アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 無実はさいなむ

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    アガサクリスティー。愛すべき未完全作。らしい。ちょっとおしい!っていう作品。でも、これは推理小説というよりも、心理小説。ということで、まぁ、良いとしよう。犯人の動機とか、ちょっといやだけど。もうちょっと犯人にびっくりさ加減がほしかった。まぁ、推理小説=エンターティメントな私にとってはOK

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    2009年10月04日
  • 謎のクィン氏

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    主人公であるサタースウェイトは、どこにでもいる普通のひと。でも何か事件が起こりそうなときには必ず、なぞのクィンさんがやってきて、ヒントをくれる。ポアロのように自信たっぷりでもなく、マープルのようにおしゃべりでもない。そんなクイン氏も魅力的です。

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    2009年10月04日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    ポアロもの。
    戯曲として書かれたものを、彼女の研究家が小説化したものなんだけれど、訳者のおかげもあるのか、クリスティ自身が書いたと言われても違和感がない印象。
    私にしては珍しく、ポアロに明かされる前に犯人がわかったので満足した一冊(*´∀`*)

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    2010年09月19日
  • 葬儀を終えて

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    ポアロ作品。ちょっとした違和感が、謎を解く大きな鍵になるのだけれど、その場面を想像すると、ほんの些細なこと。それを見逃さなかった、記憶に引っかかっていたというのが、興味深い。

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    2009年10月07日
  • 殺人は容易だ

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    タイトルと同じ言葉を、最後に犯人が言う場面が狂気じみていた。確かにこの犯人の言うとおり、ちょっとしたことで犯罪を犯せてしまえるのが怖い。知人Mさんは「ラブストーリーだと感じた」とのこと。そんな要素もありつつ、事件の解決へと進展していく。

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    2009年10月07日
  • ねずみとり

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    戯曲だけれども、読みやすい。演劇作品としてとても人気があり、ロングラン上演されているそうだ。大雪によって孤立状態にある山荘、経営者の若い夫婦と5人の客と1人の刑事。誰もが怪しく思える、緊迫した状態にゾクゾクする。

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    2009年10月07日
  • さあ、あなたの暮らしぶりを話して

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    とても上質のエッセイです。推理小説家としてではなく、考古学者の夫とともに40年代のシリアで発掘に携わった彼女がシリアでの日々をつづったものですが、アラブ社会とのカルチャーショックをユーモアたっぷりにかたっている。砂漠と太古への彼女の愛情を感じます。

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    2009年10月04日
  • 象は忘れない

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    くしくも直前に読んだクリスティー作品「五匹の子豚」と同じように過去の殺人事件を遡り、真実を探る内容の本作。これに関しては過去に読んだかどうかも怪しいくらい曖昧な印象(-。-;

    「五匹の子豚」に比べると、さらに事件の内容は漠然としていて各々の発言がどのこと・誰のことを指しているのかが、よりわざとボカシて言わせているなあという印象が強い。

    事件の真相は割と分かりやすいのだが、より家族間の心情にスポットライトを当てて、ポアロさんも事件の真相がもたらす影響を考慮しながら過去を遡っている感じ。
    推理の派手さはないが、<当時のことを何かしら記憶している人たち=像>を探してタッグを組むミセス・オリヴァと

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    2026年06月21日
  • 運命の裏木戸

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    トミー&タペンスの冒険もこの巻で終わりかあ。
    若かりし頃は当然ながら、70歳を過ぎても天真爛漫で感の鋭いタペンスは本当に素敵だった。
    それに、あまり得意ではなかった冒険小説の面白さを教えてくれたシリーズでもある。
    クリスティのシリーズ作品は全て読んでしまったので、次は単発作品を読みまくろう。

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    2026年06月20日
  • 青列車の秘密

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    ネタバレ

    【再読】
    富豪の娘ルースは、夫デリクの奔放な女性関係に悩まされていた。ルースの父ルーファスは義理の息子デリクに対して娘と別れるよう迫る。だがデリクは、ルースも別の男と不倫していることを仄めかす。
    このデリクと妻のルース、デリクの愛人ミレーユ、そして莫大な遺産を相続することになったキャサリンが偶然ブルートレインで乗り合わせていた。
    翌日、コンパートメントの中でルースが死体となって発見される。前日食堂車で顔見知りになっていたキャサリンは、パリ警察とたまたま居合わせたポアロから事情を訊かれることに。それにより、ルースが持っていた高価なルビーが紛失しており、さらに彼女のメイドも前もって列車を降ろされて

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    2026年06月18日
  • アクロイド殺し

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    古典ミステリー、名探偵ポアロシリーズの一作。
    村の名士が自室で殺害された。その養子が容疑者と目されるが行方知れずに。たまたまその村へ移住していたポアロが駆り出されることに・・・

    謎だらけの事件を名探偵が天才的な推理で鮮やかに解決する王道ストーリーで、古典ミステリーを堪能する意図で読むと、当時を慮って味わい深く感じられます。
    反対に、冷静に読んでしまうと、100年前の作品でさすがに古さを否めず、必然性を欠く推理の粗も見えてしまいます。
    大らかな心持ちで歴史資料をのぞくようにページをめくるとよい気がします。

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    2026年06月17日
  • ビッグ4

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    ネタバレ

    【再読】
    南米から帰国し、久しぶりのポアロとの再会を喜ぶヘイスティングズ。それも束の間、突然二人のもとに男がやってきて、謎めいた言葉を残して力尽きる。その裏にはビッグ4なる国際犯罪組織の存在があった。ビッグ4はその豊富な資金と優れた頭脳で兵器を開発し、世界に脅威を与える存在だった。
    二人は組織と関わりのあると思われる人々を一人一人あたっていく。だがその先々で、まるで先回りするように事件が発生する。そしてその魔の手は、ついにポアロとヘイスティングズにも伸びる。
    ビッグ4の陰謀を阻止するため、いつも以上に灰色の脳細胞を働かせて策を巡らせるポアロ。ヘイスティングズまで騙して自分の死を偽装し、ついにビ

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    2026年06月17日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    『人はみな、自分自身について語りたいという、おさえがたい欲求を持っているのです』
    ポアロのこの信条によって、容疑者言動をよく観察し、犯人がつい口をすべらせたり変な行動をとってしまうことを見逃さない。

    今回の事件では、犯行が可能そうな人には動機がなく、動機のある人にはチャンスがない。
    隠れた人間関係が終盤に明かされるのは珍しくないが、それが明らかになる前から、なんか変だと思う伏線はある。

    そして他の人の評価にもあるが、あとがきが素晴らしいので、本編を読んだあとは、あとがきまで読むとより楽しめると思う。

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    2026年06月15日
  • オリエント急行の殺人

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    ネタバレ

    借りた本
    結末はサーヤさんがラジオで言っていたので、犯人を知った上で読んだ
    沢山伏線が張られているのも読みながらわかったので、2週目読んだみたいな感覚
    「」が多いからかなりスラスラ読み進められる
    終わり方は優しさも感じられて良かった

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    2026年06月13日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    淡々と王道ミステリー。3.8

    ポワロの登場から事件が詳らかになっていき、小さな物的証拠から徐々に登場人物達の後ろめたさを暴いていく話。

    アクロイド氏の殺され方がもっと劇的かと思いきや、殺され方はあっけない。犯人の動機も、恐喝していたファラーズ夫人の亡くなった後に仲良くしていたからとのことで、身の安全のためにといったもの。

    殺人現場の物的証拠になりうることを登場人物達が各々隠しているので、読んでいて誰が犯人になりうるのかと予想して読むのがとても楽しめた。

    イギリスのケント州、ハンカチの糊、当時アメリカで流行っていた塩素塩モルヒネを使った鵞鳥の羽根から、ラッセルには息子がいてーーとのくだり

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    2026年06月10日
  • アクロイド殺し

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    ストーリー ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎
    キャラ   ⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎
    文章力   ⚫︎⚫︎⚫︎⚫︎⚪︎
    読みやすさ ⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎⚪︎
    トリック  ⚫︎⚫︎⚪︎⚪︎⚪︎

    このトリックと書き方を約100年前に書いたのマジで天才だと思う。
    まあ、現代に読めば真犯人はそこそこわかってしまうのだけれども、それにしても楽しめた。

    フェアか、アンフェアか。そんな事は一旦置いといたとしても全然面白い。
    「たった1行」や「たった一言」で物語がガラっと変わる小説も好きだけど、ジワジワと名探偵が犯人を追い詰めるシーンはやっぱりワクワクする。

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    2026年06月12日
  • アクロイド殺し

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     犯行動機やどのように犯行を隠したのかを見破れたわけではないけど、途中から何となく感覚的に「コイツが犯人じゃないか?」という考えが頭に浮かんできて、実際その通りだったので終盤にそこまでの驚きはなかった。

     しかしながらこれは今から100年も前に書かれた作品であり、この手のトリックの始祖とも言えるような存在であるという。そう考えると名著と呼ばれるのも納得できる。

     海外小説の登場人物の覚えにくさや、言い回しの独特さのため中盤くらいまでは話がすんなりと頭に入らず苦しめられた。

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    2026年06月06日
  • ブラック・コーヒー

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    ★3.5

    アガサ・クリスティー直筆の戯曲

    戯曲なんで、ト書きまであるんですよねぇ。最初のうちは、なんかそのト書きが気になって読みにくいと思いましたが、読み進んでいるうちに慣れて、どんどん読み進むことが出来ました。むしろ小説よりも、読む速度は速かったかも。

    2作品が収録されているのですが、1作目はポワロ物、2作目はノン・ポワロ。

    1作目の『ブラック・コーヒー』は、舞台を意識したのか、いつものポワロ物とちょっと違う雰囲気を感じますね。特に気になったのは、ジャップ警部が軽い人物に見えた事。うーん。

    2作目の『評決』ですが、出版時の評判はイマイチだったらしいのですが、私的には中々面白い気がし

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    2026年06月06日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    めちゃ面白かった!ちょっと人怖ホラーっぽいというか、主人公が「私は家族のために尽くしてきてよき家庭に恵まれた幸せな人」って言ってるのに、回想では夫や子供を自分の思う通りにコントロールしようとして疎んじられてるのが分かるし、本人もだんだんそれに気付いていく話。

    でもこれは普遍的なテーマというか、舞台となってる場所や時代を変えたとしても完全に成立する話だなと思った。
    ジョンの言う、貧しくて無謀な幸福か、理性的で現実的な生活か?という二者択一は、多かれ少なかれ人生の中で迫られ得るテーマなので、あらゆる人間の中にジョンとロドニーはいる、とも思う。

    ジョンが、長女が20歳も上の既婚者と駆け落ちしよう

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    2026年06月01日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    死刑判決が出た事件をポアロがひっくり返しにいくお話。現実ではありえないことだけど、自分の”刑事の勘”を信じてポアロに依頼する警部さんも凄い。 謎解きはも本格的で、古い新聞記事の写真が、現在の住人たちの「誰」に繋がるのか…?とゾクゾクした。犯人は最後まで分からなかった。ポアロの推理により、村の人間模様の謎が解き明かされていく展開が面白かった。

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    2026年06月01日