アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    改訳新版が出たので久しぶりに再読(というのかな?)最初はちょっと読みにくいなと思いましたが、そのまま一気に読んでしまう面白さでした。やっぱり色褪せない不朽の名作。

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    2026年03月20日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    犯人の手記という形をとることで、ラストにこれまで読んできた無味乾燥で冷めた文章が、殺人者の冷酷な目線という印象にガラリと変わり、アクロイド殺しという作品自体が、シェパードの人格の結晶になる。ゾッとする裏切り。それでいてキャロラインとシェパード姉弟の切なさまで感じさせる。
    何度読んでも面白い

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    2026年03月19日
  • もの言えぬ証人

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    ネタバレ

    翻訳が珍しい感じだった。内容としては、まぁ面白いかな。犯人の顛末が少し拍子抜けしたけど、ある意味で依頼人の願いを完遂したということだろう。
    しかし、昔から思っていたけど、ヘイスティングズが面倒臭さい男だの。
    それにしても、子供たちはどこに行ったんだろう…「信頼している男の使い」が連れて行ったってことは、ポワロが確保したってことかな?

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    2026年03月17日
  • おしどり探偵

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    相変わらずトミーとタペンスの軽快なやりとりとテンポ良く進むストーリーが読んでいて気持ちがいい
    間違ってもこの二人に「アクロイド殺し」のような本格推理小説を期待してはいけない
    それにしても作中で名前が出た作家と探偵が多いこと

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    2026年03月10日
  • 動く指

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    ミス・マープルが全然登場しないのに、終始面白いのは、登場するキャラクター達が楽しいから。(古い作品ながら、こういう人物いるよな…何て思わされる。)
    彼女の名作の中でも、かなり好きな作品だった。

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    2026年03月08日
  • 青列車の秘密

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    「アクロイド殺し」を除きこれまでポアロ長編作品はアーサー・ヘイスティングス大尉の視点で描かれてきたが今作ははじめて三人称で描写されている
    アガサは今作ではヘイスティングス大尉を再びクビにしたらしくポアロのセリフで一二度名前が出たきりである
    重要なのは今作の登場人物の一人キャサリン・グレーである
    彼女はちょっとした遺産を相続したことで舞台となる列車ブルー・トレインに乗りこの列車で殺人事件が起きる
    個人的に注目する理由は彼女がセント・メアリ・ミード村の住人ということだ
    セント・メアリ・ミード村である。
    大事なことなので2回書いた
    セント・メアリ・ミード村といえばミス・マープルが住んでいる村だ。

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    2026年03月06日
  • ビッグ4

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    今作はクリスティ作品の中では評価が低い
    要因は幾つか考えられるが、
    個人的には「アクロイド殺し」の次の長編なので期待値が高すぎたのでは?と考える
    前作「アクロイド殺し」出版後から今作が出版された1927年までにアガサ・クリスティにとって心労が重なる出来事があったのも要因の一つだろう
    最初の夫アーチボルト・クリスティ大佐の不倫と離婚問題、その後の失踪からしても今作を書いた当時アガサは一種のスランプ状態だったのではないか?
    そんな彼女に義兄キャンベル・クリスティが「短編をまとめて出版してみれば?」というアドバイスをして今作は書かれた。
    後年アガサが述べているが、ポアロは短編よりも長編向きた。
    そし

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    2026年03月04日
  • NかMか

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    積ん読解消➀
    大戦中の諜報員の話とあり、あまり読んだことのないテーマだったが、読んでいる間ずっと引き込まれて夢中で読めた。
    戦争で人間が忘れてはいけない想いについて語られるセリフに胸を打たれた。
    出てくる色々な人物とのやり取りも興味深く、トミーとタペンスの頭の回転の速さに感心しながら読んだ。
    後半の伏線回収が見事でなるほど!となった。

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    2026年03月04日
  • アクロイド殺し

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     やっぱりアガサクリスティーは止まらなくなる。
     移動時間や空港の長い待ち時間もドキドキワクワクしながらあっという間に過ぎてしまう。
     最高。

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    2026年03月03日
  • アクロイド殺し

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    アガサ・クリスティの作品の中でも傑作と名高い一作 
    あまりに有名なのでストーリーやトリックはネタバレした状態で読んだ
    1920年に「スタイルズ荘の怪事件」でデビューした作者は
    1926年に出版された今作で英国ミステリ作家としての地位を確たるものにした
    2026年は今作が出版されてから100年の節目に当たる
    100年経っても全く色褪せない
    当時から肯定派と否定派をはじめ大論争を巻き起こしているのも当然である
    我らが愛するアーサー・ヘイスティングズ大尉は今作では登場しない
    代わりにジェイムズ・シェパード医師が登場し彼の書いた手記という体裁で今作は進む
    そして作中でもそれは明記されポアロも作中で読ん

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    2026年03月02日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    10年近く前に「バーナード嬢曰く」で取り上げられていて、その時に気になってすぐに購入して、10年近く積読になっていた本をようやく読み始めて一気に読んだ

    うわ、この不遜さは自分かもしれない・・・痛々しい気持ちで読み進める
    自分はみんなに嫌われているかもしれないと思ってるとむしろ自分を正当化したくなるんだろうなぁ

    バクダットからテル・アブ・ハミド(テルアビブのことか?)→アレッポへとタクシーと汽車で移動 その後にヨーロッパに入って・・・そっか、第二次対戦前はイスラエルやシリアはイギリス領だった? あれ?バグダッド→イスタンブール→ベルリンを鉄道で結ぶ3B政策はドイツの政策だっけ? 待っていた汽

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    2026年03月01日
  • 春にして君を離れ

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    解説の栗本薫の文章が「『春をして君を離れ』は哀しい本だ」と始まったことに、ひどく感動した。
    この作品を読みながら、私は「哀しい」と考えていた。ジョーンスカダモアが「可哀想」だとか「いらいらする」とか夫のロドニーが「気の毒」だとかそういうものではなく、作品全体に対して「哀しい」と明確に思った。それは私もまた栗本薫と同じように、ジョーンを連想させる家族がいるからだろう。
    母が「読み終わったら貸して」と言っている。それを少し躊躇う自分と読み終わった後の母を期待する自分がいる。

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    2026年02月28日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    とにかく怖い。自分の中にもジョーン・スカダモアがいるのではないか。すでに誰かにとってのジョーンなのではないか。夫であるロドニーの評価は分かれるところだと思うが、個人的には嫌な奴と切り捨てきれない部分があった。「結婚は連帯の意図の表明であり、不測の事態が起こった時も、相手を見捨てない契約」という覚悟を貫いているようにも思えたが、結局のところ、ロドニーもジョーンと同じように、自己満足に陥っているだけなんだろうな。ありのままの現実と向き合うレスリーの姿が、ロドニーの弱さを浮き彫りにしていると感じた。現実を直視し分かち合う勇気を持てないことを、優しさなどという美辞麗句で飾って済ませてはいけない、と突き

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    2026年02月25日
  • スリーピング・マーダー

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    ネタバレ

    やはりミス・マープルはクリスティに愛されていたよう。

    同時期に書かれたポワロの最終作同様、作品全体は不穏で落ち着かない雰囲気が貫かれているけれど、こちらはまだまだ元気に活躍してくれるのではという想像の余地を残してくれている。

    謎を追う主人公に危害が及ばないように自主的に庭で張り込み(おせっかいから庭の手入れをするおばあさんに擬態)をしているのもさりげなくキュート。
    最終作の位置付けの割に主役では無く登場も少なめなのがやや物足りないけれど、若い主人公に言葉を額面通りに受け取ることの危険を指摘し、指南役としてきらりと光る存在感を残している。
    真実に向かって誘導していくマープルから読み手も一緒に

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    2026年02月24日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    細かく散りばめられていた様々な描写が真相に繋がる終盤の謎解きが気持ちいい

    犯人には驚いた のほほんとした気分で読んでいた姉弟の描写が最後にはとても切なく思い出される こんな気持ちにさせられるとは

    面白かったです

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    2026年02月24日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    噂に違わぬど傑作。
    ミステリ作品の技法として、当時の読者からすると、かなり先進的、なんなら反則スレスレぐらいに感じたんだろうなと思う。しかし、そのグレーなラインこそが当時の読者を魅了し、よりクリスティー作品に引き込んでいったんだと考えられる。
    そんな擦られまくった技法の作品を今読んでも面白いと感じれるのは、やはり、「ポアロの魅力」と「圧倒的構成力」だと感じた。
    過去に数作『ポアロ』シリーズを読んだが、最初の頃は「理屈っぽいウザいオジサン」的な印象が強かったが、このシリーズを読めば読むほどポアロの理屈っぽさが論理的な推理を生み出し、その度に脳に強い刺激を受けていることに気付いた。今作も終盤の推理

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    2026年02月24日
  • 終りなき夜に生れつく

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    ネタバレ

    最初から最後までまさに信用できない語り手である。日記のように淡々としており、気味悪さと平和な日常感が並行しており、ずっと晴れない靄の中を過ごしているように続く。最後はある意味どんどん小説の色が鮮やかになり、衝撃が待っている。この手法や展開を他のクリスティーで読んだことはあるがこの小説のスピード感はピカイチだ。ポワロもマープルも登場しないのに。こちらを星5でお勧めしたいが、個人的にはある程度過去にクリスティーを読んだことがある人にぜひ読んでもらい、スピード感を味わって欲しい。

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    2026年02月21日
  • 死への旅

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    ネタバレ

    クリスティのミステリー物を読んだのは初めてかもしれない。恋愛的なエッセンスが入っているのは、クリスティならではって感じがする。ヒラリーが幸せになれるのなら良いんだけど、旦那さんとの離婚どうするのか気になる。きっとアンドルーとアメリカに行くんだろうけども。
    最後まで読んで最初に戻って、ああこの人がコレね、ってなるのは相変わらず楽しい。

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    2026年02月21日
  • 春にして君を離れ

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    実ある心の婚姻に、許すまじ、邪魔だては。
    世は移り、人は変われど、まことの恋は
    摘まれて朽つる花のごとく
    はかなきものにあらざれば。
    そはさながら天の一角に
    嵐を下に見て、巌としてゆるがざる、
    かの不動の星、荒波に揉まるる小舟の
    変わりなき道しるべ、
    いと高く輝きて、限りなきものを内に秘む。
    まことの恋、そは時の道化にあらず
    よし、あえかな唇、ばらのかんばせは、
    時の利鎌の一振りにうつろうとも
    恋はかりそめならずして
    世のきわみまで恋うるなり。
    変わらぬ恋は世になしと証しさるれば
    わがすべての詩はむなしく
    およそ人のすべての愛もまたむなし。
    ──ウィリアム・シェイクスピア「ソネット116」

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    2026年02月21日
  • オリエント急行の殺人

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    まさかのラストに驚かされた。読み進めながら犯人を推理していたものの、まったく見当がつかなかった。途中証言が追加されていった時、「こんな偶然が重なるものか?」と疑問に思っていた点が、最後に一気に解き明かされ、思わず感嘆してしまった。
    乗客にはさまざまな国籍の人物が登場し、人物関係の把握に少し苦労したが、途中に証言のまとめが挟まれていたおかげで理解しやすかった。非常に有名な作品だったが、この結末を知らないまま読めたことが嬉しかった。

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    2026年02月19日