アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ導入部が面白いポアロシリーズ19作目。世界一の名探偵でも歯医者怖いんだね(笑)
以下ネタバレ
ポアロ行きつけの歯医者の先生がポアロが受信した日に自殺。そして翌日に同じ日に受診した患者が死亡、別の患者は行方をくらます……歯科医院内で何かあったのかと思いきや、スパイやら国家機密やらなんだか物騒な流れに。
タイトルからして革命家の方々のアレかと思いきや、めちゃくちゃ個人的な殺人でびっくり。スパイはミスリードだったのね。
登場人物が多くて混乱気味やったけど、サクサク読めた。
最後まで読んでからタイトルを見返すと思わず納得。
そして私は最後のオチが好きでした。ポアロぽかーんやん(笑) -
購入済み
この版には見取り図が無い
この翻訳は以前、角川文庫に収録されていたもの。紙の本をOCRで読み込ませて作成したらしく、誤植がかなり多い。(「ポワロ氏」の「ロ」が漢字の「口(くち)」になっていたりとか。)前後関係で判断できるので実害は無いけれども。早川書房版には、本文の途中のページにあった2枚の図版(アクロイドの家の見取り図とアクロイドの書斎の見取り図)が、この版には収録されていない。
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Posted by ブクログ
前回読んだグレアムヤングが毒殺云々の件で、この本を読んでたとか、読んでないとか。
他にもこの本はタリウムでの毒殺を扱っていて、タリウム殺人の構想の元になったんじゃないか?
と言われてる作品。
ならば!と読んで見たが。ただ単純に面白い!!!ミステリーとして最高に面白い!!!!
海外のミステリーは背景があまりにも違ったり、名前が覚えきれなくて、誰が誰だったのかわからなくなったり、古い本だとさらに時代のバックグラウンドが違いすぎて、なんかなーって思うのに。
全く古びない。
ふつうにラストびっくりした!!!笑笑
読みやすいのもある!なんかちょっとコミカルでもあり、その中で真剣に近づく恐怖に怯えたり、真相に近づく緊張もありで、最初から最後まで飽きないで1ページ足らず楽しめます!!!!!!!!!!
長々と続く話し言葉も、とーっても他愛のないおしゃべりの中に、ちょろりと出るヒント!!
やたら難しい話ばっかり続く長文とか、もうその時点で読む気なくすようなのはなく、気楽な話の中に混じる真実を探り当てるのがとてつもなく面白いです!!!!!
アガサクリスティ、今更ハマる。 -
Posted by ブクログ
ネタバレあのポアロが犯罪に手を染めるの、寂しい感じ。でもテーマとしては面白かったな。どれだけ計算してても、他人の心を操るのがこんなにうまくいくものかと思ったけど、法に触れずに他人を引きずり込む悪の存在をありありと感じた。多くの人は他人の発言に少なからず影響を受けるし、相手が善良そうに見えればなおさらだと思う。特に、何か運命的なものを感じたら直感ですぐに行動するタイプだと、仕組まれた悪意に気付かずに罪を犯してしまいそう。
ポアロとXの戦いはどっちが勝ったと言えるのだろう?結果的に先にXが死んだから、一見ポアロが勝ったように見える。だが、人の心理を操って犯罪へ導き、人の生死を左右するのがXの目的なら、ポアロが殺人をするということはXの思うツボではないか。ヘイスティングスが唆されたことをポアロは指摘していたが、ポアロも唆されたことになるのではないか。
ちょっと疑念は残るけど、筋書きの意外性とか、人物描写の面白さはやはりあって、楽しく読めた。結構好きな方の作品。
「どこまでも暗い日も明日になれば過去のこと」っていう言葉は私も好き。 -
Posted by ブクログ
ミステリーというとトリックや犯人探しのための本と思いがちだが、これは文学だったのだとわからせてくれる本。
冒頭の、ハロウィンパーティーの準備中の良くも悪くもぼんやりとした、穏やかではあるがつまらなくもある時間をそのまま描いている描写はアガサクリスティーの文才が如実に現れていた。
また、ポアロの友人である探偵小説家のオリヴァのキャラクターが愉快なのはもちろん、オリヴァの友人の娘であるミランダが非常に愛らしく、それだけに終盤の展開には焦燥感があって充実していた。
文学であり、小説であって、トリックや犯人にも気を配られた素敵なミステリー小説だ。 -
Posted by ブクログ
名探偵コナンに登場する阿笠博士、その名の由来であるアガサ・クリスティー。
名前だけは馴染みがあったので、ミステリはほとんど読んだ経験はなかったもののワクワクしながら本を開いた。
戯曲であることも、それが何かも知らぬまま読み始め、第二幕あたりでやっと演劇がベースなのだと気付いた。無知な上に勘が悪い。
最初こそ形式に戸惑ったものの、すぐにその世界にどっぷりと浸かってしまった。推理などする余裕もなく、筆者の思うままに振り回されてあっという間に衝撃の最後を迎えた。
結末を知ってからもう一度読み返すと、心情などは一切書かれていないので「この人は一体どんな気持ちでこんなことを…」とまた違う謎が深まってしまった。
そういった意味では小説だと大体答えが描かれているので、これを想像するのもまた戯曲の楽しみ方なのだろうか。
ハマりこそしないジャンルだが、クリスティーの描く世界ならもっと読んでみたいと思わされた作品だった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレクリスティーの小説はとても読みやすい。そしてその読みやすい話のさりげないところに伏線や手掛かりを隠し、読者を煙に巻いてくるのにクリスティーらしさがある。その手法は小説だけでなく戯曲であるこの作品でも遺憾なく発揮されている。
小説ではセリフだけでなく地の文の中に重要な情報を隠すことができるが、演劇として上演されることが前提である戯曲では地の文には小説ほどには頼ることができない。使えるのはセリフやト書きとして登場人物の行動の中に忍ばせる方法だ。他にも舞台装置になにかを仕込むという手も考えられるが、あくまでプロットと登場人物で勝負して、高いレベルで読者をだますことのできる仕上がりになっているところにこの作品の凄さがあると思う。このあたりは流石のストーリーテラーぶりだと改めて感心させられた。
クリスティーの戯曲では、他にも『ねずみとり』や『蜘蛛の巣』などが未読なので、折を見て読んでいきたい。 -
購入済み
なるほど
2020年の今読んでみても、色褪せていないですね。
この本は、奇抜なトリックがなくても
面白いミステリーが成立することを証明しています。
それとも私が単純なのかな。
ともかく楽しかったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレミス・マープルもの。
冒頭で、チッピング・クレグホーン村の人々のもとに、新聞が配達されるシーンから物語が始まります。
各々読んでいる新聞が異なる中で、地元紙だけは全員読むという事を踏まえたような、“殺人予告”が地元紙の広告欄に掲載されるという、なかなかのシチュエーションです。
とにかく登場人物が多く、しかもそれぞれの状況や会話が逐一書いてあるので、どうしても話が長くなり、つい読む側も流し読みっぽくなってしまいそうになるのですが、ちょっと待った!その会話の中に伏線ありますから!というところがクリスティー。
後で語られる真相部分で、何度ページを後戻りしたことか・・。
で、今回のトラップはドラ・バンナーがブラックロックさんを呼ぶときの呼び名なのですが、私は誤植又は誤訳(すみません)又は、ネイティブ特有の呼び方だと思い込んでいました(私だけ?)。
そして、キャラクターで強烈だったのは中欧からの難民でメイドのミッチー。クセが強すぎて面倒くさい娘!でも笑えます。