すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった。エンターテイメント小説として、最後まで一気に読んでしまった。終盤になるにつれて、「もう終わってほしくない」と思うくらい、物語に引き込まれた。
この作品のオリジナリティを作っているのが、バルミロのルーツでもあるアステカ文明の風習。前半にはアステカ文明について説明される部分があり、ここは少し読みづらく感じた。ただ、後半の物語につながっていく重要な部分なので、ここは少し我慢してでも読んでほしい。ここを通り抜けると、本当に面白くなってくる。
そして、僕が一番印象に残ったのが、復讐相手の心臓と左腕を冷凍庫に保存しておく場面。
一年後、テスカトリポカの祝祭のためにそれを冷凍庫から取り出し、心臓を常温解凍する。そして左腕を、食べやすいようにハンマーで細かく砕いていく。
かなりグロテスクな場面なのだけど、ここでなぜか少し笑ってしまった。
というのも、僕は筋トレのために鶏むね肉を大量に買って、小分けにして冷凍している。食べるときは冷凍庫から出して解凍する。
「心臓を常温解凍して、左腕をハンマーで食べやすいように砕く」という描写を読んでいて、なぜか普段の鶏むね肉の扱いを思い出してしまった。
この作品には印象的な場面がたくさんあるけれど、僕の中ではなぜかこの場面が一番記憶に残っている。 -
Posted by ブクログ
■世界的な経営戦略の大家、ヘンリー・ミンツバーグの言葉に「戦略は試行錯誤しながら形成されていく」というものがある。彼は、粘土と格闘する陶芸家が、ろくろを回すうちにいろんなアイディアが浮かび新しいものが生まれることを例にして、「こうどうがしこうを触発し、新しい戦略が創発される」と書いた。
■「知識創造企業」などで米欧の研究者や経営者に影響を与えた経営学の世界的権威である、野中郁次郎氏が主張していたのが、昨今の日本企業のイノベーションの停滞や組織的父性頻発の根本に、「3つの過剰」があるというもの。
①オーバー・プランニング(計画過剰)
②オーバー・アナリシス(分析過剰)
③オーバー・コンプライアンス(統制過剰)
この3つの過剰は現場を疲弊させ、人々の持つ想像力や野生を劣化させた。
マイクロマネジメントになると従業員が指示待ちになり、創意工夫をせず、想定外の事態が起こっても機動的に対応しなくなる。
小さな違和感があっても声を上げない。
数字の達成が目的となり、顧客のため、社会のため、という本来の目的が見失われ、ついには思考停止に陥っていく。
人間の本質を未来の共通善の実現に向かって他者と真剣な対話を繰り広げながら、物事の意味と価値を想像する動的な主体であると捉える。そのモチベーションの源泉は、外的なインセンティブや罰則ではなく、内から湧き上がる内発的動機づけになるはずである。
ところが、この3つの過剰はこうした人間観を否定し、人間の内なる自律性を阻害したばかりか仕事の目的や意味を見失わせる事態に現場を導いたのではないか。
■「突き抜けた」存在になりたい人にとって、今の「働き方改革」はむしろチャンスである。なぜならば、結果として皆が緩んでいるからだ。ちょっと頑張れば、相対的に一気に突き抜けるではないか。とはいえ、どんなに自分が決めた「目標」であっても、思う存分働けないのが日本の現状である。であればどのようにハードワークすればよいのか。自分に宿題を課そう。即ち「貪欲に学ぶ」ということ。
自分の専門性、いわば専門スキルを高めることの他にもやるべきことはある。ポータブル・スキル、即ちどんな仕事でも役に立つ汎用性のあるスキルを身につけること。
■そもそも新しいアイディアは、以外にオフの時間に思いつくことが多い。ボーッとしたとき。たとえば風呂の中や散歩中など、無意識なときにふと考えがまとまったり、アイディアが湧くことがある。これを、「デフォルト・モード、・ネットワーク」という。人間の脳は一定の集中プロセスのあとの弛緩時にそのようなことが起きるようにできている。その意味で休むことはとても大切。
■「ネガティブ・ケイパビリティ」とは、精神科医で作家の帚木蓬生士が2017年に同タイトルの書籍で紹介して依頼広く知られるようになった概念であり、「答えの出ないどうしようもない状態に耐え抜く力」のこと。そもそも世の中は簡単に正解が導けない課題だらけだ。そういう意味ではその状態に粘り強く向き合い続けることのできる力こそが必要だと言える。
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購入済み
あの時の興奮をもう一度
コロナ禍の時期に放送されていたテレビアニメを見ていましたが、人との接触が大幅に規制されていたご時世だけに、なおさらタイムリーに感じていました。あの頃ほど、人間はエロがなければ生きていけないことを実感させられた時期はありません。長年にわたって漫画の方にも興味はありましたが、タイムセールということで、全巻購入してしまいました。まだ1巻目を読み終えたばかりですが、あの頃の興奮がセミカラーで甦った気分になり、続きが待ち遠しいです。少なくとも、星乃雲母の「ドエロー」なナイスバディと綺麗なピンク色のTKBを堪能するだけでも一読の価値があります!
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Posted by ブクログ
〝別に男が好きとかでもない。シノさんだからだよ、全部。シノさんが好きだから、それ以外ない(葵)〟
Eros度★
おやおや。不機嫌な視線の奥に、こんなにも切実な恋が隠れていたとは。喫茶店で働く秀才の高一・葵と、明るく世話焼きな高二・咲也。塩対応を嫌われている証拠と受け取る咲也の視点から、葵の言動の意味が変わっていく構成に、ぐっと引き込まれました。
攻めの葵は強気なのに、会う日が減ると知れば平静を保てない。「責任とって、俺のこと好きになって」という迫り方には、年下らしい甘えと切実さが滲みます。勉強会でも「シノさんの優しさを俺が利用してるの」と告げる、その正直なずるさがたまりません。遊びには不慣れな秀才というギャップにも萌えました。
受けの咲也は他人には優しく、自分には厳しい。家族との比較や進路の悩みが二人の間にも影を落とし、善意まで小さく扱う姿には胸が痛みました。「あんまり、俺が好きな咲也さんを、咲也さんが卑下しないで」。葵が守ろうとするのは恋の行方と、咲也自身の価値なのですね。凍えた心に、相手の言葉が灯をともします。
咲也も少しずつ葵を知り、自分から近づこうとする。その変化が嬉しく、番外のお泊まりでは、強気な葵の余裕がほどける様子に頬が緩みました。控えめな親密描写が、互いを信じて触れる幸福を伝えてくれます。
年下の一途な攻め、自己評価の低い世話焼き受け、他校同士の青春、溺愛と心の救済、控えめな甘い描写を楽しみたい方におすすめです。 -
ネタバレ 購入済み
おわっちゃったぁ〜泣
陰キャで、陽キャぶりっ子で、不器用で、情緒不安定で、なんだかんだで家族思いのバカップルになりました!!
あちこちでベタベタイチャイチャしてるのに、エチシーン無しってのも面白かった。
なんだかんだ、良いカップルだなぁ。
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