アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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初ポアロ
ミステリーの女王"アガサ・クリスティーのデビュー作であり名探偵ポアロの初登場作でもある本作。僕にとっての初読クリスティーでもある。
クリスティー作品を読むことにずっと憧れはあったのだが、何十年も前に海外作家の書いた小説を ―1920年代から1960年代にイギリス人作家の作品を― 僕が楽しく読めるのだろうかとずっと躊躇していたのだが、思いきって読んでみたらそれは全くの杞憂だった。とても楽しい読書だった。
作品の書かれた時代も作中の時代背景も2018年現在から見れば遠い過去、つまり昔なのだが作品そのものは決して古臭くはなく、古き良き時代のイギリスを舞台にした面白い小説として読める。もちろんそれはクリスティーの書いたオリジナルのクオリティの高さだけではなく ―それが最重要なのは言うまでもないが― 訳者の現代的感性に基づいた素晴らしい翻訳のおかげであろう。
さて、次に読むクリスティーはどれにしようか? ポアロばかりを読み進めるのもなんだかつまらないしな。ミス・マープルを読んでみようかな。先ずは 『火曜クラブ』か?
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購入済み
いつ読んでも面白い
永遠のミステリの女王、アガサ・クリスティ。
いつ読んでも、何度読んでも面白い。
本でも衝撃を受けたが、映画も遜色ない物でした。
再映画化も多少変更部分もあったが、十分楽しめた。
これを機会に様々な話を再読しようと思う。
彼女の創造した探偵は全て生き生きしてどれを読んでも外さない。
ポアロやミスマープル以外にも是非読んでもらいたい。彼女の作品に出会えたのは本当に幸せ。 -
Posted by ブクログ
短編集。ポアロとミス・マープルが一度に読める。
・クリスマス・プディングの冒険・・・ポアロ
・スペイン櫃の秘密・・・ポアロ
・負け犬・・・ポアロ
・二十四羽の黒つぐみ・・・ポアロ
・夢・・・ポアロ
・グリーンショウ氏の阿房宮・・・ミス・マープル
中でも美味しそうなものの描かれた話に惹かれる。
・クリスマス・プディングの冒険
王子が結婚を前に、家宝のルビーを遊び相手の女性に試しに付けさせてとねだられ、そのまま持ち逃げされる情けない事件。宝石の出る話は想像して華やかな気持ちになる。ましてや、リフォームした宝石商はカルティエ、どんなデザインだろうかとストーリーと関係ないところで、しばし脱線して夢想。
イギリスのクリスマス風景が描写され、美味しそうなご馳走が目に浮かぶ。
・二十四羽の黒つぐみ
毎週同じ曜日に来て同じ料理を食べるという常連客が、ある日別の行動を取り、それにポアロが興味を持つというのが面白い。この話も美味しそうなメニューが並んで、もっぱらその料理に心が動いた。七面鳥の栗の実詰め、キドニープディング、黒苺のタルト、どんな様子で、どんな味なんだろうと気になる。
・グリーンショウ氏の阿房宮・・・ミス・マープル
ミス・マープルは読んだことがなかったので、レイモンド・ウェストがマープルの甥というのも知らず、始めの内、いつどこでどうマープルは登場するのかな?と思いながら読んでいた。なかなか大がかりなトリック。折角の仕事を失ったルーの今後が気になるところ。 -
Posted by ブクログ
初めてちゃんと読んだアガサ・クリスティ長編。名探偵ポアロシリーズ。
中東での発掘作業チームのリーダー、ライドナー博士の妻が情緒不安定なため、看護師として呼ばれたレザラン。ライドナー夫人は、他の男性と恋に落ちるたびに死んだはずの元夫から脅迫状を受け取っていた。ライドナー博士と再婚してからは脅迫状が来なくなっていたのだが、なぜか発掘現場に来てから再度脅迫状が届き、ライドナー夫人は殺されるかもしれないという恐怖にとりつかれていた。そんなある日、ライドナー夫人の撲殺死体が発見されるー。
先に読んでいた短編集「ポアロ登場」よりも読みやすく、最後まで犯人が分からなかった。発掘チームの人達の名前は最後まで覚えられなかったけど…。それにしてもなぜポアロはフランス語を喋るのかな。 -
Posted by ブクログ
遺跡調査隊が発掘作業をしていたヤリミア遺跡で起こった事件を、看護婦エイミー・レザランが記録した物語です。
隊長である考古学者エリック・ライドナーの妻、ルイーズ・ライドナーに、死んだはずの元夫からと思われる脅迫状が届きます。周りの人はただのいたずらだと思い本気にはしていませんでしたが、ルイーズは恐怖に怯えていました。
そしてある日、本当に殺されてしまいます。
“外部の人間が奥さんの部屋にはいるには、入口の門を通って、中庭を横切らなくてはならないのです。だが、守衛とコックと小間使いの少年の一致した証言によれば、外からはいってきたものはいなかったというのです”よって、“犯人は外からはいってきたのではないー内部にいたのだ。(p142)”と考えられます。
偶然ハッサニーを通ることになっていたポアロが調査を依頼され、捜査に協力することになります。ポアロは、事件は“ミセス・ライドナーの人格をめぐって発生している(p365)”と考えます。彼女は、とても魅力的で、本当に美しい女性でした。