ポアロとグリーンショアの阿房宮

ポアロとグリーンショアの阿房宮

小説・文芸
1,430円 (税込)

7pt

名探偵エルキュール・ポアロは友人であるミステリ作家のオリヴァ夫人から、田舎の屋敷グリーンショアに呼び出された。祭りの余興である犯人探しゲームで、何か不穏な事態が起こりつつあるようだ。なんとか事件が起きるのを防いでほしい――原稿が完成しながらもある事情から発表されず、近年になって発見された幻の中篇がついに登場!

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ポアロとグリーンショアの阿房宮 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    クリスティーの長編が好きな人には物足りないかもしれないが、これはこれで、短くまとまっているので、気軽に読めていいと思う。長編疲れしてきた頃に読むと、いい息抜きになる。

    0
    2021年04月17日

    Posted by ブクログ

    『死者のあやまち』の元になった中編作品。
    どちらも読んだけれど、中身が省略されている分印象は異なる。
    でも面白いことに変わりはない。
    たった120頁でも十分楽しめる。
    短いながらも意外性があり、ちゃんと驚くこともできる。
    ホント綺麗に纏まっている…が!
    あっさり終わってしまうからなあ。
    ポアロの面倒臭いところが好きな人間からすると、若干物足りないんですよねえ。
    省いても支障が無いと分かっていても、捜査部分はやっぱり欲しい。

    0
    2024年09月28日

    Posted by ブクログ

    長編「死者のあやまち」の原型となった、中編一話が収録されている。
    「阿房宮」だけで憶えていた私は初め、ミス・マープルの阿房宮と混同していた。
    あちらは、「グリーンショウ氏」の阿房宮。ポアロは、「ポアロとグリーンショア氏」の阿房宮。編集と訳者さんの苦労が偲ばれる。
    死者のあやまち版はかなりの長編だったが、こちらはコンパクトにまとまっている。しかし登場人物も、話の筋も同じ。読後の満足感は……時間が取れないけどアガサが読みたい!となったときにはこちらに軍配が上がるか。じっくり時間をかけて一冊の本にとりかかるなら、死者のあやまちをオススメする。

    0
    2019年12月13日

    Posted by ブクログ

    死者のあやまち」に比べると、だいぶスリム。ストーリーは同じでこの薄さなのだから、そりゃあどこかは削がれているわけで、それは人物造型ってことになるかな。ポアロにお茶にお砂糖を3杯だか4杯だか入れてほしかったら「死者のあやまち」を、ということになるかな。

    しかしストーリー的に必要なものは充分揃っている。

    最後に付いているジョン・カラン「アガサ・クリスティーとグリーンショアの阿房宮」で明かされる創作過程が面白かった。

    0
    2017年04月25日

    Posted by ブクログ

    「死者のあやまち」の原型中篇。

    マシュー・プリチャードクリスティーの孫)のまえがきで、デビッド・スーシェ主演のドラマ版のラスト撮影が、「死者のあやまち」で、舞台のモデルであるグリーンウェイで行われた事に言及していたのを感慨深く読んだ。

    0
    2016年02月24日

    Posted by ブクログ

    今年の1月に初めて刊行されたアガサ・クリスティーの未発表作品、ということで一も二もなく購入したけれど、
    よくよく説明を読むと、
    既に発表されている作品の原型になったものだったらしい。
    とはいえ、出版社(業界)の都合で強い思い入れのあった作品が発表できなかったという事実は在り、
    また、今作を基に長編に膨らませたという「死者のあやまち」が未読だった私にとっては実に新鮮に楽しんで読めた。
    実はオリエント急行以外ではヘイスティングスの出てる作品しか読んだことがなかったんだよなぁ。
    クリスティブームが再燃したのを好機に、未読のポアロシリーズやクリスティの自伝も読んでみたい。

    0
    2015年02月09日

    Posted by ブクログ

    「死者のあやまち」の短編バージョンと、関係者によるエッセイをまとめたもの。

    「死者のあやまち」は、もちろん既読。なので、この本の厚み(すごく薄い!)を見て、まさかとは思うが完結してない…とかなの…??と思ってちょっと心配になりつつ読み進めましたが…
    実際には、フルバージョンから一体どこを端折っているのか分からないくらい、導入も、人物紹介も、ストーリーも、道具立ても完璧でした!

    アガサにかかれば、話の長さなんて関係なく面白いということに感動を覚えました。

    0
    2026年08月12日

    Posted by ブクログ

    【ポアロ】
    前回の『死者のあやまち』の原作。
    148ページでカバーなしのスマホくらい薄い。

    攻略本によるとこの作品は、
    ・1950年代に雑誌向けに書き下ろされたが、長過ぎて掲載不可となる。
    ・その後に長編『死者のあやまち』として生まれ変わる。
    ・長い時を経て、2014年に原作版としてこの作品が刊行されたとのこと。

    内容は『死者のあやまち』と全く同じもの。
    重要なセリフのほとんどがこの作品にも入っている。
    違う点は、警察やポアロの「捜査」の部分がそっくりなくなっている。

    いつもこの「聴き込み捜査」の部分が長いなと思ってたけど、この部分がないとこんなにもあっさり終わってしまうんだ。
    事件が起きたら一気に解決編になってしまうので、考える間もなく犯人が発表されてしまう。

    この人怪しい、やっぱりコイツの方が怪しいかも…みたいに考えてる時が1番楽しかったんだ。
    なので『死者のあやまち』を読まずに、この作品を読むのは、楽しい部分が薄くなってしまうのでもったいないと思う。

    孫のマシューさんの「まえがき」がある。
    この作品はクリスティーの別荘が舞台になっていて、ドラマも本物の別荘で撮影されたそう。今では一般に公開されていているとのこと。
    いつか必ず行きたい場所がまた増えた♪

    0
    2024年09月11日

    Posted by ブクログ

    短いのにトリックも大胆でやはり予想もつかず面白い。
    だが、短いのに登場人物が多くあまり重要でないと思われる登場人物もいたので物足りなさを少し感じた。未発表の作品だから少し仕方ないだろう。

    0
    2024年01月07日

    Posted by ブクログ

     アガサクリスティの未発表作品として販売された中編小説。
     学生時代の趣味はいくつかあるが、古本屋を巡り、インターネットでダウンロードしたアガサクリスティの索引を手にしながら、出版社には拘らず女史の作品を集め回っていた頃がとても懐かしい。
     そんな中、クリスティの未発表作品があると聞いて心がときめいた(表現が恥ずかしい)のはいうまでも無い。
     後に「死者のあやまち」の原型となった作品で、打ち切りの様な形だったものをまとめた様だ。
     それでもクリスティファンには嬉しい作品で楽しく読む事が出来た。
     相棒はオリヴァ夫人であり、彼女のパワーに圧倒されながらあっという間に読み終えてしまった。
     この作品を題材にした「死者のあやまち」と比べてしまうと、明らかに後者の方が面白いのだが、やはり全ての作品を集めた上で(全部は読破できていない。いずれ新品で買い揃えたい)新しく刊行されると嬉しさが勝ってしまう。
     作中の導入や序盤の進み方はやはりクリスティ。圧倒的だ。

    0
    2023年05月24日

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