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これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです――(「序」より) そこでは森と人が言葉を交わし、烏は軍隊を組織し、雪童子と雪狼が飛び回り、柏の林が唄い、でんしんばしらは踊り出す。暖かさと懐かしさ、そして神秘に満ちた、イーハトーヴからの透きとおった贈り物――。賢治の生前に刊行された唯一の童話集。(C)KAMAWANU CO.,LTD.All Rights Reserved
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Posted by ブクログ
本棚にあったのを再読。表題作のほか8篇を収録。 表題作はいつ読んでも面白い。ストーリー自体も面白いし、文章のリズムも好きだ。収録の他の作品はあまり読んだ覚えがなく、また新鮮な気持ちで楽しめた。 子供の頃はなんとなく「子供っぽい」と敬遠していた宮沢賢治だが(笑える)、大人になった今、すごく楽しんで...続きを読む読める。残酷な出来事は起こらないし、風や山が歌うのだ。 そういえば「天空の城ラピュタ」も子供の頃は同じ理由で嫌いだった(これまた笑える)。今は宮崎駿の作品の中で一番好きだ。 10年後に読んだらまた別の感想を持つのだろうか。
先日NHKで宮沢賢治特集をやっていたので積読から引っ張り出してきた。 前に読んだ宮沢賢治の本は、途中で原稿がないとかで半端に終わった作品や宗教色が濃過ぎて意味がよくわからないものだったが、今作は全て完結しており、賢治の弟である清六氏の解説や年譜等も掲載されていて楽しい☆お話の中ではなにより、注文の多...続きを読むい料理店がダントツで好き☆それから山男の四月、鹿踊りのはじまりも良かった☆余談だがぜひ鹿踊りも見てほしい、本当にこの作品通りだと思ったからだ。 ゴッホもそうだが生きてるうちに評価されるべき楽しい作品ばかりでした。
賢治さん祭り2作目はこちら。 これも賢治さんフリークの教授からお勧めされたもの。9つの短編童話集ですが、この順番で掲載された角川文庫版で読んで欲しいとの事でしたので、表紙も可愛いですし購入。 賢治さんはご自分の作品を『イーハトーブ(賢治さんの気分次第でイーハトブだったりイーハトーヴだったりするらし...続きを読むい)童話』と命名されているらしく、岩手県の事だそうです。 彼の物語は『鏡の国のアリス』等の昔から人気の架空世界と繋がっている設定なのだとか。 それを言い切ってしまう賢治さん、ぱねぇ…。(死語でしょうか) 私が小学生の折に、担任が今思えば賢治さんファンだったようで、これでもかと言う程に国語の授業で読まされたにも関わらず、あまり覚えていなかったので新鮮な気持ちで読めました。 賢治さんは『心象スケッチ』という造語を使ってご自分の詩集や童話を表現されています。 自然の中に一人立ちながら、自然から受け止めたこと、感じたことをそのとおり書いた(という設定らしい)作品、という意味らしいですが読んでいて納得しました。 どのお話を読んでも、都会に居る筈なのにまるで大自然の中にいるかのような錯覚を覚えます。 特に『狼森と笊森、盗森』はその最もたるもので、地質学者である賢治さんが、30万年強の時を経て出来た山々の様子を描いたお話。 その山に住む岩の視点からお話が語られるので、開拓にやってきた農民が手にしている鋤や鍬などの道具を『武器』と表現するなど、いかに自然と一体化して書かれたかが伺えます。 お気に入りは『どんぐりと山猫』と『烏の北斗七星』『月夜のでんしんばしら』 アウターゾーン、逢魔が時を思わせる時間に山猫から下手くそなハガキが来るというワクワク感。 鉄砲を怖がってる辺り、『注文の多い料理店』の山猫さんの親戚なのかな? 読み終えて、序文に書かれていた「(この物語の幾つかが)おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません」を思い出しました。 なった、なったよ賢治さん…。なんだか大自然、ひいては宇宙と一体になって銀河を走っている気分だよ…(銀河鉄道の夜は入ってないんですが) 都会の喧騒でお疲れの方、是非このイーハトーブで心身共に浄化され、自然と一体になっていた頃の私たちを思い出しましょう。 (名探偵のいけにえを読んでいるせいか宗教風味に…)
手元にあるのは、クラッシックスではなく昭和55年の改版22版角川文庫。①宮沢賢治の序が付いているほか、②菊池武雄さんの初版本挿絵も復刻されている。さらに付録として③『注文の多い料理店』新刊案内、④注釈、⑤弟さんの解説「兄、宮沢賢治の生涯」、そして⑥小倉豊文さんの「新しい古典復刻の弁」、⑦石森延男さん...続きを読むの「宮沢賢治の作品」も付されている。最後に⑧主要参考文献と⑨年譜と、文庫とは思えない贅沢な内容となっており、これらの資料と合わせて読めば宮沢賢治作品の理解も深まると思います。また、私は出張で訪れた岩手で盛岡方言などを耳にしましたが、あの優しい温かみのある「音」を知り、この作品への親近感がさらに高まったように感じます。
久しぶりに手に取った宮沢賢治。 日本語の暖かさ、美しさ、情景とそこに潜む怪しげな不思議な何か。 話の美しさに心がときめいて、こんなだったかしらとワクワクした。 小さい頃から何度も何度も読んでいるけれど、よむたびに、私という読み手の年齢が変わると印象も、気がつくところも変わって行く。 そういえば星の王...続きを読む子様も、年齢とともにちがうところに心を動かされる。 美しい賢治の話に、読み進むのがもったいなくなった。 また、読みたい。
冒頭の「きれいにすきとおった風を食べ・・・」の文を読んで一気に心をつかまれた。 とても美しく美味しそうな言葉の使い方。 ただこの一文を読んだだけで私は虜になりました。 どのお話も不思議でした。面白いではなく感動でもなくそれでも確かに心に残る話ばかりでした。
“これらのちいさなものがたりの幾きれかが、おしまい、あなたのすきとおったほんとうのたべものになることを、どんなにねがうかわかりません。” 宮沢賢治の童話集「注文の多い料理店」。賢治は小学生の頃から大好きでよく読んでいましたが、やはり圧巻です。 高校生になって久しぶりに読みましたが、賢治の世界観に...続きを読むすぐ引き込まれてしまいました。 こちらの本はほとんど賢治が出版した童話集「注文の多い料理店」を再現していて、かなり凝っているなという印象を受けました。 表題作「注文の多い料理店」を筆頭に、 ・「どんぐりと山猫」 ・「狼森と笊森、盗森」 ・「烏の北斗七星」 ・「水仙月の四日」 ・「山男の四月」 ・「かしわばやしの夜」 ・「月夜のでんしんばしら」 ・「鹿踊りのはじまり」 といった9編の童話から成っており、私の一番のお気に入りは「烏の北斗七星」です。 とは言っても、どれも動物・植物・自然・電信柱などといった私たちの身近にあるような物を題材としているので、親しみやすく読みやすいと思います。 何と言っても賢治の童話は読んでいて心が洗われる気分になります。 童話とは言っても大人から子供まで幅広く楽しめると思います。更に面白いのは、読む年齢によって考える事・感じる事が全く違うのも面白いです。いつ読んでも新鮮で新しい発見があります。 また、童話を読み終わったら是非小倉豊文さんの解説を読んで頂きたいです。賢治への理解も深められますし、何より同氏の賢治に対する熱意がひしひしと伝わってきます。 隅から隅まで楽しめる本となっていると思います。
なんども なんども なんども 読み返してしまう本です 序から始まって どんぐりと山猫 注文の多い料理店 月夜のでんしんばしら いい!(*^^*) 解説の 兄 宮沢賢治の生涯!!(/´△`\)
宮澤賢治には、こうやって物事が見えるんだなぁと、その感性に感服する。 ほっこり切なく、静かで美しく、たまに読み返したくなる。
これらのわたくしのおはなしは、みんな林や野はらや鉄道線路やらで、虹や月あかりからもらってきたのです──。 そこでは、森と人が言葉を交わし、烏は軍隊を組織し、雪童子と雪狼が飛び回り、柏の林が唄い、でんしんばしらは歩き出す。暖かさと懐かしさ、そして神秘に満ちた、イーハートーヴからの透き通った贈り物──。...続きを読む 「どんぐりと山猫」、「注文の多い料理店」など、子供の頃にも聞いたことのある童話が収録されていて、改めて読むととても意味が深いものであるように思う。 至るところに盛り込まれた挿絵がとても綺麗で感動した。
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