【感想・ネタバレ】葬儀を終えて〔新訳版〕のレビュー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年09月25日

これ以上ないミステリ。
これから先どんなミステリを読んでもこれを超えることはないと思う。
「だって彼は殺されたんでしょ?」のコーラのセリフがとても印象的で、そのせいでしっかりとアガサ・クリスティーの術中にはまってしまった笑

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Posted by ブクログ 2023年07月22日

長く相手と会話させていく中で、切欠を掴み、事件の違和感を掴んでいく、クリスティのポアロ物の中でも特に面白い方に入ると思う。
大富豪の一族のそれぞれも個性的で面白い。

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Posted by ブクログ 2023年07月12日

「だって彼は殺されたんでしょ?」

あぁ、もう何も言うことがない。

登場人物のひとりひとりがみんな疑わしいし、そうでもないし。
何を言ってもネタバレになりそうだし……。

終盤に一族のひとりが、
「たった、五千ポンドのため?」

さて、これはなにを言ってるのか……。
読んでいない人のお楽しみ。

...続きを読むホント、おもしろかったあー。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月15日

800冊のメルクマール。それに相応しい内容だった!資産家の当主リチャード・アバネシーが急死する。リチャードの屋敷には、葬儀に訪れた親戚たちが集まり、遺言執行者であるエントウイッスルから遺言の内容を発表される。その直後、末妹コーラが「だって、リチャードは殺されたんでしょう?」そして葬儀の翌日、コーラは...続きを読む殺される。その後、コーラのお手伝い・ギルクリストへの毒殺未遂。ポアロが関係者を集めて推理する。薬剤師、俳優、精神病等バラエティー富んだ登場人物、絵画にまつわる謎。ポアロが糸をほどいていく。真相を知り驚愕した。⑤

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Posted by ブクログ 2022年12月11日

病気で急死したリチャードの葬儀で姪のコーラが放った一言「だって彼は殺されてんでしょう」。
空気が読めないが真実を突く事が過去多かった彼女の一言。彼女がその後すぐに殺されたことにより、リチャードは本当に病死だったのか!?を巡るストーリー。
本作はトリックが凄かった。派手さは無いのだが、あー、なるほどー...続きを読む、その視点は無かった。と、ただただ納得。コーラの放った一言が単なる一言なのだけれども、こんなにも物語に食い込めるのかという部分で凄かった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年12月04日

クリスティー22冊目。
だまされたー!最初はヘレンが犯人だと思ってて、次はモードを疑って、結局全然合ってなかった。
あー悔しい。読み返したら、葬儀帰りにおいしいパンを食べてたシーン、「コーラ」って明記されてない。すっかり書いてあるものだと思い込まされてた。
家族全員がまんべんなく怪しさを漂わせていた...続きを読むのが見事。だれが犯人でもおかしくなかった。なのに、一番怪しさのない人が犯人だった…あーあ。
スーザンが幸せになってくれたらいいな。

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Posted by ブクログ 2021年09月02日

犯人はわかった。
推理が確信に変わるとき(つまり、ポアロが推理を披露して読者に結末が知らされるとき)、わかってはいても鳥肌がたった。
自分の中で、ナイルに死す、白昼の悪魔、五匹の子豚に並ぶ、大好きなトリックだった。

クリスティーは多くのミステリ好き(そもそもミステリ好きは多いのだが)に愛されている...続きを読むが故、解説にも熱がこもっていて面白い。
本作の折原さんの解説はその中でも好きだ。

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Posted by ブクログ 2021年05月06日

ポアロ
すごく面白かった。
最初は落ち着いてちびちび読んでいたのだが、ポアロがでてきたあたりからぐいぐい引き込まれて朝まで読んでしまった。全く予想外の結末。でも少し疑問。声とか。

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Posted by ブクログ 2021年03月17日

癖つよ家族のバリエーション豊か!

こんな人いるよね〜って知り合いに当てはめて読んでいたので最後犯人が知り合いのようなショック受けてしまった

ノンストップでガーッと読んでしまった 夜に読み始めてたら徹夜だったかもしれない

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年03月05日

 原題 After the Funeral

 リチャードの葬儀の後、末妹のコーラが発した「だって彼は殺されたんでしょ?」の一言から事件は始まりますが、この言葉が発せられた意味がこんなに深かったとは!
 ポアロシリーズを何作か読んだなかで、この作品が一番好きです。事件やトリックに派手さはありませんが...続きを読む、面白い!
 ポアロが皆を一堂に集めて謎解きをするまで、さっぱり犯人がわかりませんでした。犯人・犯行動機が分かれば、なるほどと納得。
 登場人物が親戚だらけなので、最初は誰がどういう親戚筋なのか、家系図で確認する作業が必要ですが、登場人物が皆個性的で良かったです。

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Posted by ブクログ 2021年01月20日

新訳版読みやすい。

そして分かっているけど面白い!
どうしてもオリエント急行とかアクロイドとか、そして誰も〜とかの代表作を思い浮かべてしまうけれど、ネタバレしちゃうからあんまり言えないけれど、実はポアロよりマープル派だけれど、これも間違いなく名作。

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Posted by ブクログ 2020年12月20日

旧版を読みました。とても読みやすかった!そして感嘆の一言です。素晴らしいです。70年前の作品とは思えない、生き生きとした登場人物や情景の描写。ダウントンアビーのようなお屋敷で起きる事件がすでにワクワクさせます。ゴシックな雰囲気が最高!場面ごとに映像が目に浮かんできて、最高にフォトジェニック。ここまで...続きを読む惹きつけてくれるクリスティの手腕に、改めて感じ入りました。お約束のような遺産がらみの事件、けれどその展開は意表を突きすぎて呆然となります。写真やSNSのない、古き良き時代の事件ですね。良い時間を過ごさせていただきました。

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Posted by ブクログ 2024年02月27日

「1番怪しくない人物が犯人」を念頭におきあれこれ考えながら読みましたが、、、犯人は怪しくないどころではなく選択肢から除外していた人物でした。昔、映画「ナイル殺人事件」を観たときと同じくらい驚きました。

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Posted by ブクログ 2023年06月11日

だって彼は殺されたんでしょ?すべてはこの一言から始まった。
このあらすじを見たら、読まずにはいられないでしょう!!登場人物全員怪しくて、まさかこの人が犯人?それとも次の被害者?とドキドキする描写が多々あった。
そして私は今回も女性たちそれぞれの生き方に感情移入してしまった。みんな幸せになってほしい。

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Posted by ブクログ 2022年08月01日

だって彼は殺されたんでしょ?
という言葉に騙された。
犯人が意外すぎて驚いた。
動機も。
ポアロがいつ出てくるのか楽しみにしていた、もっと早くから登場してほしかったな。
解決は、鮮やか!

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月20日

だって彼は殺されたんでしょ?
一瞬で登場人物全員を疑心暗鬼にさせる一言。
葬儀を終えたばかりのアバネシー家当主の死、その裏側にどんな真実があるのか。実際にはごく自然な病死であって他殺の証拠は一切ない。ただ、他殺でないと言い切れる証拠も存在しない。
"誰かに殺された"という(偽の)...続きを読む真実を生み出して、それを"知られたらまずい誰か"を各々に想像させる。そしてこれから自分が行う殺人の罪をその"誰か"に負わせる。
偶然の死と自分の犯行に繋がりがあるように印象付けて殺害動機を隠す。
被害者に最も近い人物でありながら、冒頭の発言が被害者本人のものである限り、最も犯人像からかけ離れた存在になれる。
殺害方法も実際の犯人のイメージとは結びつかないもの。
他人から見える自分がどんな人間かをしっかり心得ていて、演技にも長けている。
でも鏡に映る自分と他人の目に映る自分は違うということを考慮できなかった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月22日

 リチャードの親族から犯人出ると思いきや、まさかの家政婦が犯人だったなんて。。
 「蝋製の造花を見たことないのに…」ってくだり、気づく人いるのかな

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

ポアロもの。

資産家、アバネシー家の当主・リチャードの葬儀が終わり、出席した親族一同の前で遺言執行人の弁護士・エントウィッスル氏から故人の遺産の内容が公開されます。
ですがその時、リチャードの末妹・コーラの放った爆弾発言により、その場が凍り付くことに。
「だって彼は殺されたんでしょ?」
そしてその...続きを読む翌日、コーラが自宅で殺害されているのが発見されて・・。

これぞファーストインパクト(?)といった感のある、コーラの爆弾投下。
もう、これで引き込まれちゃいますものね~。
この、“・・彼は殺されたんでしょ?”は、
“いいかい、彼女を殺してしまわなきゃいけないんだよ”(『死との約束』)
“なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?”(『なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?』)
と並ぶ、クリスティー“つかみ名台詞3選”といったところでしょうかね。(※現時点)
(因みに、個人的な“優秀つかみシチュエーション編”は『パディントン発4時50分』です♪)

さて、コーラの発言と彼女の死亡によって、リチャードの死因も怪しくなってきたぞ・・ということで、序盤は弁護士のエントウィッスル氏が、独自で関係者達にヌル目のヒアリングをしていき、中盤からはそのエントウィッスル氏から依頼を受けたポアロが登板してガッツリ調査していく流れです。(UNARCOのポンタリエってw)
とにかく、相続関係者(ある意味容疑者)が多いので、巻頭の家系図を頼りに読み進めていた私ですが、今思えば“家系図に注目”してまうという事自体、トラップに嵌っていたのかも・・( ゚д゚)ハッ!?
こうして真相を追っていく過程で、彼らの抱える事情や人間模様がじわじわ炙りだされてくるというじんわり展開で、ちょっと進みが遅いかな・・と思いつつ、これまでクリスティーの印象操作によるミスリードに散々騙されてきた実績(?)を持つ私なりに、“敢えて怪しくない人物”をマークしていたのですが・・結果、大ハズレでしたー!
犯人が想定外な人物だったどころか、最初っから騙されてましたよ~。
さすが、クリスティー師匠は1枚も2枚も上手でしたね。

ところで、本書に登場したアバネシー家親族の男性陣が揃いも揃ってダメんずばかりで(何だかクリスティーあるあるになってきた模様)、特にスーザンとモードには“目を覚ませ!”と肩を揺さぶりたくなった私です~。

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Posted by ブクログ 2024年02月18日

騙された!それはもう清々しく騙されました!
……と、私は一体何度クリスティーの感想に書けば気が済むのでしょうか。それくらい、まんまと彼女の術中にハマってしまったのでした。

「だって彼は殺されたんでしょ?」
大富豪リチャードの葬儀で、末妹コーラが放った一言はその場をいた人々に動揺を与えた。そしてその...続きを読む翌日、コーラが何者かに殺される――。
『雲をつかむ死』でも思ったのですが、クリスティー女史は本当につかみもうまい。今作はポアロものの中でも後半の作品になるのですが、あらすじが気になりすぎて手に取ってしまいました。
ページを開いてびっくり。なんと、これまで読んだクリスティー作品で初めて、家系図がついています!怪しく思われるリチャードの親戚はなんと7人。最初は誰が誰だか状態でしたが、家系図と行きつ戻りつするうちに登場人物の輪郭がくっきり浮かぶようになるのは、さすがの人物描写力です。
それでも、なかなかポアロさんが出てこなくてやきもきしていたので、「少し迷ってから、ある友人に電話をかけた」の一文には思わず拍手でした。よっ、真打ち登場!

今作は特に「会話」が重視されているのか、弁護士であるエントウィッスル氏とポアロさん(あるいはポンタリエ笑)が聞き出した内容から非常に多くの事実と嘘が提示されます。私はすっかり騙されましたが、注意深くこれらの発言を追っていれば犯人がわかる方もいるのでは?
一見ただの雑談に見えても、不要なものなど一つもない。
それを改めて実感させられました。すごいなぁ。

余談ですが、食事のシーンがどれもやけに美味しそうでした。そして他の方のレビューで気づきましたが、「おいしいパン」を食べるシーン。なるほどたしかに……。

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Posted by ブクログ 2023年02月17日

気味が悪い。面白かった。
ちょっとボリュームが多く、読むのに時間かかったのと結末の納得度のバランスが、前者に比重が少し傾いてたのもあって3点

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Posted by ブクログ 2023年02月12日

面白かったけど、ストーリーはそんなに盛り上がりが無かったかも。けど、ポアロの推察はやっぱりすごかった!

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