アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    ミステリの女王だと
    心から尊敬しました。
    不朽の名作。
    まさに!

    こんなエンターテイメントにとんだ本は
    初めて読みました。
    ミステリがミステリたる理由。
    爽快感さえ感じる読み終わり。

    そして新訳の装丁。
    全てが良かったです。

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    2026年07月24日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    実は読んでなかったこの名作「そして誰もいなくなった」
    サクサク読みやすくて、事件が息付く暇もなく起こるから飽きることなく退屈することなく
    あっという間に結末まで行く感じ。
    さすがずっと愛される作品だけあるな〜と思った。

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    2026年07月23日
  • ポケットにライ麦を

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    クリスティ18冊め、2作目のマープル
    「えっそっち?」っていうひとが犯人。
    あーびっくりした。
    ニール警部が有能で、変にイライラしなくていいのがいい。おかげで見事にミスリードされるんだけど。
    最後の被害者の手紙は哀れで切ないんだけど、サラッと描かれないのがよかった。

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    2026年07月15日
  • オリエント急行の殺人

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    イラクからヨーロッパへ向かう長距離寝台列車、オリエント急行の中で発生した殺人事件を巡るミステリー小説。
    調査するのは名探偵エルキュール・ポアロ。

    日本人からすると不思議なくらい様々な国籍の人が出てくる。いかに外国人にとって多国籍な人は身近で、日本人にとっては遠い存在なのか気づかされた。

    内容はテンポよくサクサク読むことが出来るし、最後のトリックには全く予想できなかった。
    名作といわれるだけのことはある。

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    2026年07月14日
  • ナイルに死す

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    audibleにて再読。読むのが20年ぶりでもさすがにこのトリックは忘れられない。クセのある登場人物が多くて、誰も彼も怪しい行動をして捜査を引っかき回してくる。楽しい。乗船客の犯罪者率高め。そして後半ぽんぽん人が死ぬ。いくらなんでももうちょい防げなかったのか。今まで読み返している範囲だと、クリスティーの3冊か4冊に1つは、意外な共犯によって不可能が可能になる話なのではないかという気がしてくる。どっちの犯人も早業が過ぎる。
    頭空っぽ直情型みたいに言われているサイモンが意外と賢くかつ咄嗟の判断ができるのですごいなと思う一方、そんなに必死に取り合うような男なの?とはどうしても思ってしまう。明暗分かれる感のある女性陣それぞれの恋愛模様が楽しい。でもアラートン息子はやめといたほうがよい。

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    2026年07月07日
  • オリエント急行の殺人

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    定石がないことで知られるクリスティによる、まさに「定石崩し」としての手腕が光る一冊。

    ポアロという探偵が、単なる論理の塊ではなく、法や正義の先にある「人としての情」を深く理解しているからこそ成り立つ物語の結末は、衝撃的でありながら非常に説得力があった。

    特にラストシーンでは、個々のキャラクターの心情をすべて言葉にするのではなく、ひとりの切実な語りにすべてを託して幕を下ろすことで、洗練された深い余韻を残している。

    あれこれと語りすぎないからこそ、ポアロたちが下した決断の意味を、自分の中でじっくりと反芻することができるのだと感じた。



    こうしたミステリの枠組みさえ自在に操る大胆さの一方で、クリスティは読者を決して置いてけぼりにしない「親切さ」と「フェアな姿勢」を貫いている。

    推理の補助線となる読者目線を補完するブークというキャラクターや、物語の合間に挿入される取り調べメモといった構成は、読者がポアロと一緒に謎解きを楽しめるよう配慮された最高のホスピタリティであり、最後まで安心して物語に没入できる素晴らしい読書体験だった!

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    2026年07月05日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    今年(2026年)日本で舞台が上演されたので
    個人的には小説の方が物語の世界に入り込めた
    戯曲版と違い冒頭はポアロのシーン
    私が観た舞台は片岡鶴太郎さんがポアロ役なんですが、
    舞台は舞台で面白かったのですが、
    私個人的にそもそもエルキュール・ポアロを日本人が演じるのは無理があると思っているので、
    小説の方が頭の中で好きなキャスティングで読めるので良かった。

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    2026年07月04日
  • 雲をつかむ死〔新訳版〕

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    面白かった。
    ポアロのシリーズ。トリックや犯人はかなりわかりやすいと思うが、それ以上に良かったのはラストの綺麗さ。ミステリーって登場人物にとって暗いものだから最後にこうやって穏やかにしてくれるとすごく読後感が良い。

    藤沢周平の『秘太刀 馬の骨』なんかもそうなのだが、登場人物はその作品の中にのみ存在しているわけではないから、事件解決と個人の話は別問題なわけで、だからこそ最後に個人の話に立ち入って光明が見えるととても穏やかな気持ちで終われる。すごくハッピーエンドでなくて良い。光明が見えれば。

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    2026年07月04日
  • オリエント急行の殺人

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    つい『オリエント急行殺人事件』と呼んでしまうが、この全集では『オリエント急行の殺人』。audibleにて。たぶんポアロのシリーズでは一番好きな作品なので、10回くらいは読んでいるし映画やドラマもたぶんだいたい観ている。最近はaudibleで聴くことがおおいのだけど、ポアロのシリーズのなかで今のところこの作品だけが、たぶんあえての女性による朗読だった。納得のクライマックスの語りの素晴らしさ。紙の本で読んだ時より感動したかもしれない。

    原作にないものをあれこれ補足する二次創作って普段あまり好きじゃないんだけど、三谷幸喜のオリエント急行第二夜、犯人の舞台裏の話はたまにもう一度見たくなる。キャラクターは原作と違うところも多いけれど、ばたばたしてなかなかうまく運ばない辺りがそりゃそうだよね、という感じで楽しかったので。

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    2026年06月29日
  • アクロイド殺し

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    audibleにて。たぶん5回目くらいの再読?こちらも『もの言えぬ証人』でさらっとネタばらしされていたので。そんなあっさりネタバレしていい作品じゃないだろう。4人挙げられていた犯人のうちスタイルズ荘とこの本の犯人以外の名前は忘れた。このままシリーズを読み進めたいと思う。
    叙述トリックといえばこれ、な名作。当然犯人は一度読んだら忘れられないので、そのつもりで読んで騙されポイントでにやにやするのが楽しい。アンフェアと言われたことも多かったと聞くが、わざと疑うことができるようにスレスレの記述を入れているのがいい。しばらく前に読んだ『ハサミ男』しかり、こういう作品は読み直して2度おいしいものがよい。ポアロはもうこの時点で引退する気満々だったのに、よく第二次世界大戦跡まで頑張ったなあ。
    語り手のお姉さんがミス・マープルの原型になったという話が面白い。たしかに同じことしてるのに印象が全然ちがう。

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    2026年06月29日
  • オリエント急行の殺人

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    名作ミステリーには苦手意識があり、試しに電子で……と思ったが、なんて読みやすく、なんて面白い! 映画を見てオチを知っているにも関わらず、手が止まることも、支えることもなかった。これなら紙で買えばよかったな……。
    ラストは不思議と優しい気持ちになった。犯人が無関係の乗客に配慮していたり、ポアロが激しく責め立てたりしないからだろう。
    そういえば、よく、横文字の名前が覚えられないと言う話を聞くが、よく考えると私も名前は覚えられていない。そもそも実際に接している日本人の名前すら覚えていない(笑) 私は個人を性格や考え方や見た目で覚えて、最後に名前で括って覚えているので、そのせいかな。おかげで、会社なんかは人の名前で苦しむことも多い。なるほど、あれが、名前が覚えられずに本が読めないと嘆く人の気持ちなのだな……。

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    2026年06月27日
  • オリエント急行の殺人

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    こんなことを言って良いのかわかりませんが
    「良い殺人事件」だと感じました。

    犯人は犯罪で得た大金を保釈金に。警察は犯人を釈放。
    お金さえあれば、凶悪犯は法の裁きから逃げることができる…
    おかしなシステムです。

    この殺人事件は、深く考えさせられるものがありました。

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    2026年06月27日
  • 殺人は容易だ

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    アガサ・クリスティのノンシリーズ作品
    クリスティのノンシリーズ作品は大抵は女性が主人公だが、
    珍しく男性主人公である
    最後にバトル警視が登場するが、完全にオマケである

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    2026年06月26日
  • ABC殺人事件

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    アルファベット順の連続殺人事件にポワロとヘイスティングが挑む傑作長編ミステリー。三人称の記載も効果的に挟み込まれている。
    切り裂きジャックの様なシリアルキラーがテーマの作品はクリスティでは初なのでは(違うかもしれんけど)。ここに書きたい事はかなり多いけど、その事によって未読の方の興を削ぐことは避けたい。個人的には内容的に古臭くなく、逆にこの時代に書かれたからこその名作ともいえる。

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    2026年06月24日
  • 秘密機関

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    ネタバレ

    トミーとタペンスの最初の話! 実は初めて読んだかも。
    二人とも若い。そしてクリスティらしいロマンスもそこかしこにあり。
    スパイものって感じでドキドキして楽しかった。
    とはいえ途中で怪しいなって分かったけどね。どう考えてもエジャートン卿よ…タイミング的にもどう考えてもそうとしか思えなかったよ。
    ジュリアスは、当時のイギリス人が想像する「アメリカ人!」と言う感じで良かった。タペンスを口説いてトミーが悋気を起こす下りは良い。その点、ジュリアスは良い仕事をした。ジュリアスが居ないとトミーとタペンスの物語は始まらなかったね…。

    全体的に満足!
    個人的には「チムニーズ館の秘密」と同系統のカテゴライズ。

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    2026年06月24日
  • オリエント急行の殺人

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    1934年の作品。これがこんなに楽しく読めるなんて!当時のイギリス人やアメリカ人の感じや、インドから中東への考え方なんがも垣間見えて、タイムスリップしてのぞいてるような気分で読めた。

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    2026年06月22日
  • オリエント急行の殺人

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    ネタバレ

    初めて読むタイプのミステリーだった。
    登場人物をアメリカ人とかイギリス人とか呼ぶから誰のことか分からなくて読みづらいなあと思ってたけどそれでも面白かった。

    途中のポアロの友人と医者の頭の中が面白かった。

    オリエント急行を調べたら豪華すぎてビックリした。1泊70万とか300万?くらいするらしい。
    一生体験できないだろうなあと思ってるから本当に小説で体験できるのは楽しい。

    解説で有栖川有栖があまりミステリーを読んでない初心者の時に読んで欲しいと言っててまさにそうだなと思った。

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    2026年06月20日
  • アクロイド殺し

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    タイトルのアクロイドは毒薬の名前かと思っていた。そして表紙の写真?も薬だと勘違い。

    何個かミステリー読んでるから犯人は分かりやすくて当てられた。(私にしては珍しい)
    犯人が誰かの驚きより他の驚きがあって読み直したい。

    思ったのはメイド何人雇ってるんだって笑

    最後の終わり方が凄い好き。この提案は冷酷なのか優しさなのか…

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    2026年06月17日
  • 死との約束

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    クリスティの中近東シリーズの一作
    「彼女を殺さなければならないんだよ」
    冒頭のこの台詞は嫌でも頭に残る
    作中に登場するボイントン夫人
    誰が彼女を殺してもおかしくないキャラクター造形である

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    2026年06月18日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    名探偵エルキュール・ポアロの小説は学生の頃結構読んだし、デビット・スーシェのドラマや、いくつかの映画も見ている。
    こちらのスタイルズ荘は、ポアロと、記録者で友人でワトソン役であるアーサー・ヘイスティングズ大尉が初めて一緒に行動する物語。犯人もトリックも覚えている状態での再読となるが、それでも犯人やトリックは難しく、小説としても人間心理としてもよくできているし、なんといってもヘイスティングが色ボケしまくっていて「しっかりしろ!」と思いながら楽しく読みました・笑
    まあこのころのヘイスティングズは「あなたは若いから」って言われる年齢だしなあ・笑

    ===
    大尉のアーサー・ヘイスティングズは療養のために旧友ジョン・カベンディッシュの住むスタイルズ荘にやってきた。
    スタイルズ荘の女主人は、老婦人で大富豪でジョンの義母のエミリー・イングルソープ。最近20歳も年下で見るからに怪しく嫌われもんのアルフレッドと結婚したもんだから、彼女の血縁者や長年の使用人たちは穏やかではない。
    他にこの屋敷に他に住んでいるのは、
     ジョンの妻メアリー、
     ジョンの弟ローレンス、
     イングルソープ夫人が面倒を見ている娘さんのシンシア、  
     代表的使用人にはイングルソープ夫人に長年付き添うエブリンというコンパニオン。
    エブリンは「奥様はあのアルフレッドに騙されています!」と言って夫人と喧嘩別れして出ていってしまった。
    そして数日後、イングルソープ夫人がストリキニーネで毒殺される。
    ヘイスティングスは、ジョン・カベンディッシュに「ちょうどこの町に私の旧友で、とても有用な警官だったベルギー人のエルキュール・ポアロが戦争で亡命してきている。彼に捜査を頼んでみてはどうでしょう」と提案する。
    こうしてポアロとヘイスティングスのコンビが始まった!ジャップ警部も登場するよ!

    ===
    ポアロとヘイスティングスはポアロがベルギーで警官だった頃に知り合ったらしい。ヘイスティングスはポアロにいたく感銘を受けて「戦争が終わったら探偵になりたいなあ。自分の人当たりの良さとか観察眼には自信があるし」なんて密かな夢を持っている。しかし彼の推理力は全く当てにならないってことは、ポアロ読者はよく知られているところ・笑・笑
    まあヘイスティングスの正直なところ、記憶力、それを再現して正確に伝える能力、ポアロ記録者としての文章能力はすごいんでしょう。自分が「若いシンシアにも、友達の妻のメアリーにもデレデレデレデレしちゃったよ☆ 相手も自分をにくからず思っているよね☆」なんて書ける正直さ純粋さは彼のいいところってことにしておこう・笑
    事件としても、このようになった人間心理としても面白く読みました。

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    2026年06月14日