アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ミステリーでドラマティックでエンタメ。特に、推理のシーンに関しては、舞台を整えて、雰囲気を作って……と、ミステリードラマのような……映像的な盛り上がりがある。容疑者たちに緊張が走る、その空気を感じるようだ。
言葉遣いに「ん?」という違和感はあったが、たぶんそもそもの原稿が読みやすくて面白いのだろう、読み切らされてしまった(笑)
ああ、そして、ポアロが好きになってしまった。この小柄なベルギー人はキャラクターがしっかり立っていて、人をよく見ており、ちょっとお茶目だ。そして、何を考えているかは道中全然教えてくれないが、時に人を後押しし、口を閉じるべき時を知っている。
彼を信頼する一方で、私は犯人であ -
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約50年前、ミステリーの名作中の名作「そして誰もいなくなった」を読んだ。ものすごく感動した。ただ、内容で覚えているのは、孤島で10人が次々とマザーグースの童謡の通りに殺され、最後には誰もいなくなることぐらいだ。その本はいま手元になく、おそらく実家の本棚のどこかに眠っている。
アガサ・クリスティーの没後50年の2026年1月に、改訳新版がハヤカワ文庫から出された。そうと知っていたわけではないが、昨年から「オリエント急行の殺人」や「ABC殺人事件」「クリスマス・プディングの冒険」「火曜クラブ」と未読だった作品を気まぐれに読んできて、次はやはり「そして誰もいなくなった」を再読しなくてはと、何の必然 -
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邦題がかっこよすぎる。原題ももちろんよい。
冒頭の「私ならこう書く」推理小説の欠点は、事件が起こるまでの描写ってどうしても退屈に感じてしまってなかなか集中できない…というところだと思うんだけど、しだいに不穏になる空気の作り方がうまかった。そして読み終わってみればさすがクリスティー、そこに全てが詰まっている。無駄なパートがなくてびっくりする。バトル警視のよいお父さんぷりすらちゃんと伏線だった。
犯人については、資料として載っていた地図のせいで事件が起こってすぐ見当がついてしまったところがある。でも「遺言があると大体金目当て」と前回書いた感想は見事に外れ、ちょっと珍しい動機の犯人だった。賢くすてき -
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Posted by ブクログ
ネタバレクリスティのミス・マープルシリーズ七作目。この作品から折り返しの後半戦。
マギリカディは、並走する列車の窓から殺人を目撃する。警察に言っても信用されず、また死体も見つからない。友人のマープルに相談すると、ある一族の土地が浮かび上がり…
勝手にトラベルミステリだと思っていたら、まさかの館ものだった。更にアリバイものだと思っていたら、死体消失ものだった笑。認識誤りに気づき驚いたが、ストーリー展開も非常に良かった。
死体消失の謎と、殺した方はもちろん、殺された方は誰だったのか、この謎の設定が魅力的。
ラストが少々強引なので、そこだけは気になったが良作。あと、関係者に次々と言い寄られるスーパーメ -
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ネタバレ【再読】
エジプトのナイル川をめぐる旅に出かけたポアロ。そこには個性あふれる乗客たちが乗り合わせていた。その中でも特に、リネットとサイモンのドイル夫妻とジャクリーヌが不穏な空気を醸していた。リネットとジャクリーヌは親友同士で、元々サイモンはジャクリーヌの恋人だった。だがサイモンはリネットと恋に落ち、ジャクリーヌを捨てて彼女と結婚したのだった。それ以来ジャクリーヌは二人に付き纏い嫌がらせをするように。
その旅の最中、アブシンベル神殿に立ち寄った際、危うくリネットが落石に巻き込まれそうになる。さらにその夜にはジャクリーヌがサイモンを銃撃する事件も発生する。サイモンの命に別状はなかったものの、そこで