アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • チムニーズ館の秘密

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    ちびちびと読んでいるクリスティ。榛野なな恵さんが漫画化したものを読んで、原作を読もうと思っていて。いやー、漫画、うまくまとめたなーと。漫画2回読んで、原作読んで、また漫画読んで。登場人物が多くてなかなか話がつかめなかったんだけど。(わたしがバカ。実はミステリ向きじゃないと思う)。でもおもしろかった。ちょっとどたばたした冒険モノって感じだけど、雰囲気が明るくて、品があっておしゃれで、ロマンティック。わたしが勝手に想像していたクリスティのイメージ。上流階級の人は、ほかの人にどう思われるかなんて気にしないから、恐れを知らず、ときどきすごく馬鹿なことをする、というような台詞があって、なんか勝手に、なる

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    2011年09月18日
  • 第三の女

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    死体なき殺人事件。
    今回はオリヴァ夫人の冒険もあり、
    面白かった。
    ポワロの思考が細かく書かれているのも珍しい。

    最後は暖かいパパ・ポワロ

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    2011年04月20日
  • おしどり探偵

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    アガサクリスティは良い~。短編ばかりだから気軽にサクサク読めて、読みごたえもあり、この間見たのとは偉い差だわ…あんまり、本屋推薦とかに踊らされないようにしよう~。ともあれ、これはさすが。夫婦のコミカルな掛け合いや、その時代の雰囲気等、すべて楽しかった♪

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    2011年04月18日
  • シタフォードの秘密

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    エミリー・トレファシスがいろんな手を使って「お願い」をするのがズルくて、でも可愛いから許されちゃう(笑)
    トリックとしては今でも通用するとは言えないけれど、それでも読めちゃうから、やっぱりアガサ・クリスティだなあ、と。

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    2011年04月18日
  • 七つの時計

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    バトル警視が登場するが彼は元締め的な印象で、この話は若者達が良きにつけ悪しきにつけ活躍する。
    中でも「チムニーズ館の秘密」にもバトル警視と共に登場したバンドルというあだ名の女の子がとにかく生気に溢れ活き活きとしていて素敵。
    そのせいで危ないめにも合うのだが(笑)

    〈セブン・ダイヤルズ・クラブ〉とはいかなる組織なのか。
    連続して若者達をおそった事件との関係は?
    真犯人は?

    気軽にわくわくしながら楽しめる冒険ミステリ。

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    2011年04月03日
  • 第三の女

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    「殺人を犯したかもしれない」そう言い残してポアロの元を去った若い娘と、その周りの人々を巡る死体なき殺人事件。

    殺人事件が起こってから犯人を探してゆく、という従来のスタンスとは違って死体そのものを見つけるという趣向が面白かった。人物描写も細かくてしっかりと練りこまれてる感がたっぷり。どういう人物か頭の中で思い描けるのがテレビを見ているようでいい!

    ただポアロの逡巡が堂々巡りのような気がして中盤少しだらりと(私が)してしまったので星4つ。動機を探るというやり方も私が好んで読んできたミステリーの中にはあまりないので新鮮、というか慣れるのに時間がかかりそうだなぁ。

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    2011年03月06日
  • チムニーズ館の秘密

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    クリスティの「チムニーズ館の秘密」「忘れられない死」「ゼロ時間へ」を漫画化。実はどれも原作を読んでないのでどのくらい翻案とかされているのかわからないのだけれど、すごくよかった。もともと榛野なな恵さんの「Papa told me」のファンなのだけど、絵柄といい、雰囲気といい、クリスティにぴったりなのでは、と思う。ドレスとか、お茶や食事やパーティのシーンとかながめてうっとりするような。すごく素敵。漫画だからか原作よりロマンティックな気もする。とっつきやすい感じも。早く原作を読んで違いを確かめてみたくなった。シリーズでもっと出せばいいのにー。

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    2011年09月18日
  • アクナーテン

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    ネタバレ

    クリスティーの話は必ずといっていいほど最初は面白くない。なぜならば言い回しがとてもまどろっこしかったりするし。でもストーリーが進むにつれて、次の展開がすごく気になってしまい知らず知らずのうちにそのストーリーにのめりこんでしまう。
    そんなミステリー作家だと私は思っている。
    しかしこの「アクナーテン」についてはミステリー小説ではなくロマンス小説だ。なのにどんどん引き込まれていってしまった。さすがクリスティーだな~って思った

    この話ではストーリーの主となるものが宗教で、「多神教世界」からアテン神という太陽神のみを崇拝する。「一神教世界」を創りだしてしまったしまったがためにおきてしまった悲劇。

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    2011年02月17日
  • 予告殺人

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    ネタバレ

    殺人予告を地域新聞に掲載するという意表をついた始まりから、事件、謎めいた住人たち。マープルの登場シーンも多く、楽しく読めます。
    犯人の意外性は(伏線が貼りまくられているので気付く人も多いはず)そんなにありませんし、この作品がクリスティーのベスト10にランクインする程のものかは個人的には疑問が残りますが、それは他に別格の傑作があるからで、推理小説としては佳品といえると思います。

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    2011年01月26日
  • ホロー荘の殺人

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    映画化と聞いて、では観に行く前に読んでみましょう、久し振りのクリスティ作品だなあと、しみじみしながら手に取ったところ…

    何で今まで読まずに放っておいたの私、と後悔することしきり、です。

    久し振りのポワロさん、ちょっと出番が少ないのが残念なのですが、相変わらず、というよりお変わりなくて嬉しいです。

    映画はちょっと好みじゃなかったですが、この作品をきっかけに暫くクリスティ漬けの日々を送りそうな予感…♪

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    2010年12月10日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ポワロは、秘書の姉が勤めているある寮での
    おかしな盗難について聞かされ、寮を訪れ調査に乗り出す。
    一部の犯行は自分だと告白してきた寮生がいたが謎の死をとげる。
    謎の死を遂げた寮生は恋に一直線で賢くない人で、
    この人を利用した犯人がもつ狡猾かつ残虐な性格と、
    及び一連の盗難における真の目的が、ポワロの手であきらかになっていく。

    寮生が大勢いるが、彼らの名前と専攻(職業)と
    相互の関係を、正確に把握しながら読まないとついていけなくなる。

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    2010年10月17日
  • 死者のあやまち

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    ポアロもの。田舎の郷士の開いた祭りの最中、ゲームの被害者役の少女の死亡が発見される。同時に郷士の妻も行方不明。ポアロは祭りの開催メンバーと話をし、アリバイ崩しをする。オリヴァ夫人がいるので、全体に明るくひょうきんな印象。

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    2010年07月22日
  • 動く指

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    ネタバレ

    物語中のロマンスが良い。
    ちょっとひねくれたおてんばな女の子がやがて…
    恋愛ものとして印象の方が強く残った。

    2025年8月再読。
    ロマンチックラブの部分はいいねー。
    映像化してほしい。

    ミス・マープルがする推理を主人公がしていて、それが伏線になっていて、マープルがそこから謎解きをするというワンクッションが面白かった。

    クリスティー作品の恋愛関係にしてはハピエンにまとまっていて良い。
    その周辺にいやなひとがいないのもいいし、勇気あるヒロインを助けるヒーローもかっこいい。
    マイ・フェア・レディ要素もあり。
    ヒロインの理解されない美点を主人公が見抜いてくれるとこが良かった。

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    2025年08月16日
  • ポケットにライ麦を

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    この犯人はほんとにひどい奴。
    ミス・マープルが怒って、きっちり復讐を果たしたのもむべなるかな。
    ラストはじわっとくる。

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    2010年07月11日
  • 予告殺人

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    大がかりな芝居がかったトリック。
    それにはちゃんと裏がある。解明される謎にワクワク。
    こういうの大好き。
    ドラマもよかった。BGMがえらいのどかで、その中で「えいっ」という感じで
    殺人未遂がおこったりしてなんか笑ってしまった。

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    2010年07月11日
  • 親指のうずき

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    トミーとタペンスもの。
    タペンスは、施設に入所していた叔母に会いに出かけた時、ある老婦人に死体のことを訊かれる。詳しく聞けないまま別れ、次に行った時には、老婦人は不可解なやり方で退所させられていた。
    叔母がその老婦人からもらった絵の風景を、タペンスは昔どこかで見た記憶があった。
    その記憶を頼りにタペンスは老婦人の手掛かりを求め、単身田舎へ出かける。

    話は多少まとまりにかける…かも。色鮮やかな風景描写が印象的。

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    2010年05月27日
  • 複数の時計

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    面白い!(^^)
    ポアロが動かないで解決しちゃってかっこいい!すごい!
    ラム氏も助手むいてるなぁ(^p^)

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    2010年05月27日
  • シタフォードの秘密

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    思ったよりもよかった。
    安心して読めるし、楽しい。
    エミリーがもうちょっと狡猾だったら面白いんだけど、それは時代かな…

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    2010年05月27日
  • 第三の女

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    人を殺した“かも”しれない、という頼りない娘の話に興味をひかれ、ポアロとオリヴァ夫人が殺人事件の存在から探し始める。
    先が見えない展開で面白い。

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    2010年05月14日
  • パーカー・パイン登場

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    人の不幸は5つに分類できるという。
    『あなたは幸せですか? そうでないならパーカーパインにご相談を』

    パーカーパイン氏の元には実に様々な不幸を抱えた人々がやってきます。
    彼はそれを統計という名の武器で見通し、曰く治療していく。
    と言っても彼自身は何もしません。全ては、彼の細かな指令を受けたエージェント達の手によるものです。

    短編集なのですが、どれもどれもオチが非常にいいです。
    パーカーパイン氏は統計と言っていますが、それはまさにある種の霊能や千里眼にも思えるくらい的確で。解決策もお見事!
    さすが、ミステリーの女王、アガサ・クリスティーです♪

    惜しむらくは、途中から少し形式が変わってしまう

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    2010年03月29日