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火星に一人取り残されたマーク・ワトニーは、すぐさま生きのびる手立てを考え始めた。居住施設や探査車は無事だが、残された食料では次の探査隊が到着する4年後まで生き延びることは不可能だ。彼は不毛の地で食物を栽培すべく対策を編みだしていく。一方、マークの生存を確認したNASAは国家を挙げてのプロジェクトを発動させた。様々な試行錯誤の末、NASAが編み出した方策とは? 宇宙開発新時代の傑作サバイバルSF。
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Posted by ブクログ
火星に1人取り残されるという絶望的な状況のなかで、自分の置かれている状況や次々に起きる事態を客観視して自己憐憫に陥ることなく、何ができるかを考えられる主人公がすごすぎるけど、何より素晴らしいのはずっとユーモアのセンスを忘れないこと。 この作品を手に取るきっかけとなった同じ著者の「プロジェクト・ヘイル...続きを読む・メアリー」の主人公も同じようにユーモアのセンスをもって困難な状況に向き合ってたから、この著者の作品の傾向なのかな?そうだったら他の作品もぜひ読みたい。 そして、この作品を読んでいて気持ちよかった理由のひとつは、登場人物たちに悪い意図を持った人が出てこないこと。意地悪とか嫉妬とか相手を陥れるとか人間が理由となって苦しむということがない小説は読んでいてストレスがない。「にんげんっていいな」みたいな気持ちになれます。
ドキドキハラハラ、そして笑いあり。 なのに無茶な設定が無く、限りなくリアル。 こんなに読みやすいSFは久しぶりだった。 ユーモアって大事なんだな。 今更ながらこれを機に映画も観てみたくなった。
何をしても必ずアクシデントが起きて、物語中何回も命を落としそうになる。そんな中でも冷静に少しふざけながら困難を乗り越えていくワトニーをずっと応援したくなる作品だった。映画の方もとても気になる。
火星探査機の乗組員がひとり火星に取り残されるという大胆な設定から、どうサバイバルするのかというSF小説。取り残される乗組員がひたすらポジティブでユーモラスというキャラ設定が最高に威力を発揮する。どんな困難な状況が襲ってきてもリラックスした心で解決策を探していく。とにかく面白くて一気に読み進めてしまう
格好良い人間しか出てこない最高のエンタメSFでした。 一人の人間を火星から救うために、地球のあらゆる人が協力していて美しい世界でした。 仲間を助けるために自分の命を危険に晒すことを厭わないヘルメスのクルーも格好良いです。 何より絶望的な状況におかれても、ユーモアを失わずに、機転を効かせて困難を乗り越...続きを読むえるワトニーが素晴らしかったです。
#感動する #ドキドキハラハラ #カッコいい
ヘイルメアリーがあまりにも面白かったので読んでみたら、こちらも負けず劣らずめちゃくちゃ面白かった。火星に取り残されて、何度も何度も死にかける主人公。あまりにもトラブルが起きるし、さすがにそれはもう無理だと思う場面でも、ポジティブさと冷静さと膨大な知恵をもって切り抜けていて、読んでるこちらもNASAか...続きを読むら見守ってる気分になった。 ヘイルメアリーのときにはロッキーがいたけれど、火星では主人公たった1人。そんな中でも寝室を改造して快適に過ごしたり、危機を脱した時用に食べ物を分けていたり、命ギリギリの生活でもプラスαを考える姿勢に尊敬を覚えた。 一つのミスが即、死につながる火星の世界。最後までドキドキしながら読み切った。
大きな問題にぶつかったときに、試行錯誤・トライ&エラーを積み重ねて、一つ一つ着実にクリアしていくっていうこの態度こそ主人公であるマーク・ワトニーの素晴らしさだよなと思う。 基本的にマークのビデオログに残されたメッセージを見ていく形で話が進むので、とても読みやすくてサクサク進む。
火星で一人生存しているワトニーの存在を認識したNASAは救出プランを実行。次の有人火星ミッションで救出するために、それまでの食料や消耗品の補給を試みるが、そのロケットは打ち上げ時に爆発。もはやワトニーを救う手立てはないと思われた時、軌道計算スペシャリストから思わぬ提案が。ワトニーを残して地球へ戻りつ...続きを読むつある宇宙船を、地球スイングバイで加速して再び火星へ向かわせ、ワトニーを救出させようとする。ただし、火星では周回軌道に乗らず、ただ一度近傍を通過するだけ。その一瞬でワトニーをピックアップするには、ワトニー自信も火星で約3000㎞移動して、火星軌道上昇用ロケットまで移動する必要があった。たった一度のチャンスにかけるため、救出クルーとワトニーの新たなサバイバルがスタートする… 下巻でも、次々と降りかかるアクシデントを、様々な手法でクリアしていくプロセスが詳細に描かれています。人間が生き続けるには酸素と水と食料、そして二酸化炭素の除去、これは常に付きまといます。エネルギー源は電力なので、限られた電力を何に使うか、常に配慮が必要です。そのあたりのやりくりが、主人公ワトニーのユーモアあるモノローグで展開しています。 ワトニー救出プランでは、中国も協力を申し出ています。たった一人の命を救うために、世界中が協力を惜しまない。宇宙開発の意義は国を超えて助け合う気持ちを再認識する事なのかもしれないと思わされました。
まずもってとんでもない設定からはじまるサバイバルライフの時点で面白いのに、次々降りかかる大小多数の課題に対する科学的な問題解決プロセスと起伏の激しいジェットコースター展開、一人語りと会話を効果的に使い分けた描写、ユーモラスな文体と哲学的な思考と科学知識の羅列…どれをとっても最高だったし感動して泣けた...続きを読む。 やっぱりアンディ・ウィアーは圧倒的に面白い。
有人火星探査ミッションの事故により火星に一人取り残された宇宙飛行士と、彼を遠く地球から見守りサポートする人々の奮闘を描く、硬派サバイバルSF。 食糧補給用の輸送機打ち上げが失敗し絶体絶命の場面から始まり、ミッション帰還中の宇宙船を地球スイングバイで再度火星に送る曲芸プランを提示し、現場の宇宙飛行士た...続きを読むちが見事に成し遂げる、と言う超王道展開に、不覚にもちょっと泣いてしまった。SFは「科学は忖度をしない。必ず物理法則通りの結果が起きる」という冷徹な理詰めのジャンルだが、この作品はその理詰めに人の情を目一杯詰め込み「人間は本来善性の生き物なのだぜ」と強く主張しているように思う
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