【感想・ネタバレ】ヒッコリー・ロードの殺人のレビュー

あらすじ

学生寮で次々と起きた盗難事件。変哲もない事件に思われたが、たまたま学生に探偵術講義に来ていたポアロは「すぐ警察をよんだほうがいい」と主張する。やがてポアロの予感は的中し、学生の一人が怪死を遂げてしまう。マザー・グースを口ずさむポアロが導き出した二つの事件の意外な真相とは?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人といい、事件に関連する(?)物といい、とにかくゴチャゴチャいっぱい出てきて。
そこがすごく面白かった(^^ゞ
クリスティーの晩年の小説らしいけど、その頃になると、いかに目先の変わった話を書くか?みたいに書いたのかもなぁーなんて考えるのも楽しい。


いわゆる本格ファンからはしたらトリック的にも、事件の地味さから言っても、小説的にもイマイチなんだろうけど。
自分は、こういう、一見大したことに思えないんだけど、でも、日常に紛れ込んできた違和感を探っていくと事件が露わになっていく…、みたいな話が大好きだったりする(^^ゞ
ただ、そういうタイプの話だと、即物的な犯罪の犯人より、愛憎がからんだ動機で起きた犯罪みたいにした方がよかったかなぁー。
ていうか、犯人が普段見せている顔と、実際の顔で、ちょっと無理やり感があるような?w
ゆえに、「え、犯人ソイツなの?」と、(逆にw)意外に思った反面、「ちょっとストレートすぎない?」なんて思っちゃったり(^^ゞ
ま、ストレートとはいえ、微妙に複雑に絡み合ってるんだけどさ。
ていうか、犯人が言っていたことで、「それはないんじゃない?」と感じたことが、そのまま伏線(たぶん)になっていて。
「あ、そういうこと!」と笑ってしまった。

ラストは、妙にほのぼのw
そういうお決まりもクリスティーのいいところ。

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2022年05月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ポアロの秘書のミスレモンのお姉さんが登場します。
下宿屋で起こる不思議な盗難事件。
盗難事件の解決が、殺人事件へと展開していく。

靴の紐のように、順々に事件が大事になっていく。

ポアロの推理と、警察の捜査とが、順に進んでいって、、、

オーソドックスな展開で、最終的な場面に進んでいく。

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2011年08月14日

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ポアロが全然出てこない〜泣 最後のトリックはもしかしたらそうかも?と思ったものだったけど、こんな複雑に絡み合ってるとは思わなかった。やはりアガサクリスティー天才だ。

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2025年08月27日

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学生寮で頻発する失せ物という重大事と感じるのも難しいトラブル
一見すると何か法則性が存在するかも想像できない失せ物リスト。それを丁寧に紐解いていく事で見えてくる犯人やそれ以外の者達の思惑
探偵エルキュール・ポアロが関わった事から事態が意外な展開を見せる流れはアガサ・クリスティーの巧みさを感じるね

また、本作の特徴を上げるとすれば、事件に関わる者達が殆ど学生という点。それによりクリスティー作品に多い遺産や金品を巡る争いではなく、もっと単純で若々しい若者の感性が前面に出た人間関係が事件を複雑にしているね
ただ、まあ、事件の要素を紐解いていけば最終的に別の顔を見せるのだけどね
いや、本当に学生寮の問題というスタートから意外な着地点へ至ったと感じられる終盤だったよ


一つだけ、難点というか困った点を上げるとすれば、最後まで誰が誰だか判別が付かなかった事だろうか……
ドラマ版を見てればもう少しイメージを固めた上で読めたのかな…?

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2023年04月27日

Posted by ブクログ

「アガサ・クリスティ」の長篇ミステリー『ヒッコリー・ロードの殺人(原題:Hickory Dickory Dock)』を読みました。

『終りなき夜に生れつく』、『なぜ、エヴァンスに頼まなかったのか?』、『NかMか』、『ポアロのクリスマス』に続き「アガサ・クリスティ」作品です。

-----story-------------
外国人留学生の多いロンドンの学生寮で盗難騒動が次々と起き、靴の片方や電球など他愛のないものばかりが盗まれた。
が、寮を訪れた「ポアロ」は即刻警察を呼ぶべきだと主張する。
そしてその直後、寮生の一人が謎の死を遂げる。
はたしてこれらの事件の裏には何が…マザーグースを口ずさむ「ポアロ」が名推理を披露する。
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1955年に発表された「エルキュール・ポアロ」シリーズの長篇27作目となる作品、、、

『ポアロのクリスマス』に続き「エルキュール・ポアロ」シリーズ作品です。


「ポアロ」の秘書「ミス・レモン」の姉「ハバード夫人」が管理人として雇われているヒッコリー・ロード二十六番地の学生向けの寮で盗難事件が多発、、、

盗まれたモノは靴の片方や電球など他愛のないものばかり… 「ポアロ」は、探偵の理論と方法という講演をするという理由で寮に入り込み、真相を探ろうとします。


窃盗の大半は、寮生「シーリア・オースティン」が、同じ寮生の「コリン・マックナブ」の気持ちを惹きつけるための犯行ということが判明しますが、一部の盗難について「シーリア」は犯行を否定します、、、

「シーリア」が犯行を否定した盗難に何か意味があるのでは… と推理した「ポアロ」は真相を究明しようとしますが、そんな中「シーリア」が寮でモルヒネにより毒殺され、その後、寮の経営者「ニコレティス夫人」、寮生「パトリシア・レイン」が相次いで殺害されます。


「シーリア」の犯行ではなかった盗品、、、

ずたずたに裂かれたリュックサックは密輸の道具だったり、

電球は警察の捜査時に見えにくくするための工夫だったり、

聴診器は医者になりすます小道具に使われたり、

と、それぞれ意味のある犯行だったんですね… そして、その背後には大規模な麻薬密輸が絡んでいたという展開でした。


短時間に一気に多くの登場人物が出てくるので、人物の相関関係が判りにくかったなぁ… 特に寮生たちについては、名前と人物像がなかなか一致せず、ちょっと感情移入し難かったですね。


男女の寮生による犯行… そのうちの一人は、過去に犯罪歴(家族を毒殺)があったというオチでした、、、

途中で、ある程度、犯人が想定できる展開でしたが、なかなか面白かったです。



以下、主な登場人物です。

「エルキュール・ポアロ」
 私立探偵

「ミス・レモン」
 ポアロの秘書

「ハバード夫人」
 レモンの姉。寮母

「ニコレティス夫人」
 寮の経営者

「マリア」
 ヒッコリー・ロード下宿料理人

「ジェロニモ」
 マリアの夫

「ナイジェル・チャプマン」
 歴史学専攻の学生

「レン(レオナード)・ベイトソン」
 医学生

「コリン・マックナブ」
 心理学専攻の学生

「サリー・フィンチ」
 アメリカ人の女子留学生

「ヴァレリ・ホッブハウス」
 服飾品のバイヤー

「エリザベス・ジョンストン」
 ジャマイカからの女子留学生

「パトリシア(パット)・レイン」
 考古学専攻の学生

「ジュヌビエーブ・マリコード」
 フランス人の女子留学生

「ジーン・トムリンソン」
 セント・キャザリン病院物理療法研究生

「アキボンボ」
 西アフリカ人の留学生

「シーリア・オースティン」
 セント・キャザリン病院薬剤師

「シャープ」
 ロンドン警視庁の警部

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2022年08月15日

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意外や、クリスティ作品の中では人気イマイチの一作のよう。
映像で見たのが最初でしたが、大好きな作品です。

学生寮で発生する謎の盗難事件。
盗まれたものは一見意味のないように見えるものばかりだが、有能な秘書ミス・レモンに依頼されたポアロは調査を開始してすぐに、一刻も早く警察を呼ぶことだと告げる。そこから始まる奇妙な事件・・・。

いちいち癖のある学生たちの描写はステレオタイプながらも面白い。
謎解き自体は複雑ではないですが、盗難品の繋がりを解き明かしていくところが珠玉です。

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2016年12月15日

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ポワロは、秘書の姉が勤めているある寮での
おかしな盗難について聞かされ、寮を訪れ調査に乗り出す。
一部の犯行は自分だと告白してきた寮生がいたが謎の死をとげる。
謎の死を遂げた寮生は恋に一直線で賢くない人で、
この人を利用した犯人がもつ狡猾かつ残虐な性格と、
及び一連の盗難における真の目的が、ポワロの手であきらかになっていく。

寮生が大勢いるが、彼らの名前と専攻(職業)と
相互の関係を、正確に把握しながら読まないとついていけなくなる。

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2010年10月17日

Posted by ブクログ

ミステリーとしてというより、学生の日常を綴った小説として楽しくて好きなのです。

もう一回学生に戻ってみたいなあ! で、今度は寮生活する。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじに「マザーグース」の文字があったからちょっと敬遠してたけど読んでみたら全然知らなくても大丈夫でよかった

一回着地する間違った推理から真相への反転がいつもながらおもしろい
今回は犯人が比較的描写多めで察しやすかったかも
登場人物が多くてちょっと覚えづらいのが難点 一気に読んだ方がいい

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2025年06月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

不思議な盗難事件の裏にあるのは?

学生寮で盗難騒ぎが起こる。寮母から話を聞いてやってきたポアロは学生たちと話をする。盗難事件の犯人がわかったところで、その盗みをしていたと告白した娘が死んだ。

登場人物が多い。覚えられなくても問題はないが。皆が秘密を隠し持っている。今回の舞台は留学生もいる学生寮だが、ここもある意味ではその人の名乗っている名前が本名なのかわからない場所だろう。それにしても犯罪学の講演で殺人を未然に防ぐ話をしていたのに、亡くなった人が複数出るとは。

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2025年03月03日

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1955年発表。エルキュール・ポワロシリーズ第26作。学生寮で頻発する奇妙な盗難事件が発端。盗難とその後に起こる大事件とのミッシングリンクを探す楽しみはある。一方で、犯罪の質や犯人もより現代的になるのに加え、ポワロ自身も過去の遺物となりつつあるように思え、少し悲しくもなる。ミス・レモンファンは必見。

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2024年09月29日

Posted by ブクログ

ポアロもの。

ポアロの秘書ミス・レモンの姉であるハバード夫人が寮母を務める学生寮で、盗難騒動が次々と発生。
件の寮を訪れたポアロは、学生たちの前で警察を呼ぶべきだと主張します。
そしてその直後、盗難の一部は自分がした旨を打ち明けた寮生が謎の死を遂げてしまい・・・。

今回の舞台は外国人留学生の多い学生寮(学生だけでなく社会人も寄宿)ということもあって、登場人物が多く、誰が誰なのかを一致させる為、冒頭の登場人物一覧をいつも以上に行ったり来たりしながら読みました。
多種多様な寮生というだけでも大変なのに、寮の経営者・ニコレティス夫人は異常にヒステリックだわ、料理人のイタリア人夫婦もイマイチ鈍いわで、唯一まともなハバード夫人の激務っぷりに同情しつつ、試しに妹のミス・レモンに“一日寮母”をさせたらどうなるのかな・・なんて思ってしまいました(特にミス・レモンVSニコレティス夫人は見てみたいかもw)。
で、盗品&破損品と人物を結びつけたり、寮生たちの関係性を洗ったりしていくうちに、第二第三の殺人が起こり、さらには思わぬ組織犯罪が浮かび上がってくる展開です。
今回もポアロは“いい仕事”をしてくれるのですが、いつもに比べて前面に出てこず、“整理と紐づけ作業”に徹している印象です。
そして一緒に捜査をするシャープ警部も、ニコレティス夫人にブチギレされながらも、辛抱強く関係者たちへのヒアリングをしたりと地道に頑張っておりました。
余談ですが、西アフリカ人のアキボンボ君の「(被害者が殺されたのは)部族間の血の恨みだったのでは・・」という証言には、“大喜利の回答か!”とツッコミたくなりました・・勿論、彼は大真面目なんですけどねw

犯人に関しては、“一周廻ってそこですか!”という感じでしたが、“あの人”と“あの人”が母娘だったというのは驚きで、見抜いたポアロは流石です。
事件解決後は、急にカップルが誕生するなどほっこりしたラストで、ミス・レモンもノーミスになり、めでたしめでたしでございました。

ところで、前述したようにこの話には多種多様な人種のキャラが登場するのですが、今だったらポリコレ的にマズイんでねーの?という程差別表現満載で、これも時代なんかなー・・と思った次第です~。

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2024年05月16日

Posted by ブクログ

スーシェ版ポワロさんに合わせて手に取りました。
しばらくはドラマのエピソードに先駆けて読むタイトルが決まりそうですが……この次は『ゴルフ場殺人事件』。じゃあいいか笑。そしてその次が『もの言えぬ証人』。おおこれは気になります。

さて今作は、ポワロさんの優秀な秘書ミス・レモンが仕事上のミスを犯すところから始まります。
それにしても、ドラマ版ではあんなにチャーミングなミス・レモンですが、原作では「実務的な観点から見れば、彼女は女ではなくて、機械だった――完璧な秘書だった」と表現されているのがちょっと面白い。良い改変だ。

そんなミス・レモンの気が散ってしまっていたのは、お姉さんの悩み事のせい。
ということで、彼女が管理を任されている学生寮が今作の舞台となります。
「学生寮」といっても、暮らしているのは学生だけでなく社会人も。様々な国籍の人物が出てくるので、当時のアメリカやアフリカの人々がどう見られていたかも垣間見られて興味深いです。
いつものごとく、国籍と専門(職業)と性格を一致させるのに苦労したのですが……今回それより気になったのがポワロさんの口調!
年配の訳者さんだったので予想はしていましたが、ミス・レモンや学生相手に「あんた」と呼びかけるのはなんだかなんだか〜!ドラマではどんな表現になっているのか、よくチェックしたいと思います。

そんな引っ掛かりはありつつも、中盤からするするとページを繰る手が進んでしまうのはやっぱりいつものクリスティー。
「いかにも怪しい人物はシロ」「いかにも怪しい人物がクロ」、両方のパターンがありますがさて今作は。私は裏をかいて見破れませんでした笑。
たくさんの人物が出てきますが、読み終える頃にはすっかり認識できるのがクリスティー作品のすごさですよね。アキボンボ、いいひとだなぁ。

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2024年03月13日

Posted by ブクログ

ロンドンの学生寮で起こる盗難騒動。
盗まれたものは靴の片方、電球、聴診器、リュックサックといった他愛のないものばかりで、まるで一貫性がない。
個性豊かな寮生達の言動も怪しく、そのうちの一人は謎の死を遂げる。
この二つの出来事の繋がりに気づけるかどうか。
それが事件解決の鍵だった。

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2023年12月25日

Posted by ブクログ

学生寮で起こる盗難事件。そこから起こった連続殺人事件。盗難事件と殺人事件は繋がっているのか。学生の名前が誰が誰だか分からんくなる!!

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2023年08月07日

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ロンドンの学生寮で謎の盗難事件が起こる。それはほんの些細なことだと思われたが、ポアロは違った。そして事件が起き・・・。一見わけのわからない盗難事件から推理を進めるポアロに心踊らされた。クリスティの隠れた名作。

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2023年08月04日

Posted by ブクログ

学生寮で働くハバート夫人から、寮で頻出する盗難事件の相談を受けたポアロ。ほどなく寮生の一人が名乗りでるが、皆の前で罪を告白した翌日にモルヒネを飲んで死んでいるのが発見される。連続盗難事件のなかで彼女が「自分のしわざではない」と否定したいくつかの品が謎を解くカギになるとポアロは捜査をはじめる。


民というか留学生に対する世間のイメージがテーマになっていて、誇張されたキャラクターがたくさんでてくる。でもクリスティはセリフから性格を読み取らせるのが抜群にうまいので、自然と寮生たちのキャラをおぼえてしまうのがテクニシャンだ。学生同士の会話が昔の少女漫画のようだった。

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2023年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

毎回クリスティーには翻弄さっぱなしだが、今回は登場人物が多く人間関係も複雑、さらに紛失物も多い。読み終えて、多分6割くらいの理解だったのでフラストレーションがたまる。こういう時はネタバレを読んで理解するのだが、複雑すぎて感動はできなかった。確かに紛失物をより分け、誰が盗んだのかを理解すると、なるほど~とはなるが。。。犯人当てよいうよりは、複雑で絡み合った糸をほどいていく作業。自分は後手後手に回ってしまう。犯人を当てられないようにストーリーを組んでいるのか、犯人当ての楽しみが薄くなったかな?表紙絵が全て。③

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2023年02月19日

Posted by ブクログ

アガサクリスティー。ポアロシリーズ。
学生寮で盗難事件が相次ぎ、その後寮生が殺される。
ストーリーはポアロよりもシャープ刑事がメインで追っていき出番が少なく感じた、また寮生が次々と登場し、事件についての情報を小出しにだしていくので、事件を頭の中で組み立てにくく感じた

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2022年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ほとんど手慰みのつもりで読んでいたのが、いつの間にか物語に引き込まれるパターン。アガサ・クリスティー読んでるといつもこうなる。さすがミステリーの女王!って毎回思う。

学生寮の小さな窃盗事件が殺人に繋がり、どうせ人間関係のいざこざなんでしょって思ってたら、まさかの麻薬や宝石の密輸組織に繋がるというスケールのデカさ。ポアロの推理や警察の捜査の仕方は、いやそれでええんかい!みたいなとこあるけど、まあミステリーって大体そういうもん。それより隙のない物語のプロットの立て方に感心。これぞ王道。そして質の良い王道は当たり前に面白い。

何作か読んでるけど、有名なのもそうじゃないのも安定して楽しめるっていうのは本当に凄いことだと思う。当時のファンの熱狂ぶりが窺えるな。ファンじゃなくても全作読破してみたいと思わせるんだから相当な魅力です。また手が空いたときに読む。

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2021年11月12日

Posted by ブクログ

読み進むにつれてだんだん登場人物の人間関係が分かってくる。各章の終わりにその時点での人間関係図なんかがあれば理解しやすいのにと思う。犯人にも被害者にもなりうる同列の登場人物が多いので、こんがらかる。淡々と進んでいく展開に若干の物足さを感じる。

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2020年05月27日

Posted by ブクログ

クリスティ完全攻略で星1だったので、覚悟して読んだが意外にも?楽しめた。

確かに犯罪小説やトリックという面から見ると評価は下がるのかもしれないが、ドラマとしては普通に面白い。トリックも小粒ながら、お得意の本筋をカモフラージュする細かいネタとの組み合わせでどんどん読み進められる。

ドラマと思って読めば十分に楽しめます!

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2020年05月03日

Posted by ブクログ

学生寮で起きた盗難事件に端を発した死亡事件をポワロが解決する。

長編であるものの、人物描写があまりなく淡々と事件が進んでいき短編を読んでいる印象。
犯人やトリックを含めて、理解はできるもののあまり納得はできず。

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2017年12月14日

Posted by ブクログ

ポワロの口調がイメージと違った。

話としては面白い。盗品から殺人事件が起こり、事件は複雑な様相を呈する。絡み合った糸が解けて単純明快になるのは痛快。

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2016年07月04日

Posted by ブクログ

ポワロシリーズはほとんど面白いのだが、今回は★3つだ。
まどろっこしくて、退屈な中身だったように思うし、ポワロ独特な翻訳じゃなかったからかもしれない。

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2015年06月24日

Posted by ブクログ

原題"Hickory Dickory Dock"。
学生寮で起こった盗難事件を発端に、
自殺に見せかけた殺人事件が起こる。

女史の他作品と比べるといまいちな感想。
導入は良いと感じるが、淡々と進んで終わった感じが。
盛り上がりに欠けたというのだろうか。

本書とは直接関係ないが
解説というのであれば作品の解説をしてほしい。

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2014年10月01日

Posted by ブクログ

ポワロ作品

【ストーリー】
ヒッコリーロードにある学生寮で盗難事件が多発しているとの相談を受け、寮に赴いたポワロは直ぐに警察に相談するよう助言する。ほどなく、実行犯が名乗り出て事件は解決の兆しをみせたが、翌日その人物が殺されてしまう。

【感想】
色んな学生が出てきて、人物像を把握する前に話が展開するため、他のポワロ作品に比べて理解がし難かった。また、一人一人に状況をじっくり語らせるよりも、その場に居合わせた人物が断片的に情報をもたらす場面の方が多く、推理を組み立てづらかった。事件の背景描写は軽めで、ポワロ作品にしては重厚さが物足りないかも。

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2013年05月05日

Posted by ブクログ

読むのは二回目。登場人物が多くて誰が誰か中盤ごろまで分からず。以前読んだ時はあっけなさと後味悪さが印象に残ったが今回もやはりそういう感じだった。

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2012年06月17日

Posted by ブクログ

学生寮での不思議な盗難をきっかけにポアロが動き出す…
確かに面白かったけど、意外性に欠けるように感じた。

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2011年01月25日

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