アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    理想的な家族を築いてきたと自負する母親は、娘の見舞いにバグダッドを行ってイギリスに帰る道中に、何もない砂漠の中の駅で豪雨による足止めを食らってしまう。そこで偶然出会った学生時代の友人との会話をきっかけに、理想的だと思っていた家庭環境に疑いを持ちだす…。
    タイトルのおしゃれさに魅かれたけど、これはシェイクスピアのソネットの一節らしい。完璧だと思っていた家族関係だが、何もない砂漠の駅で過去を回想していく中で、実はこうだったんじゃないかというふうに思考が進んでいき、夫との関係、娘との関係にどんどん疑惑が出てくる。この物語を読んで感じることは、サインが出ていても、結局自分の見たいようにしか世界が見えていないジョーン、そしてロドニーのジョーンに対する優しさは「諦め」だったということ。優しいということは、状況によると相手に何も期待していないということにもなる。このことが染み入るストーリーだったなと思う。足止めを食らったジョーンがひたすら回想にふけり、場面は動いていないのに物語がどんどん進んでいくように感じたが、結局イギリスに帰ったときにはそれらを全て思い過ごしだと断じてしまい、これまでと同じようにロドニーに接してしまう。本当の幸せを掴みにいけそうだっただけに最後はせつない終わり方だったなと思う。

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    2026年10月06日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    ちょ、ごめ
    「あの」とか「さっきの」とか
    あれとかこれとかそれとか...どれ!!!
    ごめ、ぁちょ、もっかい説明して...ぁ...

    「さっきのアレはそういう事か!」
    あーやめてそっちの世界の人だけで頷かないでー私も連れてってぇ

    ミスミセスミスタームッシュレディ ぬぉー
    アンジェリーナ・ジョリー あだ名はアンジー
    山田花子 あだ名は 山花!みたいなやつぐへぇー
    ってなる初期の翻訳ミステリ(とはいえ新訳版)が好きです
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    第一次世界大戦中、田園地帯に佇む「スタイルズ荘」そこの裕福で傲慢な女主人 【エミリー・イングルソープ】が毒殺される
    旧友でありエミリーを義母に持つ【ジョン・カヴェンディッシュ】にスタイルズ荘に招かれていた【ヘイスティングス】の記として
    一連の【スタイルズ荘の怪事件】が語られる

    もれなくみーんな怪しいゾ*
    エミリーの再婚相手の若き夫モジャモジャしてそうな【アルフレッド・イングルソープ】
    ジョンの妻 謎多き美女 ヘイスティングスもメロメロの【メアリ・カヴェンディッシュ】
    兄と違い 闇なのか湿度なのかを内に秘めたジョンの弟【ローレンス・カヴェンディッシュ】
    アルフレッドを目の敵とし親友エミリーを守ろうとした【イブリン・ハワード】
    薬品はお手の物 エミリーの亡き友人の娘 スタイルズ荘で暮らす【シンシア・マードック】
    毒のスペシャリスト メアリとムフフ ヘイスティングスの恋敵【バウアシュタイン博士】
    ...........その他諸々 (疲れた訳じゃ..な...い)

    もう、裏と裏と裏のかきあい
    URA URA URA

    1920年の犯人探し
    脳みそちゅるん隊はムチ打ち必須
    犯人わかった!あ、やっぱ嘘!あ、わかったやっぱあの人!あ、ちょっと待って!あっ
    と、我ながら波に随い波を追いまくりだった 笑

    こういうシンプルな直球ミステリも
    たまには良いですね
    胸糞もグロも無く、シンプルに犯人を推理して打ちひしがれる悦 ...滅?

    この手法、今では色々進化してエキセントリックなイメージだけど、
    このスタイリッシュさは眉間撃ち抜かれた事に気づかず瞬きパチパチしてしまう
    :( ;´ཫ`;):ナンジャコリャア!!!

    やっぱ面白探偵とそれに転がされる可哀想な助手(と読者)がいてこそだろう
    小柄な飄々ダンディ 【エルキュール・ポワロ】にぶんぶん振り回されてもうバターになっちゃいそう 悦

    次を読むのが楽しみ!

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    2026年10月06日
  • 雲をつかむ死

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    TV版ドラマを何度も見た(いまだに見る)ので話の内容やトリック等はもうわかった上できちんと原作を読もうと思い、本を手に取りました。1930年代に書かれた作品を今読んでいるという感覚だけで不思議な気分になれます。当時のイギリス(だけでなく世界、世の中)はそうだったのかぁと、ミステリーを楽しむ以外にも歴史やら社会やら文化が学べて面白いです。にしても、当時当たり前の価値観なのかクリスティー本人の偏見なのか単に辛口な表現なのか、それら全てなのか(笑)、そこまで言わんでも〜…という表現が多々見受けられ、それもまた面白いです。

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    2026年10月05日
  • 死者のあやまち

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    ネタバレ

    祭りの催しとして開催された推理ゲームで、被害者役の少女が殺害されるというショッキングな事件が発生。さらには会場であるナス屋敷のスタッブス夫人が行方不明に。ポアロたちは、スタッブス夫人はすでに殺害され、少女はその現場を目撃したために殺されたのだと推理する。夫人の行方も掴めない中、今度は渡守の老人が殺される。
    ポアロは盟友オリヴァ夫人の創作術をヒントに、犯人がスタッブス夫人の夫・ジョージであることを突き止める。実はジョージは、ナス屋敷の前の所有者であるフォリアット夫人の息子だった。戦死したものと思われていたが生きていたのだ。その事実を隠してジョージとして屋敷に戻ってきた彼はハティと結婚するも、実は既婚者だった。そこでジョージはハティの財産を奪って殺害し、自分の妻をハティに成りすまさせることに。だが、ジョージがフォリアット夫人の息子であることを知る者が二人いた。一人は長くここに暮らしていた老人で、もう一人はその孫である少女だった。そのためジョージは、口封じのために二人を殺したのだった。

    ●名言
     「よろしいですか、マダム、エルキュール・ポアロは断じてあきらめないのです」

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    2026年10月03日
  • アクロイド殺し

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    ネタバレ

    初めてのクリスティー作品でした。一番びっくりする犯人だとしたらこの人やけど動機もわからんしと読み進めていくと最後に種明かし。悪い人やん。
    三谷幸喜で日本バージョンで作ってたドラマまた観たい。

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    2026年09月30日
  • 黄色いアイリス

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    短編集は読みやすくて良い。
    この中だとタイトルにある黄色いアイリスが結構好きだった。
    時点で船上の怪事件。二度目のゴングはシチュエーションが死人の鏡と同じだったのでちょっと混乱した。

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    2026年09月29日
  • オリエント急行の殺人

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    このパターン、きっと誰かやってるよな〜と思ったら大昔に。この作品か。

    イギリス、アメリカ、イタリアなど登場人物の様々な国民性が面白かった。

    恥ずかしながら初めてのアガサクリスティ。思った以上に読みやすくあっという間だった。

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    2026年09月28日
  • 春にして君を離れ

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    ネタバレ

    名前も作品も有名なのに文として読んだことかったアガサ・クリスティー。ミステリーじゃない作品という紹介にひかれて読んだ。
    海外作品はいつも名前が覚えきれず挫折するタイプだがカバーにも、本文の最初にも登場人物の名前記載があったので、この本の作りはかなり助かった。
    見たいものをみたいようにしか見ていなかった主人公の人生が少しずつ剥がれ落ちていく過程は読んでて気持ちのいいものではなかったが、これで今後彼らの人生変わっていくのかもという読者の期待をしっかり裏切る気持ち悪さがすごかった。人が変わることは難しい
    主人公だけでなく、夫の見方も思うところがあった。お互い勇気のない者同士。

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    2026年09月27日
  • 春にして君を離れ

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    タイトルに惹かれて読んだ。アガサクリスティーのミステリーとは異なる一冊。完璧な主婦にみえる主人公が、砂漠のど真ん中に放たれて、いかに自分が過干渉な理想主義の毒親(妻)だったか自覚する話。ほぼずっと独り言のような展開なのに、すらすら読みやすかった。結婚とは家族とは、親子とは何なのか考えさせられる。独りよがりにはなりたくない。

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    2026年09月27日
  • ポアロのクリスマス

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    ネタバレ

    面白かった。ただ今まで読んできたアガサクリスティのミステリーの中では、一段劣るように見えた。というのもサグデンが最初の最初から怪しかった。殺人のトリックは、なんともマジックのようで面白かったが、犯人は分かりやすかった。ただ、やはり本の中でも書かれていたが、ポアロが謎を解くのが、ジグソーパズルのようで気持ちいい。毎度のことだが、外部からシメオンの息子が2人も来るというのは、現実離れしているが、アガサクリスティーはしっかり序盤から読者にヒントは与えている。このように、予想は裏切るが、期待は裏切らないという塩梅が絶妙だと感じた。

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    2026年09月23日
  • 死人の鏡

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    ネタバレ

    前の短編集の方が内容としては好みだったなと思った。
    印象に残ったのは砂にかかれた三角形かなと思う。長編にもあるどんでん返しを感じられたので。
    ミューズの殺人は女友達の情を感じられて好きではあった。

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    2026年09月21日
  • ABC殺人事件

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    ネタバレ

    古典的なミステリーに慣れてないからか、
    あとは動機がわかりやすいミステリーばかり読んでるせいなのか、コナンばかり見てるからなのかわからないけど、最後は驚かされた。しっかり騙された。
    なるほど順番にやられていくやつね
    連続殺人ね、と思って読んでいたら良い意味で裏切られた。

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    2026年09月21日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    海外文庫には抵抗があったが、ミステリー好きとして1度は読んでみようと思い購入。
    当たり前ではあるが登場人物の名前が横文字なので覚えるのが大変だった...が、思ったよりサクサク読めた。

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    2026年09月20日
  • なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?

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    ポアロやマープルのようなシリーズものではなく、若い男女が謎解きに乗り出す単発もののミステリー。被害者が言い残した言葉の魅力というか、吸引力がすごく、その謎を知りたい気持ちで物語にのめり込んでいった。
    クリスティらしい人物造形など、面白い部分も多々あったが、真相がちょっとややこしかった。

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    2026年09月20日
  • ひらいたトランプ

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    ブリッジを知りたい…
    ただ"性格"が核になるのがとても面白かった。
    推理も興味深かったが、決定的な部分がイマイチしっくり来なかったとこがある。

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    2026年09月19日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    ポアロ初登場の小説。
    なんか読んだことあるなと思いながら最後まで犯人分からんくて楽しく読めた。

    ポアロは分かっていることを「わかっていることがある」と言うが、内容は語らない。

    実際にいたらめちゃイヤな人間だと思って毎回読んでいる

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    2026年09月19日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    なるほど、これがクローズドサークルの原点か。
    現代の日本に生きる私にはあまりにさらりとしていて、少し物足りなさもあった。が、皆がリスペクトする理由にひとつの反論もない。

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    2026年09月19日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    そうそう、こんな感じだった。ポアロの周りくどいもったいぶった感じ、苦手だったなぁ…と思い出した。
    話としては面白いのに周りくどくて何となく好きになれない。他の作品も読んでみたら変わるんだろうか?

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    2026年09月18日
  • 春にして君を離れ

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    星3

    大好きなクリスティ。
    しかし、事件は起こりません。
    人も死にません。

    でも評価が高いので読んでみました。
    全く響かなかった…。
    女性だと感想違うんですかね?

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    2026年09月18日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ネタバレ

    メソポタミアの遺跡発掘調査ということで、読んでいく中で砂埃が舞うような空気を感じた。
    事件が起こり調査を進めていく中で、人間関係とは、愛とは、とぼんやりと考えることがあった。
    ファムファタールとオムファタールが出会ったこと、嫉妬心が強い男、と面白い関係だなと思った。
    ただ、ミステリー度でいうと他の作品よりは少し低めかなと思った。人間関係に重きを置いている印象。

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    2026年09月17日