アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • ねじれた家

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    ネタバレ

    「ミステリな建築 建築なミステリ」(篠田真由美(文)、長沖充(イラスト)/エクスナレッジ/2024)によれば、「Yの悲劇」に対するアガサ・クリスティの応答として書かれた小説らしい(これは、ミステリーの古典を読んでいる人なら常識?)。

    確かに、この2冊は似ていた。館ミステリである点や、犯人像や、その顛末のほかにも、「Yの悲劇」における“不思議の国のアリス”と「ねじれた家」における“マザーグース”とか。はたまた、「Yの悲劇」における病気と「ねじれた家」における気質の遺伝とか(どちらも現代の価値観からしたら納得しがたい考えと思うけれど)。
    はっきりと違うのは、主人公の役割。「Yの悲劇」のドルリー・

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    2025年12月31日
  • そして誰もいなくなった

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    言わずと知れたミステリの名作ということで、今更ながら読んでみました。
    現代の感覚で読むとあまり画期的なトリックがあるというわけではないようで、むしろ、そんな都合よく進む、、?と思ってしまうような部分も多々ありました。わかりやすい人物描写や舞台設定が、今日まで評価されている所以なのでしょうか。

    この作品にインスパイアを受けた作品やオマージュしている作品もいくつかあるようなので、他のミステリを読むのが楽しくなりそうです。

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    2025年12月30日
  • ポアロのクリスマス

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    クリスマス前から読み始めた。
    第七部のタイトルに合わせて昨日読み終えたかった!
    犯人とトリックにちょっと無理があるのでは…?と思ったけど、解説を読んでみてなぜこういう構成になったのか少し理解できた。

    ポアロシリーズの中で特に好きな作品が「アクロイド殺し」、「オリエント急行の殺人」、「ナイルに死す」あたりなので、やっぱり私も脂がのっている時期の作品を好む傾向にあるんだろうな。「アクロイド殺し」はかなり初期だけど。
    今までタイトルとあらすじを見て読む本を選んでいたけど、ポアロシリーズのどのあたりの作品なのかをわかった上で読むとまた違った楽しみ方ができそうだ。

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    2025年12月29日
  • ABC殺人事件

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    アガサ・クリスティ作で期待が高かった分、あまり面白くなかった気がする。ただ見落とし(読み落とし)もありそうなので、どこかでもう1回読んでみようと思う作品

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    2025年12月28日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    (一応)ポアロもの。

    本書は元々戯曲として書かれた作品を、クリスティー研究家(←理想の職業)、チャールズ・オズボーン氏が小説化したものとの事で「小説版」という表記になっております。

    科学者のサー・クロード・エイモリーは自分が発明した新爆薬の化学式が、家族の誰かに盗まれた事に気付きます。
    晩餐の席で「部屋を暗くしている間に化学式の書かれた書類を返すように」と皆に伝えるも、明かりがついた時にはクロード卿は殺されていて・・。

    いかにも舞台劇といった雰囲気が感じられる作品。
    “暗転後、照明がついたら人が殺されていた!ジャジャーン!(効果音)”なんて、まさに演劇チックな演出ですよね。

    で、殺され

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    2025年12月27日
  • スリーピング・マーダー

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    職場の同僚からお借りしました。

    比較的簡単に犯人の予想がつく話、と言われていたのですが、私が予想したのは全然別の人でした。。

    予想のあたり外れに関係なく、ミステリを読んでもなんだか以前より楽しめなくなってしまいました。
    なんだか設定にわざとらしさを感じてそれに白けてしまうんですよね。
    そして誰もいなくなったを初めて読んだときの衝撃はものすごかったのに・・・今読んだらあの名作さえも白けてしまうのだろうか。怖くて再読できない(笑)

    イングランドでの普段の優雅な感じの生活が垣間見れ、そういう方で楽しめました。

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    2025年12月27日
  • メソポタミヤの殺人

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    ポアロシリーズは読みやすい。
    今回はお話自体があまり面白いと思えなかった。
    いつものようにちゃんと読んで犯人に検討がつけばトリックも自ずとわかる。
    今作は全体的にちょっとゆる〜い作品に感じた

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    2025年12月27日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    ポアロシリーズ。
    季節的にマッチしているかな、と思って手にとってみたけど…メリークリスマス!とは陽気に言えない血みどろな展開(汗)
    登場人物も、こんなクリスマスは二度とごめんだ!って言っているしw

    富豪の老当主シメオンは、クリスマスに一族を呼び寄せるが、この老当主が一癖も二癖もある偏屈爺さんで、呼び寄せた人達に難癖つけて、彼らが憤慨している様子を見て愉しんでいる。ちょっと変わった老当主で、挙句に密室で殺されちゃう。

    アクの強い老当主が被害者という設定が、前作の『死との約束』と共通している。本作はストーリー性への没入度は前作ほど高くなかったけど、一体誰が犯人なんだろう??っていう謎解きの展開

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    2025年12月25日
  • ABC殺人事件

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    すごく読みやすくて面白い。
    これが100年近く前の小説だとはとても思えない。

    ABCの地名で、それぞれABCの名前を持つ人が順番に殺されていく連続殺人事件のお話。

    ただ、アガサ・クリスティのこの作品は余りにも偉大で、古典文学になってしまっているので、現代人が読む場合にミステリとしての新鮮さには欠けるのが少し残念だった。
    よく出来ていると感じるものの、驚きや発見はない。

    アガサ・クリスティと同じ時代や、もっと幼い時にこの本を読んでいたとしたら、本当に夢中になれただろうなと思った。

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    2025年12月24日
  • 鏡は横にひび割れて

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    ネタバレ

    犯人て…


    第1、第2の犯人は同じ人、第3、第4は夫だと思ったんだけど…合ってるかな?

    どこかで読み落としたのかなぁ、とちょっとモヤモヤ。
    読み落としていないのなら、全部を明かさず、余韻を持たせたラストという事になるのかな。いつかまた読んでみよう( ´ー`)

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    2025年12月23日
  • 七つの時計

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    ネタバレ

    『チムニーズ館の謎』の続編。今回はチムニーズ館の主人ケイタラム卿の娘バンドルの冒険。謎の組織『セブン・ダイヤルズ』を追うバンドルと友人たちの冒険はワクワクする。敵の会合に潜入したりバンドルの行動力が良いな~。セブン・ダイヤルズのナンバー7の正体は驚き。バンドルがジョージに求婚された時のケイタラム卿の様子が面白い。自分の娘なのになかなか酷いこと言ってる(笑)登場人物たちの名前がジョージ、ジミー、ジェリー、ビルと似たような名前が多いし、呼び方も変わったりして少し混乱したかな。これは好きな作品だな~。

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    2025年12月21日
  • 死との約束

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    「クリスマスにはクリスティーを!」
    ……ということで、この時期になるとなぜか赤い背表紙の本を手に取ってしまう。私にとって、年末といえば「第九」よりもクリスティーですねぇ。

    「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」
    というスリリングな台詞で始まる本作。
    彼女とは誰なのか?この会話の主は一体?
    謎は深まるものの、中近東シリーズの『ナイルに死す』と同じくなかなか事件は起こりません。
    そもそもこの作品、被害者は一人だし捜査の展開としても、ただ淡々と関係者との「会話」で進んでいきます。
    だけれども、「この中に確実に嘘をついている人がいる」という視点で読むとこれが面白い!
    なぜその供述を?誰

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    2025年12月20日
  • 鏡は横にひび割れて

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    ミス・マープルシリーズ。
    わたしにとっては「ポケットにライ麦を」
    「パディントン発4時50分」「カリブ海の秘密」、短編集に続く5作目。

    ミス・マープルも70代。
    クリスティもこの時72歳だったということで、
    作品の中でおばあさん扱いに憤慨する姿や
    自分の老いに対する不安などが描かれ、
    うんうんわたしも…と共感。

    自分の発した何気ないひと言が人に与える影響の大きさ。
    このことを深く考えさせられる一作だった。

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    2025年12月18日
  • カリブ海の秘密

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    ネタバレ

    久々にミス・マープルのシリーズ。ポアロに比べると地味な感じのイメージがするミス・マープルだけど、今回は舞台がカリブ海だし事件の展開も良く楽しめた。色んなヒントがまかれていたので、真相に気がつくことができたと思うけど全く犯人に気がつかなかった。最初は嫌な感じだったラフィール氏やジャクスンとかのキャラクターが良かったな~。続編もあるのでそちらを読むのが楽しみだ。

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    2025年12月16日
  • シタフォードの秘密

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    ネタバレ

    犯人は絞りこみやすいかな。動機は意外な感じと言うか、そこで繋がるんだ~と少し感心した。エミリーとエンダビーの捜査は面白いな~。しかしエミリーの婚約者…。あんまりおすすめ出来ないと思うんだけど、会社の金に手をつけてるしそれでも婚約者を認めるエミリーも微妙な感じ。最後で残念な気持ちになった。

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    2025年12月16日
  • 青列車の秘密

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    ネタバレ

    登場人物たちの性格がちょっと微妙な感じでした。お金に対して・・・。あまり物語に入りこめなかった。ポアロは最後にいい感じでしたが推理の場面が少なくってちょっと残念。トリックは面白いと思いましたが(笑)

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    2025年12月16日
  • 検察側の証人

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    映画「情婦」がストリーミングで見る事が出来ないので、原作(戯曲)を読んでみましたが、流石に古過ぎるのと、色々ツッコミどころがあって、絶賛とはいきませんでした。当時は評価されたのだと思いますが、現時点での目から見ると残念な評価となりますね。

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    2025年12月10日
  • 杉の柩

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    ネタバレ

    金持ちの遺産相続に男女の三角関係、出自の謎。お話はいつものクリスティー。
    珍しく犯人にはかなり確信を持って読めた。遺産に関するとある行動があまりにも怪しすぎたのだ。いつものクリスティーならこれを囮にして私をハメてくるのだが、今回は"表"がそのまま正解だった。
    話の中心に居座るラブストーリーがミステリーの核として機能していないのが惜しい。
    このトリック結構好きだ。ただ、エリノアが紅茶を飲んでいたらどうするつもりだったのだろう。

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    2025年12月09日
  • ビッグ4

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    アガサ、ポアロ、4作目。中村妙子訳

    何が嬉しいって、ポアロのモナミ、ヘイスティングズ、が帰ってきた事!何と言ってもやっぱりこのコンビがベストですね!
    で、何だか本作はスケールが急に大きくなっていた?ポアロの名声上昇は私も嬉しいが、今までは近所の名探偵、の様に身近に感じられるポアロだったが、いつの間にか国際色豊かになっていて、なんと秘密の悪の組織と戦う事になっていたのには驚き!最後に現れた双子の兄アシール・ポアロの存在も私には謎だった。謎。
    あとがきに寄ると本作品は短編をつぎ合わせたものらしい。どうりで焦点がボヤッとする感じと思った。でも名コンビが復活して嬉しい作品でした。ポアロ&ヘイ

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    2025年12月09日
  • そして誰もいなくなった

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    「ミステリ好きなら…!」とよく見かけるタイトルですし、他作品の作中にも登場していたので、海外の翻訳作品を初めて読みました。
    忠実に翻訳されているのか、読みにくさは感じますね。
    心情描写もちょっとわかりにくい気がします。
    アガサ作品は他にも有名作を一緒に購入したので、そちらも読んでみて違和感を感じるようなら翻訳作品は自分には合わないのかもしれません。
    物語的にはかなりテンポ良く進んで次々と死んでいく。
    犯人は予想できませんでした。というより、謎解きの要素はなさそう。
    まさかの展開もないし、個人的評価はまぁ「普通」かなと。

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    2025年12月07日