アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • ポケットにライ麦を

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    舞台が村ではないので、他のマープル作品のような牧歌的な雰囲気はなかった。それに被害者がミスマープルの知り合いということで、マープルも謎解きを楽しんでいるような明るさがなく、マープル物としては暗くシリアスな雰囲気。私はほのぼのした話の方が好きだけど、この作品のファンが多いのは納得。ラストは思い出すたび胸が詰まる。最初に読んだ時は、マザーグースは必要だったのか?と思ったけど、もう一度読み返してみると犯人の狡猾さを改めて感じた。

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    2012年10月31日
  • チムニーズ館の秘密

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    榛野なな恵の品のある絵がクリスティの雰囲気にぴったり。ファッションやお茶、小物、インテリアのデティールも凝っていて素敵。ストーリーもよくまとめてあって面白かった。このシリーズでもっと描いてほしいなあ。
    巻末の英国ファッション紹介も楽しかった。

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    2012年10月03日
  • 雲をつかむ死

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    個人的にはDVDで映像を見た後に小説を読んだ初のケース。どちらも面白い。ただし、西洋人の顔の見分けがあまりつかず、映像を見ても忘れてしまう自分の性質から、とても素直になぞ解きに熱中できたという特殊事情もあるだろう。

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    2012年09月30日
  • 殺人は容易だ

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    話の組立方が巧み。事件パート、捜査パート、推理パート、解決パート、それに加えてロマンスパート。それぞれを良いバランスと順序で組み合わせて、どんどんのめり込んでしまう仕組み。
    事件の内容は凄惨で醜悪だけど、気持ちの良いミステリ。

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    2012年09月29日
  • 予告殺人

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    ほんわかした雰囲気が良かった。何人も殺されるんだけど、凄惨な感じがまるでなく、マープルが楽しそうに事件を解決していた。クリスティもこんな感じのお婆さんだったんだろうなと思った。
    午後に生まれたからピップとエンマというのは意味が分からなくて調べたらP.M.をもじった言葉遊びらしい

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    2012年09月29日
  • ポケットにライ麦を

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    なんだか今回は、たちの悪い男に良いように操られる女性がたくさん登場した。
    一筋縄ではいかない犯人。しかも、皆その人物を、不審に思うことさえしなかったのだから。それこそ、自分がその手にかかる、その瞬間まで。
    ラストの二人の人物の台詞は、あまりに悲しい。そして、普段穏やかなミス・マープルでさえ、怒りに震え涙するのだ。

    ところでこの作品、ミス・マープルが探偵であるのはお馴染みだが、ニール警部もなかなか良い動きをしている。頭の回転が良くて誠実で正義感も強い。事前情報なしで、ミス・マープルを小馬鹿にしない警察官には、なかなかお目にかかれないと思うので。

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    2012年08月29日
  • 親指のうずき

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    たいへん面白かった。女史の作品の中でも佳作との評価は納得。
    推理小説としての醍醐味が味わえた。

    また、クリスティーの描く女性は本当に生き生きとしていて魅力的(タイプはだいたい決まってしまうけれど…)。
    今回の主人公も、とてもチャーミングで活動的。
    彼女自身がこのような女性だったのではないかと想像させられる。

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    2012年08月14日
  • 象は忘れない

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    久々にアガサ・クリスティー。
    夏の暑さを忘れるミステリーを急に読みたくなっただけだが
    そういえば小説の舞台はオリンピックに湧くロンドン。
    流れに乗っていた。

    1970年代になりポアロはずいぶん年を取ったが
    灰色の脳細胞は衰え知らず。
    ミセス・オリヴァもでてきて変わらぬ様子が嬉しい。

    昔起きた夫婦の銃殺遺体が見つかった事件。
    今になって暴かれる死の真相は?
    結末も満足のいくものであった。

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    2012年07月27日
  • 予告殺人

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    ミス・マープルものの魅力全部載せな作品。
    人間関係が複雑に絡み合っていて、綺麗な一本の糸に戻ったときには、最初見えていたのとまったく違った光景が広がっているのです。

    みんなが気にも止めていなかった人物達の証言が、すべて真相をついていた、というのも絶妙でした。とかく女性の話は自分本位になりがちで、他人が聞くと不可解だったり誇張気味に聞こえたりするものですし。

    人間の悲しさ、その描写はとても女性的であると思います。
    あんまり書くとネタバレになってしまいそうですが、ミス・ブラックロックとミセス・ゲドラーは、陰と陽のように思えました。

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    2012年07月26日
  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    トミー&タペンスシリーズ、第2作目。
    短篇集。

    ふたりの何気ない一言がひらめきを生み出し、事件を解決していく。
    “探偵ごっこ”。
    様々な文学上の有名探偵を模倣してみたりしているので、海外のミステリ好きはそういう面でも楽しめるかも。
    勿論、ずーっと仲良くああだこうだ言って終わりの物語ばかりではなく、シリアスな事件も…。

    トミーもタペンスもとても可愛らしく、親しみの持てるキャラクター。
    なんだかんだで探偵業をこなしていく二人。
    トミーは「一、二度は幸運にめぐまれたおかげだ」と言いますが、タペンスは「バカみたい。すべてはちいさな灰色の脳細胞のおかげだわ」と一蹴。
    こんな二人のやり取りが微笑ましい

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    2012年07月06日
  • ポケットにライ麦を

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    ネタバレ

    いちいから作られた毒薬タキシン。これがタキサンであり、ここからタキソールやタキソテールの抗がん剤が出来て自分が使うことになるとは、昔最初に読んだ時は思いもしなかった

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    2012年04月29日
  • 予告殺人

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    伏線がいっぱいあって楽しかった。
    時間を空けてもう一度読んでみたい。

    ミッチーさんがギャーギャー騒いでて、
    うるさいなと思ったと同時になんか可愛いと思ってしまった。

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    2012年04月27日
  • 複数の時計

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    1963年というクリスティにしては晩年に近い作品。
    ポワロ物だが登場は後半。

    ドラマを見たら原作と違うようだったので、再読。
    そう探偵役というか語り手がコリン・ラムだったよね。
    レイス大佐の息子の人格に疑いがかかるような改変でした。不自然に思えた部分はほぼ改変。まあさらっと見ればいいんだけど。

    高齢で盲目の女性ペブマーシュさんの所へ、秘書斡旋会社から派遣された若い女性シェイラ・ウェッブ。
    名指しでの依頼で、入って待っているように言われた部屋には、時計がやけにいくつも置いてあった。
    そして、ソファの陰には男性の死体が!
    悲鳴をあげて飛び出してきたシェイラを受け止めた若い男性コリンは、ある仕事

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    2012年03月03日
  • 招かれざる客

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    アガサ・クリスティーいいですね!始めて読みました。これが何十年も前の作品なんだと思うと、やっぱり語り継がれる作品には覆られない歴史があるんですね~(^ ^)いや感心です。結末が実に面白い。

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    2012年02月02日
  • 蜘蛛の巣

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    ねずみとりより面白い
    展開はいきなりすぎるけれど、
    エルジンは結局なんだったのだろうか…
    絡みが余りなかったなぁー

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    2012年01月14日
  • 謎のクィン氏

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    探偵のいない探偵小説。
    クィンは示唆する人。
    人間観察が好きで、広い交際を持っているサタースウェイトはクィンに影響され、事実を組み上げて解決する人。
    面白かったなぁ。
    クィンが謎めいてるので、幻想的ではあるけど、サタースウェイトが愚痴を言ったり現実味があるので、ちょっと不思議な雰囲気になっている。
    「クィン氏のティーセット」(マン島の黄金に所収)も読んでみたい。

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    2011年11月02日
  • 運命の裏木戸

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    ネタバレ

    ついに、トミーとタペンスのシリーズ読み終わった!
    今回は私の好きなスパイもので面白かったし、年寄りだと感じさせないトミーとタペンスはその会話も絡みも読んでいて楽しかった。
    またフランクフルトへの乗客と若干リンクしていて、その登場人物が出てきていたりと楽しめたし、気づいたときに感動して少し興奮してしまった。
    でも、だんだんと繋がりがごちゃごちゃになってしまったので、もう一度、こんどはゆっくり読み返したい。

    トミーとタペンスのシリーズが4作しかないなんて、すごく残念だと思う。

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    2011年10月23日
  • 七つの時計

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    元気で個性的な女性を魅力いっぱいに描くのが上手なクリスティーだけど『パディントン発〜』同様、老人をキュートに動かすのも本当に上手。
    私はあるシーンで爆笑してしまいました。能天気に楽しんで欲しい一冊です。

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    2011年10月02日
  • パーカー・パイン登場

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    短編集。
    パーカー・パイン氏は、名前も、全く知らなかったです。
    探偵でも何でもない、香具師みたいな人ですが、善人で、不幸な人を見るとほっとけないようです。得意技は、統計と自作自演(笑)

    短編と言いつつ、前の作品が次の作品のトリックの伏線になってたりするところが良かったです。
    最終話は、うまく騙された感じで良かったです。

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    2011年09月14日
  • ヘラクレスの冒険

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    大好き連作短編集!

    テーマはギリシャ神話「ヘラクレス12の難業」だよ!

    ポワロが自分をヘラクレスとし
    (エルキュールはヘラクレスって読むらしいよ)
    舞い込む事件を12の難業に例えて解決していくんだよ!

    とはいっても、けっこう強引なこじつけが多い(笑)
    本格的なミステリーっていうよりも、
    ポワロ外伝ってフィーリングで楽しめます。
    あ、ポワロ好きにはね!

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    2011年09月06日