アガサ・クリスティーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『三体』に”エヴァンズ”がでてきたので、まったく関係無いけど、秀逸なタイトルの本書を読んでみました。
有名なポアロやマープルのような名探偵ではなく、ど素人だけど何故か微笑ましい、ボビイとフランキー嬢の幼なじみコンビ。謎やスリル、友情あり、ロマンスありと、所々ドタバタしながらの素人探偵の行動に引き込まれ、とても面白かったです。ミステリだけど、爽やかなハッピーエンドの素敵な作品でした。
あらすじ :
ウェールズの海辺の小さな町マーチボルトに暮らすボビイは、ある日ゴルフのラウンド中に、崖から転落して瀕死の男を発見。その男は「なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?」という謎めいた言葉を最後に息を引き -
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Posted by ブクログ
クリスティの戯曲は中々手を出せずにいたがほとんど作品を読み尽くしてしまい、いよいよ戯曲を読むに至る。
今作「検察側の証人」は法廷ミステリーになる訳だが、1953年から全く色褪せる事なくあまりにも面白い作品で衝撃的だ。小説よりも短いため読みやすく、戯曲でも傑作と言われる様に起承転結が丁寧で完成度が高い。更にはクリスティ得意のどんでん返しと読者(観劇者)を騙す為のトリックが見事に作用している。
若いハンサムなレナード・ボウルは中年のフレンチという女性をとある事故から救った事により親しくなる。ある日、フレンチ婦人が自宅で殺害されており、レナードに疑いがかかってしまう。レナードの潔白を証明でき -
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僕は舞台の事は詳しくないが、イギリスでもっともロングランしていた作品がこの作品の様だ。
過去に小説版を読んでいるが、戯曲についても楽しむ事が出来た。戯曲の方が少し抒情的に感じるのは小説版から時間が経っているせいか。戯曲構成の為か。いずれにせよ、クリスティ作品の中でも完成度は抜群で余計なものが無い、研ぎ澄まされた様な作品だ。
クリスティの傑作、名作は数十作に上るが、今作では「これぞクリスティ!!」と舌を巻く、王道の「雪の密室」と「フーダニット」そして「メロドラマ」の組み合わせだ。最後のオチまでしっかりと描かれており、舞台は観ずともミステリーとして面白い。
舞台用なので登場人物が小説よりも -
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恐れ入った。最後までジャンル未分類のまま作品が進む。何を読んでいるのかよくわからない。ただし先が気になる、面白い。
私のごくごく個人的な心情として「推理小説・ミステリー・サスペンスは読まない」というのがある。何故ならそういった類のものは「物語が始まる前から人が死ぬことが知らされてるようなもん」だから。展開上人が死ぬのは良い(よくない)としても、死が織り込み済みだと面白くないと思ってしまうから。だから、今回は前情報なしにクリスティの二冊目に手を出した。『春にして君を離れ』の感覚で。
感情が揺さぶられるということは無かったが、冷静な感動があった。初めての感覚。 -
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ポー、横溝正史ときてクリスティーです
なんかそういう時ってある
どういう時かっていうとそういう時だ
トミー&タペンスのおしどり探偵も初老と言われるお年、孫もいます
だけんども二人(特にタペンス)はまだまだ元気
家族的には困っちゃうおじいちゃんおばあちゃんよね
も〜いい加減落ち着いてよ〜って言われてそう
いや実際娘に言われてたな
そしてだいたい面と向かって言われるのはお父さんの方
しっかり見張っててよ!とか言われる
いやもう無理やん
なんで無理だってことが分かっててお父さんにばっかりそういうこと言うのか!
「旦那さんの役目でしょ!」とか言われる
だから無理だっての!
今回もタペンス暴走、トミ -
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クリスティの冒険ミステリー。主人公アンの冒険譚。当時の女性の生き方や考え方、社会的な通念をベースにしながら、主人公アンが生き生きと躍動する作品。イギリスから南アフリカへの船旅や謎の殺人事件の真相を巡る旅。
クリスティの初期に当たる作品の様だが、沢山の作品を読んだ後でも遜色無く楽しめる作品で、正しく「冒険活劇」に相応しい作品だ。
主人公がとても魅力的で、感情移入しやすく、スリリングなアンの行動を楽しむ事が出来る。物語は主人公であるアンの目線と、登場人物であるユースタス・ペドラーの手記という形で進行される。アンが発表する冒険譚にペドラーが手記を提供した形になる。各々、全く別の目線から今回の冒 -
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ネタバレ時折垣間見える中東の景色や発掘現場の様子などの描写は活き活きとして、目に浮かび上がってくるようでした。
ただ、中東の描写や発掘現場の描写が盛りだくさんというわけではないのでご注意を。
事件が起きた場所が、発掘チームだったという程度で思っていた方が楽しめそうです。
今作、ルイーズという美人がかき乱す人間模様が描かれた作品。
ルイーズの人となりの把握から始まり、周りの人物がルイーズにどんな感情を持っているのか?から犯人と動機をあぶりだしていきます。
登場人物それぞれのルイーズに対する捉え方、抱いている感情の書き分けが素晴らしくゾッとする。
アガサ・クリスティー作品の中でライトに読めて、うまみを感じ -
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アクナーテン
どんな作品でもそうだが取りかかる順番はとても大事で、相乗効果で面白さが増す事がよくある。今作、「アクナーテン」を読む前に「ファラオの密室」(2024年)という作品を読んでいた為、世界観が踏襲され、まるで続編を読んでいるかの様な感覚になった。
「ファラオの密室」では神官とこの時代に生きる市民や奴隷、神々を中心に物語が描かれ、「アクナーテン」ではこの時代のファラオ、王族達を中心に物語が進められる。
今作に登場するファラオ、アクナーテン(おそらくアクエンアテンは読み方の違い)は愛と平和に憧憬する王なのだが、歴史上は余り評価されていない。彼が憧れる世界は理想郷であり、人間の悪い部分