アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 秘密機関

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    小説に対してのコメントにはふさわしくないかと思うが、映画のようなドキドキ感・満足感が得られた。トミー&タペンスの他の活躍が気になる、そんな思いを持たせてくれる良い作品。

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    2024年06月29日
  • エッジウェア卿の死

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    【ポアロ】
    今回は登場人物にあまり魅力を感じないと思っていたら、犯人の手記で一気に忘れられない犯人になった。
    こういう終わり方は今までにはなくて、最後にグッと面白みが増してさすがクリスティだった。
    犯罪がバレたきっかけが犯人の生き様を見事に表していて本当に上手い。クリスティのこういう人間の描き方が好きで、また次の作品を読みたくなってしまう。
    ★3.5
    Audibleにて。

    あらすじ
    ポアロはある女優から貴族の夫との離婚を手助けしてほしいと頼まれるが、その夫はまもなく殺されてしまう…

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    2024年06月29日
  • 殺人は容易だ

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    この作品にはポアロもミス・マープルも登場しない。元警官の素人探偵ルークが主役である。名探偵でなく素人探偵だからこそ、読者を欺かせる仕掛けがある。クリスティの作品は奇抜な密室トリックや巧妙なアリバイトリックなどミステリー好きなら一度は触れたことのあるお決まりのものは少なく、むしろ些細な勘違いやキッカケにこそタネがある。また、本書のタイトル「殺人は容易だ」はインパクトがあり、また内容の核心を端的に表現している。

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    2024年06月28日
  • マギンティ夫人は死んだ

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    怪しい登場人物が何人も。過去の事件も絡まって、途中こんがらがってしまったけど、面白かった。
    オリヴァ夫人のリンゴのくだり好き。

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    2024年06月27日
  • 白昼の悪魔

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    【ポアロ】
    孤島の高級リゾートホテルのクローズドサークル。大好きなクローズドサークル!

    宿泊客同士の人間観察のゴシップが面白い。でも人の噂話は表面しか見えてなかったりする。

    今回はクリスティー作品で初めてトリックに少し気付いたものの、怪しい人だらけなのでやっぱり最後まで犯人はわからなかった。
    解決編ではパズルを一つずつはめていくようなポアロの推理が美しかった。

    孤島クローズドサークルなので、次々と起こる殺人を期待⁉していたけど違った。
    自分も旅行している気分で楽しめた。
    美しい風景のこの作品は今度ドラマでも見てみたい。

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    2024年06月26日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    ミスマープルシリーズでは最高傑作と呼ばれているらしいけれど個人的にはあまり刺さらなかった。他のミスマープルシリーズをよく読んでいるせいかもしれない。
    犯人が意外なところから出てくるのはお約束通り。原著で読めるなら、そっちを読んだ方が細かい伏線に気づけるかも?

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    2024年06月25日
  • 教会で死んだ男

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    戦勝記念舞踏会事件
    潜水艦の設計図
    クラブのキング
    マーケット・ペイジングの怪事件
    二重の手がかり
    呪われた相続人
    コンウォールの毒殺事件
    プリマス行き急行列車
    二重の罪
    スズメバチの巣
    洋裁店の人形
    教会で死んだ男
    ポアロもの11編、ノンシリーズの怪奇もの1編、ミス・マープルもの1編の短編集。
    話が多くて読み終わる頃には、この話はどんなのだったかしら?なんて言うのがいくつか。
    『スズメバチの巣』はスズメバチの巣を駆除するのに使用する青酸カリを巡る話。一風変わった内容でラストも含めて、この短編集の中で1番好きなお話です。

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    2024年06月23日
  • 死者のあやまち

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    ポアロもの。

    とある田舎の屋敷(ナス屋敷)で園遊会のようなお祭りが開催されることになり、その催し物の一つである“犯人探しゲーム”の筋書きを担当することになったオリヴァ夫人。
    準備は整ったものの、オリヴァ夫人は“なんだか腑に落ちない”という奇妙な胸騒ぎがして、友人であるポアロに屋敷まで来てもらうことに。
    ですが、その甲斐むなしくお祭り当日、ゲームの死体役の少女・マーリーンが殺されてしまい・・・。

    いやぁ、今回ポアロは苦戦しましたね~・・・。
    オリヴァ夫人の“予感”でナス屋敷に呼び出されたのに、殺人を未然に防ぐことができず、同日に起こった主催者の夫人・ハティの失踪も含めて、“何が何だか五里霧中

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    2024年06月22日
  • 動く指

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    小数点があれば3.5点ぐらい。

    登場人物紹介を見て、今作は語り手がいるのでマープルは要所要所で出てくるタイプかな?とは思っていたけど、なかなか出てこなくて何度もこれマープルシリーズであってる?と確認した。

    マープルが大好きなので活躍が少なめでやきもきしたけど、語り手兄妹のラブストーリーが面白かった。
    急に求婚しにいくのが日本では考えられなくて流石だなぁと笑った。

    私が読んだクリスティー作品は今のところ全て2回以上事件があるので、山場が多くて面白いな〜と思った。
    あとほぼ毎回この人が犯人!?と思うのと、犯人を捕まえるのにまぁまぁ危険な真似をするのがすごい。
    理詰めの探偵じゃないからこそ、証

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    2024年06月18日
  • 海浜の午後

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    アガサ・クリスティーの戯曲三編。舞台をやるなら最後にどんでん返しがいいんだろうなと思ってたけど、『ねずみたち』は段々と追い込まれていく流れで、これはこれで見応えがありそうだと感じた。

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    2024年06月16日
  • エッジウェア卿の死

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    そんなことってありー?!って思わず言いたくなるような衝撃的な展開だった。アガサクリスティーらしい。人物関係が複雑で、ポアロも頭を悩ませていて私も混乱した。今回も面白かった◎

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    2024年06月16日
  • ゴルフ場殺人事件

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    ネタバレ

    アガサ・クリスティ様々なのだけど、
    展開が、展開が多過ぎるー!笑

    序盤の依頼人が会う前に殺されているーー
    からの話の掴みはバッチリで、食い違う証言、過去の不可解な事件とその関係者などなど、兎に角てんこ盛りなのである。いつも通りそこかしこにヒントは散りばめられているものの、気持ちよく騙されてしまう。

    それにしても前々からヘイスティングズはかなり恋愛脳な人物だなぁと思っていたけれど、今回は派手にやらかしている!笑
    ポアロも彼の行き過ぎた行動に呆れるやら、揶揄うやらで微笑ましい。
    「パパ・ポアロの言うことを聞きたまえ」
    「パパ・ポアロに任せておきなさい」
    この作品で気付いたが、私はこの「パパ・ポ

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    2024年06月16日
  • 鏡は横にひび割れて

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    アガサ•クリスティー作品は随分前に読んだかどうか。という記憶なので、ほぼ初作品
    登場人物が多いので、名前を振り返りながらってのがちょい厄介

    グロいとこ、恐怖感のない謎解きがアガサ作品の初心者には○
    他の作品もそんな感じかな。

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    2024年06月15日
  • 白昼の悪魔

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    避暑地の島で休暇を過ごしていたポアロだったが
    集った滞在客たちの間には不穏な空気が流れていた。
    それはただひとりの女性…
    美貌の元女優の存在によるものだった。
    自分の家族が一緒に滞在しているにもかかわらず
    他の既婚者と親密な雰囲気をふりまく彼女が殺されたとき
    滞在客の誰もがその結末に驚かなかった。
    犯人は彼女の夫もしくは義娘か?
    自分の夫を奪われた妻か?
    それとも彼女の夫に好意をもっていた
    幼馴染みの女性か?
    ポアロはそれぞれのアリバイから
    事件を読み解いていく…。

    映画版もドラマ版も見たはずなのに
    犯人忘れてた。
    風光明媚な映像がたくさんあったのは
    覚えてるんですけどね。

    円熟期の代表作

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    2024年06月14日
  • 蜘蛛の巣

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    アガサ・クリスティーが書いた戯曲。ト書きにも伏線が張られているという後書きで緻密な構成に気付かされた。やっぱりこの人はすごい。クリスティー文庫を制覇したい。

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    2024年06月12日
  • シタフォードの秘密

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    ミステリーを結構読んできたと自負しているが、さすがミステリーの女王。トリックも犯人も意外で驚かされた。

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    2024年06月04日
  • ブラック・コーヒー

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    『ブラックコーヒー』『評決』が収録された戯曲集。
    戯曲集が故の事なのか、小説版『ブラックコーヒー』はフーダニットの作品だったと思うけど
    本作では犯行が行われる瞬間が書かれていて読んでいてビックリしました笑。
    『評決』は色んな意味で最初から最後まで、ハラハラしっぱなしでした。

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    2024年05月24日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    予告殺人というのでドキドキして読んだけど、ちょっと期待しすぎたのかも。
    個人的には新訳より旧訳の方が味があって好き。
    内容的には関係者がそんな都合よく集まってくるかな?って感じ。

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    2024年05月22日
  • 五匹の子豚

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    うーん、いろんなとこで「傑作!」と言われてたけど、そこまで響かず…。ポアロの過去の殺人の検証モノ。5人の容疑者の聴き取り、そして彼らの独白手記からの真相開陳、という構成は変化に富んでグイグイ読める。ただ最後の展開があっけなかった。(新装版は読みやすくて良い!)

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    2024年05月19日
  • 七つの時計

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    秘密結社。少年心をくすぐる単語だ。そんな秘密結社が登場する物語。長編物だとどうしても事件が起きてから解決までの間の中だるみがあるけれど、それを覆すラストの展開。クリスティ初期の作品だが、一読の価値あり。

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    2024年05月18日