死との約束

死との約束

「いいかい、彼女を殺してしまわなきゃ……」エルサレムを訪れていたポアロが耳にした男女の囁きはやがて死海の方へ消えていった。なぜこうも犯罪を連想させるものにぶつかるのか? そんな思いが現実となったように殺人は起こった。謎に包まれた死海を舞台に、ポアロの慧眼が真実を暴く。

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死との約束 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月29日

    『ナイルに死す』に続く、エルキュール・ポアロの中東シリーズ。とある家族の不穏な人間関係が事件につながる……。

    事件が起こるまで、の第一部が面白い。前作同様、中東の旅情を背景に、独特な個性を持つキャラクターたちの人間関係的な攻防が興味を引く。第二部からはポアロの独壇場。最後の最後まで誰が犯人かわから...続きを読む

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    購入済み

    2022年02月28日

    久しぶりにクリスティーが読みたくなって購入しました。今の時代のエログロやバイオレンスの無い、上品な、しかし人の思惑や怨念のドロドロと渦巻くクリスティーワールドで大満足です。
    犯人はそうくるか!でしたし、最後はみんなが上手くいく大団円で読んでいてスッキリしました。

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    Posted by ブクログ 2021年12月09日

    クリスティー文庫17巻!
    誰もが真実を語らない。なのにその中から真実を探り出すポアロの思考に舌を巻きました
    紙に書いて色々検証するも、訳わからなくなり断念。
    クリスティの緻密な描写に毎回脱帽と尊敬の念が絶えません!
    次回のポアロのクリスマスは、打って変わって凄惨なものだそう。今から楽しみで仕方ない

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    Posted by ブクログ 2021年09月28日

    久々のクリスティ。支配的な老女が殺され、殺人が疑われる。殺人が起こるまでは丹念な老女の家族の描写が続く。
    事件が起こってからはポアロの尋問タイムの始まり。関係者の証言を組み合わせてから事件の真相を暴く。クリスティらしいミスリードで犯人らしき人が次々と変わるとても読み応えのある一冊だった。

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    Posted by ブクログ 2021年04月19日

    もし、隣の人の話がうっかり聞こえてしまったら、どうしましょう。
    まして、殺人計画の話を聞いてしまったら。


    名作が多いアガサ・クリスティーの中で、自分は知らなかった『死との約束』。
    他の本を置いてけぼりにして、買って一気に読みました。


    冒頭に、いきなり『いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年03月17日

    天才的。
    ポアロの遠回しな推理披露会も悲しい結末も不自然な謎の合理的真相も全てが天才的。
    クリスティーのいる地球でクリスティーのあとに生まれた自分に感謝する。

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    Posted by ブクログ 2021年03月16日

    心理的な分析が多く残されていて、好奇心をそそられる展開だった。登場人物が美男美女という設定もなんか嬉しい。

    ボイントン夫人からサラに向かって言われたセリフの真意が暴かれた時はドキッとした!
    伏線がかなり念密に描かれていて楽しかった。

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    Posted by ブクログ 2023年10月05日

     登場人物の魅力、キャラクター性は様々な物語になくてはならない要素だ。クリスティは描写力に定評があり、人物描写、風景描写は本当にその人達がその場所で生きている様な、そんなイメージを読者に与える。当然、時代のギャップや違和感は出てしまうが、それはあくまで古典としてのギャップであり、反対にそれらも魅力と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年11月01日

    「アガサ・クリスティ」のミステリ長篇『死との約束(原題:Appointment with Death)』を読みました。

    『ポワロの事件簿〈1〉』、『ポワロの事件簿〈2〉』、『ヘラクレスの冒険』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

    -----story-------------
    「いいかい、彼女...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年09月04日

    ボイントン夫人が家族を支配しており、その支配がとても強力な物語。流石に今の時代はこんなことはありえないと思うけど、昔はあったのだろうか?
    トリックもさることながら、ボイントン家のちょっとアカン状況も楽しませてくれる一冊でした。

    0

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