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Posted by ブクログ
周囲の子どもたちが漏れなくハマっていくアンパンマン。私ももちろん大好きでしたが、やなせたかしさんについては調べたことなく読んでみました。
短編エッセイ集になっており、読みやすさとやなせさんの人柄が伝わる内容。
元々漫画家さんであることも知らなければ遅咲きだったことも知らなかったことがお恥ずかしい‥。これからやなせさんの作品に触れたら、やなせさんらしいってついつい言いたくなりそうなほど身近な存在に感じさせてもらえる一冊でした。
子どもと接する時、子どもだからという勝手なフィルターを通して接するのではなく、1人の人間として接せられる人間でありたいな。
Posted by ブクログ
「アンパンは食べられる為にこの世に生まれたのですから、もし食べられなかったら、コチコチに乾いてしまって棄てる他はありません。
焼きたての一番おいしい時に食べてもらうのがアンパンマンのねがいであり本質です。」
この言葉だけでも読む価値はあった。世界広しといえど、自分が食材で食べられてもらって他を助けるのは後にも先にもアンパンマンだけではないだろうか。
悪人から、あるいは災害から自分を救ってくれた人は間違いなくヒーローだ。でもヒーローっていうのはそれだけじゃない。空腹で困っているときに手を差し伸べる、命を救うことだけじゃない、これもヒーローなのだ。アンパンマンからは誰もがヒーローたりえる資質があるのだ、という哲学を感じる。
人間が一番嬉しいことは、人間を喜ばせること。美しく生まれた人は美貌で、学問のある人は学問で、絵をかける人は絵をかくことで。
こういった前向きになれる温かな言葉が綴られている。子どもたちが喜ぶために全力で子どもに向き合っているからこそ温もりが溢れているように感じられる。
本作を読んだいま「やなせたかしはどういった人だと思われますか?」と聞かれたら、私は「温かい」と答える。
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