アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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ネタバレ「ミステリな建築 建築なミステリ」(篠田真由美(文)、長沖充(イラスト)/エクスナレッジ/2024)によれば、「Yの悲劇」に対するアガサ・クリスティの応答として書かれた小説らしい(これは、ミステリーの古典を読んでいる人なら常識?)。
確かに、この2冊は似ていた。館ミステリである点や、犯人像や、その顛末のほかにも、「Yの悲劇」における“不思議の国のアリス”と「ねじれた家」における“マザーグース”とか。はたまた、「Yの悲劇」における病気と「ねじれた家」における気質の遺伝とか(どちらも現代の価値観からしたら納得しがたい考えと思うけれど)。
はっきりと違うのは、主人公の役割。「Yの悲劇」のドルリー・ -
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クリスマス前から読み始めた。
第七部のタイトルに合わせて昨日読み終えたかった!
犯人とトリックにちょっと無理があるのでは…?と思ったけど、解説を読んでみてなぜこういう構成になったのか少し理解できた。
ポアロシリーズの中で特に好きな作品が「アクロイド殺し」、「オリエント急行の殺人」、「ナイルに死す」あたりなので、やっぱり私も脂がのっている時期の作品を好む傾向にあるんだろうな。「アクロイド殺し」はかなり初期だけど。
今までタイトルとあらすじを見て読む本を選んでいたけど、ポアロシリーズのどのあたりの作品なのかをわかった上で読むとまた違った楽しみ方ができそうだ。 -
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(一応)ポアロもの。
本書は元々戯曲として書かれた作品を、クリスティー研究家(←理想の職業)、チャールズ・オズボーン氏が小説化したものとの事で「小説版」という表記になっております。
科学者のサー・クロード・エイモリーは自分が発明した新爆薬の化学式が、家族の誰かに盗まれた事に気付きます。
晩餐の席で「部屋を暗くしている間に化学式の書かれた書類を返すように」と皆に伝えるも、明かりがついた時にはクロード卿は殺されていて・・。
いかにも舞台劇といった雰囲気が感じられる作品。
“暗転後、照明がついたら人が殺されていた!ジャジャーン!(効果音)”なんて、まさに演劇チックな演出ですよね。
で、殺され -
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ポアロシリーズ。
季節的にマッチしているかな、と思って手にとってみたけど…メリークリスマス!とは陽気に言えない血みどろな展開(汗)
登場人物も、こんなクリスマスは二度とごめんだ!って言っているしw
富豪の老当主シメオンは、クリスマスに一族を呼び寄せるが、この老当主が一癖も二癖もある偏屈爺さんで、呼び寄せた人達に難癖つけて、彼らが憤慨している様子を見て愉しんでいる。ちょっと変わった老当主で、挙句に密室で殺されちゃう。
アクの強い老当主が被害者という設定が、前作の『死との約束』と共通している。本作はストーリー性への没入度は前作ほど高くなかったけど、一体誰が犯人なんだろう??っていう謎解きの展開 -
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「クリスマスにはクリスティーを!」
……ということで、この時期になるとなぜか赤い背表紙の本を手に取ってしまう。私にとって、年末といえば「第九」よりもクリスティーですねぇ。
「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ」
というスリリングな台詞で始まる本作。
彼女とは誰なのか?この会話の主は一体?
謎は深まるものの、中近東シリーズの『ナイルに死す』と同じくなかなか事件は起こりません。
そもそもこの作品、被害者は一人だし捜査の展開としても、ただ淡々と関係者との「会話」で進んでいきます。
だけれども、「この中に確実に嘘をついている人がいる」という視点で読むとこれが面白い!
なぜその供述を?誰 -
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アガサ、ポアロ、4作目。中村妙子訳
何が嬉しいって、ポアロのモナミ、ヘイスティングズ、が帰ってきた事!何と言ってもやっぱりこのコンビがベストですね!
で、何だか本作はスケールが急に大きくなっていた?ポアロの名声上昇は私も嬉しいが、今までは近所の名探偵、の様に身近に感じられるポアロだったが、いつの間にか国際色豊かになっていて、なんと秘密の悪の組織と戦う事になっていたのには驚き!最後に現れた双子の兄アシール・ポアロの存在も私には謎だった。謎。
あとがきに寄ると本作品は短編をつぎ合わせたものらしい。どうりで焦点がボヤッとする感じと思った。でも名コンビが復活して嬉しい作品でした。ポアロ&ヘイ -