アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • エッジウェア卿の死

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    ネタバレ

    ポアロシリーズやはり面白くて一気読み。
    登場人物もそれなりに多いし犯人はこの人か?いやこの人か?とわくわくしながら読みすすめてたら、まさかの最初の容疑者のジェーンがほんまに犯人やったんかーい!ってある意味びっくりした。こういうパターンもあるんだ。ジェーンの自己肯定感というかゴーイングマイウェイなところはかっこいいしちょっと見習いたい。
    ポアロがヘイスティングスに「わたしは本当にあなたが好きですよ」っていうシーンにやにやしちゃった。ふたりの関係良すぎる〜。

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    2025年10月01日
  • 火曜クラブ

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    ドラマ「ミス・マープル」(ジョーン・ヒクソン版)に今さらハマり、マープル初登場の短編集を読むことに。

    初読から1年半後に再読。どの話もきれいに忘れていた!
    「舗道の血痕」「二人の老嬢」「クリスマスの悲劇」あたりが良かったかな。
    「バンガロー事件」は、頭からっぽキャラのミス・ヘリアの意外な一面が明らかになって面白かった。
    (2025.9.21)

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    2025年10月01日
  • パディントン発4時50分

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    ネタバレ

    ミセス・マギリカディは列車の中から、並んで走る別の列車の中で起こっている殺人事件を目撃するが、鉄道当局も警察も本気にしてくれず、列車内でも線路のまわりでも遺体が発見されない。マギリカディをよく知るミス・マープルだけが話を信じ、遺体があるかもしれない場所を推測し、土地の所有者のところへ優秀なフリーランスの家政婦ルーシー・アイルズバロウを送りこむ。

    このルーシーが頭もきれて手際が良く、料理も上手で、どこの家でもずっといてほしいと思われるような人物。そして家に溶け込み、その家に住む人や家族のことなどをよく観察する。

    列車のシーンは最初の目撃の場面だけで、ほぼルーシーの働くクラッケンソープ家での話

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    2025年10月01日
  • 復讐の女神

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    あなたにお勧め、次の本にどうぞと薦められた一冊なんだけれども、けれども……続編やないかーいっっ
    この話は『カリブ海の秘密』の続編で、この話でミス・マープルが出会った人物が亡くなったことから始まる。お話の時々にその前作に登場していた人物の人となりやらなんやらが出てくるので、『うっわーっ読みにくい』という気持ちになってしまった。とはいえ話の進行の妨げになるようなものではない。そのあたりはきちっとフォローされていて、その人となりがちゃんと描写されているので、前作が未読だったからといってなんの障碍もない。充分に面白い。
    トリック的なものはすごくシンプルで、そこまで複雑ではない。途中から、なんとなく読め

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    2025年09月30日
  • アクロイド殺し

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    そし誰、オリエント急行とならんで名前をよく聞くのに、オチを知らないため読んでみた。
    他の後続ミステリを読んでしまっているため、驚きは少なかったが、ミステリ的教養として読んでよかったと思う。
    あと、どうしても和訳&登場人物の名前がカタカナなので、頭に入りづらかった

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    2025年09月30日
  • 邪悪の家

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    ネタバレ

    すごくシンプルに読めば、真相が浮かび上がってくるという構成が面白い。いや普通に疑ってたんですよ中盤くらいまではね。でもそこから色々あって頭からポッカリ抜け落ちていたというか、勝手にその可能性を消していたというか…まあ素直な読者なんです。まあポアロもずっと見抜けなかったんで(笑) ミスリード・ミスディレクション(違いや如何に?)の巧みなクリスティーと相性良いのかもね。

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    2025年09月27日
  • 雲をつかむ死

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    ネタバレ

    1935年のポアロ中期作。『ABC殺人事件』の前なのか。日本では『ドグラ・マグラ』が発表された年だと思うと、意外と我が国のミステリーも先進性があるというか本国イギリスに健闘しているな。

    【ネタバレのようなものあり】

    列車内では飽き足らなくなったのか、遂には天空で殺人事件が起こる。メイントリックはその綱渡り的な面も含めて実にホンカクミがあって好感が持てた。吹き矢とハチのアイデアはミスリードとして十分に機能している。
    ただ人物関係でよくやるアレは流石に食傷ぎみだ。いくら当時の戸籍制度・身分制度・捜査手法が杜撰でも、流石にこれを見逃すことはないだろうと思う。『オリエント急行』と同じように、捜査編

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    2025年09月27日
  • 三幕の殺人

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    ネタバレ

    ポアロが登場するまで約200ページ。日常でも何かしらの役を演じてしまう自己愛の強い俳優と人間観察が趣味の好事家による素人探偵コンビが活躍して新鮮。

    【ネタバレあり】


    ポアロを悩ませるのが聖人の権化のような牧師が殺された動機。これは良心が痛む凄まじい一撃だ。しかし、それよりどちらかというと2つの殺人の会食に居合わせた者を疑わせるというミスディレクションのためだったという動機の方が良かったのではないか?

    よくもまあこんな良作をポンポンかけるなあ
    いや今作に関しては「犯人はエッグでチャールズを自分の元に呼び戻すためだ」という確信があった。怪しいモノローグや独り言もあったし。だがクリスティーは

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    2025年09月27日
  • 無実はさいなむ

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    ネタバレ

    まだほとんど読めていない戦後のクリスティー作品の1つ。
    舞台は『ねじれた家』で形式は『そして誰もいなくなった』みたいな感じだった。最近は初期のポアロシリーズを読んでいたので、ガラッと雰囲気が変わって面食らった。資産家夫婦の5人の養子の人間模様が複数視点で丁寧に描かれ、まるで自分ごとのように読ませてしまう力がある。日本の新本格作家(好きですよ)に足りないのはこういうところなのだろう。
    親の愛情は子にとっての束縛となる。血の繋がっていない親ならなおさら倒錯した感情を抱いてしまうのだろう。犯罪をゲームのように楽しむフィリップだけがこの重さにそぐわずかなり浮いている(てかちょっとサイコっぽいw)。得意

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    2025年09月27日
  • メソポタミヤの殺人

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    ネタバレ

    元夫が姿を変えて容疑者の中に紛れ込んでいるかもしれない!て展開は最近読んだカーの『夜歩く』みたいで興奮した。食傷気味の入れ替わりもこうやってあらかじめ提示されていれば許せる。
    ポアロシリーズにしては珍しく半密室で不可能犯罪が取り入れられている。執筆当時ですらそこまで斬新でもなさそうだが、これがあるだけで嬉しい。被害者の人となりや背景を探ることで浮かび上がる真相とポアロの推理というよりプロファイリングが面白い。それまで和気藹々としていたのに被害者が輪に入るだけで調査団員同志がギスギスする…これは現代でいわば"サークルクラッシャー"てやつだな。にしても作者は恋愛沙汰好きすぎるね

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    2025年09月27日
  • ひらいたトランプ

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    ネタバレ

    全く知らなかったがオールスター編だったのか。普通に容疑者4人以外のレイス大佐とか疑ってたぞこっちは。初耳のブリッジはクリスティーオリジナルゲームかと思ってた。面白そうなのになんで日本で浸透してないんだろう。2vs2のゲームで1人休憩てよくわからんな。
    他の方もおっしゃっているように、ゲームから容疑者の心理や性格を分析するスタイルは『カナリヤ殺人事件』や『心理試験』を想起させるが、それ一辺倒にはならず、容疑者4人の過去の犯罪にも焦点を当てている分、説得力があると思う。後ろめたい過去のある4人の容疑者をポアロが聴取で追い詰めていく展開も高度な騙し合いとなっている。フェミニストの推理作家はやや浮いた

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    2025年09月27日
  • 愛の旋律

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    アガサ・クリスティーのノンシリーズのミステリーだと思って読み始めたが、いつまで経ってもミステリーにならない…と思っていたら、これはメアリ・ウェストマコット名義で書いた小説だった。ミステリーではないけれど、人物観察、時代の描写、心情の移り変わりなど読み応えのある一冊。ミステリーではないと分かった上で読み進めていくと、特に半分過ぎたあたりからが面白くなる。

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    2025年09月24日
  • ビッグ4

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    評判悪いけど、こういう展開の早い派手な物語は好きだしいつもより人間味あるポアロが見えて面白いじゃん!と思いきや最後が微妙なので3

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    2025年09月23日
  • 白昼の悪魔

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    ネタバレ

    少し物足りなかった。面白い話ではあるんだろうけど。

    クリスティーの旅行先での話はある種、様式美のようだと思う。人間関係も緻密に構成されていて、今回は元女優で男性たちが惹かれずにはいられない美貌の持ち主、アリーナ・マーシャルを中心に恋愛模様が絡み合っていく。そして、このアリーナ・マーシャルが今回の被害者なのだ。

    あまり心が動かなかったのはどうしてなんだろうと考えてみたが、犯人たちが殺人を犯す動悸があまりにもありふれていて、そのへんのネットニュースにでも出てきそうだったからかもしれない。クリスティーにはどうもドラマチックさを求めてしまう。
    物語の落としどころも、まあそうなるよねといった感じにな

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    2025年09月20日
  • ABC殺人事件

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    ミステリー小説のマスターピース的な一冊として挙げられる作品。
    お恥ずかしながらようやく読むことができた。

    ポアロの元に届けられた挑戦状。
    その予告通り、Aで始まる地名の街でAの頭文字の老婆が殺される。
    そして現場には不気味にABC鉄道案内が残されていた。
    まもなく第二、第三の挑戦状が届く。
    Bの地でBの頭文字の娘が、Cの地でCの頭文字の紳士が殺され・・・・

    いや、これが1934年に出された小説だというから驚きである。
    まさに今で言う劇場型犯罪。
    現在で起きれば大きなセンセーショナルとなるだろう。

    最初、倒叙型のミステリーなのかと思いきや、
    そんな単純な話だったらここまで歴史に残らないのは

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    2025年09月15日
  • パディントン発4時50分

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    犯人を予想しながら読んだが結局当たらず。名物っぽいが、アガサさんの話は登場人物が多い。イメージを分けることがは難しく、読み進めるのに時間がかかる。面白い点は海外の情景が頭に浮かぶこと。

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    2025年09月14日
  • バートラム・ホテルにて

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    このところ私生活がバタバタしていて、なかなか腰を据えて本を読む時間が取れなかったのですが、そんな状況でも没頭できるのがクリスティー。
    ミス・マープルシリーズも9冊目となり、ポアロさんと共に終わりが見えてきました……さみしい(´・ω・`)

    さて今作は、「バートラム・ホテル」というなんとも素敵なホテルが舞台です。
    ”まるでほんもの”の給仕頭やメイドがいて、バターたっぷりのマフィンやドーナツを暖炉が据えられたラウンジで食べられる……なんて素敵!
    ネタバレを踏むのが怖くて詳しく調べられてはないのですが、クリスティーがお気に入りだったホテルがモデルなんだとか。いいなぁいつか行ってみたいなぁ……と夢を膨

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    2025年09月13日
  • 死との約束

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    ペトラ遺跡は、『インディ・ジョーンズ』のはるか昔に、クリスティが舞台に使っていたのだねえ。
    「殺さなくては」という家族の会話を耳にしたポアロ。それは独善的な母親に支配された、金持ち一家の子供たちの言葉だった…。
    供述の矛盾をつく謎解きと、あーこういう人いるよねえってキャラ作りがやはりお見事。

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    2025年09月12日
  • カリブ海の秘密

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    マープルシリーズ
    タイトルに惹かれて購入したもの

    犯人像がころころ変わった
    もはや誰もが怪しく思え
    意外なところで着地

    ミステリだけど マープルは
    ハラハラ ドキドキしたりはしない
    私は。
    どこか のんびりと行く末を
    眺めている感じだ

    つくづく人間の精神は
    掴みどころがないと感じた
    それぞれの思惑が混在していた
    固定観念を捨てると
    見えてくるものがある
    イメージに縛られない
    柔軟性が必要だ
    人を信じるのは美しいことだけど
    真実を知るのは 苦しいことだ…

    この後 続編にあたる
    復讐の女神を読むつもり

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    2025年09月07日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    面白かった
    コナンドイルのシャーロックホームズを彷彿させる
    ミセスミスミスターの呼び名に初めは苦しんだかも
    作中でシャーロックホームズに言及するところには少し興奮した
    次作も読もうかなと

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    2025年09月06日