アガサ・クリスティーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
【ポアロ】
1959年クリスティー69歳の作品。
あれ?これポアロシリーズだよね?と読んでる途中に何度も確認してしまうくらい全然ポアロが出てこない。
同じくポアロの出番が少なくて覚えているのは『ホロー荘の殺人』だけど、あれは全員のキャラが濃すぎてポアロの出る幕がなかった。
この作品は真面目な教師と生徒ばかりで地味な展開なので「早くポアロ出てきて!」とポアロの登場を今か今かと待ち望んだけど、結局ポアロが登場したのは最後の方。
ポアロにうんざりしていたのに出版社からの圧力でポアロシリーズを書いていたクリスティーの抵抗だったのかはわからないけど、ポアロ自身はもっと早く出たかったと思う^_^;
-
Posted by ブクログ
ポアロシリーズ13作め。1936年の作品。
原題は『CARDS ON THE TABLE』。
本文の中では「手の札は開けて置く」と訳されている。
解説によるとこれはブリッジのルールで「攻撃側の一人は持ち札をすべて卓上に表向きにさらし(カーズ・オン・ザ・テーブル)、どの札を出すかは一切パートナーに委ねて、休み(ダミー)としてプレイには参加しない。」
このルール自体がこの作品の事件の基本なので、それとかけたうまいタイトルなのだが、邦題だとピンとこないのが惜しい。
たしかこの話は前に読んだはず、と思いましたが例によって犯人は覚えていないので、後半の二転三転を「あれ、この人が犯人だったけ?」と思い -
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ著者のデビュー作であり、著者作品初読。
話自体は台詞が多くて読みやすいのだが、登場人物の名前がややこしくて覚えにくい。
ジョン夫妻もこれを機に仲直りできてよかった〜という割とほっこりした終わり方。
ポアロというキャラクター自体、シャーロックやエラリーとは異なったクセの弱い、優しい髭のおじさんという印象。少し剽軽なところはある。
パッと真相が閃いて、周りが呆気にとられる中、興奮しながら足早にどこかへ行ってしまう感じは探偵らしくて面白い。
ヘイスティングズも時折推理をしているが、ポアロとは異なるミスリードであり、探偵ものあるあるといった感じ。 -
-
Posted by ブクログ
言わずと知れたアガサ・クリスティーの名作。
中学生の頃、やたらアガサ・クリスティーを読む友人がいた。ある日、彼がこの本を読んでいたことを思い出し(といっても40年以上も前の思い出だが)、読もうと思い立ち手に取る。
1937年に書かれたものだが、僕の思い出とは異なり、色あせることはない。
まず「ナイルに死す」というタイトルが、何とも異国情緒に溢れた響きがあり、いいではないか。
物語は、アフリカの大地をゆったり流れるナイル川のように、さまざまな人々の背景、船上での新たな人間関係、密かな思惑など全てをゆっくり飲み込むかのように流れていく。
太古の文明を築いたエジプトとはそういう場所なのだろうか。
-
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレミスマープル最後の事件
・グエンダリード
・ジャイルズリード 夫婦はイギリスの小さな街
に家を買う
その家はグエンダが小さい頃
住んでいた家だった
移り住んでから
亡くなった父母 継母 等
断片的に思い出す
その中に
・ヘレン(継母)の死体の記憶が..
役所 親戚等 訪ね歩き話を聞く
ヘレンは誰かと駈落ち(失踪)したと
思われていた
・ケヴィンハリデー少佐(グエンダ父)が
妻ヘレンを殺したのでは..と疑う
グエンダは幼い頃
良い親戚に引き取らられ
ニュージーランドで育てられた
この夫婦と
・ミスマープルが知り合いになり
調査 助 -
-
Posted by ブクログ
久々のクリスティー!
本書はなんといっても、看護婦ミス・レザランの手記で語られるのが特徴。
やはりクリスティー作品に出てくる、職業意識の高いご婦人は頼もしいですね。彼女目線の”ポアロ描写”にもくすっと笑ってしまいました。
『ナイルに死す』と同じく、中東の世界観たっぷりな今作。
生涯の伴侶となったマックス・マローワンと共にこの地を訪れたクリスティーには、どんな風にこの景色が映っていたのか……とレザランの手記を通して想像できます。余談ですが、ポアロさんはこの事件の後にオリエント急行に乗って”あの事件”に遭遇するそう。うーん、コ○ン君(笑)。
登場人物が多いのはいつものことですが、今回は職業も国