アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 象は忘れない

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    ポアロシリーズあと2冊。小説家が集まる昼食会に出席したオリヴァ夫人。見知らぬ夫人・ミセス・バートン・コックスが話しかけてきた。「あなたが名付け親のシリヤの両親が心中した事件覚えている?母親が父親を殺したのか?それとも父親が母親を殺したのか?」という質問。オリヴァ夫人はポアロに真相を依頼する。オリヴァ夫人、ポアロは関係者に話しを聞く。シリヤの母親は【ミステリーでは禁じ手?】であった、そうきたか!ポアロが登場するラストストーリーで若干納得いかないものの、完成度は高く、楽しめました。次回がラストポアロ(泣)⑤↑

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    2023年08月20日
  • 青列車の秘密

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    ネタバレ

     青列車の秘密
     クリスティの長編ミステリー。ポアロシリーズ。
    ブルートレイン車内で発生した宝石「火の心臓」を巡る盗難事件とアメリカ人令嬢の殺人事件の謎。単純な殺人事件の調査だけではなくイギリスで有名な宝石泥棒「侯爵」に繋がる事件。
     クリスティ作品において冒険ものは沢山あるが、今作は冒険的な部分と殺人による捜査、推理のパートのバランスがよくスリリングに物語が進行していく。上手く言えないが構成も現代的な印象があり、まずは宝石商と購入した人物のやりとりからスタートする。
     他のシリーズに比べてポアロの性格や人間関係がとてもよくわかる作品で、様々な分野の上位の人物に顔がきき、捜査の合間に恐ろしさを

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    2023年08月13日
  • スリーピング・マーダー

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    初めてのミスマープルもの。
    ポアロよりマープルのがキャラとしては好きかも!

    ヒロインのグエンダが「いままで一度も訪れたことのない国の、一度も来たことのない家」を買って、張りたいと思い描いた壁紙と全く同じものがそこに張ってあるのを見つけるシーンが、なんとも言えず不可解で最高の導入。殺人を見る夢も不気味でよい。
    クリスティー作品の、これから素敵な謎が展開していくぞ、とわくわくさせる始まり方、好き!

    解説が恩田陸さんなのも得した気分。
    「ふとした瞬間に、ざわざわとした胸騒ぎを覚える小説」「ゆったりとした、語られぬ部分を余白として感じられる小説」まさに!

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    2023年08月12日
  • 予告殺人

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    クリスティの長編ミステリー。マープルシリーズ。巻末解説にて記載されているが、マープルシリーズは12篇しかないという事で驚いた。もっと幾つかの作品があった様に思うが、意外にもたったの1ダースなのだ。ポアロもクリスティ財団公認で続編が発表されているが、マープルの世界観を再現できる人材があれば是非書いてみてほしいし、読み続けたいシリーズだ。
     今作、「予告殺人」はクリスティの作品の中でも好きな作品の一つだ。犯人の意外性は勿論の事、殺人を偽装する為のトリックの秀逸さ、真犯人の人生の悲しみと救い、そして今作に蔓延っているなんとも言えないドライな雰囲気。田舎で生活している登場人物達とのコントラストがとても

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    2023年08月11日
  • 娘は娘

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    依存と書いてあったが、共依存というものなのだろうか。
    麻薬依存を断つことができたところで、母親への依存も断ち切れた。
    母娘の依存を断ち切る過程がさらっと書かれているのが、物足りなく感じた。

    再読したい。

    春にして君を離れが気に入ったので、こちらも読んでみた。
    今回は意外にハッピーエンド。
    という事は、春にしてもハッピーエンドなのかもしれない。
    NHKBS番組の作家達の感想を見てからだったので、人は簡単に変われないと勝手に私がラストを決めつけてしまっていたのかも。

    殺人はおきなくても、普通にその辺にいる人達だけで充分怖い。

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    2023年08月09日
  • 複数の時計

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     クリスティの長編ミステリー。ポアロシリーズ。ポアロが安楽椅子探偵を演じている作品。(結局は好奇心に敗れ行動してしまうわけだが)
    クリスティ作品はある程度学生時代に読んでいたのだが(特に長編は沢山読んだ)今作は未読だったらしい。幸い、ポアロシリーズの目新しい作品を読んだ気分であり得した気持ちだ。作中、驚いた事にポアロがミステリーにのめり込んでいた(オリヴァの作品がお気に召さないのは彼らしい)ポアロのミステリー批評は面白いが、ポアロらしくない印象を受けてしまう。(作家や作品への言及はクリスティ自身を反映しているかもしれないが、クリスティとポアロが同じ批評になるとは思えない。)まただいぶ長いパ

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    2023年08月07日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    多分、今、私の灰色の脳みそは“ポアロ”色に染まっている。

    事件に関わった看護師の手記という書き方のためか、ポアロの容姿などがこと細かく描写されている。
    そのためか、NHKドラマで観たスーシエの演じるポアロは、ほんとにそっくり(まるでドラマが先にあったよう)。

    この、新訳シリーズは文字が大きく(眼に優しく)カバーもステキで、楽しく読める。

    イラクの照つく大地とジリジリするような人間関係を、冷房の効いた部屋で没頭して読んでました。

    この後、ポアロはオリエント急行で帰るそうです……ということは?アレですか?

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    2023年08月07日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    長く相手と会話させていく中で、切欠を掴み、事件の違和感を掴んでいく、クリスティのポアロ物の中でも特に面白い方に入ると思う。
    大富豪の一族のそれぞれも個性的で面白い。

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    2023年07月22日
  • 象は忘れない

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    とある婦人の奇妙な質問から幕を開く本作、作中で描かれる殺人はその質問対象となる1件だけというのに退屈させないのは著者の卓越した構成能力故だろうね


    昔に仲睦まじい夫婦が自殺した。果たして先に銃の引き金を引いたのは父か母かどちらだったのか
    そんな取り留めのない疑問が多くの興味を掻き立て、過去への探求を始めさせるのだから面白い

    十年以上前に終わってしまった事件。センセーショナルであっても迷宮入りではないから現代でもその事件を探り続ける者は居ない
    ならヒントを探る聞き込みは出来ないかと思いきや、意外や意外に覚えている者が居る。勿論、断片的だったり間違っていたり思い込みが多分を締めていたりと事実全

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    2023年07月19日
  • 招かれざる客

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    小学生の時に読んで、そして誰もいなくなったよりも最初にアガサクリスティにハマった本。
    舞台上で繰り広げられる独特な世界観に引き込まれて、小学生だった私は、なんだこの本は!とそこから何度も読み返した。

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    2023年07月16日
  • ハロウィーン・パーティ

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    ネタバレ

    1人の少女が殺される。ハロウィン・パーティ中に水槽に頭をズボット入れていた。さらに1人殺される。クリスティがまき散らした伏線の山、山、山。途中からあまりにも情報量が多く腹痛と下痢。過去の4つの事件?関係するもんか!そんなもん!でも、犯人予想をしないといけない。事前に弱音を吐きながらも予想。ただ1人やばい奴がいる!この1人だけを追っていくしかない。徐々に明らかになる真相。野球でいう9回で一気の種明かし!クリスティが待ち散らしたものがいつの間にか回収されている。さて皆さん、私の犯人予想どうだったでしょうか?⑤

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    2023年07月16日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    「だって彼は殺されたんでしょ?」

    あぁ、もう何も言うことがない。

    登場人物のひとりひとりがみんな疑わしいし、そうでもないし。
    何を言ってもネタバレになりそうだし……。

    終盤に一族のひとりが、
    「たった、五千ポンドのため?」

    さて、これはなにを言ってるのか……。
    読んでいない人のお楽しみ。

    ホント、おもしろかったあー。

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    2023年07月12日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

     <名探偵ポワロ>シリーズ長篇2作め。南アメリカの富豪ルノーから助けを求める依頼状が届き、ポワロとヘイスティングズは彼の滞在先のフランスへ渡るも既に殺されていて、その真相解明に挑む、という内容。
     ドラマ視聴を機に読み始めたが、デイヴィッド・スーシェ版よりも言い回しは面倒臭いが紳士然としている点がいい。ポワロを目の敵にするパリ警視庁のジロー刑事とも変に張り合ったりせず、あくまでも“大人の対応”をする姿が好ましかった。一方で事件関係者の一人でヘイスティングズが一目惚れする某女性の設定がやや煩わしく、ドラマ版のほうがすっきりとしていた。

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    2023年07月12日
  • 青列車の秘密

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    ドキドキ、ワクワクが止まらない。クリスティの世界観に引き込まれた。犯人探しを楽しみたい人にオススメ。

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    2023年06月13日
  • 魔術の殺人

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    アガサ・クリスティの作品は、トリックもそうだが、それ以上に『人間』を鮮やかに描いている。人間が引き起こすすべての事件は、人間が人間であるが故に起こるのだ。そういうメッセージをいつも勝手に受け取っている。

    一応このアプリにはネタバレ防止の機能があるが、私は結構それを見てしまう質なので、私と同じような方が折角の楽しみを奪われないように、細かいことは書かない。

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    2023年05月14日
  • 蒼ざめた馬

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    なかなか面白かった「ひらいたトランプ」の登場人物が出てくると知って続けて選んだが関連性は全くないといっていいレベル。ただしこちらの方が更に気に入った。手の込んだオカルト演出の殺人組織の種明かしが主眼で、犯罪はひたすら卑近なもの、恐怖心につけこまれて騙されてはいけない、という今のご時世にも大切でありがたいメッセージ性のある良い作品と思う。

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    2023年04月23日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    夢中になって読みました。すべてが練られておりまた会話や展開も小粋で、クリスティはやはり天才。子供時代からクリスティの本を読み始めると止まらず寝られなくて夜更かししたのを思い出しました。
    題名もそれへのつじつま合わせも天才的です。

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    2023年04月16日
  • 鳩のなかの猫

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    ネタバレ

    ポアロシリーズはあと6冊。革命で身の危険を感じた中東ラマット王子は家宝の宝石を友人に託したが、飛行機事故で友人とともに死亡。宝石の行方は?そして話は一変する。イギリスの名門女子高メドウバンク校で、新任教師が何者かに殺害される。さらに、中東の王女が誘拐事件、第二の殺人まで起きる。1人の女子学生が宝石を発見し、ポアロに助けを求め一時避難する。殺人と宝石、登場人物の教師たちが癖ある人物で犯人を絞れない・・・色々調査したポアロが最後にはすべて解決した。ただ、この表紙絵は何だったんだ?今回も犯人予想、完敗。⑤

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    2023年04月16日
  • 死者のあやまち

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    ポアロシリーズ、残りは7冊。今回、ポアロは推理小説作家・オリヴァ夫人からナス屋敷へと誘われる。殺人事件の犯人捜しのイベントを計画したオリヴァ夫人だったが、殺人事件の被害者役をしていた少女・マーリンが、本当に殺されてしまう。しかも、ナス屋敷の新しい主人の妻・ハティも同時に行方不明。何が起こっているんだ!分からん!さらに1人が不慮の事故死。うー分からん!そして出てくる怪しい義兄に、亀のアロハシャツ!いつもあり得ない人が犯人なのだが、今回もクリスティーの術中に嵌まる。泥沼で藻掻く約400ページ。いかん、いかん⑤

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    2023年03月19日
  • チムニーズ館の秘密

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    個人的にとても思い入れのある作品でもあり、初めて読んだクリスティ作品でもあるチムニーズ館。ある国の王政復古を巡る国際問題が発端で、呼び寄せられるように社交界で名高いチムニーズ館に集まった人々。そこで巻き起こる殺人、スパイ、宝探し。そしてロマンスも…?ページをめくる毎にワクワクする。バトル警部と競うように謎に挑む青年アンソニーの冒険物として読むのも楽しい。何度目かの再読だが、いつ読んでもワクワクさせてくれる。

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    2023年02月26日