アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 愛の旋律

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    クリスティが別名義メアリ・ウェストマコットの名前で発表した最初の長編作品
    ミステリ小説ではないので注意
    邦題の愛の旋律も良いが、原題のGiant’s Bread(巨人の糧)の方が作品を表していれる
    個人的に印象に残った登場人物はネル(エリナー)・ヴェリカーだ
    他の女性陣のジョーやジェーンが新時代の20世紀的な女性だとすると、彼女は19世紀的な女性なんだと思う


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    2026年05月31日
  • ABC殺人事件

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    ネタバレ

    凄い綺麗な終わり方。
    このトリックをこの年に思いついているのが凄い。
    この本に影響を受けている人はどれだけいるのだろうか。

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    2026年05月30日
  • カーテン

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    ネタバレ

    ポアロ最後の事件。

    タイトルのカーテンはカーテンコールのカーテンかな。

    ポアロはスタイルズ荘で始まり、スタイルズ荘で終わる。
    そして、アガサ・クリスティのデビュー作はスタイル荘であり、遺作がカーテンなのは、人生そのものだろう。

    しかも、数々の事件を解決してきた名探偵ポアロが最後に死んでしまうのは、遺作に相応しい(というか、狙っているのだろうが)。

    ポアロは犯人をほぼ特定はしているが、証拠はなく、連続殺人を止めるには自ら犯人を殺すしかない。
    そして、殺人を犯してしまったので自殺。
    似たパターンのエラリー・クイーンのレーン最後の事件がなければ文句なしの傑作なのだが。。

    といっても、伏線な

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    2026年05月30日
  • アクロイド殺し

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    10年以上前?のドラマを観たことがあったため、なんとなくトリックを覚えている状態で読んだ。
    トリック知らないで読んだら「!?!?」って言う感覚になれたのかなと思い、何も知らない状態でも読みたかった…と思ったけど
    トリックを知っているからこそ、気づけるポイントもあって別角度からも楽しめた。

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    2026年05月30日
  • 複数の時計

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    ネタバレ

    コリン・ラムを見て「チムニーズ館の秘密」に出てくるアンソニーを思い出したのだが、クリスティってこういう男性キャラ好きだよね。
    シェイラと二人で幸せになって欲しい。
    老齢のポワロは殆ど出てこなかったけど、見るも鮮やかな(聞くも鮮やかな?)推理を披露して解決に導く様は見事。ゼラルディンはとても頭の良い女の子で推したくなる。
    好きだなとは思ったけど、まあなんというか複雑な話だったなあ。

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    2026年05月29日
  • アクロイド殺し

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    推理だけでなく、登場人物の人間模様まで克明に描き切る著者の手腕に舌を巻いた。
    そして誰もいなくなったからアガサ作品に入り、本作が2作目の初ポワロでした。

    推理を楽しむあまり、作者の罠にしっかりとかかってしまいました。
    ポアロや人間模様に翻弄されて、作者の掌の上で踊らされておりました。

    ミステリーという触れ込みで読み始めたものの、圧倒的な人間関係の濃さに驚いた。
    犯人と思しき目星をつけるも、ポアロの一言で何度もひっくり返されてしまった。
    一筋縄ではいかないうえ、翻弄されるのを楽しんでいる自分もいた。

    事実と思っていたことを、いともたやすくひっくり返して、真実を暴く。
    もしかしたらミステリー

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    2026年05月28日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    おもしろかった!
    さすがに元夫は気づくやろ、と思いましたが、語り手が違うのが新鮮だし、遺跡の発掘現場やチグリス川の夕焼けを想像して楽しく読めた。

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    2026年05月28日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    今回も私の推理は外れた
    読み返すとヒントはきちんと書かれているのに
    今作のヒロインはジェーン・グレイ

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    2026年05月28日
  • 鏡は横にひび割れて

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    恩田陸の『鈍色幻視行』のおかげで読んだ。うわーめちゃくちゃ面白かった。
    早川の文庫全集の出始めの頃に半分くらいまで揃えて、金欠でそのままになっていたのだけど、去年一念発起して本人執筆の分は買い集めた。でもまだほとんど読んでなかった。ミス・マープルものが好きなので、全部読むのがもったいないなあとか思ったりもして。
    『鈍色幻視行』をAudibleで聞いていたら、登場人物がこの作品のネタばらししていい?いいわよ!とか会話してるので、だめだこれは!と慌てて読み始めた。
    第二次世界大戦後のミス・マープル、年取って庭やら何やら思うようにいかなかったり、変わっていく村の様子に複雑な思いを抱いていたり。ミス・

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    2026年05月26日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    ネタバレ

    クローズドサークルは最高。
    本当に誰もいなくなった。
    犯人は生きているのではないかと思ったが、最後にしっかり犯人も死んでいた。

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    2026年05月25日
  • 春にして君を離れ

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    面白かった。

    序盤からの違和感がどんどん積み重なっていって、主人公のヤバさがじわじわ伝わってくるところが静かだけどスリリングでした。

    読みながら何度も主人公夫妻につっこんでて、翻弄されっぱなしでした。

    ラストも含めて、主人公に対してものすごく冷たい書き方をしているのが、ミステリー作家だから容赦ないなと思いました。

    1944年の作品で戦時中にこういう作品が発表されていたということに驚く。

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    2026年05月24日
  • 春にして君を離れ

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    主人公から見える世界の移り変わり、どんどん明らかになっていく新事実がすごく面白かった。続きが気になってどんどん読み進めた。
    帰路イギリスが近づくにつれだんだん元の主人公に戻っていく様子もひしひしと伝わってきた。
    結末の主人公の選択は少し残念だったけど、自分探しの旅⭐︎反省して家族にも謝って許してもらえてハッピーエンド⭐︎というのも拍子抜けなのでこの結末が物語としては一番余韻があって好きだと思った。

    以下雑メモ
    ・ロドリーもロドリーでまるで聖人のように描かれているけど(ジョーンから見てそうならまぁいいんですが…)ジョーンに悪者役押し付けて子供に良い顔して、自分で物事決められなかった責任も転嫁し

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    2026年05月24日
  • 三幕の殺人

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    今作は舞台にしたらより面白い気がする
    登場人物の一人サタースウェイト氏は短編集『謎のクィン氏』に登場するサタースウェイト氏である。
    残念ながら今作では終始登場人物の一人で、クィン氏も登場しない。
    ちなみに今作で1番おいしい役はエルキュール・ポアロである。
    最後の最後で一番おいしいところを華麗にかっさらう。
    それまでの退屈さが一変、うつらうつらしていた観客も目が覚めて鮮やかに解決する。

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    2026年05月23日
  • 終りなき夜に生れつく

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    クリスティ自身がベスト作に選出した一作。
    探偵役不在のノンシリーズで、本格ミステリーというより、メアリ・ウェストマコット名義の『春にして君と離れ』のように、恋愛や結婚をテーマにした心理劇という印象が強い。

    後半まで大きな事件は起こらず、不穏な空気とじわじわとした心理描写で物語が進む。展開はかなり地味ではある。
    しかし、この作品のトリックは“あの作品”と骨子を同じくしている。そして本作は、その発展形であり、一つの到達点として読める。
    本格ミステリーの色が薄いという見かけとは逆に、その緻密な構成には唸らずにはいられない。自身がベストに挙げたのも納得だった。

    『春にして君と離れ』が好きなら読んで

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    2026年05月21日
  • 復讐の女神

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    前作『カリブ海の秘密』の続編のようなもの。『牧師館の殺人』でちょっと出てきた人も出てきます。


    『カリブ海の秘密』から2年近くたったある日、ミス・マープルは新聞の死亡欄で富豪ラフィール氏の訃報を知る。数日後、ラフィール氏の弁護士から「あなたに遺言があります」との知らせを受ける。ラフィール氏はミス・マープルに「1年以内にある謎を解いてくれたらまとまったお金(かなりの大金)をあなたに遺そう」と書き残していた。ミス・マープルを「復讐の女神」と見込んだこと、正義に対する鋭い勘を信じているというのだ。
    しかし何を解決すれば良いのかのヒントはまったくない。(ここで、『カリブ海』に登場したラフィール氏の使

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    2026年05月20日
  • カリブ海の秘密

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    ミス・マープルは療養のためカリブ海のサントノーレ島のリゾートホテルにやってきた。常連客のパルグレイブ少佐は、誰彼構わず写真を見せてはそれに係る自分の過去の話、自分が知る殺人者の話をしている。虎狩りで…、象に乗って…、そういえば殺人者の写真を見せてあげよう。
    だが紙入れから写真を取り出しかけたバルグレイブ少佐は慌てたように写真をしまって話題を変える。
    翌朝、少佐は自室で死んでいるのが発見された。ミス・マープルは、彼が自分に見せようとした「殺人者の写真」を探そうとするが、それは紙入れからなくなっていた。さらに少佐の部屋には、彼が患ってはいない病気の薬瓶があったのだ。
    これは写真の殺人者に口を封じら

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    2026年05月20日
  • 愛の探偵たち

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    ネタバレ

    ひとつひとつの話がサクッと読める上に、それぞれのストーリーのトリックや結末は意表をつかれるものもあって面白かった。
    あと、短編なのに登場人物達の個性や癖の強烈がすごい。

    個人的に「三匹の盲目ねずみ」の話が、収録されている作品の中で、どこか異質に感じた。

    登場人物達が、視点人物含め、軒並みあやしさと不気味さ、そして陰湿さを持っていて、
    そんな人たちが同じホテル内に閉じ込められているという状況が怖くて最悪。
    視点人物であるディヴィス夫妻がギスギスしだし、「もしかして…?」みたいになっていく展開が、より事件の雲行きが怪しくなっていって怖かった。

    しかし事件解決のシーンやその後の展開は、今までと

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    2026年05月17日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    ノンシリーズだけれど、クリスティ作品ではお馴染みの若い男女がちょっとしたことから素人探偵となって事件を追いかける
    本格ミステリとは違うがこれもクリスティの魅力である。

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    2026年05月17日
  • オリエント急行の殺人

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    何度目かの再読
    この作品の欠点は有名すぎて本を読む前に思わぬところでネタバレをくらう危険が高いところである。

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    2026年05月15日
  • オリエント急行の殺人

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    犯人を知った状態で読んだけど面白い。

    『エルキュール・ポアロ』シリーズはポアロの心理学を応用した理詰めの推理が読んでいて楽しい。
    今作は特に、不可解な状況と容疑者の多さが事件を難解にしているが、その真相に一歩ずつ近づいていくポアロの推理が気持ちいい。

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    2026年05月15日