あらすじ
舞踏会の最中に殺された子爵と美貌の婚約者の変死、消失した機密書類の行方、忽然と消えた使用人の謎など、ポアロとヘイスティングズの名コンビが数々の難事件に挑戦する。ポアロもの11篇のほか、ミス・マープルもの1篇、怪奇もの1篇を収録。クリスティーが短篇の名手ぶりを発揮した傑作集。
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短編なので事件発生から解決まで随分とスピーディーではあるけれど、長編に負けないくらいの満足感があるのが流石クリスティーと思う。人々の情に弱いので『クラブのキング』『マーケット・ベイジングの怪事件』辺りがお気に入りで、『二重の手がかり』『呪われた相続人』の容赦の無さが最後まで面白かった。
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ポアロものを中心にした短編集。
なぜ、ポアロもの以外を入れたのかの趣旨の説明がない。
短編ものでは、似た作品があったり、重複して収録していたり、
単行本、文庫にするのであれば、収集の方針を示して欲しい。
「クラブのキング」は、終わり方が解せない面もあった。
警察ではないとはいえ、犯罪に対する対応方法は、どうなっているのだろう。
ポアロの性格からすると、長編の方が合うような気がする。
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短編なのにそれぞれがすごくボリュームのある話を読んだ気分にさせられた、唸る。すずめ蜂の巣、表題の教会で死んだ男がよかった。どちらもセリフの伏線がラストに生きてきたし、顛末もしんみりしたりほっこりしたりする話でした。
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【教会で死んだ男】:物足りない。人物の背景、謎解きもうちょっと欲しかった。残念。
【洋裁店の人形】:何とも言い難し。
【スズメバチの巣】:ストーリーは恋愛感情の縺れが原因。注目すべき点は、ポアロがまだ起こらない事件を未然に防ぐために行動する点。
【プリマス行き急行列車】:謎解きもう少し欲しかった。ポイントは証言者の話。
【二重の手がかり】:謎解きはまあまあ。注目すべき点は、ポアロも感心する女性の登場。テレビドラマでは、ポアロとの恋愛仕立てになっていたのに(笑)
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久々ポアロ三昧!の短編集を味わいました。短い中にもしっかりと中身を考えればわかるくらいの程よい事件がたっぷりと。
ほんとこんなにたくさんの話をよく考えられるよなと改めて思える本でした。またシリーズ読み返したくなる!
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戦勝記念舞踏会事件
潜水艦の設計図
クラブのキング
マーケット・ペイジングの怪事件
二重の手がかり
呪われた相続人
コンウォールの毒殺事件
プリマス行き急行列車
二重の罪
スズメバチの巣
洋裁店の人形
教会で死んだ男
ポアロもの11編、ノンシリーズの怪奇もの1編、ミス・マープルもの1編の短編集。
話が多くて読み終わる頃には、この話はどんなのだったかしら?なんて言うのがいくつか。
『スズメバチの巣』はスズメバチの巣を駆除するのに使用する青酸カリを巡る話。一風変わった内容でラストも含めて、この短編集の中で1番好きなお話です。
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ポアロものが11話、ノンシリーズの怪奇小説1話、ミス・マープルものが1話収録。
ポアロものは「スズメ蜂の巣」だけヘイスティングスが登場しないけど、いつもの事件解決パターンとは違う趣向で良かった。
ミス・マープルものは、長編の「予告殺人」に登場したバンチとクラドック警部が登場。バンチは良いキャラだったので再登場して嬉しい。ポアロも良いけど、やっぱりミス・マープルもいいなあと思った。
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初めてのアガサクリスティーだった。基本的に海外作品は読まないため、人物把握が難しかった。海外の名前は馴染みがあまりないし、登場人物が多くなると日本の作品以上に状況をうまく理解できない所があった。
しかしこれが、アガサクリスティーかという感慨もあり面白さがあった。
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クリスティーのオールスター短編集!
ポアロとヘイスティングスの名コンビだけでなく、隠れた名コンビであるミス・マープルと牧師夫人のバンチの活躍も楽しめる。
「スズメ蜂の巣」庭にいたジョン・ハリソンのところにポアロが訪ねてくる。他の作品とはちょっと毛色が違う印象的な作品。ポアロが事件を防ぐことに成功する様子を、当事者の側からどうぞ。
「洋裁店の人形」これだけは怪奇もの。はっきり言って怖い。人形が苦手な人は避けた方がいい。
「教会で死んだ男」ハーモン夫人ことバンチが、教会の中でぐったりしている男を見つけた。亡くなった男のことを知ってエクルズ夫妻が訪ねてくる。夫妻に何かを感じたバンチは、名付け親であるミス・マープルを訪ねた。2人の推理と作戦がわくわくさせてくれる作品。
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ポアロの短編が11篇とミス・マープルの短編が1篇、ポアロでもミス・マープルでもない怪奇ものの短編が1篇の短篇集。ポアロは映像で見たことがあった話だった。やっぱりヘイスティングスが出てると面白い。1番好きなのは、ミス・マープルの短篇「教会で死んだ男」。映像があれば見てみたい。
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ちょっと時間が足りなかったので、全部読めたわけではない。
借り物。
そもそもミス・マープルが読みたかったので、タイトルにもなっている「教会で死んだ男」のみを読んだ。
教会で男が死に、その死を見取った女性が、男の死と死後に起こったことに疑問を覚え、名付け親でもあるミス・マープルに相談したことから謎解きが始まる。
舞台はチッピング・グレルホーンで、担当刑事はクラドック。予告殺人と同じ村が舞台。
短編なので、それ程難解な展開はない。
面白かったとかそういう感想以前に、返却期限が迫っていたのでそればかりが気になったところが印象的。
何時ものごとく、主人公であるはずのミス・マープルは完全にサポートに回っており、男の死に行き当たった女性がメインを勤めている。
余談だが、ジョーン・ヒクソン主演のドラマ、ミス・マープルに出演するクラドック警部が、正統派イケメン。
舞台は別の村(セント・メアリ・ミード)だが、鏡は横にひび割れてでクラドック警部が出演し、その際にミス・マープルを叔母さんと言っている。
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舞踏会のさなかに刺殺された子爵と美貌の婚約者の変死、消え失せた機密書類の行方、忽然と消えた使用人の謎など、ポアロとヘイスティングズの名コンビが数々の難事件に挑戦する。
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舞踏会のさなかに刺殺された子爵と美貌の婚約者の変死、消え失せた機密書類の行方、忽然と消えた使用人の謎など、ポアロとヘイスティングズの名コンビが数々の難事件に挑戦する!ポアロもの11篇のほかに、ミス・マープルもの1篇、怪奇もの1篇を収録。クリスティーが、短篇の名手ぶりをいかんなく発揮した傑作集。