あらすじ
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奇妙な人面ダコ「ルテウティス・シュイスイ」4つの目をもつ幽霊魚「ムカシデメニギス」飛行機のコックピットのような頭の「デメニギス」足が背中から生えている「マルギンガエソ」ペリカンのような巨大喉をもつ「フクロウナギ」光が届かない人類最後の未踏の地、深海。そんな海の底にひっそりと暮らす、撮影困難な生きものたちを著者渾身のオールカラーイラストで完全再現! 緻密なイラストで生物の全貌がわかるだけでなく、アングルを変えたカットや奇妙な器官の拡大図を盛り込み、見たことのない生き物の謎を解き明かす。「雌と雄が合体して一生過ごす魚」「左右別々に動く顎の仕組み」「ニューネッシーの正体」など、知的好奇心をくすぐるネタも満載。深海生物ファンも納得のレアな生きもの多数! 写真や水族館では絶対に会えない、奇妙でおかしな生物の世界が、いまあなたの眼前に開かれる。
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Posted by ブクログ
深海に生息する魚を紹介する本。
子孫を残す、捕食する、身を守るという目的に対して、種によってやり方が全然違うところが面白いです。
不思議です。
Posted by ブクログ
実在する不気味な生き物というのは、ホラー映画やジェットコースターと同じような存在だと思います。
僕はホラー映画もジェットコースターも、ストレスが多すぎてダメですが、不気味な生き物の図鑑とかは結構好き。
こんなの嘘だろう、というようなおかしな深海生物が次々に出てきます。下顎がすっぽり穴開きのヤツとか、顔の前にバイザーみたいなものが付いてるヤツとか。実物を見ても生物だと信じられないかもしれません。
何故かイカタコ比率が高い気がします。深海にイカタコが多いのでしょうか、それとも著者が頭足類好きなのでしょうか。
イラストは全部カラーで特徴を(おそらく)あらわしていて、読みながら感じる若干の気持ち悪さは、期待通りです。一方で、各項のリードコピーは「へんないきもの」を意識しているかなあ、という、ちょっとひねったけどあたらなかったという印象で、残念でした。
本文はライトではありながらそれぞれの生き物の、止むを得ずそんな形態になっている事情がわかります。たとえば「ラブカ」なんかは、古代鮫として教わってきた気がするのですが、そうではないとか。ためになりました(なんのためにかは、わからないけど)。
気になるのは、表紙も本文も、デザインがどうにも古臭いことです。もしかしたらワザとかもしれませんが、全体的にどうも引っかかりました。
あれこれ書いたけど、変わった生き物好きは要チェックです。