アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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ミス・マープルシリーズの4作目
【あらすじ】
イギリスの地方新聞の広告欄に、犯行日時と場所が明記された殺人予告が掲載された。近隣の人々は、殺人を模したパーティの告知だと思ってその場所と訪れるが、予告された時間に実際に殺人事件が発生してしまう。
【感想】
最初は登場人物の特徴や背景説明が少ないままで殺人が発生するため、とっつきにくさがある。ただし、読み進めると、人々が抱える秘密やルーツが見えてくる為、面白くなっていった。マープルさんは中盤から登場し、色々と示唆をくれる。
ある種のパターンにはまったプロットの為、ミステリー小説をよく読んでいる人は真犯人を特定しやすいと思われる。私は真犯人 -
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ネタバレ友人のジェイムズ・マグラスに頼まれて南アフリカからロンドンに元ヘルツォスヴァキア首相の回想録に使用する手紙を運ぶアンソニー・ケイド。ホテルにつくなりヘルツォスヴァキア共和国の共和政派と王政復派の訪問を受けホテルの従業員のジュゼッペに手紙を盗まれる。元ヘルツォスヴァキアに駐在していた外交官の未亡人ヴァージニア・レヴェルの手紙をネタに彼女を強請ろうとするジュゼッペ。ヴァージニアの部屋で射殺されたジュゼッペあ遺体を隠すアンソニー。チムニーズ荘訪問。チムニーズ荘の主人ケイタラム卿の元に滞在する客たち。殺害されたヘルツォスヴァキアの王子ミカエル。バトル警視の捜査。ヘルツォスヴァキアの宝石を狙うフランスの
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ネタバレロンドンのバートラムホテルに滞在するミス・マープル。スイスでの会議に出席する為にホテルに泊まるペニファザー牧師。忘れっぽくなり会議の日程を間違えて夜中にホテルに引き返してきたペニファザー牧師。何者かの襲撃。多額の遺産を相続しているエルヴァイラ。彼女の後見人ラスコム大佐。エルヴァイラに近づくレーサーのマリノスキー。記憶を失い田舎で発見されたペニファザー牧師。ホテルの支配人ハンフリーズ。エルヴァイラの産みの母親セジウィック。アイルランドへ出掛けたエルヴァイラの目的。霧の朝、何者かに銃撃されたエルヴァイラ。盾になって撃たれたドアマンのゴーマン。捜査を担当するデイビー警部。
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ネタバレ灰色の脳細胞名探偵ポアロの活躍を書いた一冊
極秘書類を託したいとの依頼を受け、依頼人のもとに向かったポアロを待っていたのは、依頼人サー・エイモリーの変わり果てた姿だった。
犯人探しと共に、行方不明となった極秘書類の在り処も探すこととなったポアロ。
イギリスでありながら、紅茶ではなくブラックコーヒーというあたりで、ある程度あらましが分かりそうですが・・・。
戯曲の小説化ということで、基本的に大きな場面転換はありません。
それ故、他の作品よりも個々の登場人物の動き、それに伴う心理の変化を想像すると、さらにこの作品を楽しめると感じました。
事件発生の様子を思い返しながら、灰色の脳細胞と共にコー -
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BSのマープルにはまりこの短編集を読んでみた。マープルほか小説家で甥のレイモンド、女流画家、前警視総監、牧師、弁護士の6人がマープル宅に集まり自身の知っている事件を話し、それぞれが犯人を推理するというもの。1人1話で後半はメンバーが前警視総監、大佐夫妻、女優、セント・ミード・村の医者になっている。テレビではあまり目につかないのだが、マープルはセント・ミード村に住んでいてその村の出来事にひきつけて各人の語る事件の犯人を言い当てるのである。この短編を読んだことでよけいドラマがおもしろくなった。おいそれと年をとっているわけではない、身の回りの出来事に人生の機微があり、様々な人間の悲哀をその目の奥にた
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今年の1月に初めて刊行されたアガサ・クリスティーの未発表作品、ということで一も二もなく購入したけれど、
よくよく説明を読むと、
既に発表されている作品の原型になったものだったらしい。
とはいえ、出版社(業界)の都合で強い思い入れのあった作品が発表できなかったという事実は在り、
また、今作を基に長編に膨らませたという「死者のあやまち」が未読だった私にとっては実に新鮮に楽しんで読めた。
実はオリエント急行以外ではヘイスティングスの出てる作品しか読んだことがなかったんだよなぁ。
クリスティブームが再燃したのを好機に、未読のポアロシリーズやクリスティの自伝も読んでみたい。 -
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Posted by ブクログ
大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死亡し、莫大な財産は若き未亡人が相続した。
戦後、後ろ盾としてのゴードンを失った弁護士や医師らクロード家の人々は、まとまった金の必要に迫られ窮地に立たされていた。
“あの未亡人さえいなければ”
一族の思いが憎しみへと変わった時・・・戦争が生んだ心の闇をポアロが暴く。
(当書裏表紙あらすじより)
解説を読んで初めて知ったんですが、クリスティー作品の中後期には本作のようなタイプが幾つかあるんだそうです。
クリスティー作品の超有名作品「ナイルに死す」もそのタイプに入るそうで、そのタイプとは「ドラマ性の高いミステリー」なのだそうです。
曰く、「事件がなかなか起きない