【感想・ネタバレ】本日のメニューは。のレビュー

あらすじ

入院中の父に中華そばを出前したい二人の子どもと、変わり者の大人たちが起こした奇跡(「四分間出前大作戦」)。マズメシ母に悩まされる女子高生と、おむすび屋の女性店主の愛情(「おむすび狂詩曲」)。底なし大食い男の葛藤と、デカ盛り定食を作り続ける頑固親父の秘めた過去(「闘え! マンプク食堂」)。熱々の美味しい料理と、それを取り巻く人間ドラマに食欲も涙腺も刺激される、5つの極上の物語。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ごはん小説が好き、表紙が美味しそうという理由だけで手に取った本。
心がほわっと温かくなって、ぎゅっと切なくなって、思わず涙がこぼれて、でも最後は笑えて。感情がとても忙しくて幸せでした、笑
この世界にずっといたいな、と思える本でした。次のシリーズ読むのが楽しみ!

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2025年07月04日

Posted by ブクログ

子供達がラーメン鉢を持って走る本当の理由とは・・・
おにぎりではなくおむすびに込められて思い・・・
デカ盛りを作り続ける店主の本当の思いとは・・・

料理の短編集です。そして、全ての話が心に刺さります。
やっと「本日のメニューは。」を読む事ができました。
「できたてごはんを君に。」と「おいしい季節がやってくる。」の一番始まりの話です。

正直、全部好きな話です。
そして、やっと全ての話が繋がった気がしてお腹がいっぱいになりました。
本当にハズレが無いいい「食」をテーマにした作品です。

ぜひ全ての方に読んでほしい作品です。

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2025年06月28日

Posted by ブクログ

先に続編の「できたてごはんを君に。」を読んでからのこの作品でしたが、こちらも素敵な物語で楽しませてもらいました。続けて、「できたて〜」を再読しましょう。本作でいうと、「究極のロコモコ」の味の描写が秀逸で、口の中にロコモコが出現しました笑 作品順に読むことをおすすめします。

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2025年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

美味しそうな描写と、ほっこりエピソードの短編集。登場人物がつながっているのも面白かった。
なんだか心が温まる感じで、美味しそうで、おもしろくて、一気読みしてしまった。

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2025年04月08日

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ネタバレ

全部の話が繋がっていて、登場人物が皆魅力的だった。それぞれのこだわりや考え方がしっかり描かれていてとても楽しめた。

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2024年08月29日

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今日も町のごはん屋さんで 笑って、泣いて、食べよう。(帯より)

5話から成る連作短編集。
昔ながらの中華そば、おふくろの味のおむすび、大衆食堂のデカ盛り定食、老舗洋食店のビーフシチュー、キッチンカーのロコモコ……。
どのメニューにも「食べた人に幸せになってほしい」という作り手の思いが込められていて、ああそうか、料理ってこうやって作るもんなんだな、と涙腺がやられっぱなしでした。すみません普段全然作らない人間の感想です。

生きていればしんどいこと、悲しいこともたくさんあるけれど、だからこそしっかり食べて乗り越えるための元気を出したいもの。誰かを思って大切に作られた料理にはそういう力があるのだと、教えてくれる作品でした。

皆さんのレビューを拝見していて続編(?)があることを知ったので、是非続けて読みたいと思います!

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2024年08月13日

Posted by ブクログ

食にまつわる短編集。

どの物語も、くすっと笑ってしまう要素があり、微笑ましく思いました。
おせっかいな人が少なくなったご時世ですが、熱い思いとともに突っ走ってみるのも悪くないと思いました。

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2024年07月22日

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どのお話も読んでいるだけでヨダレが出てきそうだった。特に好きなのは「おむすび狂詩曲」だ。すれ違ってしまった親子が、おむすびをきっかけにまた分かり合えるようになる様子に感動した。親子を泣かせた塩むすびをぜひ食べてみたい。

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2024年06月14日

Posted by ブクログ

食についての短編が5つ。
日常を描いていてとても読みやすかったし、美味しそうな料理がたくさん出てきた。
多人数の視点から描かれているものと、1人の視点から描かれているものがあった。
どれも心情の変化とそれにそっと寄り添う料理や引っ張ってくれる料理の存在が良かった。
特に好きだったのはメシマズ母と女子高生、おむすび店の女将(店主)が出てくる第2章。
親娘の関係がSNSによって変わっていく様はまさに現代ならではの感じ。
シャッター商店街の話やキッチンカーなども現代の日常という感じですぐに読み進めてしまった。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

去年「できたてごはんを君に。」を先に買って読んでしまっていたので、姉妹作で前作であるこちらをようやく読みました。
順番を逆に読んでたことで、「できたてごはんを君に。」のサブキャラ達の過去(背景)とかがわかってスッキリしたし、登場人物が繋がっていく感じが、今回もワクワクしました。
泣かせにくる感じじゃないのに、感動してほろっと涙が出てしまう人間ドラマ、最高に良いです。
特に、『おむすび狂詩曲』がよかった。前半は、正直、読んでて心が締め付けられてキツかったけど、最後には全員の心が救われて安心しました。
「本日のメニューは。」と「できたてごはんを君に。」の世界って本当にあったかくて、みんなが誰かを笑顔にするために、美味しいご飯をつくってて、読んでいるだけで幸せな気持ちになります。

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2024年03月01日

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食をテーマにした短編集。どの話も面白くて途中涙腺が緩くなってしまった。満腹食堂のお客さんはていねい木下さんがモデルなのかな……?食を通じてほっこりしたい人に。

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2024年02月05日

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とんでもなく涙腺を刺激する物語だった。
タイトル通り食に関わる物語なのだが、短編集物語のそれぞれにドラマがあり、読み終わった時、ほっこりとした気持ちになる。
そして短編集の物語が一つの地域の出来事で登場人物が少しづつ絡み合っていて一つの大きな流れを作っている。
通勤電車の中で涙が流れて仕方なかった。

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2024年01月22日

c

購入済み

ほっこり

何でもやっぱり気持ちからなんだよな!
キッチンカーよかった

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2022年08月26日

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美味しいニオイに満ちた短編集。美味しいものを食べることは人を幸せにする。贅沢なものとは限らない、美味しいものを食べさせたいという作り手や届ける人の気持ちが美味しいものの根底にある。登場人物が他の話にも出てくるのも、それぞれの話のつながりを感じさせてよかった。おむすび狂詩曲が一番心に残った。

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2025年10月31日

Posted by ブクログ

忙しい母が作ってくれる
お弁当の中身はいつも同じで、

内心、「またこれ?」って
うんざりしてた高校の頃。

友だちのお弁当は彩りが綺麗で
可愛くていいなって思ってた。

湯気に包まれて台所に立つ母の背中。
無骨で大きかった、あのお弁当箱。

年頃の女の子らしくない
ぎっしり詰められた白いご飯。

今ならあの重みが、
お腹をすかせないようにという
母の愛だったんだとわかる。

メンチカツ。卵焼き。
あとは昨夜の残りものが少し。

読みながら思い出して、
ふと、また食べたいなって思ったら
思いがけず目の奥が熱くなった。

今では、私が娘に卵焼きを焼く日々。

いつか、娘も思うのかしら。
「また食べたいな」って──

温かいご飯と人情が、
心の奥の空白をそっと満たしてくれる、
そんな素敵な作品です。

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2025年10月14日

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「食」をテーマに日常から起きた食べることのそれぞれを描いた短編集。
表紙のおむすびも美味しそうで…迷わずに手をとった一冊。
美味しそうな描写だけではなく、食べたくなり、作ってみたくなる、そして涙腺も緩む人情物語でもある。

○四分間出前大作戦〜入院している父にラーメンを食べさせたい兄弟に協力したのは…。

○おむすび狂詩曲〜メシマズ母のマズメシを回避して『おむすび・結』に通う女子高生。

○闘え!マンプク食堂〜ボリュームたっぷりでおかわり無料は、店主の思いから始まった。

○或る洋食屋の一日〜50年間継ぎ足して作ってきたドミグラスソースに対するシェフの思い。

○ロコ・モーション〜会社を辞めた夫が始めたのはキッチンカーで、究極のロコモコにプラスしたのは…。

儲けることより、称賛されることよりも「人を幸せにしたい」という気持ちで料理することが自分の幸せにもなる。




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2025年07月16日

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ごはんにまつわる短編作品

ほっこりしたい人におすすめの本。

ごはんって元気にする力があるよね
作る側も食べる側も

今日もありがたく食事をいただこう。

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2025年07月11日

Posted by ブクログ

色んなご飯が出てきて美味しそうで、食べたくなる本!食を通して色んな繋がりや絆があってとてもほっこりする一冊でした!

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2024年11月17日

Posted by ブクログ

人情味たっぷりの物語、それに連なる美味しい料理に勝るものなし。長い歴史に幕を閉じた洋食店の何ともいえない切なさ、最初の一歩を踏み出したキッチンカーの店主の物語が胸に染みる。人生に迷う友人の存在も良い。

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2024年10月14日

Posted by ブクログ

美味しいものタップリの短編集。

連作になっていてちょっとずつ話が繋がる感じです。

それにしても著者の美味しい料理の表現が上手で、読んでいるだけでニコニコしてしまうほど。

どの短編もホッとできる優しい話ばかりでいい感じ。
何か問題点があっても美味しいものパワーで突破できそうで、美味しい料理が持っている力は素晴らしい!

作中のどの料理も食べてみたいなぁ。
朝はおむすび、早めの昼に定食、おやつ時はロコモコ、夜は飲みながら洋食で締めにラーメン!

確実に太るな(笑)

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2024年09月13日

Posted by ブクログ

どの話も涙腺にくるし、とても美味しそうでお腹が空く。
1番気になるのはロコモコかなぁ、、
50年もののドミグラスを受け継いだロコモコ…美味しくないわけがない。
出てくる人はみんな料理で人を幸せにしたいという思いを強く持っていて、それが伝わってなお美味しそうに感じる。

おむすびのお話で、子どもへの愛情をかけ違えないようにという教訓もあった。
これだけしているのに、と思ってしまったら、思われてしまったら、子どものためにやっているはずが逆効果になってしまうなぁ。
本当に求められていることが何か、考えながら過ごしたい。

"家から握りしめてきたのだろう。無機物であるはずの硬貨がほんのり温かい。"
などほんわりとした表現が好みで、読みやすく心が温まった。

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2024年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

サクサクと読みやすい作品でした!
あっという間に読み終わってしまった
どこのお店も美味しそう
特に私はまんぷく食堂さんに惹かれました
こんなお店が近くにあったらいいのになあ

閉めてしまった洋食屋さんは残念でしたが
キッチンカーの仕込みの場として利用
出来るようになったのはお互いに良かったのかな
ミグラスソース、継ぎ足しは無理だとしても
隠し味として引き継がれて行ってくれたら
良いですね

惹かれるお店ばかりで読み終わってから
お腹がすいておにぎりを頬張りました。笑
結女さんのおむすびには到底敵いませんが。笑

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2024年05月01日

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短編なので読みやすいし、時々違う話の主人公が登場人物として出てきたり、リンクしているのがおもしろかった。

或る洋食屋の一日がすきだな〜。
好きな言葉は二つ。
「俺より先に死んでくれるなよ」
「十八の頃から続いた長い旅は終わった。でも、これからまた自分の知らない世界に一歩踏み出さなければならない。人生という旅は、死ぬその瞬間まで続くのだ。」
いい夫婦だし、いい人生だなあと思いながら読んだ。

おむすびはたまーにしか作らないが、この本の影響でひさびさに作ってみた。
海苔を多めに巻くと美味しい〜。。また作ろうっと。手作りごはんってやっぱりいいなあ

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2024年03月15日

Posted by ブクログ

食がテーマの優しさがあふれるお話しです。
短編集にはなっていますが、それぞれの登場人物が異なる話で脇役としてちがう一面を覗かせてくれるのも、読んでいて楽しかったです。

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2024年03月08日

Posted by ブクログ

おにぎりと言うとおむすびと訂正される店は
正直嫌だが、それ以外はいい感じ。
三作目から戻って読んだので、
あ、あの人が。って感じだった。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

今日も町のごはん屋さんで笑って、泣いて、食べよう。
入院中の父に中華そばを出前したい二人の子どもと、変わり者の大人たちが起こした奇跡(「四分間出前大作戦」)。マズメシ母に悩まされる女子高生と、おむすび屋の女性店主の愛情(「おむすび狂詩曲」)。底なし大食い男の葛藤と、デカ盛り定食を作り続ける頑固親父の秘めた過去(「闘え!マンプク食堂」)。熱々の美味しい料理と、それを取り巻く人間ドラマに食欲も涙腺も刺激される、5つの極上の物語。(紹介文より)
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シンプルに読みやすくて面白かった。
とくにおむすび屋のお話は、自分も子どもがいる分、ただのグルメ小説ではなく
親子関係が気になる短編だった。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

飲食店が舞台の短編集。
登場するごはんは美味しそうだし描写がしつこくなくてとても好感が持てた。
そしてどのはなしもいい感じにエンタメしてる。
特におむすびの話がすごく好きだった。

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2025年04月19日

Posted by ブクログ



料理、ご飯に関する短編集で、少しずつ登場人物が重なる所もある。

美味しい表現が食欲をかき立てられる。

最後の、ロコ・モーション。
キッチンカーを始めるのも、成功させるのも大変なのねぇ!
登場人物達の純粋さに心を打たれて、成功を祈っていました。
これからは、実際にキッチンカーを目にした際に見る目が変わりそうです。

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2025年04月07日

Posted by ブクログ

美味しい料理とじんわり沁みる5つの物語
相手に美味しい料理を届けたい、幸せにしたいという気持ちが溢れている温かい短編集だった
それぞれに悲しみも悩みも抱えているけれど、食べることで得られる幸せもある

人と人を結ぶおむすび屋さんと閉店を迎える洋食屋さんのお話がじんわりする
各編の登場人物が交錯していく様も温かみを感じる
各編の扉に描かれているイラストもこれまた美味しそう!

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2025年03月28日

Posted by ブクログ

食を通して人間関係が変わっていく様子が面白かった。
本に出てくる料理が食べたくなった、中でもおむすびの話が特に好き。

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2025年01月28日

Posted by ブクログ

2024.6.4
美味しそうなご飯が出てくるだけの話じゃなくて、物語としてもどれも好きだった。
入院しているお父さんのためにラーメンを届ける兄弟やそれに協力する人たちのパワーにきゅん。
どれも美味しそうだったけど、1番食べたいのはロコモコ丼!

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2024年06月05日

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