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Posted by ブクログ
外務省OBで駐豪大使も務めた山上信吾氏が「外交官としての遺言」と称して、弱腰外交を始め国益を損なう外務省の負の実態を内部事情も含めて歯に衣着せずに吐露した一冊。
国際視野に立った大局観の欠落、場当たりの無責任な事なかれ主義、国家重責を担う覚悟・意識の希薄さなど、現場を知る視点からの指摘は適格かつ厳しい。
同様の劣化は外務省に限らず民間含めて多くの組織に言えることで、幅広い読者の参考となる内容だと思います。
筆者の得難い経験から多くの教訓が示唆されていますが、とくに「喧嘩をせよ、恋をせよ」は相互理解のための本気の人づきあいを指した意味深長な言葉として刺さりました。
真に外交官らしくあった筆者 -
ネタバレ 無料版購入済み
面白い!
時子ちゃんが大好きです。作家先生といい感じですが、最終的には鷹頭と上手くいきそうな感じも…どうだろう?どちらにしても幸せになってほしいです。
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Posted by ブクログ
ネタバレ「成瀬は都を駆け抜ける」に出ていたので。
大変楽しい感じだった。
奇妙で不思議で幻想的な世界が、
現実(と思われる)の世界からするすると拡がっていく。
だが、舞台が、千年の都、神々と妖の人間の躍動を掻き立てる
京都および京都大学のためか、
めくるめく場面展開の疾走感のためか、
違和感も嫌悪感もない。
良い意味でアニメ化されるための作品と言うべきか。
(されてるけど)
と言っても、キラキラした二次元的な妄想の描写ではなく、
洒脱な文章がかき立てる内なる世界の視覚化なのだが。
予定調和的な展開、と言っては語弊があるが、
着地点がど真ん中なのもむしろ心地よい。
さてアニメを見るべきか、見ざる -
Posted by ブクログ
前作の『時をかけるゆとり』が面白すぎて、すぐに続編を読み始めた。こちらもめちゃくちゃ面白かったし、第3部の「肛門記」は電車内で読んでなくて本当に良かったと思った(笑)
クセの強い眼科医再登場から始まり、インスタでも見た作家の柚木麻子さんと踊る話、バレーボールやビーチバレーの話、中学時代のホームステイ、スティーブ・ジョブズみたいな服装などなど。
最後の「肛門記」は、フォントの種類や大きさから工夫されていて、まさかこんな大きさであの言葉が印字されてるとは思わず爆笑してしまった(笑)そして1日あたりの排便回数がアスリートすぎてそこでも笑った。
続編をまだ購入してないけど、早く買いに行かないとと -
Posted by ブクログ
どの短編も時間は、ほぼ午前一時の出来事。
深夜に起きる出来事は、いつもの吉田篤弘さんの世界だなと思い、楽しみながらの読書でした。
タクシー会社〈ブラックバード〉の松井が乗せたミツキの探し物から、どんどん人が繋がっていきました。
読者の私が好きなのは、古道具屋〈イバラギ〉の店主。品物の名前の付け方で、物の見方が変わるというのが面白かったです。
あとがきによると、連作短編のようでいて、実は吉田さんの頭のなかにある10冊の本が交差点のように交わったもの、だそうです。読めば読むほど全体が繋がってきて、最後にはいい方向に皆が向かっている感じがしてきました。
日常から離れて、この本の世界に入り込む -
Posted by ブクログ
著者の学生時代から新社会人1年目までの期間に焦点を当てたエッセイ。初めから終わりまでめちゃくちゃ面白かった〜笑
著者とは出身大学が同じなので、100キロハイクとかオープン科目とか、共通する体験が多いけれど、「こんな面白い展開になる!?」と思いながら読みました。
文庫本の冒頭についてる年表も面白い(笑)センスの塊だと思う。
過去に書いて媒体に掲載されたエッセイに、自分で添削したりツッコミ入れたりするのも、どうやったらこんな発想が出てくるんだろう(笑)
あと全体を通して、著者がいろんな人になりすまそうとすることが多くて、本人も自覚してるけど、そういう「いろんな人の人生を体験したい」からこそ小説 -
Posted by ブクログ
ロンドン警視庁の刑事ケイトの父親が自宅で無惨に惨殺されたことをきっかけに連続殺人がおこる
実はケイトの父親も元刑事で優秀な伝説的な名警部だった
物語はこの事件を追うスカボロー署の刑事たちの物語と
脚本家のクレイン一家が、仕事から距離を置くため人里離れた別荘にこもるも、そこで大変な事態に巻き込まれてしまう物語とか並行に進んでいく!
とにかくずっと不穏な空気に包まれている
なぜ、信頼の厚い優秀な刑事が無惨に殺されたのか?
犯人が誰なのか?
全くわからない
終盤、急に犯人がわかるのだが、それは想定のしようもなく…(笑)
でもそんなことはどうでもよく、犯人の動機にプロローグが急によみがえり、胸が苦しく