アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 満潮に乗って

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    物語自体は地味な印象。
    だが、いつも通り仕掛けられた二重三重に仕掛けられた罠の方向性が、通常の作品と少し異なるベクトルを向いていて、意外性があってよかった。
    クリスティのこの頃の作品らしく、人の心情を描くことに注力しているようで、物語の中盤まで殺人が起きないし、ポアロも出てこない。

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    2022年09月15日
  • 邪悪の家

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    あっと驚くようなトリックはないが、それだけに読者も自分で犯人を推理しながら読む楽しさのある、推理小説の教科書のような作品。

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    2022年09月12日
  • ヘラクレスの冒険

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    ポアロの短編集。ヘラクレスの12の試練になぞらえ、12個の話が描かれる。とはいえ、ヘラクレスの試練は全く知らないので、どの程度関連性を持っているのかはよくわからない。

    殺人事件ではなく、モノの探索や犬の誘拐、麻薬捜査など、普段とは違った観点のお話。しかしクリスティらしく、人間情緒溢れた話。
    個人的に、クリスティの短編は人物相関がすぐわからなくなって読みにくかったのだが、本作は(殺人事件ではないからだと思うが)比較的読みやすく、短編でさっと読めるのも良かった。

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    2022年09月09日
  • ホロー荘の殺人

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    真相解明にいくまではなんかよくわからなかったけどラストスパートで一気にホロー荘に対する印象が変わった。こんなに誰も救われないことがある??誤解だったこととか、生きてたとしてもずっとすれ違ってたんだろうなって思ったらめちゃくちゃ切ない。子供たちどんな気持ちなんだろう…

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    2022年09月04日
  • NかMか

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    トミーアンドタペンスもの。
    あくまで彼らは素人探偵であるが、そこら辺の塩梅がいい感じに描かれていて良かった。

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    2022年09月04日
  • 殺人は容易だ

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    田舎の社会における捜査のお話がメイン。何しろ死んでいる人数が多い。
    バトル刑事は登場するがちょっとだけ。バトル刑事って数作品で出てくるが、いつも主人公描写出ないなぁと改めて思う。

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    2022年09月04日
  • ポアロのクリスマス

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    ポアロもの。密室殺人の話で、クリスティにしては珍しい気がする。
    もちろん犯人は当てられるわけものなく、最後はええーという感じ。

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    2022年09月04日
  • ホロー荘の殺人

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    ポアロもの。
    トリック自体は、オリエント急行に似た、ちょっとズルな印象も受ける。しかし、本作は、ポアロの活躍楽しむ作品ではなく、周辺の人間関係を楽しむ作品なのであろう。そう考えて読むと、よく出来た作品だと思う。

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    2022年09月02日
  • カリブ海の秘密

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    クリスティのミスマープルシリーズ。自分の住んでいる小さな村での出来事や人物を当て嵌めて、知らない街での殺人事件を解決に導く、いつもながら胸がスカッとする。

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    2022年08月31日
  • 邪悪の家

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    なるほどこうきましたか、面白い。
    狡猾な犯人によって探偵共々振り回されるけれど、これもミステリーの醍醐味だと思えば楽しい。
    複雑に見えた事件もポアロの手に掛かることで単純化され、最後には綺麗に落着してしまう。
    事件の真相を覆う複数の要素を一つ一つ剥がしていくような推理は、読んでいて本当に気持ちが良い。

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    2022年08月27日
  • ホロー荘の殺人

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    週末にホロー荘に集まる親族たち。それぞれが胸に秘めた(秘めてない人も多い)想いが交錯する中、殺人が起こる。その場に居合わせたポアロは、その現場がなぜか作り物のように感じたが……。
    メロドラマ風なんだけど、それで終わらせない→

    きちんとミステリーしてるんだよな。これだからクリスティはやめられない(笑)モヤモヤした関係がスルスル解けていく瞬間がたまらない。
    ヘンリエッタ好き。あとルーシーと彼女を見守るヘンリーも。クリスティが描く頭のいい女性、好きだなー。


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    2022年08月22日
  • アクロイド殺し

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    アイリッシュのファントム

    ウィリアム、アイリッシュのファントム、レイディのお手本になったお話。
    クリスティさんの良さ、ポアロのうまさが遺憾無く発揮されている作品。
    アイリッシュの方も面白いです。お好みで。

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    2022年09月28日
  • ひらいたトランプ

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    限られた登場人物で、それぞれの描写がとても良かった。特にアン・メレディスの、人間の弱さと狡猾さを凝縮したような暗くいじけた若い美女と、対照的に落ち着いて聡明なロリマー夫人、2人が対峙する「幕間のお茶」では葛藤に揺れ動く中で直前の自身の言葉を取り消すように言った(ので傲慢には聞こえない)「人生の暗さなんぞを喋るのは安っぽい人のすることよ」などはっとされるせられるような名言もある。バトル警視の無駄のない適所適材な仕切り方が心地よく、作品全体が引き締まり整う感じ。もっとポワロとの共演作があったらよかったのにと思う。似た個性の大佐と少佐の描写がどちらも好人物ながらあっさり目、大佐の退出直前の会話でなる

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    2022年08月21日
  • シタフォードの秘密

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    江戸川乱歩がアガサ・クリスティ作品の中から推した8作に入っていたので読んでみた。
    読んだあとになってみればそんなトリックもあるよなと思うが、物語途中では怪しい人が複数いて自分は犯人にたどり着かなかった。

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    2022年08月16日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    「アガサ・クリスティ」の長篇ミステリー『ヒッコリー・ロードの殺人(原題:Hickory Dickory Dock)』を読みました。

    『終りなき夜に生れつく』、『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』、『NかMか』、『ポアロのクリスマス』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    外国人留学生の多いロンドンの学生寮で盗難騒動が次々と起き、靴の片方や電球など他愛のないものばかりが盗まれた。
    が、寮を訪れた「ポアロ」は即刻警察を呼ぶべきだと主張する。
    そしてその直後、寮生の一人が謎の死を遂げる。
    はたしてこれらの事件の裏には何が…マザーグースを口ずさむ

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    2022年08月15日
  • ポケットにライ麦を

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    社長さんが仕事中にお茶を飲んだら死んでしまった! という毒殺事件から始まる連続殺人。ミス・マープルが登場するのは半ば以降。色んな人から話を聞いて、解決していく手腕は実にお見事。 けど、この事件ラストのページの切なさったらありゃしない…。

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    2022年12月01日
  • ポアロのクリスマス

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    「アガサ・クリスティ」の長篇ミステリー『ポアロのクリスマス(原題:Hercule Poirot's Christmas{アメリカ:Murder for christmas})』を読みました。

    『終りなき夜に生れつく』、『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』、『NかMか』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    聖夜に惨劇は起きた!
    一族が再会した富豪の屋敷で、偏屈な老当主「リー」の血みどろの死体が発見される。
    部屋のドアは中から施錠され、窓も閉ざされているのに、犯人はどうやって侵入したのか?
    休暇返上で捜査にあたる「ポアロ」は被害者

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    2022年08月11日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    「アガサ・クリスティ」の長篇ミステリー『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?(原題:Why Didn't They Ask Evans?)』を読みました。

    『終りなき夜に生れつく』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    牧師の息子「ボビイ」は、ゴルフの最中に崖下に転落した瀕死の男を発見した。
    男はわずかに意識を取り戻すと、「ボビイ」に一言だけ告げて、息を引き取った。
    「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」
    ―幼なじみのお転婆娘「フランキー」とともに謎の言葉の意味を追う「ボビイ」。
    若い男女のユーモアあふれる縦横無尽の大活躍。
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    2022年08月11日
  • スリーピング・マーダー

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    ミス・マープルを初めて読んだ。 ポワロとは違って、より人の心理に寄り添って解決する感じ。 突如思い出した、子どもの頃に見た殺人事件は、幻なのか?現実なのか? 出てくる人皆怪しく思えてきた(笑)

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    2022年12月01日
  • 象は忘れない

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    「アガサ・クリスティ」の長篇ミステリー『象は忘れない(原題:Elephants Can Remember)』を読みました。

    『鳩のなかの猫』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

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    推理作家「ミセス・オリヴァ」が名づけ親になった「シリヤ」の結婚のことで、彼女は先方の母親から奇妙な謎を押しつけられた。
    十数年前の「シリヤ」の両親の心中事件では、男が先に女を撃ったのか、あるいはその逆だったのか?
    「オリヴァ」から相談を受けた「ポアロ」は“象のように”記憶力のよい人々を訪れて、過去の真相を探る。
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    2022年07月22日