すべての高評価レビュー
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いいです!すごくいいです!
そんなあっさり知り合いだとか言うわけはないけど、アズサさんが健在で何だか安心しました。
これからも気になるけど、アズサさんにとってどうしてカオルくんだったのかとかも気になる。 -
Posted by ブクログ
ゴッサムに酸の雨を降らすという凶行に出たトゥーフェイスを拘束したが、バットマンは彼をとある施設へと連れていく事によって分裂した精神を治療出来ると聞き向かうことを決心する。しかし抵抗するトゥーフェイスによって自身を解放しバットマンを倒せば懸賞金を貰えると知った様々なヴィランや一般市民が道中襲ってきた。
新たな仲間になったデューク・トーマスと共に退けながらアメリカを横断していくバットマン一行。
はたしてトゥーフェイスをハービーに戻すことが出来るのか?これは罠なのか?辿り着いた先には何が待っているのだろうか??ってお話だった。
大勢のヴィランは出てくるし、バットマンの大立ち回りも見れるし大満足の作品。
ハービーとブルースの過去が語られ、さらに昔に出会っていたことが分かり二人の関係が深掘りされて凄く良かった。
本書の後半に入ってる作品、デューク・トーマスが一人のヒーローとして成長していく話もとても良かった。
そして何よりもスパイダーマンで良く見ていたジョン・ロミータJr.がアーティストで描いてるのが最高だった。
ジョン・ロミータJr.の描いたバットマンを見れるだけで価値があると思うので是非読んでいただきたい作品である。 -
Posted by ブクログ
そもそも「知性」とは何なのか。
著者は、「答えの無い問いを諦めずに問い続ける能力」だと定義し、本書の全25話において、知性を磨き続けることの大切さを説いていきます。
サラリと読めるけれど、内容は深く、気づきと学びに溢れる良書でした。
さて、「知性」と似た言葉として、「知能」「知識」「智恵」というものがあります。
著者は、これらについても明快に定義。
・知能:答えのある問いに対して素早く正しい答えを見出す能力。
・知識:言葉で表せるものであり書物から学べるもの。
・智恵:言葉で表せないもので経験からしか掴めないもの。
そして、知性の本質は知識ではなく智恵であり、それを効率よく学べる秘訣は存在しないとして、智恵の修得にうまい秘訣を求める安直な精神を否定します。
修得には、当然苦労は伴うべきものなのです。
また、「予測」できない未来を「予見」するにはどうすればよいのか?という問題提起にも興味をそそられました。
このことに関しては、「未来の具体的変化を「予測」することはできないが、未来の大局的変化を「予見」することはできる」。
ではなぜ未来を「予見」する必要があるのか、という点については、「未来を予見できなければ「ビジョン」や「戦略」を描けない」と明快に述べられており、この考え方にも唸らされました。
そのほかにも、「経験」を「体験」に深めることの大切さ、これからは言葉で表せる知識が価値を失っていくこと、自分の中の「多重人格」を開花させることによって「多彩な才能」が開花する、など、これまで意識したことのないような説諭が多く、新たな視点を切り開くきっかけにもなりそうです。
自分自身を高めるとともに、現実を変革していくためにも、知性を磨き続けていくことは大事なのでしょう。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ今のところ、シリーズの中で1番好き。
歴史における物語の役割とは何か。
それが描かれた3巻。
最初から、リーアンのこともアーロウのことも愛しくて仕方なかった。
23歳なのに、2人とも15やそこらの少年みたいに生きるのが下手くそで、なんともじれったい。
リーアンは言動も幼い。でも常に色んなことを考えてて、そう、頭では誰よりもたくさんのことを考えてて、家族のことを心から思ってるのに、それを伝えられない不器用な性格。
アーロウは一見して、そして同じ顔のリーアンと比べて、とても大人びている。一種の諦観のような。でも、根っこのところでは世界を諦めてない少年の心を持っている。それを必死に取り繕って、大人として振舞いながらも、大事なことには気づけない鈍感な青年。
お互いを憎たらしく、そして疎ましく思っているように見える2人だけど、本当は誰よりも愛している。
世界でたった1人の兄弟。魂を分けたような2人。
2人の魂は、最期まで共にあっただろう。
構成が、素晴らしいと感じた。
多崎礼作品のファンなら、馴染みのある構成なんじゃないだろうか。
私のバイブルとも言える「八百万の神に問う」の3巻と、同じ香りがした。
とても似ている。章の間に小話が挟まれるという構造もそうだし、ジッパーの両側が噛み合っていくような物語展開も、そして、「成り代わる」ところも。
中盤から、嫌な予感、死の香りは感じていた。
それでも、縋る思いで、どうにかこの双子を救ってくれと、ページを必死でめくった。
この結末を、私は救いがないとは言わない。
歴史における、物語の役割。
多崎礼の作家としての矜恃が感じられる一作だった。
八百万シリーズもそうなんだよね。
人の心を動かすのは、世界を変えるのは“ことば”だ、っていう、言葉を扱う人間の矜恃。
11年前、11歳の私が八百万シリーズを読んだあの日の、魂を揺さぶられた、あの思いをを思い出すような本だった。
ことばのちから、文筆のちから、物語のちから。
私の胸にある。
【追記】
八百万の神に問うの3巻、読み返してたんだけど、全く同じフレーズ出てきた…!!!!
これは、もう絶対、多崎先生わざとだよね!?
震えた…。
めちゃくちゃ好きだ… -
Posted by ブクログ
ネタバレ詩人・社会学者である水無田気流さんの解説がよかった。藍も美代子も「ヤングケアラー」だという。2026年の今はよく聞くワードだけど、刊行当時の2019年はそこまで浸透していなかったのでは。原田ひ香さんの鋭い視点に圧倒される。貧困や知識の不足、礼節の欠如などは親子で連鎖し、特に子どもが女児である場合、その連鎖から抜け出るのは難しい……と。女性はやはりケアを押しつけられやすいし、自らケアを引き受けようとしてしまう(藍もなんだかんだ言いながら結局母と祖母のケアをしている)。お金や教育、職歴、家柄や一般常識がないとゼロからはい上がるのは困難で、その困難さは男性以上なのでは……と思わされる。
ヤングケアラーは自由や教育だけでなく、愛情も奪われてしまう。潤沢な愛情を受けられなかった結果、藍と美代子のようにからからに乾いてしまうんだな、と見ていて辛かった。藍も我が子たちへの愛情が薄いことに後から気づくが、それは愛し方を親から教わっていなかったからじゃないだろうか。
美代子の家庭がどうだったかは詳しく描かれていないけれど、もっとひどかったのかもしれない。じゃないと死体を平然とミイラ処理できる感覚は育たないだろう。
「誰でもこうなる可能性がある」と書く人もいるけど、そうはならないと思う。これは境界線を越えられる人たちの話だ。実の母を包丁で刺そうとする人、家がゴミだらけでも構わない人、死体をミイラ処理しようと思いつける人、祖母が一人暮らす部屋で不倫相手と行為に及べる人。原田さんは越えられない側の人だとは思うので、どうやってこの側の人たちの生活を取材したのかとても気になる。参考資料にはミイラ作りと生活保護受給の方法に関する本しかなかったけれど。
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