アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • カーテン

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    仕掛けが何重にも施されているにもかかわらず、矛盾のないストーリー展開が続くのは見事です。
    さすがクリスティ。
    最初にポアロの物語が始まったところでポアロの物語が幕を閉じます。
    改めてポアロものを読んでみたくなる一冊です。

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    2026年02月09日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    ネタバレ

    やはりクリスティ作品は面白い。本作、小学生の時に子供向けシリーズで読んだ時はそこまで好きじゃなかったんだけど、フルで読むと最高!
    クリスティの叙述トリックミステリーではないのに叙述トリック的な本格ミステリーは読み応えがある。
    ジェーンは幸せになって欲しいですね!

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    2026年02月08日
  • そして誰もいなくなった

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    初アガサ・クリスティでしたが、翻訳本あるあるの読みにくさは全くなく、真ん中を過ぎてから読み終わるまではあっという間でした。
    シンプルなストーリーなので読みやすく、謎解きもしっかり理解できる構成なのでオススメの本です

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    2026年02月08日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ポアロシリーズ第二作。
    前作に比べると倫理観の危うさはかなり落ち着いたものの、ヘイスティングズの暴走ぶりは増してた(笑)
    今回は最終的にそこに救われる展開があったから、前作より受け入れやすかった。
    反してポアロはやはり常に冷静沈着、暴走するヘイスティングズにも寛容だが、救いようのない本物の悪は断固として許さないという強い正義感を示していて、カッコよかった!
    ストーリーは最後の最後まで結末がわからない。
    けれど最終的に大団円で終わり、という前作に引き続きスッキリした読後感でした。
    だからこそポアロワールドをもっと楽しみたくて続きに手を伸ばすのを止められない〜

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    2026年02月08日
  • ABC殺人事件

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    ネタバレ

    途中までは犯人の名前が出ているけど真犯人を見つける話だと思っていたのに、後半になるにつれホワイダニットの話かと思うようになっていました。ホワイダニットとして面白い話だなと考えていたら、やっぱり真犯人を見つけるって、いい意味で手のひらの上で転がされた気分。

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    2026年02月07日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    再読。
    初期ヘイスティングスこんな人だったっけ?とびっくりした。
    当時あるあるだったんだろうけど、裕福な人や良家の人はまともっていう階級意識、綺麗な人は犯罪と無縁という女性観、正義よりも感情を優先させる倫理観…
    だからこそ、ポアロの一貫した礼節を重んじるダンディズムと冷静さが際立って楽しかった。

    シリーズどこまで読んだか忘れて初めから読み直そうと思って読んだ感想で、ヘイスティングスの印象は変わっていくこと、おそらく当時よくいた男性像を表す役割だったんだろうということは理解してる。
    凸凹コンビだからこそ楽しいというのもあるし、この後のヘイスティングスはポアロを立てる愛嬌のある友人という無難な位

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    2026年02月07日
  • そして誰もいなくなった

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    確か読んだのは中学生の時だった…はず。レベル7やはてしない物語など、たくさん本持ってるみやこちゃんに借りた、みやこちゃん感謝。すっごい衝撃だったし、当然のように仲間内でマザーグースが流行り、当然のように講談社文庫のマザーグースを1冊ずつ買った、あるあるだな笑

    大筋は記憶の通りだった、けど見えるものは中学生の時とはちがった。
    あーっなに、コナンみたいなのでいいんだ!とかえええ、そうだっけ?ええ、それアリなんや!などなど…当時はアガサクリスティの作品群、評価は賛否両論だったと聞いたことがあるけど、確かにそうかもなと思った。解説で書かれていた通りで、書き手は読み手にヒント与える気などはさらさらない

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    2026年02月06日
  • バートラム・ホテルにて

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    ブラウンズホテルに行ったので、あぁあの素敵な空間はずっと昔からあったのね。という感じ。ミステリー読まないけどこれは好き。

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    2026年02月05日
  • 茶色の服の男

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    アガサ・クリスティ長編第四作
    主人公はアン・ベディングフェルド。
    雰囲気はトミー&タペンスの『秘密機関』に近い
    本格ミステリというよりは冒険小説に近い。
    物語は基本的にアンの一人称で語られる。
    アンという乙女になりきって読むべし。
    後年に通じるトリックなどの片鱗が見える。

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    2026年01月31日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    ロンドン郊外の街で起きた資産家の殺人事件の話


    犯人は、語り手の医師。
    医師の自筆の記録という体の小説のため、巧妙に犯人の行動が見えにくくなっている。(しかし、よく読むとちゃんと医師が犯人だと分かる文章があるのは見事)

    読みながらひっかかった部分が伏線だったので、気付けたことが少し嬉しかった。

    イギリス人らしい皮肉まみれで楽しい。
    作中で麻雀をする場面があり、イギリスの田舎にも麻雀が普及しているのは意外だった。

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    2026年01月30日
  • そして誰もいなくなった

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    ネタバレ

    アガサ・クリスティー没後50年ということで、学生時代に読んで以来、数十年ぶりの再読。
    説明不要の傑作はいつ読んでも色褪せることがないね…

    ラストの告白文については、その存在についても何も覚えていなかった。
    あんなに詳細な犯行の説明あったっけ?霧が晴れてスッキリしたような、ずっと霧の中にいたかったような複雑な気持ちになった。

    あと、「十角館の殺人」はほんとにこの小説をめちゃくちゃオマージュしてるんだなーっていうのを改めて実感した。

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    2026年01月28日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    ネタバレ

    クリスティのミス・マープルシリーズ第六弾。全部で十二作の長編があり、ようやく半分。

    実業家のレックスが毒殺される。そのポケットにはライ麦が入っていた。家族の中に犯人がいると疑い捜査を続ける警察だったが、第二の死体が発見され。。。

    解説や書評にもあるとおり、マープルの印象をガラッと変える作品。というのも、これまでの五作は安楽椅子探偵の女性代表というイメージだったが、今作では怒りを持って事件に首を突っ込んでいく姿が描かれるから。出番自体はこれまで同様そこまで多くはないが…

    事件は、いわゆる見立て殺人。トリック的にはそこまで大きくないが手堅い。何よりもラストの余韻が非常に良く、今のところマープ

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    2026年01月27日
  • ゼロ時間へ

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    ネタバレ

    久しぶりにクリスティー。舞台はイングランドの別荘ガルズポイント。裕福で支配的な未亡人トレシリアンの屋敷に、甥ネヴィル、元妻オードリー、新妻ケイが集い、意図的に不快な三角関係が作られる。本作は論理のミステリとしては脆弱で、心理劇としての誇張が目立つ。一方で、感情の力学を描く点では鋭い。バトル警部は「最も安全な位置」にいながら「他人に疑いを向ける状況」を設計した人物に辿り着くが、謎解きの核心に据えられた自己犠牲は、結果的に犯人の計画を完成させてしまう。そこに心理的必然性の過剰さを感じた。評価は分かれそう。⑤

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    2026年01月24日
  • カリブ海の秘密

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    マープルシリーズ長編9作目。甥の計らいで西インド諸島に療養にやってきたマープル。これまでは基本的に警察の協力者というポジションだったマープルだけど、今回は同じホテルの宿泊客の死に不審な点を感じて、自ら捜査に乗り出すという展開で新鮮だった。

    ポアロは名探偵という肩書と自分で動き回れる体力があるけど、マープルは高齢かつ一般人なので肩書も権威も体力もない。そこをカバーするために警察に協力する形をとったり、他に協力者を得たりするスタイルで、そういうところもマープルの面白さだと思う。

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    2026年01月23日
  • そして誰もいなくなった

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    何度目かの再読のはず....なのですが、細かなお話を覚えておらず、めちゃくちゃ新鮮な気持ちで読みました。
    いやー、面白かった。今から90年近く前に書かれた本だとは思えないです。あっという間に心が孤島に連れていかれました。

    アガサ・クリスティの他の本もぜひ読んでみようと思います。名作は何年経っても色褪せないのですね。脱帽。

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    2026年01月22日
  • 秘密機関

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    だーまーさーれーたー!
    最後の最後まで作者のミスリードに引っかかってブラウンだと思い込まされていた
    スタイルズ荘の次が今作とは恐れ入る
    流石ミステリの女王

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    2026年01月22日
  • ポアロのクリスマス〔新訳版〕

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    ネタバレ

    面白かったー。でも人が多い! 皆んなが「リー」なので毎度名前が出てくるたびに登場人物リストを見ていた。
    スティーヴン・ファーの正体は薄々分かった、けどシメオンじゃなくてハリーの子供かと思っていた笑
    ピラールは予想外、でも確かに最初からずっと言っていたなと思い直す。
    真犯人は、いやはやそっちかー。
    トリックは後書き通り奇想天外かもしれないけど、見事に全ての情報が提示された状態での結末だったので、さすがクリスティだなと唸った。
    「そして誰もいなくなった」レベルに予想を裏切られた作品。結構好きかも。登場人物は多すぎるけどな!
    結末として、みんなそれなりに幸せになったみたいで良かったとも思える。

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    2026年01月18日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    古典ミステリーだと思い侮っていましたが、めちゃくちゃ面白かったです!
    語り部が犯人という設定自体は今でこそありがちかもしれませんが、100年も前だとかなりセンセーショナルだったのではないでしょうか。

    最後、ポアロが自殺教唆的な発言をしていたのには驚きました。まだポアロシリーズは2作目ですがポアロってそんなキャラ、、?

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    2026年01月17日
  • 愛の旋律

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    読み終わった後の感慨がすごくて戸惑っている。
    何箇所か読み直したりしている。

    原題は GIANT’S BREAD (巨人の糧)、邦題は 愛の旋律。読んだ感想としては、巨人の糧のほうがしっくりくる。愛の旋律が想像させる、優しい愛の物語ではない。

    主人公ヴァーノンにまつわる2人の女性が出てくるが、私はジェーンというキャクターが本当に好きになってしまっている!しっかり自分の人生を生きてきた、1人でも生きていける強い女性。依存的ではないし、愛を与えて、尽きない。
    もう一方のネルは、美人さんな上にネルなりに頑張っていて素敵。でもジェーンとは質が違う。ヴァーノンが救うのは最後にはネルで。でもそのために

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    2026年01月15日
  • パディントン発4時50分

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    友人ミス・マープルに会うためにパディントン駅発4時50分の列車に乗ったマギリカディ夫人は、並走する後発列車の個室で男が女を絞め殺す場面を目撃する。
    ミス・マープルとマギリカディ夫人は警察に経緯を話すが、女性の死体はどこにも見つからなかったと言われる。
    ミス・マープルはマギリカディ夫人の話を信じて自ら調べることにした。おそらく死体は列車から投げ落としてあとから片付けたのだろう。そしてその条件に合う地点をクラッケンソープ家が所有するラザフォード・ホールと推測する。
    まずは死体を発見しなければ。だが年寄りのミス・マープルには自ら捜査することはできない。そこで旧知の敏腕家政婦のルーシー・アイルズバロウ

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    2026年01月14日