無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
一万円選書
読書メモあり
①子どものことを、自分のことを邪魔してくる存在だと思っていることに気がついた。
これは結構我ながらショック。
でもやりたいことがやれないのは、子どものせいって無意識のうちに思ってたかもなぁ。
②自分の中の違和感を見過ごさない。
時々言われることだけども、自分の中の違和感を見過ごさないっていうのはすごく大変だと思った。
この著者も、気になったとか違和感を感じたとか、そんなことをきちんとキャッチして、
どうしてそう思ったのか、
どうなると良いと思うのかをすごく丁寧に描写してると思った。
これからも私も生活の中で違和感をそのままにせず、
なぜそう思うのか?
どうしたら良いと思うのか?
と言う点で考えてみようと改めて思った。
③子どもがいても、自分が自分である時間の大切さ
この著書は終始子育てを楽しんでいて、子どもを愛しく思っている気持ちがよくわかるのだけれども、
その理由の1つに、
仕事をしている、自分のことをやれる時間があると言うのは結構大きいと思う。
日中はワンオペ育児になっているみたいだけども、
夜になったら、
夫さんと交代したりしながら仕事をしている。
そして1人で出かけたりもしている。
これは結構重要なんだと思う。
だから、
育児も楽しめるんじゃないかなと思う。
本の中では、
育児の苦しみは、あまり出てこなかったけれども、
子どもを産んでからも自分が自分でいられる時間を持つことが大切さを改めて感じた。
読むと子どもがかわいらしく思える本。
でも、育児中の方もそうではない方にもおすすめ(本の中でそう明記してある)
0歳の赤ちゃんの育児エッセイ。著者自身、出産の前に流産、不妊治療の経験もあり、妊娠中は前置胎盤のため入院、そして帝王切開で出産している。
すごくよかった。
特に、夫のことを対等なパートナーとみなし てるようで、
夫が育児してくれると言う発想なく、夫も子供見ると言う表現を使ったり感じてしまうところが推測できるでも多くの女性の共感を得る。
男性でも、わかると言う方もいるかもしれない。
他にも出産したら自分の時間がなくなるとも考えておらず、子育てを前向きに捉えている姿にも好感がもてる。
育児中の私からすると驚く感覚ではあったが、確かに育児も自分で選んでいるし、自分と赤ちゃんの人格をきちんと切り分けているところもすてきだと思う。
このように考えられる大きな理由は著者は産後も完全に育児一筋とならずら仕事がももっていて、夫と交代で自分の時間も確保できているところが大きいと思う。
・母ではなく、親になろうと決めた。
親として子育てをするのは意外と楽、母親だから、と気負わないで過ごせば、世間で言われる「母親の辛さ」というものを味わなくて済む
・性別はプライバシーのような気がするから書かない
・相手の経験の有無で話題を変える必要はない。わかり合えなくても話してもいいんじゃないか(子どもがいない人にも子どもの話をしてもいい)
今、育児エッセイを書いているが、読者の育児経験の有無によって、文章の読みが変わるということはない。
・女性作家と扱われるのが嫌。女性として男性に言いたいことがあるから文章を書いていると思われている節がある。
・産み方ではなく育て方に注力しよう
・不妊治療は年齢と費用の上限を自分で決めてから望むといい。医院の方針もあるので、自分に合ったところを探そう。
・不妊治療のことはよく知らない人でも理解したいという気持ちを持っている人も結構いるのでは。社会を信じよう。
・夫に遠慮しない
妊娠中重い荷物を持ってもらったり、産後退院してから家事をしてもらったり
・夫も親なのだから、「預かる」のではなく、「自分の子どもをみる」
・育児中でも自分のための努力を続けているという自信を持つことが目的の第一としてラジオ英会話をはじめる
・赤ん坊に対しても堂々としよう
・家事は自分のことだけではなく、赤ん坊や夫のことも行っているがら赤ん坊や夫に自分の時間をあげている感覚はもっていない。家事をしながらもら自分の目で世界を見て、自分の考え事をしているので、家事の時間も自分の時間。
・読者を信頼。
自分の書いている小説がお金になるかは換算しない方がいい。儲けは単発で書くエッセイや広告仕事。小説は書きたいから書いている。後世に名が残ってほしいと思ったことはあるが、読者を信頼して、自分の知らないところで自由にやってもらうのがいい。
・全部自分の時間。
男が時間をくれないと批判する女性がいるが、むやみに男性を批判したり不満を訴えたりするのではなく、冷静に社会構造を変えていく方が実りがある。
・今は今のために時間がある
・赤ん坊とべったり過ごせるのは今だけ。嫌でも数年後は距離を置かなくてはいけないことを肝に銘じておこう
・選択の機会があったら、そのときの自分の気分が悪くならない方を選ぶ
・努力できない人も助けるのが成熟した社会ではないか。
Posted by ブクログ
カフェに併設された、本のセレクトショップみたいなところで見つけて購入。育児や幼児教育などのジャンルの棚にありました。山崎ナオコーラさんの本はあんまり読んだことはなかったけど、自分の本棚を検索したら「この世は二人組ではできあがらない」を読んでちゃんと☆5つつけていた。もっと読めばよかったな。
私とほぼ同じ世代で(3つ下)、同じ北九州生まれで、同じように流れで高齢出産のナオコーラさん。とても共感できる部分もあったし、私はそんな風に考えられなかった、尊敬する、あこがれるな、と思う部分も多かった。自分のライフスタイル(というほどではなくてもファッションの路線など)や、子どもとの向き合い方について、すごく悩んだりくよくよしたりしながらも、「私はこのように考えるようにしよう、今度からはこうしよう」と決断していく。その姿勢が、自信満々でもないし、信念を貫く感じでもなく自然で、決めたとおりにならなかったりもしている。のちのち、「こう決めていたのにうまくいかなかった、バカだ。」などと記述されており、そういうことあるなぁ!と共感した。
母ではなく、親として、なんなら親でもなく一人の人間として、赤ちゃんのことをすごく客観的に観察して「うちにいる赤ん坊は・・・」とその様子を綴っている。母親の愛情たっぷり目線ではないのに、なぜこんなに心温まる記述になるのだろう、と不思議に思った。
どうもそれは、赤ん坊を自分の所有物ではなく(←子育て中心の母親はこんな感覚に陥りがち)、一人とひとりの人間同士として赤ん坊を見ているからのようだ。
笑うようになったときも、最初は「表情を真似しているだけだな」などと冷静に分析していて、過度に「笑った笑った!」とはしゃがない。(実際ははしゃいでいるのかもしれないけど、文章ではそうなっている)
子育てとは別のテーマだけど、不摂生で病気になった人の社会保障費を社会が負担するのはオカシイという論調についての文章も好きだと思った。
そのような主張も、わからなくはないが、何かおかしい。じゃあどう反論すればよいのだろうと思っていたけど、ナオコーラさん曰く、「成熟した社会では、理由を問うべきではない」。理由がなんであれ、困っている人がいれば助ける社会が成熟した社会なのだと。
そうよね。私、「成熟した社会」っていうフレーズ好きだな。私は家事が苦手ですぐアウトソーシングしてしまうのだけど、いちいち心の中で「成熟した社会は分業がすすむのよ」と思っている。
ナオコーラさんは片づけは嫌いだけど料理は好きで、片づけはお掃除ロボットなどにお任せしているらしい。素敵だな。
夫さんとの関係もいいなと思った。やたら「夫は収入が少ない」「金は私が出している」というのが出てきて笑えた。私も言いたい(言わないけど)。なんで言えないんだろう?結局、妻の方が稼いでいるなんて体裁が悪いからあんまり言わない方がいいな、という固定観念から逃れられていないのだ…。
最後、満開の桜の下を、ベビーカーを押しながら歩いていて、「もう死んでもいいな」とふと思う。涙が出た。もちろん死んじゃダメなんだけど、ふとそんな気持ちになる瞬間があること、ほんとにわかる気がする。ナオコーラさんの本をこれからもっと読みたいと思いました!
Posted by ブクログ
こういう本はどうしても女性、
なんなら妊娠中の女性しか手に取らないだろうけど
全日本人にオススメしたい!
赤ちゃん自体の記述より
赤ちゃんという特殊な人間を通して見る
世界が描かれている。
今ある世界も、見せたい、あると信じたい世界も。
次世代へのバトン的なことではなく、
著者がいま向かい合ってる世界をよくするため、
温かいものにするため
きょうどういう行動を取るのか描いていた。
あと赤ちゃんの笑顔が卑しいなど、
ちょっと笑える場面もありスルスルと読めました。
私はもうすぐ出産を迎えるので
自分みたいな子を育ててしまうんじゃないか
何かを押し付けちゃうんじゃないかと不安。
そういうモヤモヤをふわっと軽くしてくれた
いい読書でした!
Posted by ブクログ
いつも自分のことばかり考えて、いつか人は死ぬということに囚われ続けてきた自分が、親になるということがずっと想像できなかった。学生時代の友人、同僚が親になったということを知るたびに、自分には人間を育てる資格はないということを思い続けてきた。ロクデナシだった人たちも、子どもを持ち、親になることで、人生の視座みたいなものを変化させていっていることを感じると、自分はそれをどうしても避けたくなってしまったり、逆に面白そうと思ったり、そういうふうに生きてきた。
深く考えると人間、結婚したり、子どもを持ったりということはできないだろう、というようなことを某作家が言っていたらしいとTwitterの名言的なbotで見て以来、それは本当にそうだよなと思ってきた。
それは変わらないけれど、親になるとは具体的にどういうことなのか、本著の山崎ナオコーラの言葉を通じて考えさせられ、新しい視点をもらえた気がした。具体的にどういうことなのか説明は難しいけれど、自分の母親もここに書かれていることと同じようなことを思っていたのなら嬉しいなと素直に思えたことは大きいのかもしれない。理知的な作者はもしかしたら周りからはめんどくさい人と思われているかもしれないけれど、むしろそういうところにこそ私自身には深い共感があって、「深く考えて親になる」ということだってあるのだと思わせられた。とてもいい本だった。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。