すべての高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
ネタバレ読みながら頭の中に情景が浮かび続ける。かなり生々しい描写も多く、こんなにリアルに読者に想像させるのはすごいと思った。熊と人の対峙がテーマだと思っていたが実際はそれだけではなく、人間の内面や生き方について考えさせる小説。ラストは全く想像していなかった展開で、なぜそうなったのかとずっと考えている…。
熊爪は自身が熊になりきれない事を悟った。
人間になろうとしたがそれもなりきれなかった。
『殺されなきゃ死ねないんだし、あんたは』という陽子の言葉は、熊など野生の生き物にも当てはまる言葉。陽子は熊爪を熊と認識したんだろう。
熊爪が兎を殺す所を見ていたのも殺す決意を固める伏線だったのか。
熊同士。人同士が -
購入済み
純真無垢
やっぱりメルティアは天真爛漫ひとを思いやれる
サディアンが作り笑いだろうがなんだろうが
正直に生きる気が無いのは分かった
肺結核を患った兄に代わって父の仕事の手伝いが
直ぐにでも出来るくらい優秀な彼
罹患した兄に母が付き添うことを願ったのは
死に至る病だったからではないだろうか
しかし彼にとって母に見捨てられたそんな風に
感じてしまったのかもしれない
優秀な外面に貼り付けた笑顔で孤立し
ひとの不幸に歪む顔に愉悦を感じるようになったか
メルティアを苦しめた元凶サディアン
どう対峙するつもりなのかメルティア
-
購入済み
無もなき北斗出版社社長 紺野美也子は、女手一つで出版社を成功させるべく併走する。夫の卓一は詩人を目指す純朴な人柄、2人は相思相愛である。美也子は自社から卓一の詩集を出版することを夢見るのである。
美也子は人気作家の青沼禎治郎へ接近する。女好きの青沼は、魅惑的な美也子に下心を抱く。美也子は、強引に青沼から書き下ろし原稿を手に入れたのだが、、、。
美也子は卓一と知り合う以前に、銀行頭取井村重久の加護を受けていた。結婚後も井村と手を切れずにいたが、卓一は疑うことをしなかった。
卓一は散歩中に近所の野見山房子と知り合う。房子は美也子と青沼の関係に立ち入っていく、美也子と井村の関係も察知する。何も -
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。