アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    いやー面白かった。不用意なひと言でさっと不穏になるドラマチックさと意外な犯人。audibleにて。執事に昔のコーラのことを聞いていた辺りでようやく真相に気づいた。ミス・マープルものにも似たような犯行があったな。種明かしを聞いてみれば今ちょっとタイムリーな犯行動機。こういう人の心理を書かせると本当にうまいなあ。

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    2026年08月26日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    はるか昔に読んだ記憶があったけど、ほぼ、内容覚えておらず。やっぱりこの作品名のインパクトに惹かれ、さらに読みやすく翻訳されたとのことで、読みました。いやー面白かった…!
    場面展開が細やかで、キャラクターそれぞれの個性が際立ってて、飽きずにどんどん読めてしまった。次は誰の番か…みんながどんどん疑心暗鬼になっていく様子はこちらもゾクゾクした。
    アガサ・クリスティも面白いなぁ。
    長いけどポワロシリーズに手を出そうか悩んでしまう。

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    2026年08月26日
  • アクロイド殺し

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    ポアロシリーズを読みたいなと思い立ち、とりあえず有名なものから進めていこうということで、「ABC殺人事件」「ナイルに死す」「オリエント急行殺人事件」の順番に読んだあと、なんとなくこちらを手に取りました。
    「ABC殺人事件」は結末をあらかじめ知っていたのでそこまでの衝撃はなく、「ナイルに死す」は個人的にあまり好みではなく、そして「オリエント急行殺人事件」でやっと、面白かったな、さすが有名なだけあるなと思ったところで、「アクロイド殺し」。
    本当に面白かったです。おすすめしたいです。
    こういった推理小説は話の流れから犯人が推測できてしまったり、あっと驚くような展開を作るために無理やり感が出てしまったりするものだと思うのですが、こちらは犯人がわかった瞬間「え!?」と声に出してしまいました。

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    2026年08月24日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    おもしろかった!!改訳版だからか読みやすくて一気に読んでしまいました。なるほどなあ〜〜!!!
    答え合わせとしてもう一度読み返したくなりました!

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    2026年08月20日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    葬儀を終えてー謎めいたタイトル
    多くの遺産を残した当主の末妹コーラの「だって彼は殺されたんでしょ」この発言から一気に不穏な空気に支配され物語は加速していく。翌日にそのコーラも殺されることとなり、ポアロが事件解決に挑む。
    たくみに散りばめられた伏線と思われる違和感に読み手は翻弄されポアロがつかんだ真実には到底辿り着けない。終盤のミステリアスでスリリングな展開は、これまで味わったことのない極上のミステリー体験だった。ポアロシリーズの中でも至極の作品だと思う。

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    2026年08月20日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    ポワロシリーズ三作目(?)にしてこれ!
    三作目にして引退してるところもちょっと面白い
    和訳タイトルが秀逸

    ドラマではやはり本のようにはいかないけれど、アクロイド邸が凝ってたり、最後の対決シーンがじっくり描かれていてドラマならではの面白さがあった

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    2026年08月24日
  • ABC殺人事件

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    シリーズの順番を考えずに読んでいるが、特に問題なし。文章は固くなく、やり取りもちょこちょこ微笑ましい場面があり、とても読みやすい。次々に事件が起こるので飽きが来ないし、章も短い。なんといっても、後味がとてもスッキリして爽やか!
    あと、全部読んでみて思うのは、とてもちゃんとした推理小説だということ。手がかりは初めから順に差し出され、私たちは星座を探すように、点と点を繋いでいけばいい。分からなくてもポアロがいるから大丈夫。

    トリッキーでも、バカスカホームランを打つ派手なタイプでもなく、計算も練習量も見え、犠打も盗塁も守備も「ああ、上手いな」と思わせるような、少し小柄で多才な選手を想像させる小説。最近のミステリーに慣れた人からすれば刺激が足りないかもしれないが、この文章と人物描写、物語の巧みさはやはり凄いなあと思う。

    たくさん人物が出てくるが、名前はうろ覚えのまま読み進めた。性格やバックボーンがハッキリしているので、性格が分からないと名前を覚えられない私としては非常に有難い。人を覚えるのが苦手な人でも、ポアロがかなり短く、正確に、人柄や関係性をまとめてくれている箇所があるので気楽に読める……かも。

    読んでいて、ポアロは、何も知らない、何の手がかりもない、ということをきちんと話す人だから、信頼が置けるんだなあ……と思った。合理的なだけかもしれないけど、それぞれの事件に濡れ衣をかけられた容疑者がいないことを「喜ばしい」と表現してるのも優しい。それに、どんな人にも論理的な思考があると考え、その人の思考を辿ろうとするポアロは、変人ではあるのだろうが、誰に対しても公平だ。
    後日談も素敵だしね。

    お気に入りのポイントといえば、序盤のジャップ警部とポアロとヘイスティングズのやり取りは、なんともいえず微笑ましい。とりなそうとして話を蒸し返してヘイスティングズの地雷踏んじゃって慌てて宥めたり、うきうきで他人の恋のキューピッドやったりと、この、髭を大事にしてる小柄なおじさん、もしかして可愛いのでは……?

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    2026年08月18日
  • アクロイド殺し

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    なるほど。「全編手記」ね。

    当時は賛否あったらしいが、この時代に発表されたら「お見事!」となりそう。

    名ミステリーは再読したくなる。

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    2026年08月15日
  • オリエント急行の殺人

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    とんでもない名作。
    真相については、そういうミステリーがあるよとどこかで聞いたことがあったために途中で気づいたけど、犯人判明を超えるカタルシス。少し涙ぐんだ。

    エルキュール・ポアロのシリーズは初めて読んだ。完全無欠の探偵じゃなく、たまに狼狽してるのが新鮮。
    全体の75%くらい進んでもまだ事実の整理でしかなく、ここからどうなるの?と思いながら読んでたら、見事な締め方だった。

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    2026年08月14日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    アガサ・クリスティのデビュー作であり、エルキュール・ポアロ誕生の作品。
    病床で読む本が無くなった。と母に訴えると
    「それなら、自分で書いてみたら」と言われたという。
    その後、病院の薬局で働き、悪や犯罪、人間の本性に関心があったことから、最初に書いたミステリィ作品が本書となる。
    書いてみたら?と言われ、書いてみた作品とは思えないほど洗練されたトリックや謎解き。100年前の作品が現代でも色褪せないのは素晴らしい。

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    2026年08月14日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    十角館の殺人やある閉ざされた雪の山荘でを先に読んでいて、こちらを読まない訳にはいかないと読み始めた。
    何故かは分からないが、綺麗な事件だったと読み終わったときに思った。ミステリー面白いって思わせてくれる1冊でした。

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    2026年08月13日
  • 終りなき夜に生れつく

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    ネタバレ

    おお、そうくるんだ、と思った
    読み終わったすぐ後に超面白かった!となったわけではないのに、時間が経っても、どこかぼんやりと思い返してしまう作品だなと
    欲望は人の業だし、人は得てして自分の本当の感情に無自覚なところもある
    私もまた終りなき夜に生まれついているな、と自覚する節があった

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    2026年08月12日
  • ABC殺人事件

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    後の数々のミステリーの名作が本作の影響を受けているのがよくわかる。特にサイコミステリーにおいてその原型のような作品。約90年前にこれだけエンタメ性の高い作品を書いた事が驚き。ヘイスティングスの手記の間に他の人物の章を挟んで読者の興味を惹きつける構成が良い。

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    2026年08月03日
  • アクロイド殺し

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    ミステリーでドラマティックでエンタメ。特に、推理のシーンに関しては、舞台を整えて、雰囲気を作って……と、ミステリードラマのような……映像的な盛り上がりがある。容疑者たちに緊張が走る、その空気を感じるようだ。
    言葉遣いに「ん?」という違和感はあったが、たぶんそもそもの原稿が読みやすくて面白いのだろう、読み切らされてしまった(笑)
    ああ、そして、ポアロが好きになってしまった。この小柄なベルギー人はキャラクターがしっかり立っていて、人をよく見ており、ちょっとお茶目だ。そして、何を考えているかは道中全然教えてくれないが、時に人を後押しし、口を閉じるべき時を知っている。
    彼を信頼する一方で、私は犯人である人物を信用出来ず、ずっと疑っていた。そもそも犯行が可能だし、いい人なんだけど好きになれなくて。……だが、途中から「ふんふん、それで?」と物語を追うのが楽しくなったり視点を誘導されたりで、結局はクリスティーの手の平の上……(笑) ラストの一文には、探偵ものの犯人の切実な、ちょっと皮肉げな気持ちがこもっていると思う。

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    2026年08月01日
  • 七つの時計

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    アガサクリスティ大好き!
    毎回必ず騙されます(笑)
    今回も、うそーん!な感じで面白かったです!
    アガサクリスティほぼほぼ全部読んだつもりだったのですが、まだ読んだことないのが発見できて嬉しい!
    たまたま丸善で発見!
    これを機にアガサの他の作品見直してみたら…
    …
    内容びっくりするくらい覚えてないのが多数…
    …
    もう一回読み直すとしましょうか!それも楽しみが増えて嬉しいかも?!


    記憶力!!!(爆)

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    2026年07月30日
  • アクロイド殺し

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    推理小説が好きでした。この作品を読んでから、良くも悪くも数年間本を読めなくなりました。
    今年で発表から100年なんですね。
    ぜひ一人でも多くの方に、イギリスのおばちゃんが100年前に書いた本で、めちゃくちゃに引っ掻き回される体験をして欲しいです!

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    2026年07月27日
  • ABC殺人事件

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    ネタバレ

    長年積読にしてましたが、じっくり読めて良かったです。
    木を隠すなら森の中、殺人を隠すなら殺人の中。そして小説自体のもう一つの側面。
    真相が明かされるまで、あらゆる可能性(いわゆる禁じ手も含め)を想像しながら読めるのがクリスティ作品の醍醐味だと思います。
    今回もいろんな可能性を考えながら、あと少しで真実に辿り着けなかったところも含めて満足です。

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    2026年07月26日
  • カーテン

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    ネタバレ

    ポアロ最後の事件。
    最初からポアロが年老いて病気になっていたり、ヘイスティングズも気持ちが沈んでて読んでて辛かった。

    これほど許せない犯人はいなかっただろう。
    証拠がなければ何の罪にも問われない。
    正しいのか正しくないのかこれは答えは一生分からない。

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    2026年07月26日
  • 火曜クラブ

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    ミスマープルの活躍を描いた13の短編
    マープルの甥の提案によって始まった謎解きの語り合い
    村でのできごとと重ねて思うあみものをしながら聞いている穏やかな老嬢の姿があった
    村の中で暮らしていると人間のすることは同じようなものだと思えるそう
    ミスマープルのスタイルを形作った作品です
    ジェーンヒクソン、山岡久乃吹き替えのNHK版がとても好きでした

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    2026年07月26日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    約50年前、ミステリーの名作中の名作「そして誰もいなくなった」を読んだ。ものすごく感動した。ただ、内容で覚えているのは、孤島で10人が次々とマザーグースの童謡の通りに殺され、最後には誰もいなくなることぐらいだ。その本はいま手元になく、おそらく実家の本棚のどこかに眠っている。
     アガサ・クリスティーの没後50年の2026年1月に、改訳新版がハヤカワ文庫から出された。そうと知っていたわけではないが、昨年から「オリエント急行の殺人」や「ABC殺人事件」「クリスマス・プディングの冒険」「火曜クラブ」と未読だった作品を気まぐれに読んできて、次はやはり「そして誰もいなくなった」を再読しなくてはと、何の必然性もなく考えたからだ。
     読んでみて、愕然とした。全く初めての作品を読んでいる感覚だ。青木久惠さんの新訳が洗練されたわかりやすい文章で、リーダビリティーが素晴らしく高い。再読も一気読みだった。
     考えてみれば、半世紀も前に読んだ本の中身を詳しく覚えている方が奇跡だろう。50年前に習った物理・化学・数学・漢文・古文なども、ほとんどきれいさっぱりと忘れているのだから。
     「そして誰もいなくなった」が英国で出版されたのが1939年、日本では1955年。たぶん1970年代初めに読んだ私が、いま再読して言えるのは、「そして誰もいなくなった」は時代や社会がかわっても傑作であり続けるという、しごく当たり前のことだけだ。未来の読者も私と同じような感動をきっと味わってくれることだろう

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    2026年07月25日