アガサ・クリスティーのレビュー一覧

  • 鳩のなかの猫

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    【ポアロ】
    1959年クリスティー69歳の作品。
    あれ?これポアロシリーズだよね?と読んでる途中に何度も確認してしまうくらい全然ポアロが出てこない。

    同じくポアロの出番が少なくて覚えているのは『ホロー荘の殺人』だけど、あれは全員のキャラが濃すぎてポアロの出る幕がなかった。

    この作品は真面目な教師と生徒ばかりで地味な展開なので「早くポアロ出てきて!」とポアロの登場を今か今かと待ち望んだけど、結局ポアロが登場したのは最後の方。

    ポアロにうんざりしていたのに出版社からの圧力でポアロシリーズを書いていたクリスティーの抵抗だったのかはわからないけど、ポアロ自身はもっと早く出たかったと思う^_^;

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    2025年03月04日
  • ひらいたトランプ

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    ポアロシリーズ13作め。1936年の作品。
    原題は『CARDS ON THE TABLE』。
    本文の中では「手の札は開けて置く」と訳されている。
    解説によるとこれはブリッジのルールで「攻撃側の一人は持ち札をすべて卓上に表向きにさらし(カーズ・オン・ザ・テーブル)、どの札を出すかは一切パートナーに委ねて、休み(ダミー)としてプレイには参加しない。」
    このルール自体がこの作品の事件の基本なので、それとかけたうまいタイトルなのだが、邦題だとピンとこないのが惜しい。

    たしかこの話は前に読んだはず、と思いましたが例によって犯人は覚えていないので、後半の二転三転を「あれ、この人が犯人だったけ?」と思い

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    2025年03月04日
  • ヒッコリー・ロードの殺人

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    ネタバレ

    不思議な盗難事件の裏にあるのは?

    学生寮で盗難騒ぎが起こる。寮母から話を聞いてやってきたポアロは学生たちと話をする。盗難事件の犯人がわかったところで、その盗みをしていたと告白した娘が死んだ。

    登場人物が多い。覚えられなくても問題はないが。皆が秘密を隠し持っている。今回の舞台は留学生もいる学生寮だが、ここもある意味ではその人の名乗っている名前が本名なのかわからない場所だろう。それにしても犯罪学の講演で殺人を未然に防ぐ話をしていたのに、亡くなった人が複数出るとは。

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    2025年03月03日
  • 招かれざる客〔小説版〕

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    ネタバレ

    霧の中、屋敷に来た「招かれざる客」が見たのは——。

    ほらやっぱりマイケルの復讐だった! ミステリを読み慣れていると途中で気付いてしまうけど、だからといってこの作品の価値は下がらない。登場人物は皆お互いに何かを隠していたり考えていたりする。銃を持って逃げたジャンを追いかけるところの緊迫感もよい。そしてマイケルが罪を告白したように見えるラストも、彼が真犯人と断定されたシーンではないということ。あくまで可能性のひとつだということもギリギリできるのでは。クリスティーの面白さが存分に味わえるし、劇で見てみたいと思う。

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    2025年03月02日
  • 死の猟犬

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    ミステリの女王が描く幻想怪奇な物語集。ポアロやミス・マープルものとは違った魅力がある。クリスティファンは一読あれ。

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    2025年02月26日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    今までコナンとかで名前をぽろっとしか聞いたことないポアロ、という名探偵が意外とお茶目で、でも頭のキレはすごくて。
    海外の小説だからカタカナ多くて慣れるの難しいけど、今後もシリーズ読みたいな。

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    2025年02月24日
  • スタイルズ荘の怪事件

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    ネタバレ

    著者のデビュー作であり、著者作品初読。

    話自体は台詞が多くて読みやすいのだが、登場人物の名前がややこしくて覚えにくい。
    ジョン夫妻もこれを機に仲直りできてよかった〜という割とほっこりした終わり方。

    ポアロというキャラクター自体、シャーロックやエラリーとは異なったクセの弱い、優しい髭のおじさんという印象。少し剽軽なところはある。
    パッと真相が閃いて、周りが呆気にとられる中、興奮しながら足早にどこかへ行ってしまう感じは探偵らしくて面白い。

    ヘイスティングズも時折推理をしているが、ポアロとは異なるミスリードであり、探偵ものあるあるといった感じ。

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    2025年02月28日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    ミス・マープルのシリーズもの。
    マザー・グースのうたになぞらえた殺人が次々と起こる。
    登場人物それぞれが何か隠しているような様子。

    マープルは事件が起こった屋敷に途中から登場する形で現れ、捜査をする刑事の有能なアドバイザー的な役割を担う。

    どれだけたくさんミステリーを読んだとしても
    そこに潜む謎やその答えに正しく辿り着くことは
    たいてい無理。
    わたしの事件メモの中で
    早々に×印がついた人々(犯人から除外)が
    一番怪しい人たちだった。苦笑…。
    この、まんまとしてやられた感が楽しい。
    久々のクリスティ、良かったです。

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    2025年02月23日
  • 謎のクィン氏

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    謎の探偵ハーリ・クィン氏と人生の観察者サターウェイト氏のコンビによる短編集。ミステリとしての物語はもちろん、それよりも男女の人間模様を深く書いている作品群だった。

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    2025年02月12日
  • ナイルに死す〔新訳版〕

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    言わずと知れたアガサ・クリスティーの名作。
    中学生の頃、やたらアガサ・クリスティーを読む友人がいた。ある日、彼がこの本を読んでいたことを思い出し(といっても40年以上も前の思い出だが)、読もうと思い立ち手に取る。
    1937年に書かれたものだが、僕の思い出とは異なり、色あせることはない。
    まず「ナイルに死す」というタイトルが、何とも異国情緒に溢れた響きがあり、いいではないか。
    物語は、アフリカの大地をゆったり流れるナイル川のように、さまざまな人々の背景、船上での新たな人間関係、密かな思惑など全てをゆっくり飲み込むかのように流れていく。
    太古の文明を築いたエジプトとはそういう場所なのだろうか。

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    2025年02月12日
  • ポケットにライ麦を〔新訳版〕

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    霜月蒼さんの解説が良かった。これまでのマープルとは全く違う、彼女のある意味人間的なファイターの部分が描かれていた。
    ミス・ラムズボトムの「天網恢恢疎にして漏らさず」が最後に効いてくる。

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    2025年02月11日
  • 愛の重さ

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    いつものミステリー小説かと思ったら違った。無知で恥ずかしいが、アガサ・クリスティーがこのような恋愛ものを書いていたことを初めて知った。キリスト教的な考えが興味深かった。

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    2025年02月08日
  • ねじれた家

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    少し長く感じてしまうのだが、ほんとに誰もが怪しく、我慢して読み進めた。
    それでも、最後数ページの出来事と種明かしには、感服。そして、クリスティらしいやりきれない読後感がある。

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    2025年02月08日
  • ゴルフ場殺人事件

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    内容に直接は関係ないが、巻末の俳優さんのコメントが興味深かった。確かに外国語を日本語に吹替する場合、訛りだとかニュアンスを工夫しないといけないかもしれない。

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    2025年02月04日
  • パディントン発4時50分

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    鉄道を舞台とするミステリーはたくさんありますが、並走する汽車の窓から殺人が見えるという導入が斬新です。
    ミス・マーブルはほとんど動かず、代わりにルーシーが捜査を進めます。まさに安楽椅子探偵といったところです。
    そして、このルーシーがとても魅力的な人物で潜入先の人たちの心をつかんでいき、核心に近づいていきます。

    ミステリー好きなら読んで損はないです。

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    2025年02月02日
  • 魔術の殺人

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    予想通りの展開にならないところが良い。
    冒頭からミス・マープルが登場しているのも新鮮だった。
    事件自体はそこまで難しくないけれど、相関図が複雑すぎて久々にカバー袖の登場人物欄を活用した。
    それにしてもミスリードが巧い。
    誰かの台詞が伏線だってこと、分かっているのに気づけないんだよなあ。

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    2025年01月30日
  • おしどり探偵

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    おしどり探偵トミー&タペンスの短編集。長編は全部読んでいたので、この短編集が長編の二人の探偵ぶりに影響を与えていたと気づき、面白かった。

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    2025年01月26日
  • スリーピング・マーダー

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    ネタバレ

    ミスマープル最後の事件

    ・グエンダリード
    ・ジャイルズリード 夫婦はイギリスの小さな街
              に家を買う
     その家はグエンダが小さい頃
     住んでいた家だった
     移り住んでから
     亡くなった父母 継母 等
     断片的に思い出す
     その中に
    ・ヘレン(継母)の死体の記憶が..
     役所 親戚等 訪ね歩き話を聞く
     ヘレンは誰かと駈落ち(失踪)したと
     思われていた
    ・ケヴィンハリデー少佐(グエンダ父)が
          妻ヘレンを殺したのでは..と疑う

     グエンダは幼い頃
     良い親戚に引き取らられ
     ニュージーランドで育てられた

     この夫婦と
    ・ミスマープルが知り合いになり
     調査 助

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    2025年01月26日
  • ブラック・コーヒー〔小説版〕

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    小説版と表紙に書いてあったことからそうなのかもな、と考えていたが、やはり最初から小説として作品が作られたのではないらしい。
    面白かった。

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    2025年01月22日
  • メソポタミヤの殺人〔新訳版〕

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    久々のクリスティー!
    本書はなんといっても、看護婦ミス・レザランの手記で語られるのが特徴。
    やはりクリスティー作品に出てくる、職業意識の高いご婦人は頼もしいですね。彼女目線の”ポアロ描写”にもくすっと笑ってしまいました。

    『ナイルに死す』と同じく、中東の世界観たっぷりな今作。
    生涯の伴侶となったマックス・マローワンと共にこの地を訪れたクリスティーには、どんな風にこの景色が映っていたのか……とレザランの手記を通して想像できます。余談ですが、ポアロさんはこの事件の後にオリエント急行に乗って”あの事件”に遭遇するそう。うーん、コ○ン君(笑)。

    登場人物が多いのはいつものことですが、今回は職業も国

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    2025年01月18日