アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちびちびと読んでいるクリスティ。榛野なな恵さんが漫画化したものを読んで、原作を読もうと思っていて。いやー、漫画、うまくまとめたなーと。漫画2回読んで、原作読んで、また漫画読んで。登場人物が多くてなかなか話がつかめなかったんだけど。(わたしがバカ。実はミステリ向きじゃないと思う)。でもおもしろかった。ちょっとどたばたした冒険モノって感じだけど、雰囲気が明るくて、品があっておしゃれで、ロマンティック。わたしが勝手に想像していたクリスティのイメージ。上流階級の人は、ほかの人にどう思われるかなんて気にしないから、恐れを知らず、ときどきすごく馬鹿なことをする、というような台詞があって、なんか勝手に、なる
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Posted by ブクログ
「殺人を犯したかもしれない」そう言い残してポアロの元を去った若い娘と、その周りの人々を巡る死体なき殺人事件。
殺人事件が起こってから犯人を探してゆく、という従来のスタンスとは違って死体そのものを見つけるという趣向が面白かった。人物描写も細かくてしっかりと練りこまれてる感がたっぷり。どういう人物か頭の中で思い描けるのがテレビを見ているようでいい!
ただポアロの逡巡が堂々巡りのような気がして中盤少しだらりと(私が)してしまったので星4つ。動機を探るというやり方も私が好んで読んできたミステリーの中にはあまりないので新鮮、というか慣れるのに時間がかかりそうだなぁ。 -
Posted by ブクログ
クリスティの「チムニーズ館の秘密」「忘れられない死」「ゼロ時間へ」を漫画化。実はどれも原作を読んでないのでどのくらい翻案とかされているのかわからないのだけれど、すごくよかった。もともと榛野なな恵さんの「Papa told me」のファンなのだけど、絵柄といい、雰囲気といい、クリスティにぴったりなのでは、と思う。ドレスとか、お茶や食事やパーティのシーンとかながめてうっとりするような。すごく素敵。漫画だからか原作よりロマンティックな気もする。とっつきやすい感じも。早く原作を読んで違いを確かめてみたくなった。シリーズでもっと出せばいいのにー。
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Posted by ブクログ
ネタバレクリスティーの話は必ずといっていいほど最初は面白くない。なぜならば言い回しがとてもまどろっこしかったりするし。でもストーリーが進むにつれて、次の展開がすごく気になってしまい知らず知らずのうちにそのストーリーにのめりこんでしまう。
そんなミステリー作家だと私は思っている。
しかしこの「アクナーテン」についてはミステリー小説ではなくロマンス小説だ。なのにどんどん引き込まれていってしまった。さすがクリスティーだな~って思った
この話ではストーリーの主となるものが宗教で、「多神教世界」からアテン神という太陽神のみを崇拝する。「一神教世界」を創りだしてしまったしまったがためにおきてしまった悲劇。
当 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ物語中のロマンスが良い。
ちょっとひねくれたおてんばな女の子がやがて…
恋愛ものとして印象の方が強く残った。
2025年8月再読。
ロマンチックラブの部分はいいねー。
映像化してほしい。
ミス・マープルがする推理を主人公がしていて、それが伏線になっていて、マープルがそこから謎解きをするというワンクッションが面白かった。
クリスティー作品の恋愛関係にしてはハピエンにまとまっていて良い。
その周辺にいやなひとがいないのもいいし、勇気あるヒロインを助けるヒーローもかっこいい。
マイ・フェア・レディ要素もあり。
ヒロインの理解されない美点を主人公が見抜いてくれるとこが良かった。 -
Posted by ブクログ
人の不幸は5つに分類できるという。
『あなたは幸せですか? そうでないならパーカーパインにご相談を』
パーカーパイン氏の元には実に様々な不幸を抱えた人々がやってきます。
彼はそれを統計という名の武器で見通し、曰く治療していく。
と言っても彼自身は何もしません。全ては、彼の細かな指令を受けたエージェント達の手によるものです。
短編集なのですが、どれもどれもオチが非常にいいです。
パーカーパイン氏は統計と言っていますが、それはまさにある種の霊能や千里眼にも思えるくらい的確で。解決策もお見事!
さすが、ミステリーの女王、アガサ・クリスティーです♪
惜しむらくは、途中から少し形式が変わってしまう