アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • アクロイド殺し

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    ミステリーでドラマティックでエンタメ。特に、推理のシーンに関しては、舞台を整えて、雰囲気を作って……と、ミステリードラマのような……映像的な盛り上がりがある。容疑者たちに緊張が走る、その空気を感じるようだ。
    言葉遣いに「ん?」という違和感はあったが、たぶんそもそもの原稿が読みやすくて面白いのだろう、読み切らされてしまった(笑)
    ああ、そして、ポアロが好きになってしまった。この小柄なベルギー人はキャラクターがしっかり立っていて、人をよく見ており、ちょっとお茶目だ。そして、何を考えているかは道中全然教えてくれないが、時に人を後押しし、口を閉じるべき時を知っている。
    彼を信頼する一方で、私は犯人であ

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    2026年08月01日
  • 鏡は横にひび割れて

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    ホワイダニットミステリー。ミスマープルはいつもハッとするほど人間模様が面白い。まさに「ときほぐし」を見ているようで、こんな複雑に絡み合って犯罪の動機もわからず、有象無象に見える中で、最後に行き着く先の真相は、パズルのピースがハマったよう、といえる。ラストシーンの、ランスロットに例えられた愛の深いぶおとこと、シャロット姫のように眠るマリーナ・グレッグ。ミスマープルはまるで良き魔法使いのよう。

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    2026年08月01日
  • 七つの時計

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    アガサクリスティ大好き!
    毎回必ず騙されます(笑)
    今回も、うそーん!な感じで面白かったです!
    アガサクリスティほぼほぼ全部読んだつもりだったのですが、まだ読んだことないのが発見できて嬉しい!
    たまたま丸善で発見!
    これを機にアガサの他の作品見直してみたら…

    内容びっくりするくらい覚えてないのが多数…

    もう一回読み直すとしましょうか!それも楽しみが増えて嬉しいかも?!


    記憶力!!!(爆)

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    2026年07月30日
  • ナイルに死す〔新訳版〕

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    ポアロものでは、やはり旅をテーマにしたミステリーが面白い。なかでもこの作品は異国情緒もたっぷりで楽しい。複雑に絡み合った案件をポアロが論理的に見事に解きほぐしていくプロセスが圧巻。でも、アガサ・クリスティーものを読み込んできたおかげか、いやたまたまか、今回はかなり初めの段階でピンときた。

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    2026年07月27日
  • アクロイド殺し

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    推理小説が好きでした。この作品を読んでから、良くも悪くも数年間本を読めなくなりました。
    今年で発表から100年なんですね。
    ぜひ一人でも多くの方に、イギリスのおばちゃんが100年前に書いた本で、めちゃくちゃに引っ掻き回される体験をして欲しいです!

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    2026年07月27日
  • ABC殺人事件

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    ネタバレ

    長年積読にしてましたが、じっくり読めて良かったです。
    木を隠すなら森の中、殺人を隠すなら殺人の中。そして小説自体のもう一つの側面。
    真相が明かされるまで、あらゆる可能性(いわゆる禁じ手も含め)を想像しながら読めるのがクリスティ作品の醍醐味だと思います。
    今回もいろんな可能性を考えながら、あと少しで真実に辿り着けなかったところも含めて満足です。

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    2026年07月26日
  • カーテン

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    ネタバレ

    ポアロ最後の事件。
    最初からポアロが年老いて病気になっていたり、ヘイスティングズも気持ちが沈んでて読んでて辛かった。

    これほど許せない犯人はいなかっただろう。
    証拠がなければ何の罪にも問われない。
    正しいのか正しくないのかこれは答えは一生分からない。

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    2026年07月26日
  • 火曜クラブ

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    ミスマープルの活躍を描いた13の短編
    マープルの甥の提案によって始まった謎解きの語り合い
    村でのできごとと重ねて思うあみものをしながら聞いている穏やかな老嬢の姿があった
    村の中で暮らしていると人間のすることは同じようなものだと思えるそう
    ミスマープルのスタイルを形作った作品です
    ジェーンヒクソン、山岡久乃吹き替えのNHK版がとても好きでした

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    2026年07月26日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    約50年前、ミステリーの名作中の名作「そして誰もいなくなった」を読んだ。ものすごく感動した。ただ、内容で覚えているのは、孤島で10人が次々とマザーグースの童謡の通りに殺され、最後には誰もいなくなることぐらいだ。その本はいま手元になく、おそらく実家の本棚のどこかに眠っている。
     アガサ・クリスティーの没後50年の2026年1月に、改訳新版がハヤカワ文庫から出された。そうと知っていたわけではないが、昨年から「オリエント急行の殺人」や「ABC殺人事件」「クリスマス・プディングの冒険」「火曜クラブ」と未読だった作品を気まぐれに読んできて、次はやはり「そして誰もいなくなった」を再読しなくてはと、何の必然

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    2026年07月25日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    ミステリの女王だと
    心から尊敬しました。
    不朽の名作。
    まさに!

    こんなエンターテイメントにとんだ本は
    初めて読みました。
    ミステリがミステリたる理由。
    爽快感さえ感じる読み終わり。

    そして新訳の装丁。
    全てが良かったです。

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    2026年07月24日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    実は読んでなかったこの名作「そして誰もいなくなった」
    サクサク読みやすくて、事件が息付く暇もなく起こるから飽きることなく退屈することなく
    あっという間に結末まで行く感じ。
    さすがずっと愛される作品だけあるな〜と思った。

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    2026年07月23日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    終わり方、めちゃくちゃせつなくて良かった。

    解説で「ミス・マープルは推理ができるただのおばあちゃんではなく、悪と戦うことに喜びを感じる正義のクライムファイターである」と言われているのがなんとなく理解できた。

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    2026年07月20日
  • ホロー荘の殺人

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    殺害現場は目撃されてて犯人は一目瞭然。

    発達障害気味のホロー壮の主人の妻が好きだった。なんかもうホラー小説にいたらちょっと怖いくらいの意味分からなさを持ってる。

    最後の被害者の言葉の意味が分かった瞬間涙が出た。
    ポアロシリーズランキング上位に入るくらい好きな本になった。

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    2026年07月18日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    スマホも本も持たずに旅に出たら、ジョーンのように雷に打たれたような気づきがあるかもしれない。が、これもまたジョーンのように結局は日常に戻った瞬間にすべてを忘れて元の思考に戻ってしまうんだろうなぁ。年を重ねても自分を客観視できる人間でありたいと思った。

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    2026年07月18日
  • ゼロ時間へ

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    邦題がかっこよすぎる。原題ももちろんよい。
    冒頭の「私ならこう書く」推理小説の欠点は、事件が起こるまでの描写ってどうしても退屈に感じてしまってなかなか集中できない…というところだと思うんだけど、しだいに不穏になる空気の作り方がうまかった。そして読み終わってみればさすがクリスティー、そこに全てが詰まっている。無駄なパートがなくてびっくりする。バトル警視のよいお父さんぷりすらちゃんと伏線だった。
    犯人については、資料として載っていた地図のせいで事件が起こってすぐ見当がついてしまったところがある。でも「遺言があると大体金目当て」と前回書いた感想は見事に外れ、ちょっと珍しい動機の犯人だった。賢くすてき

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    2026年07月18日
  • ポケットにライ麦を

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    クリスティ18冊め、2作目のマープル
    「えっそっち?」っていうひとが犯人。
    あーびっくりした。
    ニール警部が有能で、変にイライラしなくていいのがいい。おかげで見事にミスリードされるんだけど。
    最後の被害者の手紙は哀れで切ないんだけど、サラッと描かれないのがよかった。

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    2026年07月15日
  • オリエント急行の殺人

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    イラクからヨーロッパへ向かう長距離寝台列車、オリエント急行の中で発生した殺人事件を巡るミステリー小説。
    調査するのは名探偵エルキュール・ポアロ。

    日本人からすると不思議なくらい様々な国籍の人が出てくる。いかに外国人にとって多国籍な人は身近で、日本人にとっては遠い存在なのか気づかされた。

    内容はテンポよくサクサク読むことが出来るし、最後のトリックには全く予想できなかった。
    名作といわれるだけのことはある。

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    2026年07月14日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    未だにこれを超えるミステリーを私は知らない。
    ミステリーの最高傑作。
    どんでん返しという言葉はあまり好きではないが、まさにあれはそういうことなのか。
    指示語が多くなってしまったが、やはりこの結末を用意できるアガサ・クリスティは天才と呼ぶしかない。

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    2026年07月14日
  • パディントン発4時50分

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    ネタバレ

    クリスティのミス・マープルシリーズ七作目。この作品から折り返しの後半戦。

    マギリカディは、並走する列車の窓から殺人を目撃する。警察に言っても信用されず、また死体も見つからない。友人のマープルに相談すると、ある一族の土地が浮かび上がり…

    勝手にトラベルミステリだと思っていたら、まさかの館ものだった。更にアリバイものだと思っていたら、死体消失ものだった笑。認識誤りに気づき驚いたが、ストーリー展開も非常に良かった。

    死体消失の謎と、殺した方はもちろん、殺された方は誰だったのか、この謎の設定が魅力的。
    ラストが少々強引なので、そこだけは気になったが良作。あと、関係者に次々と言い寄られるスーパーメ

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    2026年07月12日
  • ナイルに死す〔新訳版〕

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    ネタバレ

    【再読】
    エジプトのナイル川をめぐる旅に出かけたポアロ。そこには個性あふれる乗客たちが乗り合わせていた。その中でも特に、リネットとサイモンのドイル夫妻とジャクリーヌが不穏な空気を醸していた。リネットとジャクリーヌは親友同士で、元々サイモンはジャクリーヌの恋人だった。だがサイモンはリネットと恋に落ち、ジャクリーヌを捨てて彼女と結婚したのだった。それ以来ジャクリーヌは二人に付き纏い嫌がらせをするように。
    その旅の最中、アブシンベル神殿に立ち寄った際、危うくリネットが落石に巻き込まれそうになる。さらにその夜にはジャクリーヌがサイモンを銃撃する事件も発生する。サイモンの命に別状はなかったものの、そこで

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    2026年07月12日