アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • ポアロ登場

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     14編が収録されており、盗難、誘拐、失踪、殺人など多彩な事件が展開される。
     ヘイスティングズとの掛け合いや、ポアロの「灰色の脳細胞」を駆使した推理が冴えわたり、次々と事件を解決に導く様子が印象的だった。珍しい失敗談も含まれており、短編集ならではのテンポの良さとともに、初期ポアロ作品の魅力が凝縮された入門にふさわしい一冊だった。

    ●首相誘拐殺人事件
     首相が戦争の和平交渉会議直前に姿を消すという大事件に対し、警察も諜報機関も手詰まりの中、ポアロはごく小さな手がかりから真相を導き出す。その推理は大胆でありながら理にかなっており、読者にも爽快感を与える。時間制限の中で事件が解決される展開はスピ

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    2025年07月31日
  • ビッグ4

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     評価がその他の小説より低めなのも理解できる。ミステリという感覚はなく、どちらかといえばスパイアクションの要素が強い。ポアロが世界規模の陰謀と対峙するという設定は派手ではあるが、いつもの「密室」「アリバイ崩し」といった本格推理を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。

    ●展開
     世界を裏で操る巨大組織「ビッグ4」という存在感は抜群で、少年漫画的なわくわくがある。ポアロが次々と罠をかいくぐり、知略で強大な敵に挑んでいく姿は、いつもと違う魅力を放っている。
     物語は緩やかに進行し、事件の解決よりも登場人物たちの交流や心情の変化が丁寧に描かれている。推理のスピード感や謎解きの鮮やかさは控えめだが、

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    2025年07月31日
  • 蒼ざめた馬

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    【ノンシリーズ】
    久しぶりのクリスティ。
    魔術で人を殺すことができるのか?
    クリスティには珍しくオカルトの雰囲気が漂う作品。

    オカルトでしかあり得ないような連続殺人は
    、果たして本当に心霊現象なのか? それともミステリーなのか…?

    ノンシリーズなので、学者であるマークが素人探偵役。
    ポアロやマープルだと安心して読めるけど、今回は「本当にそうなの?」「それはちょっと危険過ぎない?」と、素人ゆえの危うさやドキドキ感が楽しめる。

    「How」も「Who」も最後までわからず、読者も一緒に不安と推理を味わえる。
    さすがのクリスティでした。

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    2025年07月31日
  • スリーピング・マーダー

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    犯人絶対この人だろうなっていうのが当たった。
    いつも当たらないのに珍しい。
    ナイルに死すとこれだけ。
    誰が犯人だろうじゃなくて、この人が犯人な筋道を確かめてた。こういうのもたまにはよき。マープルシリーズ好きだな。

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    2025年07月29日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    おしゃれなタイトルと評価の高さでずっと読みたいと思っていた作品。
    マープルシリーズ全くの初見で手を出すのは違うのかもと思い、これを読むために先に牧師館や予告殺人を読んだまである。
    結果的に、うーん…自分の中での評価はそこまで高くありませんでした。
    まず、これは自分のクリスティ作品を読んでいる順番が良くない説もあるけど、せっかく会社の社長室で事件が起きるという珍しい状況なのに結局そのすぐ後にお屋敷に舞台が移ってしまい、またこのパターンかーい!と思わずつっこんでしまった。
    そこで暮らす人々も他のクリスティ作品と比べるといまいち書き込みが薄く最後まであまり人物像がはっきりと見えてこないため、展開され

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    2025年07月27日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    正気なのか正気じゃないのかわからない女の「人を殺したかもしれない」という証言から始まるので人が死んでるのかこれから死ぬのか死なないのかじりじりしたけど、読後は面白かった

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    2025年07月21日
  • 三幕の殺人

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    ネタバレ

    恋愛とミステリーのミックス。
    役者がパーティーで別人を演じきるのというのは、前作でも見た。
    今作はキャラクター作りが素晴らしい。
    特にサタースウェイトと犯人の関係性。

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    2025年07月14日
  • 牧師館の殺人

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    アクロイド殺しを読んだ後だったのである役割の人がとても怪しく思えたが、そんなことはなかったので良かった笑。でもこっちはこっちで考え方によっては反則技。
    他のクリスティ作品に比べ終始のんびりしてる印象だけどミスリードを上手く絡めつつ展開していく手腕はしっかり発揮されている。
    間違いなく面白いけど相対的に見ると星4つまではいかないかなーという感じ。

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    2025年07月03日
  • ABC殺人事件

    mu

    ネタバレ 購入済み

    最後まで

    最後まで犯人がわからなかった。ABC順の名前の殺人が起きて、犯人と思われる人もイニシャルがABCだなんてセンス良い。身代りも用意してキチンと計画したのに、証拠ゴロゴロ出て呆気なく終わるとは。ポアロの推理が始まったところはスラスラ読めた。

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    2025年07月02日
  • 葬儀を終えて〔新訳版〕

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    2025.5.30完読

    頑張って書いたのに、投稿押したのに、感想がないという悲劇。なんで?
    書き直しです。

    真山仁さんの『疑う力』に出てきた本。
    多分読まなくても問題なかったんだろうけど、なんとなく読まずには、読み進められない気がして、購入。
    単行本で税抜1000円超えの本で、買うとき「ヒッ」って声出た。本高くなったね。。。

    去年から読んでてやっと読み終わった。
    半年以上かけて読んだ本なので、結局『疑う力』も最初から読まなきゃもう覚えてない。笑

    読み終わった印象、Theミステリー小説。
    最近、イギリスの海外ドラマ『刑事モース』にハマったけど、ミステリーだけど情緒があるミステリーで、イギ

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    2025年06月26日
  • 蒼ざめた馬

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    やってくれたなあ!!面白いなあ!!
    だが、やはり私はポアロがいないと寂しい。ポアロがいたらなーとつい考えてしまう。ポアロが好きすぎる。

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    2025年06月24日
  • 運命の裏木戸

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    ネタバレ

    トミー&タペンス最終巻、実はこの作品だけは未読で大切にとっておいた本。「カーテン」と「スリーピング・マーダー」でクリスティは亡くなるが、この2冊はクリスティが若い頃書いて、寝かせておいた作品なので、この作品が遺作と思います。残念ながらミステリーとして、犯人捜しとしてはいまいちの作品と感じた。この作品はトミーとタペンスの夫婦の会話、アルバート(2人が雇っている従僕)との会話を楽しむべきもの。さらに2作品目の「NかMか」が結構出てくる。クリスティはタペンスを自分自身と被らせていたのかな?これでトミタペ終了!③

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    2025年06月24日
  • スリーピング・マーダー

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    ミス・マープルシリーズの最終巻。
    もっと続きが読みたかったなあ。
    グエンダの記憶が鍵を握る回想の殺人モノ。
    当時の関係者に話を聞くうちに少しずつ核心に迫っていく。
    だけど最も重要な部分は最後まで分からない。
    まあ本当は、物語の初っ端に伏線が敷かれていた。
    ただいつもの事ながら完全にスルーしていた。
    「何故その可能性に思い至らないのか」と毎回不思議に思うのも、クリスティ作品における楽しみの一つでもある。

    さて、次はどれを読もうかな。

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    2025年06月23日
  • 無実はさいなむ

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    ネタバレ

    この話には探偵は出てこない
    そして誰もいなくなったを読んだらこれも読むのをおすすめとあって読んだのだけれど、この本は一回読んだだけではその面白さはわからないと思う
    最低でも2回以上読むことをおすすめしたい

    ここからはネタバレとなります
    まずこの物語の核となるのがアーサーキャルガリという地理学者である
    二年も前の事件をほじくりかしてせっかく落ち着いていたアジール家に老婦人が殺されて逮捕されたジャッコの冤罪を告げにいく・・・というその来訪はとてつもなく迷惑なことだった
    そりゃそうだ!そんな話迷惑に決まっている
    元々評判の良くない老婦人の養子であるジャッコが逮捕されて(しかも獄中に肺炎で死亡)落ち

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    2025年06月20日
  • 葬儀を終えて

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    ネタバレ

    人が多くて覚えきれない!笑
    みんな似たり寄ったりのクズっぷりだし。
    典型的な金持ち一族の相続争いみたいな感じだけど、これが原典なのかしら?
    真相は捻ってあってさすがクリスティって感じ?
    でも赤の他人がコーラのフリするのって無理がない?20年あってなかったら分からないのかな…

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    2025年06月17日
  • ナイルに死す

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    ネタバレ

    注:内容に触れています

    読んだのは、『鈍色幻視行』の舞台がクルーズ船だったので。
    クルーズ船が舞台と言ったらコレだろー!、みたいな感じで読み始めた(^^ゞ

    クリスティーはそこそこ読んでいると思うけど、『ナイルに死す』を読むのは初めて。
    というのも、自分はポアロものよりは、マープルもの。マープルものよりは、ノンシリーズが好きだからだ。
    というか、いわゆる「名探偵」ってヤツが、なぁ〜んか好きじゃない(爆)


    『ナイルに死す』は世間ではクリスティーの傑作ということになっているけど、今回読んでみて思ったのは、「そうかぁ〜?」みたいな感じ(^^ゞ

    いや、面白いのは面白いし。
    華麗なる美女であるリ

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    2025年06月16日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ネタバレ

    あらすじに「マザーグース」の文字があったからちょっと敬遠してたけど読んでみたら全然知らなくても大丈夫でよかった

    一回着地する間違った推理から真相への反転がいつもながらおもしろい
    今回は犯人が比較的描写多めで察しやすかったかも
    登場人物が多くてちょっと覚えづらいのが難点 一気に読んだ方がいい

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    2025年06月05日
  • 死者のあやまち

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    ネタバレ

    隠されていたあやまちは。

    愛すべきオリヴァ夫人から嫌な予感がすると電話を受けたポアロは、オリヴァ夫人がお祭りのイベントとして筋書きを考えた犯人探しゲームが行われる予定のお屋敷に向かう。殺人事件を防ぐために赴いたポアロだったが、犯人役の少女が殺され、屋敷の夫人が行方不明になってしまった。手がかりのピースを集めながらもなかなか絵が描けなかったポアロがたどり着いたあやまちとは——。

    クリスティーあるあるの「Aとされていた人物が実はAではなかった」パターンではあるが、ポアロが最初に疑っていて読者も気にかけていた、それこそミステリあるあるの「長い間会っていなかったのに急に訪ねてきた兄」ではないところ

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    2025年06月04日
  • 動く指

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    ネタバレ

    謎の批判文に自殺した婦人。平和で事件など起こりそうもない村で起こった殺人事件。清廉潔白そうな人の裏の顔を感じさせる作品。兄妹そろって結婚エンドというところに時代を感じる。

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    2025年06月02日
  • バートラム・ホテルにて

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    ネタバレ

    なぜ私が、このアガサ・クリスティーをこよなく愛する私が、☆3評価にしたか。それは簡単な話である。

    マープルさんがほとんど出てこないんだもの!!

    マープルシリーズでなければ良いんですよ、気にならないし寧ろ面白いと思う。でもマープルさん出てきてるじゃん! マープルさんの活躍見たかったんだけど!!
    というファン心理である。

    とはいえ話自体はそれなりに面白かった。
    犯人を考えながら読み進め、バートラム・ホテルの意外な素顔に「なるほど?」となり、まぁ途中で女流冒険家ベス・セジウィックとエルヴァイラが母娘であることはすぐにわかったのだけれども。
    元軍人のドアマン、マイケル・ゴーマンとエルヴァイラの関

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    2025年05月28日