アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
くしくも直前に読んだクリスティー作品「五匹の子豚」と同じように過去の殺人事件を遡り、真実を探る内容の本作。これに関しては過去に読んだかどうかも怪しいくらい曖昧な印象(-。-;
「五匹の子豚」に比べると、さらに事件の内容は漠然としていて各々の発言がどのこと・誰のことを指しているのかが、よりわざとボカシて言わせているなあという印象が強い。
事件の真相は割と分かりやすいのだが、より家族間の心情にスポットライトを当てて、ポアロさんも事件の真相がもたらす影響を考慮しながら過去を遡っている感じ。
推理の派手さはないが、<当時のことを何かしら記憶している人たち=像>を探してタッグを組むミセス・オリヴァと -
Posted by ブクログ
ネタバレ【再読】
富豪の娘ルースは、夫デリクの奔放な女性関係に悩まされていた。ルースの父ルーファスは義理の息子デリクに対して娘と別れるよう迫る。だがデリクは、ルースも別の男と不倫していることを仄めかす。
このデリクと妻のルース、デリクの愛人ミレーユ、そして莫大な遺産を相続することになったキャサリンが偶然ブルートレインで乗り合わせていた。
翌日、コンパートメントの中でルースが死体となって発見される。前日食堂車で顔見知りになっていたキャサリンは、パリ警察とたまたま居合わせたポアロから事情を訊かれることに。それにより、ルースが持っていた高価なルビーが紛失しており、さらに彼女のメイドも前もって列車を降ろされて -
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ネタバレ【再読】
南米から帰国し、久しぶりのポアロとの再会を喜ぶヘイスティングズ。それも束の間、突然二人のもとに男がやってきて、謎めいた言葉を残して力尽きる。その裏にはビッグ4なる国際犯罪組織の存在があった。ビッグ4はその豊富な資金と優れた頭脳で兵器を開発し、世界に脅威を与える存在だった。
二人は組織と関わりのあると思われる人々を一人一人あたっていく。だがその先々で、まるで先回りするように事件が発生する。そしてその魔の手は、ついにポアロとヘイスティングズにも伸びる。
ビッグ4の陰謀を阻止するため、いつも以上に灰色の脳細胞を働かせて策を巡らせるポアロ。ヘイスティングズまで騙して自分の死を偽装し、ついにビ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ淡々と王道ミステリー。3.8
ポワロの登場から事件が詳らかになっていき、小さな物的証拠から徐々に登場人物達の後ろめたさを暴いていく話。
アクロイド氏の殺され方がもっと劇的かと思いきや、殺され方はあっけない。犯人の動機も、恐喝していたファラーズ夫人の亡くなった後に仲良くしていたからとのことで、身の安全のためにといったもの。
殺人現場の物的証拠になりうることを登場人物達が各々隠しているので、読んでいて誰が犯人になりうるのかと予想して読むのがとても楽しめた。
イギリスのケント州、ハンカチの糊、当時アメリカで流行っていた塩素塩モルヒネを使った鵞鳥の羽根から、ラッセルには息子がいてーーとのくだり -
Posted by ブクログ
★3.5
アガサ・クリスティー直筆の戯曲
戯曲なんで、ト書きまであるんですよねぇ。最初のうちは、なんかそのト書きが気になって読みにくいと思いましたが、読み進んでいるうちに慣れて、どんどん読み進むことが出来ました。むしろ小説よりも、読む速度は速かったかも。
2作品が収録されているのですが、1作目はポワロ物、2作目はノン・ポワロ。
1作目の『ブラック・コーヒー』は、舞台を意識したのか、いつものポワロ物とちょっと違う雰囲気を感じますね。特に気になったのは、ジャップ警部が軽い人物に見えた事。うーん。
2作目の『評決』ですが、出版時の評判はイマイチだったらしいのですが、私的には中々面白い気がし -
Posted by ブクログ
ネタバレめちゃ面白かった!ちょっと人怖ホラーっぽいというか、主人公が「私は家族のために尽くしてきてよき家庭に恵まれた幸せな人」って言ってるのに、回想では夫や子供を自分の思う通りにコントロールしようとして疎んじられてるのが分かるし、本人もだんだんそれに気付いていく話。
でもこれは普遍的なテーマというか、舞台となってる場所や時代を変えたとしても完全に成立する話だなと思った。
ジョンの言う、貧しくて無謀な幸福か、理性的で現実的な生活か?という二者択一は、多かれ少なかれ人生の中で迫られ得るテーマなので、あらゆる人間の中にジョンとロドニーはいる、とも思う。
ジョンが、長女が20歳も上の既婚者と駆け落ちしよう -