アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • スタイルズ荘の怪事件

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    クリスティデビュー。
    なかなか登場人物がごっちゃになったけど、進むにつれてどんどん読めちゃう。ヘイスティングズの推理が混乱させてくる

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    2024年12月19日
  • 予告殺人〔新訳版〕

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    ミス・マープルを初めて読んだけど、普通のおばさんなのに面白い探偵だった。なかなか一筋縄でいかないストーリーだったし、予想外のラストで驚いた。

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    2024年12月17日
  • 愛国殺人

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    ネタバレ

    ポアロのかかりつけの歯医者が殺された?

    ポアロでも歯医者は憂鬱なんだなぁと微笑ましく感じる冒頭。しかし歯医者は遺体で発見され、治療ミスを悔いての自殺とされる。ポアロはいくつか引っかかったことをたぐるために、調査を進めるが——。

    犯人がポアロに見逃してくれるように願う理屈は、自分が国家の安定に必要な人物だから、というもの。それに対してポアロは返す。あなたは4人の命を犠牲にしている、大切にしたいのは誰も自分の命を他人から奪われないことだ、と。まさにポアロの言うことは正しい。誰も自分の命を他人に奪われない、それは国家の存続よりも大事なことである。

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    2024年12月15日
  • 蒼ざめた馬

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    ミステリー✖️オカルト。同じ様でいて全くちがう様でもある二つ。それを見事に融合し、鮮やかな謎、そして大胆なトリックを生み出している。クリスティの引き出しは無限だ。

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    2024年12月13日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    ポアロシリーズ12作目。1936年の作品。

    テル・ヤリミア遺跡調査団宿舎の間取り図が出てきたところで、前に読んだことがあると気がつきました。そのあとで犯人も思い出しだので伏線とミスリードを確認しながら読んだのですが、これがなかなか楽しかった。
    アガサ・クリスティーはやっぱり犯人がわかっててもおもしろいなあ。

    遺跡発掘現場が舞台で、考古学者と再婚した美しきミセス・レイドナーが調査団たちに巻き起こす不協和音が事件の発端となるというのが、設定からして皮肉めいています。
    アガサ・クリスティーが考古学者と再婚したのが1930年。とうぜん、彼の発掘調査に同行したこともあるでしょうし、その時に現場で

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    2024年12月14日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    細かい描写はあまり無くとも、容易く情景や状況が目に浮かぶほど分かりやすい。登場人物たちがこれまた個性的なため、混乱なく読み進めることができた。ポワロとヘイスティングス大尉が仲良く登場し、チャーミングなやり取りは必見。毒ものは単純で広がりが少ないと思っていたが、さすがはクリスティー。しっかり愉しめた!

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    2024年12月13日
  • クリスマス・プディングの冒険

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    【ポアロ・マープル短編】
    久しぶりのクリスティー。
    Audibleに未読のクリスティーが追加されていて大興奮!
    クリスティーの短編は苦手で全く手を付けていなかったので、Audibleで聴けるのはありがたい。

    「クリスマスにはクリスティーを」ということで、12月にピッタリのこの作品。

    〈はじめに〉で語っている、クリスティーの子供時代のクリスマスの様子がとても素敵で幸せそう。聴いていてこちらまでほっこりした気分になった。
    「読者の皆様に。クリスマスおめでとう!」というクリスティーからのメッセージが嬉しかった(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡

    『グリーンショウ氏の阿房宮』は、お久しぶり

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    2024年12月08日
  • 五匹の子豚

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    16年前の事件の真相を暴くという他とは違ったストーリーだった。エイミアスとキャロラインの関係性は想像してた通りだったけど、他のカラクリはやっぱり分からなかったー!人の話だけを頼りに心理学的に解くのはポアロにしかできない。

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    2024年11月27日
  • 動く指

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    本当にミスリードが上手い。
    毎回振り回される。
    確かに“火のないところに煙は立たない”と言うけれど…なるほどねえ。
    始まりは傷痍軍人のバートンの元に届いた悪意ある中傷の手紙。
    それはリムストックの住民達にも無差別に届けられ、ついには自殺者まで出てしまう。
    この匿名の手紙は何を意味しているのか。
    そして差出人の意図とは?

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    2024年11月24日
  • 複数の時計

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    ポアロもの。

    〈カヴェンディッシュ秘書・タイプ引受所〉に所属するタイピストのシェイラは、名指しで派遣の依頼を受け、依頼人の家を訪問します。
    依頼人ミス・ペブマーシュは不在でしたが、指示された部屋に入ると、現在の時間とは異なる“4時13分”を指した複数の時計が置いてあり、さらにソファの横には知らない男性の死体が横たわっていて・・・。

    「時刻のずれた複数の時計が置かれた部屋の中の謎の死体」
    という、冒頭の事件現場のミステリアスな状況に、グイっと心をつかまれて、今後の展開への期待値が上がった状態で読み進めた私。
    しかも、その家の主人で目の不自由なミス・ペブマーシュはそもそもタイピストを依頼してお

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    2024年11月12日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    エルキュールポアロシリーズの第1作。

    ポアロといえば、小説を読んだことのない人でも、一度は聞いたことのある名探偵なのではなかろうか。
    そんなポアロが小男で、私からしたらそんなに褒められた外見ではないという事は皆様は知るまい。
    ただ、そんなことは関係なく、推理を聞いていれば、心理分析を聞いていれば、たちまち虜になるのがポアロなんだなと。
    これを機に何作か読む予定。

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    2024年11月01日
  • 愛国殺人

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    ちょっと読みづらい。スケールが大きくて、似たような世界観のビッグ4と比べると分かりづらかった。ポアロの混乱が私にも伝わってきた。トリックは面白かった。

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    2024年10月31日
  • ビッグ4

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    アガサの中で最も評価が低いとも言われる作品。
    内容どうこう以上にヘイスティングスがかわいい!
    語り手としてのヘイスティングスの純粋さ好き!

    私は楽しく読めました!

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    2024年10月29日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    なかなか登場人物がこんがらがって、読み進めるのに時間がかかりました。しかし最後の方はどんどん止まらなくなりました。

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    2024年10月27日
  • アガサ・クリスティー自伝(下)

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    ネタバレ

    75歳のアガサ、人生を振り返って。

    下巻は英国博覧会の使節としての世界一周旅行から始まる。戦争と作家人生の始まり。そして離婚と再婚。有名な失踪事件には何も触れられてはいないけど、ふたつの戦争中の生活については興味深かった。どのタイミングで、有名な作品が書かれたのかも面白い。また『さあ、あなたの暮らしぶりを話して』にも語られていた遺跡発掘調査に同行した際の、中東での生活も。全体的に大時代なものを感じる。ミステリ作品には時代を感じない人間の強さや弱さを感じるのに。それもなんだか面白い。

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    2024年10月27日
  • 鳩のなかの猫

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    ポアロもの。

    中東のラマット王国で革命が勃発。
    国王のアリは、お抱えパイロットのボブに莫大な価値を持つ宝石を託します。
    ボブはその宝石を“とある場所”に隠し、その後アリと共に国外脱出を図るも後日彼らの死亡が確認されてしまいます。
    一方、ボブの姪にあたるジェニファーが通う名門女子校・メドウバンクで新任の体育教師が射殺されるという事件が発生して・・。

    宝石の行方と女子校で起こった殺人事件という二つの謎を巡る、サスペンス&ミステリ仕立ての内容です。
    さらに、学校が舞台ということで生徒達や教職員の人物描写が冴えわたり、例えばメドウバンク校長であるバルストロード先生の、今後の学校経営(方針)を踏まえ

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    2024年10月23日
  • アガサ・クリスティー自伝(上)

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    ネタバレ

    ミステリの女王が誕生するまで。

    アガサ・クリスティーが、自身の幼少期から結婚して最初のいくつかの小説を出すまでがここに書かれている。その間には第一次世界大戦がある。大戦前と大戦後の時代の変化が感じられる。それはもちろんクリスティー自身が幼少期、学生時代、大人になって、結婚・出産して、と人生の大きな変化を経ていることもあるが、それ以上に時代の変化が大きく感じられる。でも変わらないものもある。

    空想の友だちと遊んで時間が経つ少女時代。父や母の病気に抱く不安。結婚する予感と、結局しない相手と、運命的な出会い。看護師や薬剤師として出会う患者や医師、そして職場。老いていく祖母の姿。クリスティーの観察

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    2024年10月19日
  • 杉の柩

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    短期集中アガさんの最終回。

    たぶん未読であろうと思う。
    ポアロもの。
    遺産相続がらみ殺人。
    状況証拠や動機で真っ黒の女性の嫌疑を晴らす。
    女の嫉妬やらプチロマンスもあり。

    思ったよりもおもしろかったな~。
    でも、こんなのわからんわ。
    反則ではないけど、イエローカードでもないけど、注意ぐらいは受けそうじゃないか。
    読者への挑戦みたいなのがあるわけじゃあないからいいっちゃいいんだけど、あれの犯人とトリックを当てるのは無理。当てようとして読んでないからいいけど。


    何の気なしに著者、つまりアガさんの経歴みたいなのを眺めてみたんだけど、ちょっと笑った。
    「~嵐のようなロマンスののちに結婚した。」

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    2024年10月12日
  • ポケットにライ麦を

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    イギリスの作家アガサ・クリスティの長篇ミステリ作品『ポケットにライ麦を(原題:A Pocket Full of Rye)』を読みました。
    アガサ・クリスティの作品は、4年半くらい前に読んだ『予告殺人』以来なので、久し振りですね。

    -----story-------------
    投資信託会社社長の毒殺事件を皮切りにフォテスキュー家で起こった三つの殺人事件。
    その中に、ミス・マープルが仕込んだ若いメイドが、洗濯バサミで鼻を挟まれた絞殺死体として発見された事件があった。
    義憤に駆られたマープルは、犯人に鉄槌を下すべく屋敷に乗りこんだ。
    マザー・グースに材を取った中期の傑作。 
    解説:大津波悦子
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    2024年10月12日
  • ねずみとり

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    短期集中アガサ・クリスティー第三弾。

    突然ですが著者の名前問題。
    みなさんアガサ・クリスティーって、何て呼んでます?

    名前の呼び方って三種類あると思うんですよ。
    ①姓で呼ぶ
    ②名前で呼ぶ
    ③フルネームで呼ぶ

    ①の姓で呼ぶのが一般的かなー。
    エラリー「クイーン」
    エドガー・アラン「ポー」
    コナン「ドイル」
    「太宰」治

    ②の名前呼びは国内の人に多い。
    江戸川「乱歩」
    夏目「漱石」

    ③が一番無難かな。
    藤沢周平
    パット・マガー
    村上春樹
    ダニエル・キイス

    で、アガサ・クリスティー。
    なんとなくだけど、「アガサ」「クリスティー」「アガサ・クリスティー」と人によって呼び方がまちまちな気がする

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    2024年10月10日