アガサ・クリスティーのレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ポアロもの。
とある田舎の屋敷(ナス屋敷)で園遊会のようなお祭りが開催されることになり、その催し物の一つである“犯人探しゲーム”の筋書きを担当することになったオリヴァ夫人。
準備は整ったものの、オリヴァ夫人は“なんだか腑に落ちない”という奇妙な胸騒ぎがして、友人であるポアロに屋敷まで来てもらうことに。
ですが、その甲斐むなしくお祭り当日、ゲームの死体役の少女・マーリーンが殺されてしまい・・・。
いやぁ、今回ポアロは苦戦しましたね~・・・。
オリヴァ夫人の“予感”でナス屋敷に呼び出されたのに、殺人を未然に防ぐことができず、同日に起こった主催者の夫人・ハティの失踪も含めて、“何が何だか五里霧中 -
Posted by ブクログ
小数点があれば3.5点ぐらい。
登場人物紹介を見て、今作は語り手がいるのでマープルは要所要所で出てくるタイプかな?とは思っていたけど、なかなか出てこなくて何度もこれマープルシリーズであってる?と確認した。
マープルが大好きなので活躍が少なめでやきもきしたけど、語り手兄妹のラブストーリーが面白かった。
急に求婚しにいくのが日本では考えられなくて流石だなぁと笑った。
私が読んだクリスティー作品は今のところ全て2回以上事件があるので、山場が多くて面白いな〜と思った。
あとほぼ毎回この人が犯人!?と思うのと、犯人を捕まえるのにまぁまぁ危険な真似をするのがすごい。
理詰めの探偵じゃないからこそ、証 -
Posted by ブクログ
ネタバレアガサ・クリスティ様々なのだけど、
展開が、展開が多過ぎるー!笑
序盤の依頼人が会う前に殺されているーー
からの話の掴みはバッチリで、食い違う証言、過去の不可解な事件とその関係者などなど、兎に角てんこ盛りなのである。いつも通りそこかしこにヒントは散りばめられているものの、気持ちよく騙されてしまう。
それにしても前々からヘイスティングズはかなり恋愛脳な人物だなぁと思っていたけれど、今回は派手にやらかしている!笑
ポアロも彼の行き過ぎた行動に呆れるやら、揶揄うやらで微笑ましい。
「パパ・ポアロの言うことを聞きたまえ」
「パパ・ポアロに任せておきなさい」
この作品で気付いたが、私はこの「パパ・ポ -
Posted by ブクログ
避暑地の島で休暇を過ごしていたポアロだったが
集った滞在客たちの間には不穏な空気が流れていた。
それはただひとりの女性…
美貌の元女優の存在によるものだった。
自分の家族が一緒に滞在しているにもかかわらず
他の既婚者と親密な雰囲気をふりまく彼女が殺されたとき
滞在客の誰もがその結末に驚かなかった。
犯人は彼女の夫もしくは義娘か?
自分の夫を奪われた妻か?
それとも彼女の夫に好意をもっていた
幼馴染みの女性か?
ポアロはそれぞれのアリバイから
事件を読み解いていく…。
映画版もドラマ版も見たはずなのに
犯人忘れてた。
風光明媚な映像がたくさんあったのは
覚えてるんですけどね。
円熟期の代表作