すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「小説は近代で死んだ」と思っている人にすすめたい。
文章のリズムに志賀直哉っぽさを感じるとこがある。無駄なく進みながら、人の内面を説明しすぎず、表情や台詞、振る舞いで見せていく。とくに時田翼の落ち着いた存在感が、逆に周囲の登場人物を鮮やかにしている感じがした。
家族や結婚という枠組みの中に、どこにもきれいに収まりきらない人たちが置かれているところには、夏目漱石の小説のようなものも感じた。男性たちは煮え切らなかったり、古い価値観に引っ張られたりする一方、女性たちは比較的はっきりと自分の意思を示す。その描き方が新鮮だった。玲子の態度にも、翼の振る舞いにも、読んでいてすっきりした。
ただ、読み終えて -
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
時代小説なのになんでこんなに読みやすいんだろう。不思議。スラスラ読み終わってしまった。
村重さん、最初は結構スマートに感じるし、周りの部下を存分に動かして事件解決に取り組むのがカッコいい。
あと一歩及ばず官兵衛に頼らざるを得なくなる。なるほど、羊たちの沈黙なのか。
次から次へと事件が舞い込む村重さんに同情してくる。とともに、こんなに事件解決に奔走していて大丈夫か?とも思う。相手はあの織田信長なので、読者目線はもう絶望しかない。
腕っぷしの側近たちはどんどん死んでいく。戦とは関係ない場所で。なんだこれは。
黒田官兵衛がとにかく不気味。こんなに気味の悪い安楽椅子探偵が唯一話の -
Posted by ブクログ
第一部に続き、めちゃくちゃ良かった。
奥田さん、ほんとすごいです。
昭和十九年、二十年の空襲や特攻隊のシーンは
もう泣けて泣けて
戦争の恐ろしさ、悲惨さをありありと感じた。
零戦もだけど、回天もひどすぎる。
あんな恐ろしいものを作り、まかり通るなんて
どれだけ異常であるか。
人間魚雷と聞いても、よく知らなければイメージはしにくい。そんなところも、とても詳しく、目に映るように表現でき、そこに生きた人々を描ける奥田さんが、ほんとうにすごいです。
今作を読めて良かった。
たくさんの人に勧めたい。
そしてやっぱり私は矢野が好きだなぁ。
四郎のわくわくとたぎる様子がたまらない。
おれはやっぱり -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺し屋シリーズ第3弾。
懐かしい名前が出てきて嬉しかったりした。
今回はあまり人が殺されるシーンが直接的に
描かれていなかった。たくさん殺されたけど。
気になることはたくさん。
あれどうなった?これ回収されて欲しかった。など
(男の蜂、襲ってこなかったな。狙ってもいなかったの?とか)(最初の爆破の噂、爆破は本当に予定されていたの?とか)(宇宙服で寝転んでいた時のマンションから見ていて子どもと親、あれ以来登場しなかったな、とか)
家族は大事だけど自分は人の命を奪いますという
なかなかに矛盾した感じだけど、
家族ができたからこそ自分のやっていることに
色々考えることが出てきたのかなと思うと
それ -
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