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Posted by ブクログ
探偵ゲームを行うので授賞式にオリヴァ夫人より招かれたポアロ。探偵ゲームの死体役の少女マーリンがゲーム中に本当にしたいとして発見される。
ジョージ・スタッブス郷の若奥さんのハティの元にまた従兄弟のエティエンヌ・ド・スーザが来ると手紙が来るが、ハティはあいつは人殺しをするヤバい奴だという。スーザが来てから逃げ出して消えたハティ。これは二重殺人なのかとなるが、オチにドキリ。ジョージがハティを愛する良き夫感が出まくっており、スーザのミスリードがさらに引っ張ってくるのでやられる。近くのユースホステルや最初に出てくるハイカーとかもオチに絡ませてくるのも流石にうまい。
Posted by ブクログ
オリヴァ夫人から電話で呼び出しを受けたポアロは、現地で夫人が考えた「犯人探しゲーム」の賞品を渡す係を仰せ使う。
現地入りしたポアロは夫人に何か事件が起きそうだと言われるが……。シリーズ27作目
クリスティらしい「田舎で起こる事件」×「胡散臭いキャラクター」
少しダラダラとした感じを受けたが、ラストはさすが。読み終わってから冒頭に戻ると、あるキャラとポアロとの会話にゾクゾクする。これぞクリスティ。
個人的には335ページからのオリヴァ夫人とポアロの会話がとても好き。→
この会話が読めただけでも、このお話を読んだ価値がある感じする(笑)
ヘイスティングズとの関係もだけど、オリヴァ夫人とポアロの関係もたまらん。楽しい。
Posted by ブクログ
【ポアロ】
1956年クリスティー66歳の作品。
催し物の「殺人犯人探しゲーム」で、賑やかなパーティーは一転して悲劇へと変わってしまう…。
『ハロウィンパーティー』でも出てきた女性ミステリー作家のオリヴァ夫人は、どことなくクリスティーを思わせる。
今回の事件はポアロでさえも考え込んでいる。いつも自信満々のポアロがこんなにも悩んでるんだから、私にわかるはずがない。
徐々にポアロがパズルを1つずつはめていく。
次第にパズルが埋まり、全てがピタッとハマった時の気持ちよさと面白さが楽しめる。
大胆過ぎる伏線、ミスリード、キャラクター、想像できない結末。
全てがちょうど良いバランスで熟練の技を感じた。
クリスティーのある2作品を混ぜて、それをさらに巧妙に進化させたような作品で、磨きがかかってて面白かった。
2014年に刊行された中編『ポアロとグリーンショアの阿房宮』がこの作品の原型とのこと。
原作を続けて読んで、どこが違うのか読み比べしたい。
Posted by ブクログ
オリヴァ夫人と言えば登場する度にポアロを煙に巻くような発言をしていつの間にか事件の渦中へと導いていく印象が有るのだけど、今回は何も起きていない状態から「腑に落ちないおかしな点がある」という理由だけでポアロを呼び出すのだからとんでもない話
けれど、結論として実際に殺人事件が起きて、ポアロにも容易に解けない難題へと変化していくのだから面白い
本作の事件は犯人探しゲームとして企画された謎解きで死体役と成った少女が本当に殺されていたタイプの事件
犯人探しゲームが本物の犯人探しへ、と言うと構図は判り易いように思えるが、現実的に考えてお祭りの最中に少女団のマーリンを殺そうなんて思う人間が居るのかと動機が全く見えてこない
むしろ事件と同時に姿をくらましたハティ夫人の消失こそ何らかの動機を見る事が可能で、そうなるとマーリンが死んだのもハティ夫人絡みという事になるが、ハティ夫人が何処へ行ったのか皆目検討が付かないという五里霧中
探すべきは明確なのに、何処を探せば良いか全く判らない
本作が面白いのは微妙に要素をずらしてくる点だね
動機が見えない殺人は珍しいタイプではないけれど、同時に動機が見える失踪が絡む事で殺人と失踪という2つの事件の真相を同時に考えなければならない
また、読み終わってみればクリスティ作品では珍しくもない要素を絡み合わせた作品なのだと判るのだけど、読んでいる最中は要素が巧妙に隠されていたり、トリックの肝と言える要素の傍に別の目立つ要素が配置されている為に良い具合に騙される仕組みになっている印象。
それによりポアロの推理が披露されるシーンまで真相に気付くのが難しい構成だと感じられたよ
それでいて、真相を知った状態で幾つかのシーンを読み直すとこれが真相であると示唆する文章に出会えるのだから余計に面白い
名作とまでは呼称できなくても良作と言って差し支えない作品でしたよ
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