すべての高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレめちゃくちゃ面白かったです。
小学校の壁新聞の記者になったハチベエ、ハカセ、モーちゃん。三者三様の記事づくりにキャラクターをいかに魅力的に描くか、この辺りに作者の那須正幹先生の高い構成力が伺えます。
なにより終盤、取材相手の気持ちを考え、『気持ちがハッキリするまでは記事にはしないでおこう』と考えたハチベエの記者としての姿。序盤に記事内容を盛りに盛っていた男とは思えないほど成長していて読んでいて少しウルっときてしまいました。
並びに、これはあとがきでも書かれていたことですが、ガス中毒で死にかけていた孤独な老人を三人で助け、地方紙に三人が載るというシーンには舌を巻いてしまいました。あの後、おばあさんは息子さん家族と住むようになったのでしょうか?妄想が捗りますね。
児童文学とはいっても、記者における心構えや葛藤、取材相手との交渉など、『記者ってどういう仕事?』という疑問に100%応えてくれる本作。
本当に面白かったです。 -
ネタバレ 購入済み
大満足の1冊
カリス猊下の庇護を受け、王よりも権力を得たと言っても過言ではないジュリエッタ。
アンドリムの知略が冴える見事なエンディングでした。
しかし、物語はまだ終わりません。
原作1巻がエンディングを迎え、物語は2巻に入りました。キリの良いところ(1巻終了)で完結になるのではないかと思っていたので、これは嬉しい!
原作ファンにとって何よりのご褒美!ぜひとも最後までこの世界を描ききっていただきたいです! -
購入済み
マキャベリの事がよくわかる漫画
マキャベリというとマキャベリズム(権謀術数主義)の生みの親というとんでもないイメージがつきまといますが、この漫画を読めば
マキャベリの人生や言いたかった事が大変よくわかると思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレこれはすごい小説だね。600ページ以上あるけど、ここまであっという間に読み終えたのは久々かもしれない。
全体的な物語としてはそこまで難しいものではなく、最初の方でその後に起こりうる展開を予想することも比較的できた。たとえば、闇医師と麻薬密売人の結託ははじめから根本的に矛盾を抱えていたこと。それとは、お互いの目的が全く異なること。かたや復讐、かたや外科医への復帰。
また、物語が進む中で抱く大きな疑問も小説を読む楽しさを喚起してくれる。たとえば、そもそもテスカトリポカとは何なのか。あるいは、バルミロはいったい何様なのか、言葉を換えていうと、バルミロは心臓密売のビジネス組織=家族を作り出したわけで、各構成員にアステカの世界観を重ね合わせながら役割を与えたわけだが、バルミロ本人はいったいどういう位置付けになるのか。
状況の描写もすごく丹念になされていて、参考文献を読み込んだからこそ、アステカの世界をここまで文字に表現できたのだと思う。その素晴らしさは、小川哲『地図と拳』と同様の素晴らしさがあった。
最後に、ちょっとした感想。
最後の矢鈴は情けないね。警察署には行けないし、コカインの作用からかコシモが考えついた策をまるで自分が考えついたかのように錯覚して「私はコカインをやめられる」なんて思ってしまうのだから。あれだと、順太は助かっても、矢鈴はどうしようもないだろうね。まぁ、そんな調子だから、心臓密売に関わってることに作品の最後まで気づきもしなかったんだろうけどね。
最後の短い2つの物語は、矢鈴の後味の悪さを少しでも軽減してくれる効果を持ってたし、アステカの世界観を最後まで残してくれてた気がする。