アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • パーカー・パイン登場

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    短編集。
    パーカー・パイン氏は、名前も、全く知らなかったです。
    探偵でも何でもない、香具師みたいな人ですが、善人で、不幸な人を見るとほっとけないようです。得意技は、統計と自作自演(笑)

    短編と言いつつ、前の作品が次の作品のトリックの伏線になってたりするところが良かったです。
    最終話は、うまく騙された感じで良かったです。

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    2011年09月14日
  • ヘラクレスの冒険

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    大好き連作短編集!

    テーマはギリシャ神話「ヘラクレス12の難業」だよ!

    ポワロが自分をヘラクレスとし
    (エルキュールはヘラクレスって読むらしいよ)
    舞い込む事件を12の難業に例えて解決していくんだよ!

    とはいっても、けっこう強引なこじつけが多い(笑)
    本格的なミステリーっていうよりも、
    ポワロ外伝ってフィーリングで楽しめます。
    あ、ポワロ好きにはね!

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    2011年09月06日
  • 黄色いアイリス

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    ポアロもの5作、パーカー・パインもの2作、マープルもの1作、
    その他1作品が収録された短編集。

    どれも面白くて、読み始めるとラストまで一気に読んでしまう感じだった。
    (これが短編集の良いところ)

    「バグダッドの大櫃の謎」は一度読んだ事があるような話だと
    思っていたら、「クリスマス・プディングの冒険」に
    収録されている「スペイン櫃の秘密」に大変よく似ていた。
    どちらかの作品がもう片方の作品の焼き直しなのだろうか。

    マープル作品も嫌いではないけれど、
    回りくどいおしゃべりが時に・・・。
    「早く本題へ行って下さい!」
    「・・・で、あなたの性格はわかりましたが、
    結局あなたの言いたかったことはなんですか。
    今している話の中心はどこですか!」と
    思わず突っ込みそうになる私は、マープルおばさんが語る
    武勇伝の聞き手失格なのか。

    やっぱり並外れた自信家でもポアロさんがいいなぁ。
    表題作の「黄色いアイリス」は読後感も良くて好き。
    「あなたの庭はどんな庭?」では、ポアロの私立探偵の、
    というよりは人間としての「良心」を感じさせられる。

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    2011年08月15日
  • おしどり探偵

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    トミーとタペンスが魅力的で、とても楽しめた。
    おふざけ話も本格推理もいけるなんて、アガサ・クリスティー恐るべし。

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    2011年08月03日
  • 茶色の服の男

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    主人公アンが生き生きと描かれていてとてもいい。他の登場人物たちもひとくせあって面白いです。
    ミステリあり、ロマンスあり海外での謎の犯罪組織との対決、といろいろな要素があり終始楽しみながら読めました。
    小学生の頃よく読んでいた冒険小説の雰囲気を久しぶりに味わえた気がします。

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    2011年07月15日
  • 蒼ざめた馬

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    たしかに悪ってかっこわるいですね!賛成!
    とクリスティに言いたくなる話だった。

    <あらすじ>
    考古学者マーク・イースターブルックは『蒼ざめた馬』という言葉が何人もの人の死と絡んでいることに気がつく。
    それはマッチ・ディーピングという田舎町の古い家の名前で、
    村で魔女と噂される3人の女が住む家だった。
    一体彼女たちは何を知り、何をしているのか?

    クリスティは冒険小説も数多くものしているけれど、
    これもオカルト趣味的な面はあるけど基本的にマークが主人公の冒険ものと言っていいかもしれません。

    強引にテーマを選ぶなら多分それは『悪の空疎』さでしょうか。
    冒頭から、悪の魅力について何度も触れられています。
    ですが話が進む中で、だんだんと悪の持つ不恰好さ、卑しさを解説していきます。
    作中人物の一人で、『蒼ざめた馬』がある村の牧師夫人は
    『悪が自分を必要以上に自慢するのは、その悪そのものが、目的の無いものだから。人に賞賛されなければ意味が無くなるものだから』
    と言っています。

    "悪事"の全てが無目的とは思わないけれど、確かに目的の無い、人に凄いと思われるためだけの悪には当てはまるかなあとおもいます。
    自分に酔って客観性を失っているところは厨二病っぽいかも。
    逆に、『本当の悪は絶対自慢しない』とも言われているし、
    それについては言及されていません。

    クリスティの作品にはときどき自分の頭の良さを証明したいが故に大規模かつ組織的な犯罪に手を染める人がいるけれど、本作で指している悪はそういう人なのでしょう。
    クリスティの倫理観が現れているのかもしれません。

    1961年の作品だそうですが、ビートニク世代の服装や生活習慣、核実験によるフォールアウトなど、当時の風潮が”おばあちゃんの目”で描写されているのも面白かったです。

    どうでもいいけど、この牧師夫人、ミス・マープルものでも出てた気がします。ミステリアスでちょっと威圧的だけれど、悪に対する彼女の実際的な考えはなるほどと思わされました。

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    2011年06月26日
  • 雲をつかむ死

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    パリからロンドンへ向かう定期旅客機プロメテウス号内で1人の女性が死亡する。
    偶然同乗していたポアロは調査を開始する。

    実はこの物語、クリスティー文庫ではない文庫版で読んでいたので今回はおさらいといった感じで読んだ。
    犯人捜しがどうこうという点ではすぐ分かってしまったが(こういう自慢、ミステリ読みの悪い癖だね…(汗))、細かい部分はさくっと忘れていたので楽しめた。
    忘れっぽい自分に感謝(笑)

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    2011年05月10日
  • おしどり探偵

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    ネタバレ

    前作「秘密機関」で結婚したトミー&タペンスが短編で登場。
    独自の探偵方法はないものの、たくさんの探偵小説を読破していることから本の中の探偵達を模倣することで様々な事件を解決する。

    …と、あらすじ的なものはこんな感じになるが、とにかく2人(+忠実なるアルバート)の掛け合いがおもしろい。
    クリスティの他の名だたる探偵達とは一線を画すキャラクターが魅力的。

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    2011年05月10日
  • 忘られぬ死

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    これも、榛野なな恵さんによってマンガ化されたのを読んだので原作も。マンガも読んでいたのに、謎解きが頭に入っていなかった。謎解きよりも、登場人物たちのロマンスとか人間関係を興味深く読んだような。んー、やっぱりわたしは謎解きには興味ないのかもしれない。あと、あくまでもわたしの場合だけど、どうしてもクリスティって薄味(失礼)というかなんというか、あんまりのめりこんで読む、引き込まれて読む、っていう感じではないみたい。けっして嫌いではないんだけど。あと、マンガと比べて、とか、最近のミステリと比べて、かもしれないけど、なんか結末がブツッと終わっちゃう気がして。もうちょっと説明とか後日譚とか余韻とかあってもいいような気が。犯人がわかったらハイ終わりー、みたいなのがもの足りないというか。それが本当の本格ミステリというものか。

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    2011年09月18日
  • チムニーズ館の秘密

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    ちびちびと読んでいるクリスティ。榛野なな恵さんが漫画化したものを読んで、原作を読もうと思っていて。いやー、漫画、うまくまとめたなーと。漫画2回読んで、原作読んで、また漫画読んで。登場人物が多くてなかなか話がつかめなかったんだけど。(わたしがバカ。実はミステリ向きじゃないと思う)。でもおもしろかった。ちょっとどたばたした冒険モノって感じだけど、雰囲気が明るくて、品があっておしゃれで、ロマンティック。わたしが勝手に想像していたクリスティのイメージ。上流階級の人は、ほかの人にどう思われるかなんて気にしないから、恐れを知らず、ときどきすごく馬鹿なことをする、というような台詞があって、なんか勝手に、なるほどーと感心した。それで、謎が複雑になっていったりするわけね、とか。

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    2011年09月18日
  • 第三の女

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    死体なき殺人事件。
    今回はオリヴァ夫人の冒険もあり、
    面白かった。
    ポワロの思考が細かく書かれているのも珍しい。

    最後は暖かいパパ・ポワロ

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    2011年04月20日
  • シタフォードの秘密

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    エミリー・トレファシスがいろんな手を使って「お願い」をするのがズルくて、でも可愛いから許されちゃう(笑)
    トリックとしては今でも通用するとは言えないけれど、それでも読めちゃうから、やっぱりアガサ・クリスティだなあ、と。

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    2011年04月18日
  • 七つの時計

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    バトル警視が登場するが彼は元締め的な印象で、この話は若者達が良きにつけ悪しきにつけ活躍する。
    中でも「チムニーズ館の秘密」にもバトル警視と共に登場したバンドルというあだ名の女の子がとにかく生気に溢れ活き活きとしていて素敵。
    そのせいで危ないめにも合うのだが(笑)

    〈セブン・ダイヤルズ・クラブ〉とはいかなる組織なのか。
    連続して若者達をおそった事件との関係は?
    真犯人は?

    気軽にわくわくしながら楽しめる冒険ミステリ。

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    2011年04月03日
  • 第三の女

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    「殺人を犯したかもしれない」そう言い残してポアロの元を去った若い娘と、その周りの人々を巡る死体なき殺人事件。

    殺人事件が起こってから犯人を探してゆく、という従来のスタンスとは違って死体そのものを見つけるという趣向が面白かった。人物描写も細かくてしっかりと練りこまれてる感がたっぷり。どういう人物か頭の中で思い描けるのがテレビを見ているようでいい!

    ただポアロの逡巡が堂々巡りのような気がして中盤少しだらりと(私が)してしまったので星4つ。動機を探るというやり方も私が好んで読んできたミステリーの中にはあまりないので新鮮、というか慣れるのに時間がかかりそうだなぁ。

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    2011年03月06日
  • アクナーテン

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    ネタバレ

    クリスティーの話は必ずといっていいほど最初は面白くない。なぜならば言い回しがとてもまどろっこしかったりするし。でもストーリーが進むにつれて、次の展開がすごく気になってしまい知らず知らずのうちにそのストーリーにのめりこんでしまう。
    そんなミステリー作家だと私は思っている。
    しかしこの「アクナーテン」についてはミステリー小説ではなくロマンス小説だ。なのにどんどん引き込まれていってしまった。さすがクリスティーだな~って思った

    この話ではストーリーの主となるものが宗教で、「多神教世界」からアテン神という太陽神のみを崇拝する。「一神教世界」を創りだしてしまったしまったがためにおきてしまった悲劇。

    当然、今までの自分が信教していたものを廃止とういうことは国民は納得もいかず・・・大反乱をおこす
    しかしアクナーテンは一神教「アテンの神こそ本当の神だ」と思い込んでしまっているので、傍からみたらキチガイじみている。
    私は、カミサマというのは存在はしてなく弱い人間が創りだした
    ものだと思っている。だから強制的に「~だけが神」「~だけを崇拝しろ」というのはもともと無理な話だ。暴動がおきて当然だ。

    しかしそこに付け込んできたネゼムートは最低ではないだろうか?そしてホルエムヘブも最期の最期「どんな人間にもこれ以上我慢できないという一線があるものです」など言わずずっと忠誠を誓っていてほしかったと思う。

    私がこの物語で一番好きなキャラはネフェルティティだ。姉のネゼムートは彼女を見下していたところがあったけれど、一番辛抱強くて王のことを愛していたのは彼女だと思う。アクナーテンがプッツンした時も冷静さを決して失わなかったのは彼女だけ。それだけアクナーテンを愛していたのに最期はネゼベートに騙されてアクナーテンに毒薬を飲ませてしまった時私は胸が詰まって涙がでてしまった。なんとも切ない・・・って感じだ。

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    2011年02月17日
  • 予告殺人

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    ネタバレ

    殺人予告を地域新聞に掲載するという意表をついた始まりから、事件、謎めいた住人たち。マープルの登場シーンも多く、楽しく読めます。
    犯人の意外性は(伏線が貼りまくられているので気付く人も多いはず)そんなにありませんし、この作品がクリスティーのベスト10にランクインする程のものかは個人的には疑問が残りますが、それは他に別格の傑作があるからで、推理小説としては佳品といえると思います。

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    2011年01月26日
  • 動く指

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    ネタバレ

    物語中のロマンスが良い。
    ちょっとひねくれたおてんばな女の子がやがて…
    恋愛ものとして印象の方が強く残った。

    2025年8月再読。
    ロマンチックラブの部分はいいねー。
    映像化してほしい。

    ミス・マープルがする推理を主人公がしていて、それが伏線になっていて、マープルがそこから謎解きをするというワンクッションが面白かった。

    クリスティー作品の恋愛関係にしてはハピエンにまとまっていて良い。
    その周辺にいやなひとがいないのもいいし、勇気あるヒロインを助けるヒーローもかっこいい。
    マイ・フェア・レディ要素もあり。
    ヒロインの理解されない美点を主人公が見抜いてくれるとこが良かった。

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    2025年08月16日
  • 予告殺人

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    大がかりな芝居がかったトリック。
    それにはちゃんと裏がある。解明される謎にワクワク。
    こういうの大好き。
    ドラマもよかった。BGMがえらいのどかで、その中で「えいっ」という感じで
    殺人未遂がおこったりしてなんか笑ってしまった。

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    2010年07月11日
  • 親指のうずき

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    トミーとタペンスもの。
    タペンスは、施設に入所していた叔母に会いに出かけた時、ある老婦人に死体のことを訊かれる。詳しく聞けないまま別れ、次に行った時には、老婦人は不可解なやり方で退所させられていた。
    叔母がその老婦人からもらった絵の風景を、タペンスは昔どこかで見た記憶があった。
    その記憶を頼りにタペンスは老婦人の手掛かりを求め、単身田舎へ出かける。

    話は多少まとまりにかける…かも。色鮮やかな風景描写が印象的。

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    2010年05月27日
  • 複数の時計

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    面白い!(^^)
    ポアロが動かないで解決しちゃってかっこいい!すごい!
    ラム氏も助手むいてるなぁ(^p^)

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    2010年05月27日