アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「その孤島に招き寄せられたのは、たがいに面識もない、職業や年齢もさまざまな十人の男女だった」
なかなか時間がなくて久しぶりの読書。
クローズドサークルミステリーの金字塔と呼ばれる本作。作中で明かされる色々なトリックや表現の方法は現代のミステリー小説に影響を与えたのだろうなという印象です。
私は先に「十角館の殺人」を読んでしまったので、逆の方が良かったのかも。
「十角館の殺人」のように要所要所で推理のパートなどがあるわけではなく、最後まで真相はわからないため、ページを捲る手が止まらないということはなかったかと思います。
海外ミステリーということで、日本語訳が少し気になるところもありますが、内容 -
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Posted by ブクログ
ネタバレアガサクリスティーの中でもミステリーではないのですが、人として少し怖く、個人的には哀しくなるようなストーリーでした。
主人公であるジョーンの目線から語られるときは自意識の高いジョーンは完ぺきで家族のことも大切にしてこどもたちに対しても愛情深く育てあげたという自負がある。
夫にも愛されて何不自由ない生活をしている。
ただ、家族からの目線や、友人、出会ってきた人からの評価とは少しズレがある。
一人旅行の旅先で列車が止まり、何もすることがなくなってしまったジョーンは自分と向き合い始める中で、他者との考えのズレがあることや、実は自分は周りに好かれていないのでは。。?と気づき始めるが、列車が動き、無事 -
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Posted by ブクログ
回想のシーンがとても多かったことが印象的だ。
序盤は毅然とした自信家で魅力的な女性だと思っていたジョーンだがジョーンに対する見え方は物語が進むに連れて変わっていった。
自信家であるが故に自分の考えていることが正しいと信じて疑わず夫や子供たちから選択権を奪ってしまうことが多々あった。
その結果子供たちから冷遇されるとヒステリックを起こすといったなんとも厄介な母親へと見え方が変わっていった。
子供目線でヒステリックな母親を見る作品は何度か読んだことがあったが、ヒステリックな母親目線の作品は初めてだった。
主人公に感情移入することが多いが今回はなかなか感情移入することが出来なかった。
砂漠で -
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Posted by ブクログ
ネタバレ歯医者行きたくないよ…のポアロが可愛いです。
いきなり口調が変わるのは、翻訳する上で仕方ないのかもしれませんが、今作は余計に混乱しました。丁寧な話し方から、『あんた、安心していいよ、…』に変わったり、「今ポアロが喋ってるんだよね⁈」と、文章を二度見したり、遡ったりしていたら時間がかかってしまいました。
権力を持つと保身に走るのは、いつの時代でもどの物語でも同じですね。
『私のたずさわっているのは自分の命を他人から奪われない、という権利を持っている個々の人間に関することです』というポアロの台詞、他の作品でもきちんと彼の中でぶれない軸として生きているのだろうな…と感動でした。オリエント急行の結末等 -
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Posted by ブクログ
ポアロシリーズ25冊目。
クリスティーはやっぱり面白いな……(n回目)。
ちょうど長距離移動があったというのもありますが、一日で読み切れる作家は、クリスティーを除くとあまり知りません。
「大富豪ゴードン・クロードが戦時中に死亡し、莫大な財産は若き未亡人が相続した」
というあらすじ通り、ゴリッゴリの遺産相続ものです。
ゴードンの姉、兄、弟、甥姪が入り乱れ、しかも戦後の苦境とそれまでの温室生活がたたり、いずれもが未亡人・ロザーリンとその兄に憎悪の感情を向けています。
このロザーリン兄妹がまたクセモノで、読んでいてもまっっったく同情心が湧いてこない!
ゴードン・クロードに頼りきりだったクロード一族 -
Posted by ブクログ
最近は未読のクリスティー作品でとりわけエルキュール・ポアロの登場作品をゆる〜く追っていて、『エッジウェア卿の死』は題名は知りつつも、内容はさっぱりだったので読むのを楽しみにしてました。
残念だったのは、翻訳が終始一貫して言い回しがかたくて読みづらかったこと。登場人物がみんな武人みたいな口調なので、誰の発言なのか悩みながら、なんとか進むやら戻るやら…難敵でした(u_u)
その点を除けば、二転三転する謎に見事にはまり、登場人物を順番に疑っていたら(笑)最後にあっと言わされる感覚は実に面白かったです。
要所、要所でトリックの一端をチラつかせながら、謎が解けたつもりでいると裏切られる…流石のクリス -