アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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ネタバレアガサ・クリスティー大全集で星5つだったので期待して読んだ作品。
ボイントン夫人の性根の悪さには納得。誰かをいたぶっていないと生きている意味がない、というような人で、一度ターゲットを決めたら徹底的に追い詰める。あれだけ人を苦しめていたら、誰かに殺されても仕方ないと思ってしまうほどだった。
ただ、ボイントン家の娘たちにはかなり引っかかった。母親に支配されてきた被害者なのは分かるけれど、あまりにも自己中心的。結局、自分のことばかり考えているように見えて、「あなたたちも大概じゃない?」と思ってしまった。
そして一番気になったのがサラ。ボイントン家とは何の関係もない部外者なのに、「自分がこの家族 -
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ネタバレ神はわたしのしたことを赦さない。
ローラは両親の愛を妹シャーリーに奪われていると感じていた。だから彼女は妹の死を願った。両親が不在の夜、火事が起きて、妹は炎の中に取り残された。ローラは炎の中に飛び込んで、妹を救った。その日からローラは妹を何よりも大切なものとして愛し続けたのだった。それが何を引き起こすのかわからずに。
最後の伝道者ルウェインの未来視したのはローラだったのでプロポーズするという展開はちょっと唐突すぎてうまく理解できなかったが、愛することで他人の人生を駄目にする罪ということには考えさせられた。両親を早くに亡くしたローラは親代わりとなり、よかれと思ってシャーリーの幸せを考え続けた -
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ポアロシリーズ20作目。1941年の作品。
『白昼の悪魔』という邦題もなかなか渋いけれど、原題『Evil under the Sun』がかっこいい。
小さな島のリゾート地が舞台という夏に読むにはぴったりでした。事件が起こったのは8月25日。
朝起きたらバルコニーから海岸に降りてひと泳ぎ、ホテルのダイニングルームで朝食。あるいは遅くまで寝ていてベッドで朝食。
海辺で日光浴、ボート遊び、テニス、散策もしくはテラスで読書。
島はホテルの私有地なので、海岸は宿泊客のみのプライベートビーチ。
なんていう上流社会の夏の過ごし方がなんとも優雅。
(216ページ)
「ミセス・マーシャルはいつもベッドで朝 -
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ネタバレ
ミステリーかと思ってたけどアガサ・クリスティーはこういうのも書くんだと驚き。
ずっと場所が動かない、たまに人と会話するけどほとんどが主人公の回想だからそれが苦痛な人には合わないかも…
最後は2つの意味に取れる…
①もう誰も君を愛してないけど真実を知ると面倒くさいから気付かないでくれ
②愛してるからこのまま気付かないで幸せなまま生きてくれ
どっちだろ。でも愛してなかったら離婚するよなあ…
結局気付いたのに変わろうとしない妻
妻にちゃんと向き合わないで全てを諦めた夫
子供だけが可哀想…
あと何故かひらがな多くて読みづらいとこ多かった。
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Posted by ブクログ
優しい夫と立派な子供に恵まれ、完璧な人生を築いたと疑わない主婦ジョーン。旅先で途絶えた足止め(孤立)のさなか、旧友ブランチとの一対一の会話から、彼女の記憶の再検分が始まる。
一見、静かな女同士の世間話。しかし刃のように突きつけられる皮肉と揺さぶりはまるで上質な舞台劇のよう。読み進めるほどに見えてくるのは、彼女を取り巻く世界の狭さと、無自覚な支配欲だ。
家事や育児をメイドやナニーに任せ、手に職を持たない裕福な彼女が全情熱を傾けたのは「家族の管理」。心の中では子供たちすら冷徹に裁きながら、表向きは「良妻賢母」を演じ続ける二面性にゾクッとさせられる。
帰りの列車で出会うロシアの公爵夫人サーシャは、 -
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現在の事件や発言から、過去の細かな出来事の繋がりや動機を探っていくクリスティーらしい構成。ただ、自分の都合で細切れに読んだため、緊張感が途切れてしまい、評価が難しい。
被害者が子どもということもあり、個人的にはちょっとキツかったが、読ませる力はやはり別格。少し読みにくいと感じたのは翻訳か、思わせぶりな台詞が多いためか。
悲しかったのは、殺された少女の家庭環境を見ると、周囲から見える少女の性格が裏打ちされるところ。と同時に、アガサ・クリスティーは本当に人間を書くのが上手いので、動機が分からなくても大体あんまり好きじゃないなーと思った人が犯人だな……と思った(笑) -
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Posted by ブクログ
ネタバレタイトルがなんだか未来的?でかっこいいと思ったら、中身はいつものクリスティ的お屋敷ミステリーだったのは少々肩透かしではあったが、とは言え安定の面白さだった。
殺人事件そのものよりもそこに至る人間の物語を主軸にした作品、ってことなんだけどクリスティって割といつもそうじゃない?と思ってしまい、この作品独自の面白さはいまいち見い出せず。
無関係のところから急に飛び込んできて解決の手がかりになるマクワーターの存在はドラマチックで面白かったけど。
結局は事件発生前の男女の愛憎劇を楽しめるかどうかに尽きるのかな、とも思いつつ個人的には『ナイルに死す』や『五匹の子豚』のドラマ部分の方が登場人物に感情移入し