すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
信州・善光寺近くの裏小路にひっそりと店を構える「おやすみ処にしさわ商店」を舞台にした連作短編。
伴侶や愛犬など大切な存在を亡くしたり、何か心残りを抱えた人が、善光寺に導かれるかのように、この店にたどり着く。
店をひとりで切り盛りする店主の茜が出す心のこもった料理や、相手に寄り添う優しい気遣い、そして店に置かれたノート「旅の思ひ出」を通して、再び前を向いて生きていく気持ちを取り戻していく。
随所に優しさがあふれていて、温かい気持ちになる。
というか、感涙必至。
以前、森沢明夫さんの爆笑エッセイ「あおぞらビール」で「電車の中で読んではいけない」と感想を綴ったが、こちらは別の意味で、電車の中で読 -
Posted by ブクログ
流行りに乗って読むことにした。しかし、読み終えた満足感は非常に大きかった。胸が熱くなる。中学校、高校の部活で努力しきれなかった自分への後悔も時々思い出しつつ、自分がプレーしたことのないアメフトの細かな描写に熱中してしまった。自分の場合、身近にアメフトをしていた人がいるので、プレーの描写がある程度理解できるが、アメフトを見た事がない人には難しすぎるかも。若林のことだから、あえてアメフトを知らない読者に迎合するような書き方はしなかったのかもしれないと思った。オーバータイムの「岩を運ぶ」の章は、それまでの物語を全て回収して輝かせてくれるようで、とても好きです。
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Posted by ブクログ
「不在」と「喪失」から優しい愛にきづかされるという作品。忘れられない作品になりそうです。
日常が突然失われ、その原因を探るために長崎の遠鹿島へ向かったのは、遭難した多実と暮らしていた川西青吾。そして遭難時、多実と一緒にいた波留彦の妻の沙都子。2人がたどり着いた真実は、過去から手繰り寄せたものでした。
全てが分かり、悲しみが溢れだしたときの日常の切なさがたまりませんでした。誰が悪かったのかと逡巡する思いに自らも含めていることに、悲しみの大きさを感じました。
先が気になりどんどん読み進めた後にたどり着いた結果は、「アフターユー」という言葉と同じ、優しさでした。
一穂ミチさん、心に残る小説を -
Posted by ブクログ
ネタバレ読書をしようと思っている人にまず読んでもらいたい。
読書のモチベーションが上がる一冊。
印象に残った内容
・情報と知識の違い
現代はネットの"情報"を多くインプットし、体系化されたものとして残らない。本は体系化された"知識"を学べる
・自分のレベルに合った本を読むべし
初学者ほど、読書しない人ほど、難しい本を読みたがる。その結果分からずに挫折する。自分は守破離のどの段階なのか理解して、自分のレベルに合った本を選ぶことが大切。
・自己成長を目的に読むのではなく楽しむことを目的にすべし
自己成長のために読むと苦しくなり、記憶にも残りにくい。楽しむと続 -
ネタバレ 購入済み
仙台メインに有名俳優が主人公とともに撮影旅をして青春の続きを追いかけて行く。ほんと別れが近づくと涙が。オチも素敵でさすが先生だなぁと思いました。素敵なお話でした。
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