に考証し、表記・表現を他作品を通して検証するなど、詳しい語釈・評が作品の真の面白さを伝える労作。解説では、『白露』の作者が、文学史上最初に『徒然草』の真価に気づいていたことなどが証される。
  • 中世王朝物語史論 上巻
    -
    1~2巻8,800~9,680円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『源氏物語』は女が男に蹂躙される不条理を見つめながらも、女を男と正面から対決させることは避けた。物語の末裔たちは『源氏』のラディカルな主題性を受け止め、『源氏』が踏み込むことのなかった男女対決の構図を深めてゆく。多彩で成熟した中世王朝物語固有の世界を解析する衝撃的論の数々。
  • 中世王朝物語全集〈1〉あきぎり・浅茅が露
    -
    1~14巻3,951~7,480円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あきぎり(あきぎり)福田百合子[校訂・訳注]荒れた三条邸に住む姫君と契りを結んだ三位中将だが、妻の母や乳母の祈祷によって訪れが絶えてしまう。両親とも亡くして流浪する三条の姫君は、密かに三位中将との間の姫君を出産。やがて東宮に入内し、即位に伴って中宮に上る。三位中将は失意の中に病死する。男女の明暗の対照を鮮やかに描き出す、新出の孤本の初の注釈書。浅茅が露(あさぢがつゆ)鈴木一雄 伊藤博 石埜敬子[校訂・訳注]日月の光にも譬えられる二位中将と三位中将。色好みの二位中将は、帝の姫君に失恋し、失意の中、面ざしの通う姫君と方違え先で契る。その姫君は義父の邪恋から逃れて身を隠し、密かに二位中将の男子を出産するが、息絶える。一方、道心あつい三位中将は、偶然、二人の形見の男子を見出だし、しかも蘇生した姫君とも出会う。多様な人間模様を謎解きふうの構想に織り込めた魅惑的な物語。
  • 中世王朝物語 表現の探究
    -
    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「中世王朝物語」はまだまだ読み解けないところだらけである。難解な本文にどう向き合い、いかに読み解くか。今後のゆくえを照らす書。全体を「主題・構想論」「典拠・先行物語受容考」「引歌表現考」「本文校訂考」の四つに分け、読解を試みる。精緻な読みから「中世王朝物語」の成立圏・作者圏までをも見通していく。
  • 中世歌壇と歌人伝の研究
    -
    1巻14,850円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鎌倉期歌壇の中堅歌人群、および室町期における二条・冷泉・飛鳥井・三条西など諸歌道家の動向、中世歌集類の形態的特色や、中世和歌の顕著な特徴など、和歌の文芸的・実用的性格の考察を行い、まとめとして歌壇史的研究という方法についての省察を試みる。中世歌壇の基盤を実証的に明らかにする書。
  • 中世歌謡の文学的研究
    -
    1巻16,019円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世の宮中の五節の歌謡の中に生き続けた「今様」。今まであいまいにされてきた歌謡史における中世に視点を置き、中世歌謡史の冒頭に今様雑芸歌謡群を位置付けようと試みる。
  • 中世小歌 愛の諸相 : 『宗安小歌集』を読む
    -
    1巻5,720円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 室町時代中期以降、広い階層の人々に愛唱された流行歌謡「中世小歌」。男女の心情をうたった歌から浮かび上がるさまざまな愛のかたち、新たな美意識の発露や絵画との交響、近代作家への影響など、中世小歌の豊饒な世界をたどる。

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  • 中世初期歌人の研究
    -
    1巻10,450円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世初期、すなわち鎌倉初中期という激動の時代におかれた歌人たちの、伝記や歌壇・グループとの関わり、詠歌の具体相や表現意図、歌人としての意識のありようなどを、さまざまな資料・和歌に即して探る。
  • 中世勅撰和歌集史の構想
    -
    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鮮やかに浮かび上がる中世勅撰和歌集の歴史。新勅撰和歌集から新続古今和歌集に至る、勅撰集を形作る様々な要素を徹底的に比較分析。「十三代集」各集の特徴を把握し、その史的変遷の様相を跡づける。
  • 中世法会文芸論
    -
    1巻9,900円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 "法令文芸"とは本書であらたに試論として提起される新概念であり、「法会」を媒介に生み出される文芸の総体を意味する。著者が示すその「総体」は驚くほどの広範囲におよぶ。「法会」の場で読まれ、語られ、うたわれ、演じられるテキスト、図像イメージ、言説、所作…。のみならず法会に参集した人々の思いや願いを綴ったもの、あるいは法会を通じて再創造されたものも含まれる。本書は、法会の領域をダイナミックに設定し、そこに生み出される力学を丹念に読み解き、中世の表現の時空を総体として捉えようとする試みである。
  • 中世和歌テキスト論 定家へのまなざし
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    1巻15,400円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世和歌の世界-その広がりと深度をどのように測り、どのように把握することができるのか。芸術行為の本質解明を目指した、稀代の文学研究者が残した膨大な論考群、全一冊。
  • 中世和歌の文献学的研究
    -
    1巻23,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 式子内親王集、藤原定家、中世後期古今学、三条西実隆等、古典和歌研究における文献学の方法を模索する書。中世和歌研究における〈方法論〉は可能か。
  • 中世和歌連歌の研究
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    1巻8,580円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 中世詩歌の総体。和歌・連歌の史的関連を択る。
  • 中世和歌論
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    1巻19,800円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 実証主義を越え、中世和歌という芸術行為の解明を目指した書。第26回角川源義賞受賞作。
  • 注文の多い料理店
    4.1
    これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです――(「序」より) そこでは森と人が言葉を交わし、烏は軍隊を組織し、雪童子と雪狼が飛び回り、柏の林が唄い、でんしんばしらは踊り出す。暖かさと懐かしさ、そして神秘に満ちた、イーハトーヴからの透きとおった贈り物――。賢治の生前に刊行された唯一の童話集。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 注文の多い料理店
    -
    1巻110円 (税込)
    お腹が空いたと、ちょっこり立ち寄った森の中にあるレストランでしたが……。宮沢賢治の名作を、読みやすく改編しました。

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  • 注文の多い料理店
    -
    1巻330円 (税込)
    賢治がみずからの手で編集し出版した生前唯一の童話集。表題作のほか、「どんぐりと山猫」「烏の北斗七星」「月夜のでんしんばしら」「鹿(しし)踊りのはじまり」など9編に、賢治自身の手になる「序」がついている。

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  • 中流の復興 【小田実全集】
    -
    中流、リベラル、公平な社会が壊される時、民主主義は危機に陥り、社会的格差は人びとを不寛容にする。戦後日本社会は軍事産業にたよらず、平和産業に依拠して発展、形成された。武器をつくらぬ、売らぬ平和主義経済で繁栄し、国民皆保険など、比較的安定した中流社会を築いたことは日本の誇りだ。だが今、その価値は崩壊の危機にある。中流の暮らしを土台に、米国が持っていない、平和主義と結合した民主主義と自由の世界を求めることが今、最も先進的で重要。著者最後の語り下ろし。
  • チューリップ・ガーデンを夢みて
    -
    1巻660円 (税込)
    安藤永遠(アンドウトワ)は、飲む(酒)、打つ(パチンコ)、売る(男あそび)を信条としている破天荒ギャル。彼女が恋するのは、トイレの水を流さず、動物にしか発情しないダメ男のコウさんだ。そんな二人が、UFOでやって来た宇宙人によって、人類の代表に選ばれる。地球環境の悪化により、人類の絶滅が危惧されている。だから他の星へ移住し、アダムとイヴとなって人間という種を保存しないかと誘われた。二人は夢みる理想郷へ旅立つのか。バブル時代の六本木で繰り広げられる、性と種と星を超えた多様性純愛小説。
  • 超口語訳 方丈記
    3.0
    1巻612円 (税込)
    震災、台風、戦乱、政治的混迷……。 激動の時代を生き、挫折を経験した鴨長明の名随筆『方丈記』が、わかりやすい口語訳で読める!
  • 「超口語訳」方丈記
    3.5
    1巻682円 (税込)
    地震、台風、飢饉、戦乱、政治的混迷……。人は死に、心は移り、自然は猛威をふるい、家は壊れる……。 今日の世によく似た激動の時代に生きて、鴨長明さんは何を悟ったか。 求めない。妬まない。依りかからない。 すべては変化していく無常の世界を生きるためのヒントが満載の古典的名著『方丈記』が、超わかりやすい現代口語訳で今よみがえる。

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  • 超約版  方丈記
    5.0
    1巻1,100円 (税込)
    ■養老孟司氏推薦! 無常を自らの力にして、天災と戦乱の世を生きた鴨長明(1155~1216)。 800年の時を経て蘇る、わが国最古の災害文学!コロナ、地震、経済不振… 不安に苛まれる日本人が本当にあるべき姿はいかに? 無常とはあきらめることではなく、次に進むための生きる知恵でもある。そのことに気づければ、何が起ころうと悩まず、焦らず、不安にならずにいられる。そしてすべてを受け入れ、強くなる。それが未来を楽しむことにもつながる。災害文学として知られる鴨長明の名作を、コロナ後を生き不安に苛まれる日本人に向けて、現代語抄訳スタイルで読み直す。 [目次] 第1章 天災と人災 第2章 方丈の庵に住む 第3章 いかに生きるべきか <原作者略歴> 鴨 長明 (かもの・ちょうめい) 平安時代末期から鎌倉時代にかけての日本の歌人・随筆家。建暦2(1212)年に成立した『方丈記』は和漢混淆文による文芸の祖、日本の三大随筆の一つとして名高い。下鴨神社の正禰宜の子として生まれるが、出家して京都郊外の日野に閑居し、『方丈記』を執筆。著作に『無名抄』『発心集』などがある。 <訳者略歴> 城島明彦 (じょうじま・あきひこ) 昭和21年三重県生まれ。早稲田大学政経学部卒業。東宝を経てソニー勤務時に「けさらんぱさらん」でオール讀物新人賞を受賞し、作家となる。『ソニー燃ゆ』『ソニーを踏み台にした男たち』などのノンフィクションから、『恐怖がたり42夜』『横濱幻想奇譚』などの小説、歴史上の人物検証『裏・義経本』や、『現代語で読む野菊の墓』『「世界の大富豪」成功の法則』、『広報がダメだから社長が謝罪会見をする!』など著書多数。「いつか読んでみたかった日本の名著」の現代語訳に 『五輪書』(宮本武蔵・著)、『吉田松陰「留魂録」』、『養生訓』(貝原益軒・著) 、『石田梅岩「都鄙問答」』、『葉隠』(いずれも致知出版社)がある。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『超約版 方丈記』(2022年3月17日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • 超訳 方丈記を読む 私たちはこれからいかに生きるべきか
    4.0
    大地震、社会不安、政治不信。鴨長明が生き、記録した800年前と今の日本はとても似ています。当時の京の様子、人々の生活、飢餓・苦しみを冷静に記録し、人の生をいかに問うべきかを書き綴った「方丈記」を、方丈記研究の第一人者が超訳した決定版!
  • ちょっと笑える昔ばなし
    -
    読んで楽しい・聞いて楽しい90話。素朴な日本の原風景がよみがえる。 (※本書は2011/3/1にほおずき書籍株式会社より発売された書籍を電子化したものです)
  • 痴恋
    -
    1巻550円 (税込)
    元バンドマンで仕事もなくぶらぶらと過ごす《自分》は、同居の女も去りカードの借金もかさみ途方に暮れていた。公園で呑んだくれて絵を描いているうち、そこにたまに来る美少女が気にかかる。 そんなある日ビルのオーナーだという老人《シゲさん》に声をかけられる。 「管理人をやらないか? 住まいも与える。ただし条件がある」と。 《自分》は、住み込み管理人となったが、給料をもらいながら夜な夜なその奥方《ヒサコ夫人》と関係することになった。 家主シゲさん、スナックのママ、後輩ワガラシなど、濃いキャラクター満載で、ほんのりせつなく滑稽なゲス私小説。
  • 椿説弓張月 前編
    -
    1巻1,922円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「南総里見八犬伝」に並ぶ曲亭馬琴の代表作。前編六冊を初版本から精密なアミ版による影印本として公刊。ダイナミックな北斎の挿画が見開き状態で紙面一杯に繰り広げられる。
  • ちん・とん・しゃん
    -
    財界の大物・東山大一郎の葬儀に、喪服姿もひときわ目立つ美しい女性が焼香に来た。実は、大一郎に捨てられて死んだ愛人の娘・真琴(若尾文子)だった。大一郎の子供たちは知る由もなかった。真琴は料亭「葉むら」の女将の養女として育てられ、今では養母に代わって店を切り回す若ママだった。真琴は実母を冷たく捨てた大一郎への復讐心から東山家の兄弟に接近する。出演はほかに高橋悦史、木村功、田辺靖雄、細川俊之。昭和46年NET(現テレビ朝日)系で放送。全12回。向田邦子執筆(6回)のうち、第2話を掲載。
  • 通読 方丈記
    -
    1巻2,640円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 鴨長明の方丈記は、二系統・五種の異なる本文が、現在伝わるが、うち四種は、長明の手になるものであり、推敲の跡をそれぞれにとどめているものと見ることができるのではないか-。推敲の過程の総結集としての、伝自筆『大福光寺本方丈記』を各本に目を通した形で読む(=通読)、新しい方丈記の読み方。
  • ツェねずみ
    -
    1巻110円 (税込)
    宮沢賢治の童話。 ツェねずみはいたちから、金平糖のありかを教えてもらう。しかし行ってみると、すでに蟻が大勢たかって運び出しており、ツェは手に入れ損ねる。いたちの元へ駆け込み、「私のような弱いものをだますなんて!償ってください、償ってください」と喚きたたて、いたちが集めた金平糖をよこどりしてしまう。動物仲間から総スカンを食ったツェは、とうとうねずみ捕りとつきあい始めるのだが……読みやすくするため現代の言葉に近づけました。
  • 津軽
    4.4
    1巻572円 (税込)
    昭和19年、風土記の執筆を依頼された太宰は三週間にわたって津軽半島を一周した。自己を見つめ、宿命の生地への思いを素直に綴り上げた紀行文であり、著者最高傑作とも言われる感動の一冊。 ※本書は、角川文庫旧版(一九九せ年六月二十五日改版初版)を底本とし、筑摩書房『太宰治全集』(一九九せ)ほかを参照して、一部原文表記に改めました。 (C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
  • 津軽
    -
    1巻110円 (税込)
    「なぜ旅に出るの?」「苦しいからさ」太宰治の自伝的小説。出版社からの依頼で幼少期を過ごした青森県津軽地方を旅する。思い出を交え当時の世相や風景歴史的な考察をしながら旅する。行く先々で大酒を飲む太宰の姿が痛快。真面目にその町の歴史やエピソードを語りながら、実家や親戚、兄弟とのやりとりの中に太宰の心情、原点がしのばれる。そして幼少の頃、育ててもらった「たけ」との感動の再会。
  • 月に吠える
    -
    1巻554円 (税込)
    萩原 朔太郎による作品。
  • 月夜とめがね
    -
    1巻110円 (税込)
    おだやかな月のいい晩。おばあさんがひとりで針仕事をしているとふしぎなことがおこります。 めがね屋さんがきたり美しい女の子がきたり……。 日本のアンデルセンと言われる小川未明の童話。
  • 月夜とめがね(乙女の本棚)
    3.8
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気シリーズ「乙女の本棚」第11弾は小川未明×イラストレーター・げみのコラボレーション! 小説としても画集としても楽しめる、魅惑の1冊。全イラスト描き下ろし。 月の光は、うす青く、この世界を照らしていました。 月のきれいな夜。おばあさんの家にやってきた、2人の訪問者。 書籍の装画やCDジャケットなどで活躍し、幅広い世代から支持を得ているイラストレーター・げみが小川未明を描く、珠玉のコラボレーション・シリーズです。 自分の本棚に飾っておきたい。大切なあの人にプレゼントしたい。そんな気持ちになる「乙女の本棚」シリーズの1冊。
  • 月代物語 坂田月代作品集
    -
    1巻990円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 星をつなぎ 月をかさね 夜ごと紡ぐ 月代物語  心の中に いつまでも ともしつづける 小さなちいさな無垢の灯り こよい またゆらめいて あなたの想い出を照らす

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  • 筑紫文学圏と高橋虫麻呂
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大伴旅人を中心とする筑紫文学圏の文学活動をめぐって、虫麻呂や憶良、個々の作家・作品研究にとどまらず、文学圏としての総合的把握をおこなった画期的研究。
  • 津下四郎左衛門
    -
    1巻440円 (税込)
    森鴎外による作品。
  • 堤中納言 宮内庁書陵部本
    -
    1巻880円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 宮内庁書陵部蔵、桂宮旧蔵本(十冊)を影印。作品は十篇の短篇物語と一つの断章から成る。うち一篇は天喜三年の物語合に提出された小式部という女房の作、他の作者、成立については定説がない。巻末の解説では底本の書誌他、諸家の成立論、伝本の基本的問題を簡明に叙述。
  • 堤中納言物語
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 王朝物語の系譜ながら、近代的な機智と諧謔に富む洗練された味わい。異色の輝きを放つ平安の短編物語集全文を、この一冊に凝縮。現代語訳対照・類聚歌合注解解説・和歌初二句索引・論評付き。
  • 堤中納言物語・うつほ物語
    4.0
    『堤中納言物語』は、毛虫を愛する型破りなお姫さまや、片思いに身を焦がす憂愁な貴公子などの登場人物たちが登場する物語で、世界最古の短編小説集。『うつほ物語』は全20巻、日本最古の長編物語。天上の琴を守り伝える芸術一家4代の数奇な物語だ。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • P+D BOOKS つむじ風(上)
    -
    1~2巻770~880円 (税込)
    金の亡者たちの滑稽な争いを描いた傑作。  クルマに跳ね飛ばされたらしい、ちょっと変わった青年・松平陣太郎を自宅に連れ帰った浅利圭介。失業中で妻から尻を叩かれっぱなしの圭介は、目撃したナンバープレートを手掛かりに一発逆転を狙っていた。しかし、ボーっとしていると思われた陣太郎が意外としたたかで、徳川家の末裔を名乗り、賠償金を巡る工作の主導権を握りはじめる。  加害者として浮上したのは、公衆浴場の主人と流行作家の2名。そこに浴場同士の争いや作家の美人秘書、浴場主人の愛人らが絡んできて……。  渥美清主演で映画化もされたユーモア小説の前編。
  • 徒然草
    4.4
    後悔せずに生きるには、毎日をどう過ごせばよいか。「思索する読書人」兼好が自由な心で書き綴った珠玉の随筆。独創的な断章スタイルは精神の運動を活発にさせ、生きられる時間の短さに警鐘を打ち鳴らす記述と、柔軟でユーモアに富む記述とを自在に往還する。明晰な言語感覚と、全方位に開かれた視界。この世の全てを相対化し、虚無の陥穽から身を翻す兼好。そこから新しい『徒然草』の顔が見えてくる。振舞いと心遺いが文化の本質であり、いまを生きる喜びこそが虚無をも越える最良の手段なのだ。混迷する現代にあって、大人ゆえにいま味わえる人生の達人の文学を、流麗な訳文と新校訂原文で構成。
  • 徒然草文化圏の生成と展開
    -
    1巻14,300円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 徒然草の影響力=徒然草文化圏をめぐる刺激的な試み。享受史の領域を越えて真の徒然草の影響力を具体的に指し示し、徒然草をより深く広く理解するための方法論を提示する。幅広い知識と、「文学」への深い理解と愛情に裏打ちされた新しい徒然草文学論。
  • 徒然草・方丈記
    -
    『徒然草』は乱世の鎌倉時代に生きた吉田兼好が残した“言葉”。宝島の地図のように魅力的で、誰もが一度は目を通したくなる。『方丈記』は、鴨長明が人の世の無常を語りながらも、生きることの素晴らしさも教えてくれる。この2冊は枕草子に並び「日本三大随筆」と称される。※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。
  • 徒然草論
    -
    1巻19,800円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 創作の背景や態度、方法などを多角的に読み込むことで、「徒然草」がその斬新な編纂方針や表現方法によって丹念に練り上げられ、生み出されたこれまでにない新しい文学作品であったことを、具体的な検証をもって解き明かす。長いときを経て今も愛され続ける徒然草の魅力を文学作品という視点から解体、その核心に迫る。
  • 定家仮名遣の研究
    -
    1巻12,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 仮名遣いの実際に当たって詳細に検証した、本質を突く労作。「下官集」「僻案」の諸本による再検討から始まり、「土左日記」や「明月記」等の定家の仮名遣いを実際に当たって詳細に検討し、「竹園抄」付載の「文字仕」の検討に及ぶ、定家仮名遣いの本質を突く労作。
  • 亭主の好きな柿8年
    -
    尾張の清洲城々下で、才色兼備と評判の娘ねね(林美智子)は、どんな縁談も断っていた。ねねは「女は城だから、城攻めのうまい男こそわが夫」と言い出す始末。そして、ねねが選んだのは、家柄もよく美男子の犬千代(石立鉄男)ではなく、百姓の出のサルそっくりの藤吉郎(山口崇)だった。ねねの内助の功あって、藤吉郎は一国一城の主になるが…。出演はほかに小林千登勢、森川信、宝生あやこ、千石規子、山本直純。昭和45年にNET(現テレビ朝日)系で放送。全8回。向田邦子が執筆(3回)した第6、7、8(最終回)話を掲載。
  • 貞操問答
    -
    1巻220円 (税込)
    美しい南条家の三姉妹。次女の新子は一番のしっかりもので一人で南条家を支えていた。前川家の子供たち家庭教師になった新子だったが華族出の夫人からいびり出されてしまう。その間に妹美和子に恋人を取られてしまい失意のどん底へ落ちてしまう。しかし新子に好意を寄せる夫準之助は出資して銀座に店を持たせる。女性としての悪徳である、嫉妬心、高慢、わがまま、邪推をさらけだす夫人。恋愛と三角関係のドロドロの愛憎劇。女の貞操を守ったままの交際は可能なのか迫力の対決。意外にも妹美和子が味方になり新子を守る。ドラマ化もされた今なお面白い菊池寛の傑作。
  • 定本西鶴全集〈第1巻〉
    -
    1~15巻5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 西鶴研究の最高権威による研鑽の成果。全14巻(15冊)。 (収録作品) 好色一代男/好色二代男
  • 定本 日本近代文学の起源
    4.4
    明治20年代文学における「近代」「文学」「作家」「自己」「表現」という近代文学の装置それ自体を豊かな構想力で再吟味した論考.文学が成立して思考の枠組みになる過程を精神史として描いた.「西洋の文学批評に根源的な衝撃を与えるだろう」(F.ジェイムソン)と評価された古典的名著を全面的に改稿した決定版.

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  • 原民喜全集 第1巻
    -
    1~3巻5,280円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 荒廃の世に、純粋な生を全うし、凍れる唇に天来の音楽を響かせて逝った原民喜の詩と真実。

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  • 定本ベストセラー昭和史
    -
    1巻943円 (税込)
    昭和は“円本”に始まり、『ノルウェイの森』に終わった…。激動の64年を彩った、「あの本」の誕生物語。

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  • 貞門談林諸家句集
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 山岡元隣、谷口重以、田中常矩、浜川自悦、菅野谷高政、富尾以船、斎藤如泉の七人の俳人の句を紹介。
  • 哲学入門
    -
    1巻440円 (税込)
    三木 清による作品。
  • 鉄道ミステリーの系譜 シャーロック・ホームズから十津川警部まで
    3.7
    アメリカの作家エドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人事件』(1841年)に始まる推理小説の歴史は、平成28(2016)年で175年を数えます。世界最古の小説といわれる紫式部の『源氏物語』が書かれたのが寛弘5(1008)年ですから、推理小説の175年という数字は、小説の歴史のうえでは決して長いとはいえないでしょう。けれど、名探偵シャーロック・ホームズを創始したイギリスのコナン・ドイルが登場してからというもの、推理小説はイギリスを中心に飛躍的な発展を遂げました。 日本における推理小説は、明治10年代に欧米からもたらされたところから歴史がスタート。明治26(1893)年頃に翻訳物、創作物合わせて一つの頂点に達したのち、停滞期を経て、大正10(1921)年に横溝正史が『恐るべき四月馬鹿』を、翌11年に江戸川乱歩が『二銭銅貨』と『一枚の切符』を発表すると、活況を取り戻しました。以来、推理小説は戦時中の10年ほどの空白を除いて発展の一途をたどり、その勢いは今日まで続きます。 一方、1830年、イギリスに誕生した鉄道は、明治5(1872)年にそのイギリスの指導を仰いで新橋~横浜間で開業して以来、大正時代には旅行の大衆化が一気に進みました。その後、第2次世界大戦で被害にあったものの復興し、昭和39(1964)年には東海道新幹線も開業。日本の経済を時に支え、時に牽引しながらその進展に貢献してきました。そして昭和50年代には国鉄が破綻、民営化されるという経過をたどりましたが、今は再び活気を取り戻しています。本書は、このような推理小説と鉄道双方の歴史と相関関係を踏まえて、鉄道を舞台にした作品、鉄道を主題にした作品などを総称して「鉄道ミステリー」と決め、これはと思われる作品を厳選したうえで時代を追って紹介します。推理小説と鉄道――この二つの相性が抜群によいこともあり、鉄道が重要な要素として、また格好の素材として推理小説に盛んに取り込まれるようになったことは、いわば必然の成り行きだったのでしょう。 ■著者紹介 原口隆行(はらぐちたかゆき) 昭和13(1938)年東京生まれ。上智大学卒業後凸版印刷(株)に入社。 在職中より『鉄道ジャーナル』『旅と鉄道』などに寄稿をはじめ、昭和57(1982)年にフリーに。 著書に『時刻表でたどる鉄道史』『日本の路面電車I・II・III』『鉄道唱歌の旅 東海道線今昔』(以上JTB)、 『イギリス=鉄道旅物語』『イタリア=鉄道旅物語』(以上東京書籍・共著)、 『文学の中の駅』『鉄路の美学』『汽車ぽっぽ最後の時代』(以上国書刊行会)、 『最長片道切符11195.7キロ』(学習研究社)、『ドラマチック鉄道史』(交通新聞社)など。
  • 寺内貫太郎一家下巻
    -
    東京・谷中の石屋を舞台にした、向田ホームドラマの傑作。頑固で短気で喧嘩っぱやい下町の親父を、ドラマ初出演の作曲家・小林亜星が好演。父親・貫太郎(小林)と息子・周平(西城秀樹)の派手な喧嘩や、きん婆さん(悠木千帆=樹木希林)が沢田研二のポスターを見て身悶えながら「ジュリー」を叫ぶシーンなど“お約束”も楽しい。出演はほかに加藤治子、梶芽衣子、浅田美代子、伴淳三郎、左とん平、藤竜也、篠ヒロコ(ひろ子)ら。制作・演出・久世光彦ほか。昭和49(1974)年にTBS系列の水曜劇場で放送された。全39回のうち向田執筆は38本。書かなかった回も原案は向田邦子。下巻には第21話から39話(最終回)を掲載。
  • 寺内貫太郎一家上巻
    -
    昭和の日本が甦る! 東京・谷中の石屋を舞台にした、向田邦子ホームドラマの傑作。頑固で短気で喧嘩っぱやい下町の親父を、ドラマ初出演の作曲家・小林亜星が好演。父親・貫太郎(小林)と息子・周平(西城秀樹)の派手な喧嘩や、きん婆さん(悠木千帆=樹木希林)が沢田研二のポスターを見て身悶えながら「ジュリー」を叫ぶシーンなど“お約束”も楽しい。出演はほかに加藤治子、梶芽衣子、浅田美代子、伴淳三郎、左とん平、藤竜也、篠ヒロコ(ひろ子)、横尾忠則ら。制作・演出・久世光彦ほか。昭和49(1974)年にTBS系列の水曜劇場で放送された。上巻は第1~20話(全39話)を収録。
  • 寺内貫太郎一家2
    -
    人気ドラマ「寺内貫太郎一家」の第2弾! 第1弾と同じ東京・谷中の石屋を舞台にカミナリ親父・貫太郎が今日も大暴れ。全30回を掲載(一部あらすじ掲載)。家族は貫太郎(小林亜星)・里子(加藤治子)夫婦に、きん婆さん(悠木千帆=樹木希林)、そして子供が長男・大助(谷隼人)、長女・節子(風吹ジュン)、次男・周平(西城秀樹)という新設定。お手伝いのミヨちゃん(浅田美代子)、石工のイワさん(伴淳三郎)、タメ(左とん平)も健在。大助が2年前に起こした事件が、一家に重い影を落としていた……。出演はほかに由利徹、上村一夫、今陽子、池波志乃ほか。制作/久世光彦ほか。演出/久世光彦、鴨下信一ほか。昭和50(1975)年にTBS系列の「水曜劇場」で放送された。
  • テロの文学史 三島由紀夫にはじまる
    -
    1巻2,200円 (税込)
    <日本を変えるにはテロしかない>として三島は自決した。 それは今のテロに被われる21世紀を正しく予見していた。 村上春樹、村上龍、町田康、阿部和重……。 文学者たちはなぜ執拗にもテロを描いてきたのか。 「自分の姿が澄んで消えてしまつたことに、そのとき独楽が気づいてゐないことも確実なら、その瞬間、何かが自分と入れかはつたことに気がつかないのも確実である」(本文より)。市ヶ谷台で自決したとき、三島由紀夫が誰かと入れ代わったことに、彼自身も、まわりの人も、後世も、だれ一人として気づいていない。村上春樹、村上龍、桐野夏生、車谷長吉、町田康、阿部和重、中村文則、上田岳弘……。本書は三島の〈輪廻転生〉の行方をこれらの作家たちに探る試みである。
  • 天国の水族館
    -
    1巻660円 (税込)
    ある日、妻は僕が可愛がっていた熱帯魚を天ぷらにすると家出した。「あなたは私のことなんて、まるで分かっていないのよ、だから、私を捜して」妻はゲームを楽しんでいるかのように電話してくる。雨が降り続く東京の街並みは、青く深い海の底のようだ。やがて僕は売春クラブ「マーメイド」にたどり着く。そこでは人間たちが魚のように回遊し、浮遊し、時に互いを捕食し合っていた。いつか僕達は天からの投網ですくわれ、天国の水族館に迎えられるのか。喪失と再生の波間で漂うファンタジー&ミステリー。
  • 天使が見たもの 少年小景集
    4.0
    1巻946円 (税込)
    病死した母親の後を追う少年の姿を端正な文体で描いた表題作ほか、デビュー作「子供部屋」、教科書の定番作品「あこがれ」「自転車」など全十四編を収める。短篇小説の名手による〈少年〉を主題としたオリジナル・アンソロジー。 【目次】(*=高校国語教科書掲載作品) 子供部屋/幼年詩篇(I馬糞ひろい II父の考え IIIあこがれ*)/ 子供の墓*/自転車*/言葉*/天使が見たもの/海の子/家族の一員/ 三月の風*/みぞれふる空/水にうつる雲/あの夏あの海* 〈巻末エッセイ〉父の視線(沢木耕太郎)
  • 点綴自分史
    -
    1巻660円 (税込)
    大学で日本文学史を教えるかたわら部落差別問題にも携わった著者の半生を自ら綴った自分史。 太平洋戦争の激動期に少年時代をすごし、高度経済成長を見つめた著者の赤裸々な自伝作品となっている。
  • 天明四年版蕪村句集(上) 加賀文庫蔵
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 底本は都立中央図書館加賀文庫蔵本。几董編とされ、「蕪村句集前編」にあたる全文を影印。解説では「蕪村句集の成立」についての編者の新見を披瀝。又、「句集」「稿本」「刊本」「自筆句帳」の相違点、異同が一望できる「蕪村句集・蕪村遺稿全句一覧表」を附し、至便の書とした。
  • 天和二年刊荒砥屋版好色一代男(一・二) 赤木文庫本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 底本は最善本とされる天和二年・大坂思案橋荒砥屋・孫兵衛句心板、赤木文庫本(極初印本)。原本の八巻八冊を二冊ずつ合綴し、四冊の影印とした。挿絵は西鶴画、本文板下西吟筆。巻末解説では学界周知の事実は省略し、内容について、編者の精緻にして秀抜なる新見を披瀝。
  • テーマからつくる物語創作再入門
    -
    もう「中身がない」とは言わせない! 互いに関連し合うストーリーの「三大要素」最後のピース、テーマについて徹底的に掘り下げたありそうでなかった執筆指南書。 小説、映画、マンガ、演劇、ゲーム、アニメーション……あらゆる物語が輝き出す。 プロットとキャラクターを一生懸命に考える人は多いのに、テーマが置き去りにされがちなのはとても残念なことです。 これまでテーマは、その創作法を習得することはもちろん、深化させるためにどう語ればいいのかさえ難しいと考えられてきました。しかしテーマがストーリーにおいてどのような機能を持ち、プロットやキャラクターにどのような相互作用を及ぼすのかを理解することができれば、「テーマとは曖昧なものだ」という考えと決別することができます。 テーマとは、ストーリーに統一性をもたらす着想や題材であるためプロットやキャラクターはテーマと無関係ではありません。テーマが定まっていないストーリーでは「プロットとキャラクターはいいけど、ストーリーとしては駄作」と言われるのがオチですが、優れたストーリーではこれらの三大要素が一体となって共生しています。 本書はテーマの役割や機能について、プロットやキャラクターとの関係についてじっくりと解説しています。小説や映画だけでなく、マンガやゲーム、アニメーションなど、さまざまなジャンルにおいて自分で意識的にテーマを構築できるようになる、ありそうでなかった実践的創作術です。
  • でもくらてぃあ 【小田実全集】
    -
    1巻1,980円 (税込)
    「難死の思想」、「法人資本主義」、「殺すな」、「異質の価値の共生」、「人間は殺されてはならない」などの言葉は、「近代天皇制国家」から「近代民主主義国家」へと移行した戦後日本の思想的座標軸を示す概念でもある。本書は、1992~94年の米国滞在中から阪神大震災直後まで書きつがれた「される」側の人間のあり様、意志に基本をおいた「される」側の思想書。今、「殺す」文明のかたちが世界にはびこる中、著者の「非暴力・平和主義」の原理を再考する必要がある。
  • 電子文学論
    -
    1巻2,136円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 コンピュータゲーム、ヴァーチャル・リアリティ、サイバーパンク、マルチメディアなどコンピュータ・テクノロジーと混成的に関わる現代文学の過去・現在・未来を辿るサイバー・クリティークの誕生。詳細な参考文献。映像資料付。

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  • トイレ占い ノックにノッ句
    -
    1巻880円 (税込)
    生理現象の時間ごとに川柳で運勢を占う―  生理現象を前面に出したテーマで挑む、ある意味でのタブーを破って川柳の可能性を広げる新境地を開拓した意欲的な川柳作品集。  「一刻を争う章」「お時の章」「酸スリーポールorボールの章」「御不浄の章」「ロクン芯ロールの章」「質草の章」「窮屈の章」「自由と銃の章」「犬と電信柱の章」など12章構成。 紅白青に 寝ぐせ濡らす手 初夢叶うはメモリアルデー マイコップ買い 横長になる ビーフのシチューにレバニラーメン キタ方向から吹いて来るんだ ジャックのデートはお家でのんびり 旅の本買う(ノックを連打。) 発言をする(プッシュザボタン、) バーベQ味 ひとりぼっティー ブラックサンタを咳で一蹴
  • 20 CONTACTS 消えない星々との短い接触
    4.0
    ポール・セザンヌ、アンリ・マティス、バーナード・リーチ、フィンセント・ゴッホ、黒澤明、手塚治虫、東山魁夷、宮沢賢治――。アートを通じ世界とコンタクトした物故作家20名に、著者が妄想突撃インタビューを敢行。いちアートファンとして巨匠たちに向かい合い、その創作の秘密に迫る。自ら初めて手がけた展覧会の為書き下ろした格別な創作集。
  • 東京近郊 一日の行楽
    -
    日露戦争のとき写真班として従軍し、その従軍記を著すなど紀行文を多く残した。時代は明治後期から大正初期。東京近郊の風景・風俗、事件・事故、花鳥風月、事物の来歴、文学的エピソードがこれでもかと盛り込まれた、なつかしい東京。

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  • 東京大学で世界文学を学ぶ
    3.7
    小説はいつの時代も、いたるところで書かれてきた。古くは神話から始まり聖書へ、日本では漢語の輸入から文学の成熟へ。『ドン・キホーテ』、『ボヴァリー夫人』、『白痴』など、世界の名作を細部まで読み解き、物語の歴史を考察することで、小説の誕生からその構造や手法、作品同士の繋がりまでを面白く丁寧に解説する。現役東大生が熱中した特別講義を完全収録した究極の“世界文学”読本。
  • 東京八景 (苦難の或人に贈る)
  • 「東京文学散歩」を歩く
    3.0
    戦前の作家の暮らしの跡や文学作品の舞台となった場所を訪ね歩き、往時を本の中に「復元」した野田宇太郎による『東京文学散歩』シリーズは、1950~60年代に一大文学散歩ブームを引き起こした。本書は『東京文学散歩』から、往年と現在との比較が興味深い個所や、野田の主張が強く見て取れる個所などを紹介しつつ、実際にいまの東京を訪ね歩いて検証。さらに独自のコースも提唱し、新たな散歩の楽しみを提案する。昭和の文学散歩の時代を追体験できる文学ガイドブック。
  • 東京夢幻図絵
    4.0
    昭和初期の「東京」という猥雑で郷愁に満ちた場を舞台に、男女の情愛の果てに起きる悲しくも濃密な事件を、当時の風俗を活写しながら描きだす。鬼才の異色作
  • 当節結婚の条件
    -
    倒産寸前の出版社で組合委員長を務める悦子は、ばりばりのキャリアウーマン。3歳年下の恋人・寛治は副委員長だ。母が亡くなって5年、仕事と組合のことで忙しい悦子は、家事をサラリーマンの父・順造にまかせっきりだ。悦子が妊娠し結婚することになった。順造は悦子と寛治が住むアパートから家具まで、完璧なまでに準備を整える。だが、それは順造の恋人でおでん屋の女将ハルが手配したことだった。そうと知った悦子は、ものすごい剣幕でハルの店に現れる。結婚前の女が、結婚して家庭を持つという幸せから見放された女の生き様に共鳴してゆく心理を描く。出演・十朱幸代、船越英二、水谷良重、下条アトム、寺泉哲章ほか。演出・柳井満。昭和54(1979)年1月14日TBS系「東芝日曜劇場」で放送。

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