アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 葬儀を終えて

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    アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、遺言状公開の場で長く疎遠だった末の妹コーラは無邪気に「だって彼は殺されたんでしょ?」と発言した。その翌日コーラは死体で発見される。

    登場人物が多くって最初は少し混乱してしまったけど面白かったですね(笑)犯人は途中で何となくわかってしまったけどはっきりするまでの展開が良かった(笑)あまり有名な作品では無いですが面白かった(笑)こういう作品に出会えるから全集的なものは良いですね(笑)

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    2026年05月15日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、遺言状公開の場で長く疎遠だった末の妹コーラは無邪気に「だって彼は殺されたんでしょ?」と発言した。その翌日コーラは死体で発見される。

    『ABC殺人事件』や『オリエント急行殺人事件』とかにくらべると知名度は低いイメージだけど、ミステリとしてはかなり良い作品だと思う。トリックの部分は基本的に好きでは無いけど、この作品でのやり方なら上手くいくかな。

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    2026年05月15日
  • 白昼の悪魔

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    面白かった!
    リゾートの空気とクローズドサークル感◎
    犯人じゃないといいなぁと願いながら読んでいたひとは全然犯人じゃなくて、やっぱり私は探偵の才能がない。

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    2026年05月14日
  • 五匹の子豚

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    母の無実を証明したいというカーラの依頼を受け、16年前の事件をポアロが調べていきます。
    愛しているからこそ憎たらしい、人間の感情が特に色濃い作品でした。
    当時の記憶を元に、事件に関わっている人々がそれぞれ手記を書いてくれます。ですが、後半になると文章とは真逆の感情が明らかになり、驚きました。
    キャロラインをどう思っていたか、フィリップとメレディスが特にそれが顕著でした。
    フィリップがキャロラインをいつから好きだったの⁈嫌いだって書いてなかった⁈とギョッとしましたが、確かに読み返せば、嫌いな女性に対して、帽子を着けている姿を『なかなか魅力的』とは書かないでしょうし、文章の所々に彼女への想いが見て

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    2026年05月14日
  • 春にして君を離れ

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    おもしろいー!夢中で読んじゃった。最後の決断もリアル…。詩に詳しかったらもーっと楽しめたんだろうな。

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    2026年05月12日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    舞台をきっかけで知った作品。小説版から読んだけれど、戯曲が先なのね。読みながら舞台のシーンを思い出し、と思ったら舞台では出てこなかった場面や情報も含まれていて、さらに奥行きが広がった印象。
    果たして戯曲はどうなのか、これから読みます。

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    2026年05月11日
  • 白昼の悪魔

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    人気リゾート地スマグラーズ島の海岸で、元女優アリーナが殺害された。傍若無人な彼女は滞在客の羨望と反感を一身に集めていた。しかし、容疑者全員に完璧なアリバイが。

    映画版の『地中海殺人事件』ともドラマ版の『白昼の悪魔』とも少し違った感じが良かった(笑)犯人もトリックもみんな当然同じですがいろんな所が少し違っていて面白いです(笑)ポアロ・シリーズの中でも好きな作品です(笑)

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    2026年05月11日
  • 春にして君を離れ

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    ろくに事前情報を得ていなかったので、「家族のために尽くしてきた女性だが、実は家族はそれぞれ後ろ暗いものを抱えており、それに気づいた女性が家族から離れて自由になる」……そんな物語を予想していた。
    が、蓋を開けてみると、まったくの正反対。悪意なき支配で家族を縛り、しかもそれを正当だと信じて疑わない愚かな女性と、そんな彼女に反抗できず、自らの自由を勝ち取る心意気も無い情けない夫の話だった。

    強い思い込みを持ち、自己満足で行動し、挙句に己の過ちや不都合なことから目を背け続けるジョーン。何となく身内を思い浮かべると同時に、自分自身にもジョーンの片鱗があったのではないか?とも考え、これまでの内省とは比べ

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    2026年05月10日
  • 春にして君を離れ

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    自分の正しさを疑わず、回りの人間にもそれを押し付け、それにより他の人が悲しんだり怒ったりしていても、それを見ずに済ませ、簡単に忘れてしまう。

    そんな人物がふとなんもない場所にポツンと取り残されてしまったとき、
    初めて自分の真実と対峙する。
    そして現実を受け入れ、赦しを乞う決意をするのだが。

    ラストで視点が反転し、もう一方からの視点が入ることに、
    今作の計り知れない深みがある。
    誰かが悪くて、誰かが正しいとか、そんなシンプルなもんじゃない。

    いわば倦怠夫婦ものと言っていいのか、
    ものすごい読後感でした。

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    2026年05月08日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    言わずと知れたクリスティーの名作中の名作。読んだことがない人でも、タイトルだけはなんとなく聞いたことがあるのではないかと思う。再読なのだが、詳細は忘れていて、犯人は後半を過ぎたところで推理することができた。それでも、楽しむことができたのは、こんな設定をクリスティーが緻密に細部まで丁寧に描き出しているからだろう。
    閉ざされた孤島、童謡殺人、そして1人も生き残れないという結末。ミステリマニアにはこれ以上ないというくらいの魅力ある設定がたまらない。それなのに、名探偵がいない。それはそうでしょう、『そして誰もいなくなった』だから。最後には、招待された10人がみんな死んでしまい、謎を解く者は誰もいない。

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    2026年05月05日
  • ゴルフ場殺人事件

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    タイトルが若干、微妙ですね。邦題アルアルかもw

    でも中身は、めっちゃ読ませますね。パリ警視庁のジロー刑事は典型的な噛ませ犬。あそこまで酷く描かなくてもとは思わないでもないですw

    でもね、最後の結末が凄い。大どんでん返しですね。超大ミステリー作品です。

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    2026年05月03日
  • 春にして君を離れ

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    刺さりすぎた。なぜなら、私はエイヴラルの立場だから

    毒親育ちじゃない人は夫に怒るを感じる人もいるって言われてるようだけど、夫に対してもっとしっかりしろなんて無理だよ
    反論や意見を言う元気が失われるくらいに救いようがないんだから

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    2026年05月02日
  • 春にして君を離れ

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    ゆるやかな導入から、主人公の内省が深まっていくにつれて、怖くなってきてしまう。
    心の奥底からジワジワと冷たい水が湧いてきて、冷たくて、いてもたってもいられない感じ…

    ポッドキャスト「文学ラジオ空飛び猫たち」さんで紹介されて、積読になっていたことを思い出し。よいきっかけをいただきました。

    ジョーンの発言に対して、家族から返ってくる言葉の数々。離れてみていれば、そのすれ違い加減がみえて、痛いし怖い。しかし渦中にいると全然見えてない。見ようとしていないのか。
    生きていくためには見ないことも必要なのよって言われそうだけど、それってやっぱり無理があるかもなぁ。

    時代も場所も違う、同じような状況でも

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    2026年05月02日
  • ABC殺人事件

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    ABCと名乗る人物からポアロの元へ届けられた挑戦状。アンドーヴァーでアリス・アッシャー夫人が殺害され、ベクスヒルではベティー・バーナードが殺害される。いずれの場合も惨劇の現場となった地名のページが開いたABC鉄道案内が置かれていた。

    子供のころに初めて読んだアガサ・クリスティ。ミッシング・リンク物の傑作って言われるくらいだからさすがに面白かった(笑)ポアロに届く手紙の謎とかは感心してしまった(笑)解説の中にあったエラリー・クイーンの『九尾の猫』『十日間の不思議』との関係が面白かった(笑)『九尾の猫』も好きですが『ABC』の勝ちですかね(笑)

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    2026年05月01日
  • 書斎の死体

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    ミス・マープル長編2冊目。1作目の『牧師館の殺人』に続いて読んでみる。
    牧師館の事件から半年後くらいかな。『火曜クラブ』でも登場したミス・マープルのお友達、アーサーとドリーのバントリー夫妻初登場の話だった。
    ある朝ドリー・バントリーは泣きながら駆け込んできたメイドに起こされる「あの、あの、奥さま、書斎に死体があるのです!」
    なんですって?しょさいにしたい?とりあえず夫のアーサーを起こしましょう。「ねえ、書斎に死体があるんですって」「なにをいっているんだ、むにゃむにゃ」
    …という始まり方。まあ無理もないよなあというバントリー夫妻のやり取りと、「いいからさっさと見に行ってくれー」という先を知りたい

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    2026年04月29日
  • 春にして君を離れ

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    【ジョーンの性格】
    ・押し付けがましい
    ・見栄っ張り
    ・プライドが高い
    ・物事を深く考えない
    ・一度決めたら譲らない→頑固というか柔軟性なし
    ・自己愛が強い
    ・自己憐憫に浸りがち
    ・俯瞰して物事を見られない
    ・下ネタや恋愛ネタ大嫌い
    ・不良や身分の低い人大嫌い
    ↑この辺は時代性も鑑みないといけないが

    ほとんどがジョーンのひとり語りだけど、珍しく出てくる第三者が、インド人の給仕、ブランチ・ハガード、サーシャ公爵夫人。
    彼らとジョーンの会話から、ジョーンの高慢さが女性かが匂い立つ。
    (ブランチのようでなくってよかった、神様ありがとう)とお祈りしてしまう傲慢さ。
    サーシャ夫人とは、会話を楽しむより

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    2026年04月29日
  • 春にして君を離れ

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    アガサ・クリスティといえば『ミステリーの女王』として有名だが、この小説のジャンルは “Introspective novel” として分類されるらしい。直訳すると「内省的な小説」……意味はわかるが、絶妙にしっくりこない。とにかく自己の内面や感情、行動に焦点を当てた小説であり、アガサ・クリスティはこの作品を執筆するにあたり『ミステリーの女王』という先入観なしに正当な評価を得るため、あえて別名義で発表したという。

    物語のほとんどは病気の娘を見舞った帰りに列車の不通に遭い、砂漠のど真ん中にあるゲストハウスで数日間を一人過ごさなければならなくなった主人公・ジョーンの徹底した内省(事実上の一人語り)に

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    2026年04月26日
  • 春にして君を離れ

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    怖すぎた。独りよがりの自分の世界に閉じこもって、周囲の気持ちを汲まず、自分の理想通りに生きるとこうなるのか、と。終盤で自分の過ちに気づいて、夫に謝ろうとしたのに、結局自分の理想の世界を選んだのは恐怖だった。でも正直、自分もこうなりそうと思った節がある。わがままで傲慢なところを貫くと、家族を苦しめてしまい、最終的には独りぼっちになるということを、胸に留めて生きていきたい。折に触れて読むことになるのかも、というか忘れた頃に読んだ方がいいのかも、、、長年愛され続けてるだけある作品。

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    2026年04月25日
  • 春にして君を離れ

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    クソ刺さった。

    刺さり過ぎて二度と読みたくないと思う一方で、人生に迷った時にまた読みたいとも思う。

    ジョーンは最低なやつだが、ロドニーも、子どもたちも、結局同じなんだなと思った途端に、この作品の怖さを理解した。

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    2026年04月25日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    実を言うと、誰が誰だか?ってなった。
    大体において海外作品は人名を覚えきれずに登場人物リスト頼りになるのだが、今回ばかりはリストに出ない人物が意外とポイントだったりして。119pを何度開いたか。
    犯人は予想外、しかし話に聞くと納得できる感じ。
    キャラクターの多さに読んでいて混乱したがそれでも全てのピースが収まる感じは爽快だ。

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    2026年04月24日