津軽

津軽

572円 (税込)

2pt

昭和19年、風土記の執筆を依頼された太宰は三週間にわたって津軽半島を一周した。自己を見つめ、宿命の生地への思いを素直に綴り上げた紀行文であり、著者最高傑作とも言われる感動の一冊。

※本書は、角川文庫旧版(一九九せ年六月二十五日改版初版)を底本とし、筑摩書房『太宰治全集』(一九九せ)ほかを参照して、一部原文表記に改めました。
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津軽 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    青森を訪れてみたく思った。太宰治というよりは津島修治としての文章を親しみ深く感じた。

    元気で行こう。絶望するな。では、失敬。

    1
    2025年03月28日

    Posted by ブクログ

    幼少期に経験した山登りの失敗の話、自戒のため松尾芭蕉の例を何度も出すものの、その通りいかず、都合のいい解釈をして自分を納得させる場面、たけとの再会等、見どころ満載であった。

    「大人とは、裏切られた青年の姿である。」

    「さらば読者よ、命あらばまた他日。元気で行こう。絶望するな。では、失敬。」

    0
    2025年06月08日

    Posted by ブクログ

    情けなくて、愛おしくて、クスッとしちゃって、ニヤッとしちゃう
    そうしながらも、読者の中の太宰っぽい部分をつつかれて、なんか共感してしまう感じ
    文献の引用部分が私にとっては読みづらくて、すこし大変でした。他はスラスラ読める。いい本だよ〜

    0
    2025年02月19日

    Posted by ブクログ

    太宰の生活風景が時代も全く違うのに脳裏に再生される。
    まるで、私もその時代にいたかのよう。
    津軽は以前も読んだことありますが、久々に読んでみました。
    友人に恵まれていて楽しそうだ。おもてなしはする側からしたら少々、大変そうですが(笑)
    この時代はもう訪れませんが、この時代にはこの時代の楽しさと苦しみ

    0
    2024年08月21日

    Posted by ブクログ

    太宰が晩年、自分のルーツとなる青森をしっかり見ておきたいという動機で足を運ぶ。それが『津軽』だ。寺社仏閣に興味がなかった小学生も大人になる頃にはその魅力に気づくのと同様に、地元の魅力を感じずに地元を離れた若者たちも、いつかは地元をゆっくり歩きたくなる日が来るのだろう。

    特に、アヤ(太宰の育ての親ら

    0
    2024年07月25日

    Posted by ブクログ

    太宰治がふるさとの津軽をめぐった旅行談と思い出話と津軽界隈の歴史も。

    その旅中、地元旧友や家族とのやりとりが良い。

    大の酒好きで旅行中はどこでも酒を飲み、売れっ子作家に妬み、ふてくされ、意地っ張りで見栄っ張り。

    しかしそれがなんだか可愛らしい。
    そしてその人間くささを隠さず描くことがすごいなぁ

    0
    2024年01月30日

    Posted by ブクログ

    人間失格の太宰はキザったらしい言い回しをするメンヘラ放蕩野郎という感じがして、まったく共感できなかった。が、津軽人としての太宰はかなり好きだ。
    教科書で使われてたりするので、たけとの再開にスポットが当たりがちだけど、違う、そうじゃない。
    同じ津軽出身の立場としては、津軽人の人間性、郷土料理、風土、自

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

    ▼「津軽」太宰治。初出1944年。35歳くらいの太宰治が生まれ故郷の青森県津軽地方を、旅して歩いた紀行エッセイのような一冊。以前から「積ん読」になっていたものです。

    ▼太宰治さんは、恐らく高校生くらいの頃かに、一通りというかそれ以上くらい読みました。基本は面白かったです。大作?よりも「眉山」なんて

    0
    2023年02月26日

    Posted by ブクログ

    言わずと知れた名紀行文。

    高校生の時授業でダイジェストを読み、夏休みに通しで読んだ上で感想文を書かされた。

    多分、その時は全文を読まず、適当に書いた。

    自分を含むあらゆることを呪っていた高校生で極度のひねくれ者だったが、高校3年間で現国の教科書で習った『城の崎にて』『檸檬』『こころ』、そしてこ

    0
    2022年01月16日

    Posted by ブクログ

    月並みな感想文はやめとく!!沁みた…
    最後は言わずもがな…芦野公園の描写が好きだった、、喋りすぎちゃうのでこの辺で、命あらばまた他日!!

    0
    2020年01月25日

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